2012年11月20日(火)群馬の管釣り
『サクラサイト最高!』
8キロフィッシュのタックル選び
\tそんなわけで久々にエリアトラウトへ行ってみました。8キロオーバーのスーパーマイトサーモンちゅー魚が居るらしい管釣りです。
\t8キロって!
\t基本小物釣り師の俺なので俺の最重記録は八郎で釣った7キロばかりを軽々振り切ったコイだと思われます。ついで木戸川で釣った鮭かな?4~5キロくらいだったと思われ。海だと大昔釣ったシイラもそこそこあったかな?ま、ともかくどんな釣りでもサイズより数なので、大きい魚釣りには殆ど興味が無いんですが、なにしろそのマイトサーモンってのは超美味しいと同僚Nが言うので、ちょっくらチャレンジしてみました。
\tエリアのレギュレーションで使用可能なのは長さ7cm、重さ5gまで。当然シングルフックのみ。投げるルアーがそのサイズだけど8キロフィッシュってなると、一般的なエリアタックルであるナイロン2lbsラインとかだと、なんともならねー感じです。
\tなので、オレが用意したのは
\t(1)6ftボートシーバスロッド(バスで言うMLくらい)+PE0.6+リーダーフロロの8lbs(太すぎ?)
\t (2)スローテーパーなバスロッドUL(テムジンスパイダー)+フロロ4lbs
の2つ。メインが(1)で、心が折れた時に小物と遊ぶための(2)って感じです。シングルフックはやや太め。あとはドラグにお任せ。
\tエリアに居るトラウト達と食性の違い
\tさて、ここでちょっと管釣りにいるトラウト達の説明をします。エリアに行った事ある人は読み飛ばしてOK!
\t管釣りに居るトラウト類は大きく3つに分けられます
\t(A)ニジマス系
\t (B)イワナ系
\t (C)ヤマメ系
それぞれの特徴は
\t(A)ニジマス系・・・・タダ巻きルアーに良い反応。スプーンやクランクベイトで釣れる。非ストラクチャー依存型。どこの管釣りにもいっぱい居るエリアの大本命フィッシュ
\t(B)イワナ系・・・・・ミノーのトィッチに好反応。割りと岸寄りとかカバー周りに居ることが多い。オレの場合はミノーよりはシャッドで釣るほうが多い。管釣り業界では「色物」と呼ばれ地位はかなり低い模様。
\t(C)ヤマメ系・・・・イワナどうようミノーに良い反応。けど性格はイワナより用心深い感じでスピードも上。北関東だとヤマメよりはサクラマスが多いかも。サクラマスは浅いレンジでも食ってくるのでシャッドよりはミノーがイイ感じ。イワナ系ほどじゃないけど、基本的に「エリア=ニジマス」なので、それほど高い地位ではない。
\t以上がオレの印象です。
\tオレの場合(A) の釣りが耐え切れないんです。バスで言うとオカッパリで一箇所から永遠にオープンウォーターへスピナーベイトを投げ続けるようなもんで、オレが最も苦手なタイプの釣りです。いっぽう(B)(C)は超~~~楽しいし大好きです。
\tが、ちょっと前までは(B)系の釣り場がちょいちょいあったけど、どーも最近は殆どがニジマスばっかりになってるようです。それが管釣りから足が遠のいた原因です。
\tで、今回の釣り場は・・・
\t以上を踏まえて。今回行った釣り場は珍しいことに(A)のニジマスがそれほど多くなくて(B)は殆ど無し。そして(C)のサクラマスがけっこう沢山いました。
\tそして、本命のマイトサーモンはモロにニジマス系でした。つまり、スプーンとかクランクのタダ巻きに反応する魚です。
\t似たようなのにロックサーモンってのがいて、それは「ニジマス+イワナ」なのでまだシャッドにも反応がよくて数年前はけっこう楽しめたけど、マイト君はイワナっぽさが皆無でしたorz
\tそう、結局のところ、オレには本命マイトサーモンなんてまず釣れねーよ、って感じでした。
\tってことで釣りの話
\tと、長い前フリをしたのちにようやく釣りの話です。
\t思いのほか狭い池の湖岸に立って水面を覗くと、まー魚が少ないこと(驚)。我々の他に7名くらい居て2名は、例の「無限釣れフライの浮き釣り」をしてますが、彼らも釣ってる感じが無し。だいたい管釣りに行って最初の5分で誰も釣らないってのは相当難しいんですが・・・・
\tなどと思いつつも、とりあえずソウルシャッド58SPを投げてみたら一投目でサクラマスヒット!
