2010年05月30日(日)相模湖
『mini大会in相模湖』
そんなわけでmini大会in相模湖。こちらに書いたように15年ぶりのリベンジなるか!っていう。いやしかしキビアダーはやっぱりすげーな、っていうのを再認識。
注意:超長文です。
出るかでないか迷う
そんなわけでオレのtwitterに2人の相模湖マスターがいらっしゃって毎週のように相模湖のネタをつぶやいてくれてたんですが、最近になってぱったり途絶えた(笑)。知らない湖なので魚が見えるか見えないかが重要。週初めに大雨が降ったので激濁りなら出場キャンセルのつもり。で、前日にそのうちの一人のyamaさんに訪ねてみたら「そんなに濁ってない」とのこと。
次の悩みどころはレンタルボート用品の不安&準備の面倒くささ。この前の高滝で絶不調になったレンタル用エレキで出るっていう不安。バッテリーも誰かに借りなきゃだし。あーーーー面倒くせ~~
で、とりえあず土曜日にボート屋さんに電話してみた。「ローボート以外で空いてる船ありますか?」。答えは「フルリグのアルミのみ」。値段は7500円でフルリグの割に安い。ってことで、やっぱり出場することに。
ボスのライブウエルを無断借用。
タックルは
・オープン・ウォーターのI字形&ピクピク用:プロトロッド+PE0.4+0.8号リーダーマス針
・オーバーハングぶち込みI字形用:ボートシーバスロッド+PE0.6号+1.5号+オフセットフック
・予備でフロロ4lbsのライトリグタックル
・予備の予備でベイトロッド
の4セット用意。I字形で魚の付く場所の傾向探して、その後はピクピクで狙い撃ちの作戦。
で、現場に向かったら・・・寒っ!気温11度。終日曇り予報。
表層にでるかなぁ・・・
表層作戦失敗か?
ってことで6時過ぎにスタート。ほとんどの参加者はエレキのみで、ボート屋周辺から釣りを開始するっぽい。せっかくのエンジン船なのでとりあえず遠出してみる。ってもヘラ師が多くてずっとデッドスローなんだけど。
とりあえずTLによく出てくる勝瀬橋へ。手前のフラットっぽいところからスタート。
水はささ濁りくらい。オイカワがちらほら。キビアダーを泳がせつつ橋方面へ。いかにもなオイルフェンスが続くけど見渡す限り魚無し。
橋脚周りもオイカワっぽいのがいっぱいいていい感じ。でも、この寒さゆえ、こーゆー夏っぽいところには居ないべなぁ・・・って思って軽くスルー(後にこれが失敗だと知る)。
本湖に出て右側を進む。いい感じの景色なんだけどなぁ。明らかなノンキーはたまに追ってくるけど、成魚は全く見えず。
初場所故に釣り方が劇的に間違っているのか、場所が合っていないのか、まーーーったく解らないわけです。
同じくTLで何度か目にした青田ワンドって所に行ってみることに。地図とニラメッコ。ここかな?
いかにも!な感じの場所でもなんにも起こらないのでデッドスローで奥へ進んでみると、広いフラット部へ。けっこう大きいオイカワ?ハス?っぽいのがいっぱいのシャローフラット。
初夏らしく超浅瀬に痩せたバスが数匹で居たりして?
って思ったけどなんにも居ないなぁ・・・
魚礁にネコがいたけどw
で、ネコの写真を撮っていたら背後でエンジン音が。振り返ると、ヘラ師ボートが10艇ほど連結されてこっちへ向かってきた。
あらラララ~
一瞬でヘラ師に占拠。その先は「ブラックバス釣りは進入禁止」的な看板。
やむを得ず対岸へ。
ドラマ魚がっ!
とりあえず岸に直角気味にキビアダーをロングキャストしながら漠然と流してると小さいポケット部にゴミ溜り。あーゆーところをテキサスで打ったりしたら釣れるのかなぁ?なんてボケッと考えつつキビアダーに視線を戻したら・・・
真下から良いサイズのブラックがゆっくり浮上!
え?食うのか?
そのまま引いてたら、ブラックが「パクっ」。食った!
そしてゆっくり反転。慌てずゆっくり力強くフッキング。乗った(嬉)
よく曲がってなおかつ粘るボートシーバス用ロッドのロッドでしかもオフセットフックなので、慌てずじっくりやり取り。っても、どーしても焦っちゃうので心のなかでゆっくりゆっくりと唱えながら耐える。結構ひく~
ちょいとドラグを緩めたりなんだり。魚探を繋いでないんでボート下の水深も障害物も解らないけど、とりあえずゆっくり・・・
一回目の網入れでミスって超焦ったけど、なんとかネットイン!
