2. http://www.gpsvisualizer.com でKMLファイルをGPXファイルに変換
2-1.http://www.gpsvisualizer.comを開く
2-2.上図赤矢印のUpload a GPS file:で先ほど作ったKMLファイルを指定。その下の、プルダウン・メニューで 「GPX file」を選択してGo!をクリック。
2-3.上図赤矢印をクリックして完成したGPXファイルをパソコンに保存する。
第4版 2016/10/16
2016年10月16日更新
2014年7月7日第3版。
2011年7月7日第2版。
最新版はバージョン7。
マップを作りたい湖を表示させる。画面左上の検索窓に湖名を入れると便利。
写真を拡大していって、真上からではなく、斜め上目線になる場合は「ツール(T)」「オプション...」「ナビゲーション」タブの「ズーム中の自動傾斜を無効にする」をONにする。
野尻湖を例に進める。
ヒント:Googleアースの新機能:過去の写真機能
画面上の時計アイコンをクリックすると、画面上部に横長バーが出てくる。これにより、過去の衛星写真を見ることができる(こともある)。湖の写真がイマイチの時、何枚か切り替えてベストなのを選べる。
画面左の「お気に入り」を右クリック→追加→フォルダ
フォルダに名前をつける
次に作成したフォルダを右クリックして、追加→パスを選択
名前をつけ、線をひきやすいよう、「スタイル、色」タブを調整する。で、ここで「OK」ボタンを押さないこと!! この画面はそのまま表示させておく。
湖岸線をマウスの左クリックで描いていく。画面からはみ出しそうになったら、カーソルキーで移動可能。
失敗したら「右クリック」で直前の線をキャンセル可能。最新版のGoogleアースはドラッグするとその通りの線を引くことが可能。ポチポチとドラッグは適材適所で。
とりあえず一番外側の湖岸線の描画完成。先ほどの小さい画面の「OK」をクリック。
湖岸線のみならここまででOK。1-4へジャンプ。
最初に作ったフォルダを右クリックして、さっきの湖岸線と同じように「追加」「パス」。
※同じ湖岸線とフォルダに入れるのがキモ。
本例の野尻湖に浮く、枇杷島を描いてみた。
島が複数ある場合、上記ステップを島の数だけ繰り返す。同じフォルダの中に全ての部品を作っていく感じ。なお、名前をつけるとき、日本語は使わないほうが良い(後に文字化けするため)。
フォルダを右クリック→「名前を付けて場所を保存...」
わかりやすい場所に保存する。この時、後々のトラブルを避ける意味でファイル名は英字にする。日本語だと色々トラブルが起こりがち。
以上でGoogleアースでの作業は終わり。
2-3.上図赤矢印をクリックして完成したGPXファイルをパソコンに保存する。
http://www.geopainting.com/を開いて「日本語[beta]」を選択。
最新バージョンを無料ダウンロードをクリック。
インストーラをダウンロード (3.18 MB)
2014年7月時点の最新版は2.1(update78.8)。
インストールの途中に出てくるECW,MrsSID,JPEG2000云々は不要なので2つのチェックを外して進める。
インストールされるフォルダを控えておく。インストールの最後のほうで出てくる、「インストール先」を控えて(コピーしておく)おく。
インストールが終わると、GPSMapEditが起動するが、一旦終わらせておく。
http://www.fishtec.co.za/lcmBuilderDLL.dll ←これを右クリックして保存。先ほど控えたGPSMapEditのフォルダに移動する。
2016年10月16日更新。上記DLLは古くてLCM書き出し時に以下のエラーが表示されます。
警告: Unexpected size of C:your_directory\Geopainting.com\GPSMapEdit 2.1\lcmBuilderDLL.dll. Please re-install it.
