"mini釣り大会第4戦"
2007年08月19日(日)野尻湖
7匹 天気:晴れ 手段:FRP12
mini釣り大会第3戦は管釣りだったので出場をパス。で、4戦目は野尻湖戦。エントリーする気が無かったけど無理ヤリさせられちゃったので仕方なく出場。んが、思わぬ展開に。
今回は完全に見えていた
夏の野尻湖=釣れない。
オレの中の方程式。7月はまだしも、8月、特にお盆過ぎは釣れない。今回ほど「見えていた大会」は無い。えー、もちろん見えていたのは「ノーバイト」な事ですよ。
今回はゲストにabちゃんが参加。簡単なミーティング後イヨイヨスタート!
っても、オレ、ロッドにリールさえつけてないやる気の無さ(笑)
周りの参加者のスタートを見送ってから、ロッドにリールをセット。そうそう、今回借りたボート、12ftのフルフラットハイデッキなFRPでなんだけど、滅茶苦茶快適でした。平底なのでウエイク引き波の中をエンジン走行するときはバンバンだったけど、釣りは超快適。野尻湖仕様で魚探も2個ついてるし。素晴らしい!
そんな訳で、ノープランなまま一足遅れて出船。ノープランだし野尻湖の実釣経験は乏しいけど、仕事柄知識だけはあるので・・
・大崎沖のディープフラット
・菅川沖のディープフラット
・岬絡みのディープ
・琵琶島周りのディープ
このうちのどれかにしようとは思ってた。
とりあえずデッドスローで琵琶島の手前を走っていたら魚探に良い感じのワカサギの群れが映った。高さのある映像が集中するところがあった。わりかし平和な映像だけど、行くアテもないのでエレキを降ろしてフットボールで探ってみた。
予定通りなんにも起こらない。
ふと琵琶島に目をやるとシャローを流しているabちゃんの姿。さすがシャローマンって見てたら、バスを発見したようでボートが止まった。すぐにロッドが曲がってランディング態勢に。スゲー!感動した。
シャローにも居るんだナーと思って、速攻ディープを見切って、abちゃんの反対側のシャローを見に行った。けど、オレには何にも見えません。
ディープフラットはやり切る自信が全く無いので、とりあえず岬巡りでもすっかなぁ。
ワームに自信をつける
琵琶島を離れエンジンでなんちゃら岬へ行ってみる。途中、ショアラインに目をやるとボートが点々と張り付いていて、とてもじゃないけど岸沿いのムシとかセミとか出来る状況じゃない。ってか、そもそも、その手のルアー全く用意してないんだけど。
なんちゃら岬へ到着。9mくらいにポジションとって4mくらいにツネを投げて7mくらいまで落としてみたら途中で子バスっぽいバイトが何度もあった!
完璧ノーバイトだと思っていたのでちょっと嬉しい!
子バスっぽいけどとりあえずフッキングしてみた。20cm弱のスモールを2匹釣った!嬉し~。ノンキーだけど。ノーフィッシュは免れた。大会としてはゼロだけど。
ってか、このワーム、瓶入りのガルプ、スゲー釣れるんだナーって思った。結構前からスモールの定番とされているけど、使ったのは初めて。ってか、そもそもガルプ自体オレの中では「釣れない」ワームだったので、今更ながらスゲーワームだなーって思った。
そのまま、ブレイクに沿って流そう思ったけど、前方には4艇くらい浮いているので
諦める。
残るは大崎か菅川のディープ。近い方の菅川へ行ってみた。この時点では広いワンドに3艇しか居なかったので、余裕でエンジンのスローで魚探をかけてみた。ら、ワンドの右側が深くなっているよう。しかも魚探映像がとても良い感じ。ワンド中央に2艇浮いてたので、とりあえず右側に入る。
5m~6mにハデハデな映像盛りだくさん。そしてこの頃は無風だったんだけど、あちこちで表層までワカサギが浮いてた。時に警戒レベル4くらいの群れも居たりして、すげー釣れそう。
まさかの2連発!
最初はその5~6mラインを狙っていたけど、やっぱりそう甘くはなくバイト無し。6.8から7mくらいまで下がったら、ワカサギの映像は無いけどバスっぽいのがチョロチョロ映る。何の気なしにテキトウにキャストしてボケーっとしてたら「プン」と当たった。
えーマジデぇ。まさかのキーパーキャッチです。感無量です。もう帰ってもいいやってくらいの満足感。30cmくらいだけど、お腹も良い感じ!こりゃ嬉しい!