キターーーっ。15年目のリベンジ成功~嬉しいーーーー
で、普通の釣りならここでオワリですが、釣り大会なので、これを生かしておかなければならないわけです。
こっからが大変。まずはライブウエルの組み立てから。ホース類をつないだまではいいけども、ポンプの電源が・・・。小型バッテリーの端子にポンプの端子が入らない。困った!アルミのデッキを開けてエレキ用のバッテリーにつなぐ。無事にポンプが回って水が入る音。結構バタバタしちゃって汗だく。
で、魚が出てきたスポットを見てみたら、小さい岬状のところでゴロタっぽい感じ。たぶん1.5mくらいから湧いてきた感じ。口が結構やられてて、巣オスの可能性も否定出来ず。西湖だと意外にフラットより岬周りの方がネストが多いんで。でも、大きさと尻の感じは産後のメス?ま、この辺は詳しくないのでアレですが、ともかく、釣れて良かった!
ゴロタっぽい感じの40℃くらいの傾斜の小さい岬をキーワードに似た感じのスポットを探すけど、そ~簡単には見つからず。
流しながら、オーバーハング下にチビアダーを突っ込んで引いてくると場所によってはノンキーの嵐に。せめて25cmが出てくればいいんけど・・・・
2匹目
次のワンドは先行者ありでその次のワンドへ。
奥へ進みながらキビアダーを引いてるとノンキーがワラワラ。バイトもけっこうあって、魚は見えないけど、たまにキビアダーが横に瞬間移動してる(笑)
ここは魚影が濃い。運悪く掛かっちゃったノンキー君。あと2~3cm・・・・
で、ようやく40くらいのが2匹ゆっくり追ってきたのが見えたっ!
ボートを止めてもう一回キャスト。一瞥くれたけどその後は無視してちょい下へ。で、逆立ち・・・・orz ペアリングが始まった。
YMKKZTさんならたぶん5分以内に2匹釣っちゃう感じ?
とりあえずチビアダーNSのままキャストするものの、1匹が離れていったので、ちょっとオレも移動。
更にワンド奥へ。で2キャスト2バイト。魚体は見えないけど、明らかなノンキーとは違う感触だったので、25cm君であることを祈りつつ、タックルもをマス針のやつに変えてワームサイズをダウン。ピンテール2.5インチに。
そしてひったくるようなバイトでヒット!
これもまた口がやられ系だけど、貴重な貴重なキーパー!
これをあと2匹くらい釣ったらかなり楽になる!
もう1匹来たけど、やっぱりノンキー
さて、そろそろさっきの2匹が戻ってきたかな~って見に行ったけど、姿無し。オレのプレッシャーで破局か・・・ごめんよ・・・
一番奥のワンドへ
一番奥の大きいワンドへ。やたらとロープが張ってあって、エンジンのチルトロックが不調で、ロープ超えるのがまぁまぁ大変。
一箇所ピンテールに驚愕のバイト数があるスポット発見。マッハでオバハン下から小バスが湧いてくる。20cmくらいに見えるんだけど、もしかしたら25cmあるかもしれないんで、しばらくハマる。けど、相手のスピードが速すぎてフッキングが難しい~~。こっちもムキになってフックをあれこれ変えるものの、これでノンキーだったら時間の無駄かなーって思って辞め。ここらへんが時間に追われる大会の難しさですね。
で、ヨサゲな小さいワンドにはだいたい先行ボートがあったり、苦労して奥へ行ってみたら流れ込みがゴミ溜りになってたり、流れ込みまでたどり着いたけど、たぶん水温が低いのか魚っ気ゼロだったりなんだり。エンジンだけどずっとデッドスローで苦労して最奥まで行ったら「キャンプ場だからこの先進入禁止」って看板orz
帰り道に寄った小さいワンド。ぱっと見浅い感じで期待十分。で、岸沿いを泳ぐ2匹の37cmくらいのを発見!
これもまたAOKDSKさんなら2匹とも瞬殺だと思われますが、俺には無理!すぐにどっかに消えちゃった。
いやでも、東京のすぐ近くでこんな景色に浸れるんだから、なかなか凄いことだと思います。
で、この時点で10時過ぎ。どーすんべ。1匹目の良いバスを生かすために、あと3匹。小さくてもいいからなんとか3匹釣りたい!
