ReefMaster
オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる

Index

準備するものと成果物

  • リーフマスターとご自分で作った等深線マップ
  • OSMの日本地図ファイル(japan-latest.osm.pbf)
  • 気長に待つ時間

リーフマスターの「プリセット書き出し」機能に「AT5 Vector Map with Open Street Map Data」というのがあります。このプリセットを使うと無料で使える地上の地図(道路などが入っている)と自分の等深線マップを一つのAT5ファイルにまとめて書き出せます。

ただし・・・これは思わぬ結末が待っています。実行するだけ無駄かもしれません。ネタだと思って、そして私と同じ過ちを繰り返さない(無駄な時間を使わない)ためにも最後まで目を通し、最後に笑ってください。

Open Street Map とは何か

インターネットは「オープン」なもので成り立っています。みなさんがこのページを見るにあたって数多くのオープンなソフトウェアを経由して表示されてます。インターネット界の地図といえばGoogleマップが王者で無料で使えますが管理はGoogle社が行っています。一方このOpen Street Map は・・・・以下WikIより

オープンストリートマップ(英語:OpenStreetMap、OSM)は自由に利用でき、なおかつ編集機能のある世界地図を作るための共同作業プロジェクトである。GPS機能を持った携帯端末、空中写真やほかの無料機械からのデータをもとに作られていくのが基本だが、編集ツール上で道一本から手入力での追加も可能である。与えられた画像とベクトルデータセットはオープンデータベースライセンス (ODbL) 1.0のもと再利用可能である[1]。登録したユーザーであれば、GPSのログファイルをアップロードしたり、ベクトルデータをエディタで修正することができる。OpenStreetMapはウィキペディアのようなウェブサイトに触発され[2]、「編集」タブや履歴機能も保たれている。

以下がOpenStreetMapで開いた桧原湖周辺地図。かなり美しく詳細なグラフィックです。

https://www.openstreetmap.org/#map=15/37.6810/140.0581

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

え?こんな美しい地上マップとともにマイ等深線マップを作れるなんて夢のよう・・・

オープンストリートマップの日本地図をダウンロード

OpenStreetMap Data Extractsを開いてAsia>Japanを選択。もしくはここからJapanを直接ひらいて、Commonly Used Formatsの下にある

japan-latest.osm.pbf をダウンロードします。1GBあるのとサーバーがドイツにあるせいか、かなり時間がかかります。気長に待つかダウンロード後放置すると良いです。

リーフマスターでの書き出し

プロジェクト画面(サメ)のContourビュー(グルグル)を開き

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

  • ベクターモード
  • カラーパレットはAT5

であることを確認して右クリック>「Export Map Using Preset Style」を選択

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

画面右端のを何度かクリックして「AT5 Vector Map with Open Street Map Data」を開く。

フロッピーアイコンをクリック

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

Open Street Map Data Fileの場所を尋ねられます。さきほどダウンロードした場所を開いてjapan-latest.osm.pdfを選択して「開く」

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

次にAT5書き出しをどこにするかきかれます。SDカード直でもOKですが、そもそもSDカードは信頼性が低いメディアであること、この処理がめっちゃ長いので最後のSDカード書き出しで失敗したら残念なこと、などの理由でとりあえずパソコンのハードディスクに保存することをオススメします。

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

いつものSAFETY WARNINGをAccept。

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

以上で操作は終わり。あとはひたすら待つのみ。

リーフマスターの画面に重なるようにお馴染みの「Genarating AT5 Map」のダイアログが表示されます。が、実はもう一つ別のタスク(インサイトマップクリエイター)が起動しています。Windowsのタスクバーにそいつがいるので前面に出してみます。下の図。

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

この処理は2つのステップがあり、かなり待たされます。

最初のステップは画面下に緑色のブログレスバーが表示され進行状況を教えてくれます。例によって90%を超えてからが長いです。そして、やっと終わったと思うと、ステップ2が始まります。筆者PC環境(Intel Core i7 3.4GHz 8GB RAM Windows10 64bit)で1時間弱です。なお、プログレスバーのところにワーニングが表示されますが、どうにもならないので放置です。

本当に動いてるのか不安なときはタスクマネージャーを開きます。これを見る限り、CPUパワーよりもメモリ(ハードディクスではなくメインRAM)をたくさん食うようです。

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

Generating and Clipping Ocean PlygonとかMajor Block:Axxxxxx Processingと画面下に出たらステップ2くらい。

ひたすら待ちます・・・・待つだけは暇なので画面にでてくるtemp(一時的な)作業フォルダの中を覗いてみると、めっちゃたくさんのしかも大きなファイル群が生成されています。IMCソフトがかなり頑張っています(日本全域を処理してると思う)。大人しく待ちます。

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

処理が終わると最初のContourビュー画面になり、最初に指定したファイルにおなじみのat5ファイルとat5。xmlが生成されています。なおLarge_0のように_を付けた連番で複数管理できるんですね。

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

今回の例では約900MBのベクトルデータができました(やっぱり日本全国の地図が入ってる)。

これらのファイルをSDカードにコピー。

驚愕の結末が・・・

SDカードをエリートTiに入れて起動してみます。長いこと待った甲斐もあり、以下のように素晴らしく美しいマップが完成!

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

だったら最高だったんですが、残念ながら上の図はハメコミ合成です・・・(´・ω・`)

残念ながら現実は以下の通りでした。

 オープンストリートマップの地上の地図と一緒に等深線マップを書き出してみる の写真

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はいそうです。日本語正規版ユーザーならお馴染みですね。スーパーショアライン全国湖沼図AT5と完全に一致でした・・。いや、これはこれでじゅうぶん実用に耐えうる素晴らしいマップですが、どうしても最初にPCでみたあの地図に比べると見劣りますね。もっともPCで表示したくらいの美しいマップを表示するにはかなりのCPU・メモリ資源が必要なはずなのであと10年もしたらあのレベルのグラフィック描画ができるロランス機がお手頃な価格で(決してHDSではなく下のシリーズで)実現できるといいですね。※Open Street Mapはあくまでもデータの提供をしてるだけで「見た目」には関係しません。見た目を決定するのは、それぞれのデバイス(この例ではローランス機)に入ってるレンダラーに依存します。

というわけで、凄くワクワクしながら長い処理を待ってみたけど結果はスーパーショアラインだったというオチでした。ショアラインはかなり正確なので並行輸入された方なら便利かもしれませんね。

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