すげー安堵感とともにもう1回投げてボケーっとしてた。この頃からワンド内にボートが増えてきた。TOP50の人もチラホラ。NF持っててマイボートの人は誰だかすぐ解るけど、レンタルボートで緑ベルトの人は遠目だと解らない。アレは誰だろう?とかなんとか考えつつボケーってしてたらまたまた「プン」と当たった。スラックとって巻きあわせ。ロッドが弓なりに。2匹目釣れた~。
ワームを飲んじゃって腸閉塞になったのでしょうか?岩魚みたいな体型のスモールが釣れた。長さはあるけどウエイトが・・・。これはちょいと可愛そうだけど、一応大会なので生け簀へ。
2匹も釣れちゃった!ワクワク。
ウキウキになったので、近くにいたH野艇に声をかけてみる。しばし談笑しながらマッタリ釣り。
ちょっと時間が空いたけど、少し投げる位置を変えてボケーっとしてたらまたまたヒット!ファイト中、ワカサギを吐きまくり!あーあーあー何グラム減った事か・・・。けど、奇跡の3匹目キャッチ。時間はまだ10時前。やべぇ、これ揃っちゃうんでね?
ボスと一緒に取材艇がやってきた。ボスが「小さくても揃えたら優勝だよ~」とか言ってた。それほど釣れてないのかな?っても、さすがにこのサイズじゃ優勝は無理だべな。とか思っていたら、ボスが突然服を脱いでオレの周りで泳ぎ始めた(笑)
邪魔しないでよ!
ちょっと微風が出てきた。表層に居たワカサギが沈んじゃった。魚探映像も大人しくなった。この頃には近くに5~6艇浮いてたけど、H野君が1匹釣ってただけで、オレ以外誰も釣ってない。なんでオレだけ釣れるんだろう?自慢してる訳じゃなくて、マジで不思議だ。それが解れば、もっと釣れるハズ。
他に行くアテも無いので、今日は一日ここで粘ることにする。相当釣れない状況らしいので、こんな良い場所を捨てる訳にはイカン。
普通、スモールって風と共に釣れるイメージがあるけど、今日は不思議なことに風が止まると釣れた。最初の3匹も無風の時だったし。4匹目も風が止まって滅茶苦茶暑くて暑くてウゲ~~って感じのタイミングでヒット!
慎重に寄せて姿が見えたくらいのタイミングでもう一発突っ込まれ、ラインブレイク・・・。ゴメンナサイ・・・。
しばらく釣れない
ラインの先端を5mほどカットして、慎重にリグを作り直す。ツネの時、外掛けしてからもう一回ラインライに先端を通すんだけど、フックのアイが小さすぎて入らない!
フックがちょっと斜めに向いてた。けど、まぁいいっか
この「まぁいいっか」で何度も痛い目に遭っているのに・・・
恐らく一時間くらいノーバイト・・・・。これはひょっとして、フックの向きが悪いのでは?と思いつつもなかなか結び変えられないズボラ。けど、いよいよ重い腰を上げてちゃんと結び変えてみた。
タックルバランスと釣り方的に「バイトを感じでフッキングしてる」と本人は思っているけど、たぶん「バイトを感じた」時点で向こうアワセで掛かっているはず。だから、フックが真上を向いていないのは致命傷になりかねないのです。
一艇だけオレとほぼ同じエリアにずっと浮いているボートが居て、その他は居なくなったので、一旦リセットするために、エレキで割と広範囲を魚探掛けしてみた。やっぱし6.8mくらいが良い感じ。朝3匹釣った時に何気なくヤマダテしてたんだけど、そこいらヘンに戻ってキャスト。
そしたら待望の4匹目!ちょいと小振りだったけど、キーパーは余裕。嬉しい4匹も釣っちゃったよ。こうなると、さっきのミスった1匹が・・・。ミスった1匹の為にもあと1匹釣るぞ~。
って、気合い入れると釣れないんですよね。イワユル殺気です。
殺気を消す
今回は本当に殺気を消すことだけを考えていました。マジで。殺気を消すどころか、自分が釣りをしてる事すら忘れるくらい。とにかくキャストしてラインを適度に緩めてひたすらボケーっと。ロッドのシェイクは一度もせず。ラインは絶対に見ず。近くの水面も見ず。遠くの景色やボートをボケーっと見たり。ヤマダテ目標ブツ見たり。パン食ったり。いつものコーヒー飲んだり。こんなに殺気を消して釣りするのはたぶん初めて。