で、ライブウエルを後ろの発泡体部分に乗せているわけですが、そーすると、エンジン走行時にオレの居場所が無いわけです。普通はどこに置くんだろう?桟橋で待機してるテンチョに電話して聞いてみる。ついでに会場付近の様子も聞いてみる。あんまり釣れてないらしい。
ワンドを出てすぐの岬をなんとなく見てみたら、小さい岬のちょい深いところに怪しい影。バス?ってかそもそも魚かどーかも怪しい。しばらく見てみた。ボンヤりうっすらだけどバスっぽい。ベイトタックルにジグを結んで落としてみたら動いた。逃げたけど、また戻ってきた。巣?もう一回投げたら、どっかいっちゃった。これにハマるとヤバそうなんでパス。
とりあえず上流側へ戻ってみる。さっきのペアリングを見に行こうと思ったけど他のボートが。最初に入ったワンドも、この時間になってボートが結構増えていたので、思い切って勝瀬橋まで戻る。
ここからはダメダメに
朝イチエレキを下ろしたあたりから再会。相変わらずちょい下からノンキーがいっぱい湧いてくる。
途中でS君とすれ違う。ミドスト名手の彼なので、きっと下から猛烈に湧いてくるノンキーを彼なら入れ食いだろうと思って聞いてみたら、やっぱりそうらしい。サスガダ!で、今のところ2本持っていると。この時はてっきりキーパーカツカツ2本だと思ってた。ノンキーを入れ食いしてて25cm超えを2本キープとか。
遡上すると参加者がいっぱい。でも、ほとんどのボートのホースが垂れていない。思った以上に釣れてないっぽい。さらに水色も段々クリアに。他の人に聞いたら上にいくほど水温も下がるらしい。水の色が良くなればなるほどノンキーのチェイスも減った。
ってことは、こっちに来て失敗か?
でも、俺にはひとつのテーマがあるんです。秋山川のリベンジです。15年前にやったのは主に秋山川。だから、この支流で釣ってこそ本当のリベンジな訳です。
で、キビアダーをキャストしつつ、周囲をガン見しながら遡上。結局4匹のまぁまぁサイズを見つけ、2匹のチェイスがあったけど、あとの2匹はまるで無反応&アウエイ。ベイトはいっぱいいていい感じだけど、水がクリアだし冷たそう。こんなに流して見えたの4匹。
表層の釣りは、状況にも依るけどだいたい表層に興味のあるバスが30匹居たらそのうちの15匹がチェイスして口開けるのは5匹でフッキングが決まるのが3匹程度だとオレは思っています。だから、こんなに流して4匹ってのは、俺にはゼッテーツレネって感じ。だから余計朝の1匹目は奇跡に思える訳です。
やっぱり甘くないぜ相模湖!って感じで本流へ。
今から本湖下流のワンド群へ行くには時間が無いし。あー困った!ってことで、川筋の小さいワンドへ。ボートが多いけど仕方ない。で、ここでもキビアダーに緩いチェイスが4回ほど。ワンド入りぐちの小さい岬には必ず30チョイが1~2匹で居ることが判明。キビアダーを緩く追っては来るけど、引きシロが無くなってそのままフォールさせるとバスも一緒に下へ行くけど、口を開けないorz。かといって、沈むワームやジグヘッドを投げても全く無反応・・orz
どーかしてるぜっ!
最後はブレイク下から湧いてくるノンキーを釣りまくってカツカツが混じることを期待しつつ重めのJHの高速ミドスト。ってのは、午前中はピンテール2.5インチNSのピックアップにノンキー達が猛烈に反応してたので。けど、思い通りにいかないのが釣り。JHには全く反応ナッシング。
終了間際にテリーさんと遭遇。どーやら、ブッシュ周りのI字形に猛烈な反応があるらしい。えーーーそーなの?オレは朝イチのバスのせいで小さい岬周りばかり狙ってたよ!
そんなこんなで帰着時刻。結局朝の2匹で終了。あのまま下流に残っておくべきだったかな~。まさか上流部がこんなに釣れないとは。時間帯の違いもあったかもですが。って、やっぱりこの辺は一度でいいから下見・練習で浮くべきなんですけどね。
S君の見事な優勝
釣った直後は即ライブウエルに入れて、その後のバタバタもあったり、去年の亀山大会で何匹もロケット発射したトラウマで、ライブウエルを空けることが怖くて怖くて、小蓋をちょこっと開けてポンプの正常稼動確認は何度もしたけど、1匹目のバスをちゃんと見ていなかった。フック外す時「結構重い!」っては思っていけど。
で、検量してみたら思いのほか重くて、他の人達が釣れていなかったのでタナボタ式で準優勝でした。
↑こうやって見ると結構でかかった。
で、優勝のS君は3匹で3キロ近いウエイト。なんでもオレが居ないと思ってパスした勝瀬橋周りに良いバスが群れでいた模様。さらに川筋を泳いでいるキロフィッシュをフラトリで食わせて合計3本で快勝!さすがです。魚体が明らかに違う感じ。
そんなわけで、このmini大会、オレの場合「やる気無い」「プラ無し」がいいみたいw 過去3回のお立ち台は全部プラ無し。逆に榛名湖みたいに真面目にやるとダメっぽい。やっぱり原因は殺気か!
大会結果はともかく、15年目のリベンジはとりあえず成功。そんで、やっぱりキビアダー表層引はすごいなぁて感じでした。ちなみに今回は表層ピクピクはパーフェクトに無反応でしたけど、浮きモノ天国の相模湖なので、その時期になったらかなり楽しそうな感じでした。