\t幸先イイスタートだったけど、それっきり・・・・
\t最初に感じた予感は的中し、なーんにも釣れませんorz
\t釣れないどころかチェイスすらないっていう。
\tだいたい管釣りって、魚がウヨウヨいて、ルアー引いたら毎回2~3匹は反応して追ってきて、それを繰り返して数回に1回はバイトしてくる感じ。そのバイトも毎回フッキングできるわけでもなく。
\tそれなのに、この管釣りはチェイスすら皆無っていう。
\tこれはヤバイ・・・・
\t日が昇って水中が良く見えるようになったら、そこそこ魚の数は多かったけど、それでも、これはかなり厳しそう。
\tってか、50~60cmオーバーの魚なんて、岸沿いのヤラレ魚以外まったく居ない気が・・・
\t開始一時間で既に帰りたいモードにw
\tが、しかし!
\tこの日はたまたま10名の団体さんが来ていて、彼らの為に特別に放流があるとの事!これはラッキー
\tで、9時半過ぎに放流タイム。でっかいマイトサーモンが数匹と、30cmくらいの魚が数十匹各所に入れられました。
\t放流フィーバー
\t同僚Nが「放流直後にはコレ」って渡されたスプーンで難なくヒットしたのはサクラマス。てっきりニジマスを入れたのかと思ってたけど、実は放流されたのはサクラでした。
\tん?ってことは・・・・ミノーもアリ?
\tけっこう水深があるって聞いていたので、シャッドばっかり持ってきた事を後悔しつつ、ショートリップミノーを投げるとサクラマスが猛反応!!
\tこれは楽し~~~~~
\t超たのしいーーーーー
\tトレブルフック付きのルアーでサイトをやるのはオレの中ではアウトです。特にルアーに回りこんだり反転食いする魚に対してはアウト。だってスレ掛かりするんだもん。故意に引っ掛けてるわけじゃなくても、後味悪すぎ。
\tけどシングルフックで、しかもイワナみたいにルアーに纏わりつくようなバイトじゃなくて、サクラマスはリアフック辺りを猛烈なスピードで突っつく感じのバイトなのでスレる心配もなくて気持よく釣り出来ます。
\tサクラマスにはビーフリーズ65SPが一番使いやすいんだけど、ツーコンの家に忘れorz シンキングが1個だけ。シングルフックに変えたけど、けっこうなスピードで沈んじゃうorz
\tサクラは一瞬のポーズの間で襲ってくるんで、ポーズする度にレンジが下がっちゃう(涙) 一番食わせのタイミングを取りやすい位置に引いてきた時にはボトムについちゃっているっていうw
\t \tそれでもなんとか何匹かキャッチ。
\tK-I65ロデオチューンにチェンジ。
\t \tヤマメちゃんゲット!
\tこれでも2匹ほど釣ったけど、ちょいと暴れすぎで使いにくい。
\t同僚Nにパニッシュ70ロデオチューンを借りる。パニッシュは使い慣れているけど、なんだかちょっと動きが違う・・・
\tロデーチューンは頭のウエイトがじゃっかん軽くなっているんだそう。ポーズ中に頭上がりになっちゃって次のトィッチのレンジが変わっちゃう感じ?
\tってことで、腹の前に鉛シールを貼ってポーズ中に上を向かないようにロデオチューンを更にオレチューン。
\tそしたら、これがばっちりの使いやすさ!
\tそっからはもうまーまーの連発ヒットに。
\t \t↑ちなみにスレ掛かりじゃなくて、ネット入れた瞬間外れるんです。
\tボートシーバスロッド+PEっていう変なタックルだったので最初はちとやりづらかったけど、だんだん慣れてきてスーパーダートもできるように。
\t沖から追わせて、手前で魚の顔色見ながらルアーを操作して食わせる快感!
\tあーーーーたのしーーーーミノーサイトぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ
\tロッドワークで食わせるってルアーフィッシングの醍醐味ってやつですか?
