"バス釣りを辞めないで!"
2004年07月28日(水)西湖
16匹 天気:晴れ|曇り 水温:24℃手段:LOWボート+岸
前回の西湖でボロボロになりバス釣り辞めた宣言の某US(仮名)と海釣りに行くことになっていたんだけど、台風接近で中止。「今、西湖釣れているから行こう!」「絶対10匹釣らせるから!」とそそのかし。渋々交渉成立。
■まとめから
長文なので要点だけ先に。今年2回目の西湖ボート。前回は午前中は「良い感じ」に狙いがハマって釣れた。午後から見失ったけど。で、今回も9時までと16時以降は良い感じだったけど、日中晴れ上がってからはダメダメモード全開。
日中は風無かったら岩陰シェード撃ちとか表層ノーシンカーとか期待できたけど、強風&波で水中が見づらかった。あと、2人乗りローボートなので、立って釣りするのが難しい&危険なので、色々頭の中ではやりたいことがあるんだけど、出来ないのよね。この辺が今後の課題だなーと思いました。
今回は全域まわったのですが、やっぱり季節によって若干違いはあるものの、居ないところはまーったく居ない(釣れないじゃなくて見えない)のが印象的でした。釣れたのはやっぱりオイカワをメインに各種魚が見えるとこでした。
■朝イチ勝負
4時20分スタート。先行者が居ない・・・と思ったが、クルマが一台止っていた。ら、なんと!マイボートで、しかも夜釣り(ともに西湖では厳禁)のダブルアウトローな釣り人が!いい歳したオトナなのに・・・。で、そのボート、これから流そうとしてるショアをエレキで通ってきた(涙)。夜明けとともにボートを上げて帰っていった。
気を取り直してUSにコバジンを渡して、コース取りまで親切指導。でも、なかなか言うこと聞かない!そっちじゃなくてこっちだってーの。歩くのオセーよ。もっと飛距離出せよ。親切指導どころか鬼コーチか?相変わらずの牛歩戦術。マズメ終わっちゃうよ!
ナイスコンディションを1匹ゲッツ。でも、テンポが遅くこれにて終了。もっとハイペースでやれば3匹くらい釣れたハズなのになぁ。ワームじゃないんだから。コバジンは同じコース何度も通すよりどんどん歩いてキャストしたほうが釣れるハズ。
■午前のボート
6時過ぎ一番奥にある西湖レストセンター(だったけ?)からレンタルボートで出撃。最近のマイブームというかサーチベイトとして大活躍中のシャッドシェイプワームのシャッディングで岸を流しながら進む。マメがいっぱい湧いてきてバイトしてくる。
岬を一つ越えスティープな岩盤へ変わる。と、スワンキーしてたUSにヒット!よっしゃ2匹目!良いサイズじゃん!と喜んだがバラしてた。
最近よく来るワンドへ。相変わらずベイトがいっぱい。沖のディープにも反応モリモリ。あとでディープをやる価値ありか?で、ショートポイントを超えると風が吹いてきた。当っている側の岬横でオレにやっと1匹目ヒット。なんだか恐ろしく引く。よかったボートで。エレキで沖へ誘導。最近ファイトシーンの写真を撮ってるんだけど、そんな余裕無し。なんですかこの腹は!って感じの凄い体型のバスが釣れた。
41cmなのに1400gちょっと。アメリカのバスフィッシングツアーのパンフレット写真みたい(笑)
やっぱし風が当っている岬かなーと、対岸の溶岩岬へ。狙い的中一撃で釣れた。マメっぽいバイトが2回あって1匹マメ追加して、更にUSにもまーまーサイズヒット!するも・・・またまたミスっちゃう。
溶岩帯を流す。さっき連発したとこは風があたる岬状の地形で、オイカワや子バス、ギルなど目視できたんだけど、凹んでいる地形の溶岩は、まーったく何も見えないしバイトもない。これは前回と一緒だった。しばらく流しようやくオイカワが見えはじめた。「そろそろ釣れるよ!」と宣言しその直後ヒット!でもバラしちゃった。
ヘラのボートが溜まる手前にいいシェードつーか、オーバーハングしてる岩盤があって、その奥をしつこく狙ったらヒット!でもまたバラシ!なんでよ!と思ったらドラグ緩めすぎだった。でも、ここは溜まっているようでもう1本ヒット。今度はちゃんとランディング。
このあたりまでは、ほぼ読み通り・期待通りの展開で良い感じだったんだけど、9時をすぎて、風も弱まりイヤーな感じ。マズメ男としては打つ手無しか!
春先に毎日通ったエリアからしばらくノーバイト、ノー見え生物な状態が続く。そんでもってやりたいお助けスポットはことごとくヘラ師という悪循環に。
放水路まで流しても放流系マメが釣れただけで途方に暮れる。この天気じゃミドルも壊滅。ディープやるか!
■ディープ
白根浜沖8~9mをちょっとやる。ガルプ5インチワッキークローラーでツネるとコンコンコン・・・コンコンコン!とティップが振れる。でも、乗らない。ギルっぽいけど、ちょっと違う、ちょっとヌルイバイト。ワームを変えると当らない。でもガルプにするとまたアタる。なんだ?
