バスプロとして有名になるには?
バスのマスメディアに出るアングラーは完璧に世代交代しましたね。ベテランの力がありすぎて若手の出る幕が無い・・・か?っていう心配は吹き飛びました。やっぱり若い人にどんどん出てきてもらわないとね。もちろんベテラン勢も絶対必要。バランスが大事です。
そんなわけで、職業柄、若いトーナメントプロの殆どを昔から見続けています。ヒューマンの学生の頃から一方的に知ってるケースが殆ど。
今、メディアで活躍してる30歳前後の中堅どころも、その多くを学生の頃から見てきてます。(だから、結婚したとか子供出来たとかきくとビックリですw)
幸か不幸か、釣りプロがタレント化してる今の時代、どんだけ釣りが上手くても、トーナメントで活躍しても、それだけでメディアに取り上げてもらうことは不可能です(トーメント記事以外)。メーカーの後ろ盾が無いと無理。つまり広告をいっぱいだしてるメーカーさんがスポンサーにつかないとダメ。
なので、若いトーナメントプロとかメディアプロを目指すひとは、頑張ってメーカーさんに目をつけられるように頑張るしかないです。
で、ここからは想像が入るので、絶対とは言い切れないけど、メーカーさんに気に入ってもらえるであろうポイントをいくつか挙げてみます。
(1)釣りが上手いこと・トーナメントで目立った成績を出すこと
(2)挨拶・礼儀がしっかりできること
(3)大人とまともにコミュニケーションができること
(4)しゃべりが上手い・説得力のある文章を書けること
(5)ダーティー・グレイな噂が無いこと
はい。(1)~(4)まで完璧にこなせる若者はマズ居ないでしょうw ってか、大人でも数人いるかどうか。
(1)はともかく、(2)~(4)はかなり難しいですよね。
ただし(2)なんかは別に難しいことはありません。やろうと思えばいくらでも出来ます。気持ちだけの問題。
(3)は性格に依存するから、ちょっと人によっては難しいかも。特に若い人はね。とはいえ、トーナメントで成績出すよりは簡単な気が。
(4)もある程度のセンス・才能は必要。けど、これも訓練でなんとかなるでしょう。少なくとも釣りよりは簡単じゃないなかなーって思います。
TVで大人気の陽気なキャラのあの人も、実は根暗でオタク気質・・・ってのはよくある話です。そもそも釣り人って一般的にはシャイだったり暗かったりするし。芸能人にも多いらしいじゃないですか。
なのでバスプロを目指す若者の皆様におかれましては、釣りの上達はもちろんとして(2)~(4)もちゃんと意識して勉強・練習しておけば、きっと素敵な未来が待ち受けている・・・かも?責任はもてませんがw
(5)はもう当然です。言わなくても解りますよね。
(5)とは微妙に違うけど、トーナメンターだと、湖上での振る舞いも大事です。マナー悪いなーとか、戦い方が汚い、なんて噂はあっという間に広まるので要注意。いわゆる「日頃の行い」ってやつですね。
更に今の時代を加味するならば「動画向け」かどうかも大事ですね。動きがキレイ、面白いキャラ、言葉遣いがはっきりしてる、美肌w とか。
あ、あと、もう一つ意外に大事なこと。それは「時間」に余裕があること。
オレも若い頃はいろんなメディアに出させてもらいましたが、メーカーの後ろ盾があったわけでなく、ましてや釣りが上手かった訳でなく、、単純に「時間」があったからw 自営業故に自分で時間を作れたからです。メディア側からの急なスケジューリングにも対応出来る暇があったから、いわゆる「便利に使えるやつ」だったわけです。TVとかCMにもでたことあるけど、だいたいは急な話で本業さんやタレントさんが間に合わずオレに話が回ってきて二つ返事でOK的な。ま、今はメーカーの後ろ盾が無いとダメですけどね。
若い人で働かないで「時間」を作れるのは、親がお金持ちであることが大事なので、こればっかりは自分の力では難しいけど「都合のいい男」なこともメーカーさんに好まれる一つの条件かもしれません。
で、これらをものにしてメーカーさんのスポンサーがついて、メディアに出まくり!
それまでの地味な釣り人生から一転し、まるで芸能人にでもなったかのように周りからチヤホヤされ・・・・> この時点で過ちを犯す人、女にハマる人、勘違いして天狗になる人・・・まーいろいろありますが、デビューしてからが勝負なのでくれぐれも勘違いしないようにしましょう。メーカーさんの力があってのメディア露出ですからね。自分の人気取りに全力を注ぐのではなく、そのメーカーさんのモノを売るのがバスプロの仕事です。
さて、オレなりの今年のNo1注目株は↓この若者です。あえて名前は書きませんがw
この若者は只者じゃない気がするんです。青木君以来の大物な予感w
いや、実はちゃんとサシで話したことは無いんです。が、たまにブログ見たり、周囲からの伝聞によれば、かなりの釣りウマな気が。しかも理路整然と考え・説明できる賢さも持っている。ルックスもコウタロウくん並みの爽やかさ。
たまにオレにメーカーさんから「誰かいい人居ない?」ってきかれることがあって、確かオレ、去年某社社長にこの若者の事を伝えた気がした。忘れたけどw あと、ツィッターかUNITOROでも、すげー若者が居るって過去に書いた気が。
彼のナニが凄いって、釣りが上手いのはもちろんだけど、前に書いた(2)挨拶・礼儀がしっかりな点。オレはとっつきにくい度ではかなりなものですが、現場で会うと彼は大きな声でちゃんと挨拶してくれるんです。大メディアにはニコニコ挨拶する若者はたくさんいるけどオレのような3流メディアはそうもいきませんw だけど彼はちゃんと挨拶してくる。その辺も含め某社社長に推薦した経緯があるんです。
大メーカーがスポンサーについたのでこれからの活躍に期待がもてます。
そんな感じで、たくさんいる学生の中から強いトーナメンターが現れ、何年か無名のまま活躍>後にスポンサーがつき>メディアデビューっていう流れを何度も見てきました。トーナメンターってほんとに大変なんですよ。お金も時間もかかるし。気力・体力もハンパなく使います(たぶん)。特にトップ50なんかは人生を懸ける覚悟が必要なくらい。メディアプロになるならもっと楽な道もきっとあるはずだけど、それを選ばず敢えてトーナメントで名を上げようとしてる若者たち。そんな彼らをこれからも陰ながら応援していきたいです(・ω・)ノ
最後にもう一度。成績も大事だけど礼儀・挨拶も大事ね(-ω☆)
カテゴリ:釣り