\t超楽し。
\t \tこの日は風がビュービュー。山間部の池だけど、抜ける風が凄い。けど、明らかにベタのときよりは小波の時が食い気UPでした。
\tハードロッド+PEのアドバンテージ
\t途中で腕が疲れちゃったんで(タックルが重いのとジャークのし過ぎで)、ULロッド+フロロ4lbsのタックルに変えたんです。けっこうスローテーパーなんで、ロッドのしなりだけでダートさせる作戦に。
\tが、しかし
\tそのタックルセットにしたらフッキング率が恐ろしく低下したんです。
\t普通はダルダルタックルのほうが、乗りが良いはずなのに逆の結果に。
\tなんとなく気づいたのは、トレブルフックのルアーで、バスみたいなバキューム系だったりイワナみたいなルアーの先に回りこんで反転食いするような時はダルダルセットのほうが乗りは良いんでしょう。
\tけど(ビッグフィッシュ狙いだった)ちょっと太めのシングルフックで、猛スピードでルアーの尻尾をかじるだけみたいなサクラマスのバイトを乗せるにはダルダルじゃダメなんではないかと。
\tバスでいう、クランクベイトとスピナーベイトの違い的な。
\t※ってスピナーベイトも柔らかめのタックルを好む人も多いようですが、オレはMHタックルです。
\tロッドとラインの角度は直線に近くて食った瞬間に巻き合わせてしてるんですが、UL+フロロ4だとどーしても、遊びが邪魔してフッキングできない感じ。対するボートシーバスロッド+PEのほうは、巻合わせパワーが即、フックまで伝わる的な印象。特にリーダーが8lbsっていうのも効いてる気が。フロロでも4lbsってけっこう伸びますからね。
\tっても、トィッチしてる関係でラインは弛んでいることが多いんで、気のせいだったかもしれないけど、明らかにPEタックルのほうがフッキング率は上でした。これはバスにも応用できそうな新たなセッティングを発見か・・・・な?
\tそんなこんなで本命は釣れず
\tそんなこんなでサクラマスを10数本釣って楽しいひと時を過ごせました。が、さすがに徐々にスレてきて反応も極端に悪い方へ。
\tじゃ、ここらで一発本命を狙いますか!
\t散々ミノートィッチしてて、一度も反応しなかったマイト野郎w
\t2回ほどビッグフィッシュがルアーを見に来たけど、それはイトウでした。
\tマイト野郎はとことんニジマスの血を引いてるみたい。ムカつく~
\tタダ巻きが良いのなら、ってことでK-Iマックを投げたら沖のほうでデカイのが浮いてくること2回!
\tスプーンは2キャストで心が折れてダメ。
\t前日、同僚Nに勧められて購入したノリーズクランキンピューパ三日月を投入。そしたら、さすがにそれ専用のクランクだけあって、数少ないニジマスが反応!けどロッドが硬すぎでバレまくりw
\tそして、遂に50cmくらいのマイトサーモンが追ってきて尻尾付近をかじったけど乗せられずorz
\tバス界には無いタグイのクランクベイト
\tで、ちょっと話が逸れるんですが、このノリーズ三日月。
\t \thttp://www.nories.com/freshwater/trout/lures/crankin_pupa/crankin_pupa_mikaduki.html
\tメーカーメージの動画をみてわかるように、もの凄いゆっくり泳ぐんです。
\t逆に言えば、適正リトリーブスピードが超ゆっくりでかなり狭い。
\tぶっちゃけ使いにくいw
\tけど、その適正スピードで巻いた時の動きが凄いんです。進行速度が劇遅いのに激しいウォブリングっていう。
\tニジマスが好みそうなスプーンみたいなアクションをプラグで演出!みたいな。
\t大昔のバスルアーにもあったよ!なんてツッコミ入れられそうだけど、オレはこんなアクションをするプラグ初めてみました。
\tこのノリーズのやつ以外にもいろんなメーカーからこのたぐいのが発売されるだけあって、なるほど、これは確かによく釣れるタイプなんだなーって感心しました。星の数ほど種類があって、間違いなくルアー界では先端を行くであろうバスルアーに無いタイプのがあったなんて驚きです。
\tここまで書いて、なんかヘドンに(見た目が)似たようなのがあった気もしてきたけどw
\tラストも結局サクラマス狙い
\t戻して。swdまーまー本命を狙う時間もあったんですが、どーしてもオレの性に合わない釣りなので最後もミノーでサクラマス狙い!放流直後ほどは釣れなかったけど、やっぱりせっかくの休日だから、楽しいマイゲームをするのが一番!
\tあー楽しかった。
\tってことで、周りでは合計6本ほどマイトサーモンが釣れていたけど、みんなひたすらタダ巻きの釣りをしてました。
\tオレにはあの釣りは修行でしかないんで釣れなくてもいいや!って感じで開き直ってます。
\tもっとレギュラーサイズのニジマスがいっぱい居て、タダ巻きしてて、ニジマスがポンポン釣れつつも、たまにマイトサーモンが来る!っていうのなら我慢できるけど、殆どがサクラマスっていう感じだったので、この釣り場もまたネバーリスト入り決定ですw
\tなどと文句を言ってますが、サクラのサイトは本当に楽しかった!
\tこの長文がそれを物語っていますw