"2年連続"
1999年02月14日(日)霞ヶ浦
1匹 天気:晴れ 水温:気温 冷え冷え℃気温:水温3度台℃手段:ボート
今回、本当は河口湖へ行く予定だったんだけど、予想最高気温が0度って事、12日にニジマスの放流があるはずだったのに「湖面凍結で中止」になったことなどからして、急遽霞ヶ浦の大山へ行くことになったのであった。
去年の今日も霞だったなそー言えば。んで、物凄い大荒れになってビビったものだった。さてさて今年はどーなることやら。
■その前に
毎度恒例のその前にコーナーですが、今日もまたまたトイレネタなんでお食事中の方はこのブロックを飛ばしてね。
今日は朝4時に俺の家を出発して良いペースで車は東へ。んで、途中のパーキングで洋式トイレに入ったのだ念のため。用を済ませて腰をあげて尻をフキフキして2度目のフキフキの為に腰をおろした瞬間、ジャーーーーーーーーって激流が流れて尻がびしょ濡れだよオイ。どーやら、自動洗浄センサー付きのトイレみたいなんだけど、ちょっとタイミングが早いぞおい。
なにやら朝からツイてないなぅ。
そんなこんなで霞ヶ浦の大山じゃなくて東浦の最上流部へ到着。なぜ?
「え?メール見てない?」と佐武。どーやら彼は家を出る前に本山プロの「マッディーの方程式-冬-」っていうビデオを見てきたらしいのだが、その影響で大山じゃなく東浦にしたらしい。
おいおいまじかよぉ、俺のタックルは大山フォーメーションだぞ。オダと浚渫用のタックルしか持ってきてないってば。っても、常セットがあればなんとかなるか、、、、
最近は結構日が長くて5時半でもだいぶ明るい。ボートの準備を済ませて6時頃最上流部から船を出す。気になる風はとりあえずは吹いてない。んでも昨日の大風の影響か、結構波がある感じだ。
まずは川筋のシャローの枯れハスエリアを流す。佐武さんはビデオ通りスピナベを俺はミノーだ。でもほら、そんな釣りを滅多にしない我々的にそーは長くも続かずすぐに移動。風が出ないうちに川を下ってみることに。
上流部には謎のクイやら竹棒が無数にあるんだけど、それらは取りあえず無視して南下する。
で、相変わらずポイントを知らない我々は「押さえ」でドックへ行ってみる。期待していた石積はノーバイト。んで、先週と同じネイルボム+ZOOMカーリーテールで佐武プロにヒット!ドック外側の鉄板のヘチで釣ったようだ。さすが!うまい!プロ!
先週と違ってサイズは悪い。32cmってとこか?しかも真っ白で傷も多く越冬してまーすって感じのバスだった。
いつもなら1匹釣ると操船を変わりたがる佐武だが、今日は変わってくれない。最近ずーっと一日1匹病だから今日はやる気があんのか?
アンダー柳ドジョウを狙って鉄板周りを攻めるがその後はアタリなし。
■釣れないよ~
結構早めに1匹目が上がったもののあとが続かない。目に見えるクイやら棒やらを狙いにいくも、水深が1m台だったりしてなかなかやる気が出ない。東浦は全体的に浅いのだ。
あまりにも釣れないので、過去にオカッパで釣れたとことかネガカリしたとこに魚探かけたりした。いやぁ楽しかった。んで、エンジンで移動途中に近くにいた漁師さんが叫んでいる。どーやらアミがあるから迂回しろって事なんで手で合図し進路を変えたが、相変わらず大声で怒鳴っている、、、なに?なに?こちらも大声で聞き返すがエンジン音で聞こえない。ちょっと緊迫した雰囲気、、、、エンジンを止めてもう一度聞いてみたら「釣れたっかぁ?」だって(笑)
おい、びっくりしたよ、てっきり怒られてんのかと思ったさ。
だいぶ南下してきたんだけど、相変わらず風は吹いていない。今日はこのまま無風で終わるのか?なんて思ったが、時折スーーーーって風が吹く。ちょっと恐いんでこれ以上南下するのは止めることに。
■魅惑の影
エンジンで北上しながら目に見えるストラクチャーをランガンしてみる。途中、崩れコイイケスを発見し魚探をかけると、水深が3mちょっとありボトムにもなんか映っている。ムムム、見のがすわけにはイカン。クイもそばにいっぱいあってかなり良い感じ。
操船を変わってもらい丹念に魚探をかけるとオダっぽいのも沈んでいる。そして更に中層にうっすら影が映っているぞ。やる気100%モードに突入だ。常りつつも、中層に映る影が気になる。でも、映りからしてバスじゃないっぽい。
そーいえば、今日は長い棒で水面をバシバシ叩いている漁師さんを何度か見た。棒で叩いて網に追い込むような漁。なんかカッコイイ。何をとっているのか知らないけど、水面近くにベイトがいるのは間違いない。
おそらく今魚探に映ってるのも、そのベイトじゃないかなーと思う。んで、佐武が寝るっていうので、もうポイント一人占めで好き勝手にやらせてもらおう。
水深3mでストラクチャー豊富でベイトも居る。ここに居ずにどこにおるんやバスって感じ、でも、アタリもない、、(涙)
船をちょっと進め竹棒がまばらにあるとこへ。いくつかの竹棒には変な布が付いている。これはなんかの目印に違いないと棒の真下に魚探をかけるとなんかある。シメシメ。3m横の同じ布の棒にキャストし着底させラインを張った瞬間、、コツン!