で、後ろでUSがいつも通りサイレントファイト中。で、上がってきたのは、なんとヒメマス。オレのバイトもヒメマスだったもよう。
外道にちょっとLOWだったけど、「ヒメマスは淡水魚でトップクラスの美味さ」だと言うと、目の色が変わった。本当は禁漁期間だしそもそも我々の入漁券で釣っちゃダメなんだけど、針飲まれてリリースしてもダメだろうってことで、キープ。早速内臓だしてさばいてコンビニ袋に入れてボート横にぶら下げていた(笑)
我々のちょっと岸よりのファーストブレイク+ウィードで釣っているグループが連発してた。サイズ的に放流君。USが羨ましそうに見てた「また釣ってますよ」と。いやー放流君釣っても・・・。でも、USがLOWなので浅い側へ。で、それぞれ1匹づつ追加。ってか、オレのはネイティブだったけど、なんか面白くない釣りなのでディープは辞め。
■南岸
午後からは南岸東から西へ流す。東風なので風を受けながらの流しでやりにくい。エンジン船なら風下へ一気に走ってから風上へ向って流せるけど、エレキオンリーだとそうはいかず。
釣れそうな風景をメインに流しなんとか1本追加。USも本日ボートで初のネイティブをキャッチ。やっと釣れたな。バラシとかラインブレイクなんて技術的なとこまでフォローできないんで、これで朝のオカッパリから数えてtoroガイドサービスとして5回目のバスとの遭遇。あと5回かぁ。
釣れないであろうストレッチをパスして沖を進んでいると、ウインドサーファーに救助を求められる。100mほど先のキャンプ場まで引っ張って欲しいと。ってかあんた、目の前の岸までパドリングして歩いていけばいいじゃん!と内心思うものの人命救助優先は船長の義務?ってことでえい航。
で、左図の赤矢印が指しているが、さっきUSが釣ったヒメマスが入っている袋なんだけど、どーやらヒメマスが脱そうつーか、落ちゃったみたい(笑)。USの大事なお土産が!
■溶岩再び
14時をすぎ一瞬雲が出ていた。で、東風が更に強まり波もでてきた。ちょっと怖い。ほぼ一周したので、波が当っている溶岩へ。魚っ気があったスポットをまわってみる。が、やっぱりポジションが変わっている感じでなんも釣れない。
ダメダメ感がボートを漂う。溶岩の釣りを真面目にやるしかないのかなーと。なんせ複雑な地形だし岸際ですぐ水深10mだしちょっと沖は40mだし。
とりあえず大きな岩の割れ目をスワンプで撃ったら一撃で釣れた。うーあぶね。ライン擦られまくり。久々の40cm。やっぱり定番割れ目撃ちか!って感じなんだけど、波あるし立ってやるのは怖いんだよね。
予備で積んでいたフットボールロッドで溶岩岬の浅いところテキトウニ撃つ。気分転換程度に。途中静岡のダジャレ王から電話。会話中コココ!と。「ちょっとアタッたので待って」と電話をぶん投げてフッキング。久々のケイタイフィッシュ。
なんだジグで普通に釣れんじゃん。ってことでもう1本40アップ追加。楽しい!でも、この釣り、立たないと出来ないし、2人で立つのは怖すぎるな。
■ラストスパート
16時をすぎ、そろそろ夕方を意識しよう。ってことで、朝イチ肥満バスを釣ったエリアでラストスパート。じゃあと5本釣ってね!とUSに気合いを入れるが
LOW™だった。
朝釣った岬周りで1本追加。もうすっかり水中写真撮りたいモードでカメラ突っ込んで写真とりまくり。まーみんな失敗だったけど。
なかなか上手く撮れません。
ヒットするたびにこんな事をしてる訳です。そんな訳でラストスパートでもう2本追加して17時20分ボート屋前まで到着。ボート屋のおっチャンに「何時までOKですか」と訊ねたら無愛想に「ゴジ」と言われスミマセ~ンって事で終了。
■オカッパリの部
USにあと5本掛けて貰わないとガイド失敗なので、もちろん夕方はおかっぱり。でも、同じ場所で同じワームで同じようにやっているんだけど、やっぱりオレにしか釣れなくて2本ゲッツ。
なにが違うんだろう?と2人でかなり悩み、激論をかわすものの結論は出ず。だた、USは「ミミズ」を意識してららしいので、その辺かなーと。USはネガカリも多かったので泳層の違いか?ってことに。オレはいつでもテキトウなんで言葉では説明できないんだよね。コツはテキトウなのか?ってなわけで10本釣らせるの約束には遠く及ばずUSはバス釣りを正式に引退する運びとなりました。残念!
1匹目の腹のアップ。ヘラでも食ったの?
岩の割れ目撃ちを開眼させた1匹
US唯一のボートネーティブフィッシュ
ヨンザリアーノ
夕方オカッパリ。連写モードで。