CHIRP(チャープ)ソナーってなに?

2016-11-23   

ロランス魚探がチャープ(CHIRP)振動子を採用したのが去年でしたっけ?発表当時、革命的だ!的な宣伝をしていたのでCHIRPってロランス独自の技術かと思ったらそうではないんですね。HUMMINBIRD社もGARMIN社も対応しその名前を使っていることからなにかと思って調べたら昔からある一般的な信号技術?で、

チャープ信号とは、時間とともに周波数が増加(「アップチャープ」)するか、時間とともに周波数が減少(「ダウンチャープ」)するような信号である。一般的にソナー及びレーダーで使用される

Wikiより

cJhTNU159KdAmNeu.jpg
画像はhttp://www.westmarine.com/より

ロランスのYouTubeみるとなんとなく、あ、そういうことか、って解る気がします(*´ω`*)

ちなみにCHIRPはCompressed High Intensity Radiated Pulseの略だそうです。圧縮された高強度放射パルスって意味らしいです。


チャープソナーのメリット

※この分野についてはド素人なので間違ったこと書いていたらスイマセン(*´ω`*)

ロランス社の解説によればチャープソナーがもたらすメリットは2つあって

1.分解性能の向上

ボトムべったりにいる魚や沈みモノに寄り添っている魚も従来の振動子にくらべてよりはっきり分離できる。

2.低ノイズでクリアな画面

固定周波数だと誤ったノイズも拾っちゃってたけど、チャープは自分が出してる周波数の戻りだけを受信するから干渉の少ないクリアな画面を表示できる

らしいです。2はなんとなく理解できますが、1って要はダウンスキャン用の455とか800kHzくらいの高周波ソナーについても同じこと言えると思うんですよね。なにを今更感あり(*´ω`*)

で、もうちょっと調べていったらなんとなく理解できました。


深海でもくっきりハッキリ写せるのがチャープソナーのメリット

基本的なおさらいとして

低周波--> 遠くまで届く

高周波--> 近くのみ

ですね。地上の音も一緒で、遠くで開催されてる夏祭りの太鼓の音(低周波)はよく聞こえますが、笛の音(高周波)は聴こえません。ライブの音漏れもベース、バスドラの音はよく聞こえます。

で、バス釣りはせいぜい15mくらいがMAX水深なので我々にはピンと来ないんですが海釣りで50m、100m~数百メーターとなると話がだいぶ変わるようです。

我々には馴染みの薄い80kHzの振動子とかあるようです。それは水深10000mまで届くとか((((;゚Д゚)))) でも、それくらい低周波だとボトムの変化は捉えられても魚のカタチまでは判別できない。それは極端な例としても要は

低周波->深くまで届くけど細かい判別は難しい

高周波->深海までは届かないけど細かい判別が得意

ここまで来るとチャープソナーのメリットがなんとなく理解できますね(-ω☆)

例えば80~160kHzを発信するチャープソナーがあれば、低周波・高周波それぞれのいいとこ取りができるってことですね。

他にも高速追従が可能だとか従来よりは低電力で可能とかのメリットもあるようです。


バス釣りでのチャープソナーのメリットは?

そんな訳で、そうやって書くと「水深の浅いバス釣りには無意味?」って思っちゃいますよね。でも、冒頭のロランスの説明にあるように、分解性能向上とかノイズが減ってクリアな画面になる、ってのはメリットなんでしょうね。まだ実際に使ったことないですが、チャープソナー搭載のエリート7Tiユーザーさんは概ね絶賛してるので期待しちゃいます。今まで自分で使ってきたロランス(廉価版)はノイジー過ぎてちょっと参っているところなので余計期待します(-ω☆)キラリ


なお、チャープソナーの技術自体はかなり古くからあるようです。この手の技術にありがちな「軍事目的で開発された」的な。でもなぜ今頃になって釣り用魚探に採用されるようになったんですかね? 圧縮・可変された音波を発信したりそれを受け取って画像処理するのに大きな演算能力が必要だ、ってことですかね?昔からの技術だけど、魚探に積んでいたCPUでは処理しきれなかった。けど今の高性能・多機能魚探に積まれてるハードウェアで実現可能になった、ってことかな? GARMINのリアルタイム3Dとか凄いですもんね。

ってことでシーズンオフネタとして魚探GPSネタが続きますが、ゆっても来シーズンのオレもひたすらシャローと表層ばっかりやってて魚探は持ち腐れになるのは目に見えてますけどね(-ω☆)

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カテゴリ:LOWRANCE魚探GPS

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