100mくらい先の隣のワンドにS村さんが浮いていた。その沖にabちゃんが浮いていた。オレのワンドの対岸にはM手木さんが浮いていた。S司さんも何度もこのワンドに来て魚探掛けしてた。みんな仕事とはいえ大変ですね~なんて眺めてた。
ab艇がやってきた。朝の1本がキロくらいあるらしい。さすがだ!オレは4本だって告げるとスゲービックリしてた。しばらく2人でマッタリ釣りをする。
シャッドのドラッギングをしてたabちゃんに2匹目ヒット!ちょっと小振りだけど貴重な1匹。
釣り方を教わって、オレもマネしてみる。んが、そんな慣れない事しても釣れません。ってか、アイスクリームビルシャッドをドラッギングするようなタックル持ってきてないし。
気分転換にライトキャロなんてのもやってみるけど、やっぱり釣れず。
残り2時間弱。あと1匹出来れば釣りたいな~
ドラッギングしてるとき8mラインでハデハデな映像が映った。けど、今回あえて魚探サイト、イワユル「シューティング」は一切してません。何故なら、あの釣りは「釣るぞ~」っていう殺気が凄いから。映っている魚を直撃するんだもん。そりゃ殺気出まくりですよね。あと、「晴天・微風・野尻の水色・太陽の位置・プレッシャー」からして、シューティングするとバスがボートの存在(ボートの影・エレキ音・魚探信号)に気づくと思われます。特にボートの影は絶対に解るハズ。なので、今回はシューティングは意識してしてません。
だから、足下に素晴らしい映像が映っても全く気にせず「だいたいのエリアは合ってるな~」くらいの気持ちで、あえてロングキャストして釣ってました。普段なら速攻ピックアップして直撃しますけどね。今日はあくまでもマッタリ。
夢のリミットメイク!
残り1時間半を切ったくらいで、近くにいたabちゃんに「今から5匹目釣るから」って宣言。おもむろにデッキに座る。手でエレキを操作して、テキトウに前方へキャスト。10秒くらいボケーっとしてたら「プン!」と当たってヒット!
こっちに向かって泳いで来てて重みが無いのでノンキーか?って思ったけど、ボートっぺりに寄せてから逆方向に走られやっと重みが伝わる。こりゃキーパーだ!ゆっくり焦らずネットイン。揃った~。感動!
気合い入れまくりだった木崎湖戦は3匹とショボショボだったのに、全く気負い無しの今大会でまさか揃うとは。釣りは解らないモンですね。
粒ぞろいで小さいので、ウエイト的には全然駄目だけど、揃っただけでも感無量です。
ってか、もう1匹釣れちゃったらどーしましょう。入れ替え用品セットなんて持ってきてるハズもなく・・・んが、それは杞憂でした(笑)
残り1時間を切った所でabちゃんが「最後にもう一回琵琶島で勝負!」って言って移動していった。オレもじゃそろそろ戻ることにしよう。
朝イチ入った琵琶島ディープへ。魚探反応は良好。で、朝と一緒でab艇がシャローでロックオンしてた。後で聞いたら最後にまたまた1匹ナイスサイズを追加したらしい。さすがですねぇ。
ローウエイトながら・・・
検量が始まる。34名中、20名がゼロ申告。オレは写真撮影をしてたので検量は後回し。んで、やっぱりあんまり釣れていないみたいで、殆どが1匹の検量。ひょっとして?
abちゃんが検量へ。3本ながら1540gはさすがとしか言いようのない成績!お見事!で、オレの番。唯一のリミットメイカーだけど、abちゃんの3本に負けそう(笑)。
んが、オレの方がちょっとだけ重くて優勝!
主催者側なのに優勝しちゃってアレですけど、大会結果はともかく、釣れたことが何より嬉しです。前夜「釣りの前の日にこんなにワクワクしないのは初めてだ」って周りに言ってたくらいノーバイト覚悟でLOWでしたからね。
本当は木崎湖の時のようにちゃんとプリプラしてプラして、って流れでの優勝だったら最高でしたけど、今回は釣り方・リグ・ワーム全部前日に教わった通りにやっただけ。たまたま入った場所が良かったみたいだったのと、殺気を消せたのが良かったみたいです。簡単なようで難しいんですけどね殺気消すのは。