エラー:エクスポートが失敗しました。
DLLは以下からダウンロードしてください。
http://www.geopainting.com/en/lcmbuilder.html
ここでようやくGPSMapEditを起動。「File」→「Open」で先ほど作ったgpxファイルを指定。
下のような画面になる(はず)。
上図の灰色の線はカーナビやボートのGPSプロッタでいう「軌跡・航跡」の扱いになっている。つまり、ただの「線」。これを湖という図形に変換する必要がある。
カーソルが矢印になっている状態で(なってなかったら画面上部ツールバーの矢印アイコンをクリック)、灰色の湖岸線を右クリック→「に変換(C)」→「多角形...」を選ぶ。
種類をテキトーに選ぶ。この場合は湖(Small lake)。ここで選んだ色に近い色がローランス画面に現れる。
それっぽい感じに。
湖岸線のときと同じく、島の縁の線を右クリックし「多角形...」を選択。(あとでその情報は破棄されるので)種類は何でもOK。
キーボードのCtrlキーとaキーを同時に押す。または、「編集」「選択」「全ての物体」。
湖岸線と島の縁がピンク色の破線になったことを確認し、湖のどこか(水色の部分)を右クリック。
右クリックで表示されたメニューの「物体を結合する」を選択。
湖内の島が白になればOK (-ω☆)
この後の作業で失敗するとアプリケーションがハングするので、ここで一旦データを保存する。「ファイル(F)」「名前をつけて保存」。※ここで作成されるのは、GPSmapEdit独特の形式ファイルであり、ロランスのファイルではありません。次のステップ以降でハングしたり、後に修正したいときは、ここで作成された拡張子mpのファイルを開きます。
「ファイル(F)」「地図のプロパティ」をクリック。ヘッダータブを開く。
「種類の集合」をLowranceにする。もしここでLowranceが出てこない場合は前出の3-2が上手く行ってないはず。同じディレクトリにlcmBuilderDLL.dllがあることを再確認。もしあるなら、GPSmapEditを再起動。
つづいてレベルタブを開く。右の「前に挿入」を押す。
最後にOKを押して、この画面を閉じる。
「ファイル(F)」「エクスポート」「Lowrance地図(*.lcm)」をクリック。
特に「成功した」旨の表示はなく、密かに終わります。そして、lcmファイルは元のgpxファイルと同じディレクトリにひっそりと生成されてる。ファイル名はGPXファイルと同じ感じなので、自分でわかりやすいように湖名などに名前を変えておく。
以下はエミュレータソフトの画面例。
エミュレータソフトが入っているディレクトリを開く。そこのMaps0ファルダを開く(ここがSDカードをエミュレートしてるディレクトリ)。
ここに先ほど作ったlcmファイルをコピーする。これが実機でSDカードを挿入した状態。
これでショアラインは表示されているが、GPS画面でその地点まで行くのが超大変なので、元のGoogleアースで経度緯度をメモっておく。
↑ショアラインにマウスを乗せると画面下部に緯度経度が表示される。
ZOOMインしてメモった緯度経度まで画面をスクロールすると・・・・
できた!ちょっと感動!
なお、野尻湖は島が一つですが、たくさん島がある桧原湖もこの手順で作成できます。Googleマップで、50回くらい線を引いて作りました。
これで自分が通うフィールドのスーパーショアラインが市販されていなくても、自作することが可能です。ここで作ったショアラインをベースに今度はご自分でロギングしたデータを用いドクターデプス等深線を加えればパーフェクトです(・ω・)ノ
Googleアースには画像をオーバーレイ(重ねあわせ)する機能があります。それを使って、等深線のコピーをすることが可能っちゃ可能です。実用的とは言いがたく、やっぱり自分でデータを録ってリーフマスターなりドクターデプスで作るのがベストだとは思いますが、一応、こんな感じでこんな事も出来るっていう参考程度に御覧ください。
今回の例の野尻湖は等深線図が存在します。ネットでググるといくつか出てきます。今回はそれをちょいとお借ります。
このサンプルはPDFファイルなので、画面に表示した状態でPrintScreenキーを押してフォトショップなどに貼り付け画像ファイルとして保存します。
Googleアースを起動し、「追加(A)」「イメージオーバーレイ」
「リンク」の横の「参照...」で先ほど保存した等深線画像を開きます。
次に「透過度」のツマミを右に動かし、真ん中にくらいにします。ここで「OK」ボタンを押してはダメです。ここがGoogleアースのちょっと変な癖。OKボタンを押さずに、この小窓画面を画面の端っこに移動させます。
すると上図のような感じで、ちょっとズレて重なっていると思います。画像の周りにある緑色の線をドラッグして拡大縮小・移動を行い、ちゃんと合わせます。
いい感じに合わさったら、初めて先ほどの「OK」ボタンをクリックします。
次に画面左の「お気に入り」で、小島を作ったときと同じように「右クリック」「追加(A)」「パス」とし、名前をつけます。ここでつけた名前がロランス画面にも表示されるので、たとえば1mの等深線なら1という名前にするといいと思います。
あとは湖岸線と同じように線をなぞっていきます。オーバーレイした画像が消えたら、お気に入りの「イメージオーバーレイ」を右クリックすればOKです。
1m、3m、5mと繰り返します。完成したら、前のサンプルと同じく、KMLで保存 → gpsvisualizerでgpxに変換→ GPSMapEditで開くという作業をします。
※以前保存した湖岸線のみのmpファイルに、Googleアースで等深線だけ別で作って、GPSMapEditで「追加」することも可能です。
GPSMapEditで開いた状態。
湖自体は多角形に変換し、等深線は以下のように「線を右クリック」「に変換(C)」「ポリライン...」
種類を選択の画面の下に「等深線」ってあります。が、これは色と太さの指定なので、お好きなのでOK
そうすることによってGPS上では以下のようになります。
なんとなく気分的にはいい感じ? 厳密ではないけど、まー無いよりはマシなマップができると思います。
湖岸線や島は「多角形」で描画。等深線は「線」で描画してる感じです。これを応用し、禁漁区の線引きなどにも活用可能です。
本来、GPSMapEditはかなり多機能です。普通にGarminGPSのマップなどを自作することができるみたい。有料版ならGoogleアースを直に読めたり。ロランスのLCM仕様がどこまで対応してるか謎ですが、本当はもっともっと複雑でカラフルなマップを生成できるんだと思われます。でも現時点ではここまでが限界です。また、機会があれば勉強してUPしたいと思います(・ω・)ノ
GPSMapEditの参考サイト:http://www.malsingmaps.com/wiki/index.php?title=Tracing_Google_Earth_images