やっときたーーーーー。ゴンゴンゴン、冬だけど結構元気がいい。大事をとって顎を掴んで無事ランディング。佐武のより2周り大きく倍のウエイトがありそうな38cm!イエイ。
マンモスうれP。
佐武を起こして写真を撮ってもらう。逆光だったりなんだりで時間がかかる。んで、この時期のバスってまじで凍ってるのね。体は氷のように冷たくコチコチに凍っている。いや、まじでね、冗談じゃなくて、体が曲ったまま硬直して戻らないのだ。なんかの雑誌で読んだことあるけど、マジで凍るのだ。びっくりしたよ。水に戻したら元気に泳いでいったけどね。
で、3mの単体クイで釣れたってことで、フッフッフ。次々と同条件のとこを撃っていけばもっと釣れるかもな。さぁいくぞー、、、、と、思ったら、、、ちょっと風が吹いてきた。エレキ2でステイできない。まぁこれくらいなら、普通なんだけど、なんたってここは霞ヶ浦、山中湖とは違う。とりあえず、大事をとって戻ることに。
■うおーーーー死ぬーーー
はじめはさざ波程度だったが、、、3分後、ビューーーって風が当たる、、、その2分後、、、、前方にはちょっとだけ白波、、、、1分後、、、、白波ガンガン、、、ウワーーーーッ
不幸中の幸いでもろ北風なんで、横波を受けることはないんだけど、とにかく凄い波。佐武が操船、おれがバウで前を良く見つつ死ぬ思いでゴールを目指す。しかし、、、無理だーーー遠すぎるーー
しかも、ここは網があちこちにあって激ヤバイ。佐武はすごくパニクっている。俺はこれくらいの波は、バスボートでは何度か経験してるんで割と冷静。っていうかここで俺もパニクったらマジでやばい。
うわーー霞の水が目に入るーー、口に入るーーうわーーでも、そんな事より命が大事。水をかぶることなんて気にせず網とかクイがないか前を凝視する。
30分かけて近くの漁港へ逃げ込むことに。しかし、漁港の入り口にアミが張り巡らされている、キャーー。ここで進路を変えるのは横波をもろに食らう可能性あり、、、しかし、プロペラにアミが絡んだら一貫の終わり、、、、とりあえず大きく旋回。この時はさすがに俺もビビった。
なんとか無事に漁港内へ避難。ふーーー助かったぁ。
佐武はかなりパニくっていた。ダラシないなー、って、俺も操船だったらパニくっていただろうな。気持ちは解るよ。で、佐武は小便ちびりそう、、いや、、、ウンコをしたいらしい。ウンコをしたが為に、もう一度湖上出ようかと言っている。アホか。命がけで避難したのに、ウンコってアナタ。
とりあえず、近くの民家かどっかにトイレを借りに行く佐武であった。
さて、とりあえずひと段落。さて、どーやって帰るか。船をおろしたとこはまだまだ遠い。歩いていったら2時間はかかりそう。ヒッチハイク?うーむ。とりあえず、漁港でオカッパリしてた人にお願いする。戸惑いつつも了承してくれて佐武を乗せていってくれた。どーもありがとうー
■カスミハコワイ
そんなこんなで、11時頃船を片付けでホッと一息。もー疲れたよ。
恐いね霞は本当に。風が吹きはじめて5分後には荒れるんだもん。去年の今日もそーだったけど。
マジであれが西風だったらもろ横波で沈没してたに違いない。バスボートみたいに浸水しても沈まない構造じゃないアルミボートだから、浸水したら終わりだもんね。いやぁ良かった良かった。
そして何よりも良かったのは釣れたこと。あと5分釣るのが遅かったらノーフィッシュだったからね。間一髪って感じ。でもできれば、もっと釣りさせてくれーーーって感じ。
帰りの車内で話題になったのだが、なぜオレと佐武は、冬に知らないとこへ釣りに行くのだ?良くつれるシーズンに行くのが正解じゃないのか?
釣れなくなると牛久とか霞とか北浦のしらないエリアで船を出した直後、「で、どこ行くの?」って2人で揉める(笑)
ワールドプロじゃないんだからサ、オレら。
釣れる場所、釣れる水深、釣れるルアーを見つけるのがバス釣りの楽しみだとすれば、普通に釣れる時期にやる方がいいじゃんね。
釣れる時期に知っているとこいっていっぱい釣って、釣れない時期にしらないとこいってあんまり釣れないのと、その逆のパターンでも、おそらくトータルの数は変わらないはずだし、なにより中身が濃いはずなんだけどなぁ....
本日の仕掛け:HLZ601MFB+TDX105HV+フロロ10lb+ナス3号常吉+レイクポリスクロステールシャッドパープルウィニー×1本日のオマケ:佐武プロ1本