2017年09月26日(火)久里浜のカワハギ
『秋のカワハギ釣りで珍事多発!ウミガメもw』
9月のカワハギ釣りは貴重な体験
どうしても春~秋はバス釣りを優先するのでカワハギ釣りはバス釣りのシーズンOFFにやる感じですが、今回はお誘いを受けたので行ってきました久里浜へ。
前日夜まで「天気が曇りならバス釣り、晴れならカワハギ行きます」って感じで釣行先は決めてなかったけど、どー転んでも榛名湖は晴れみたいな予報なので、前日20時に誘ってくれた不良じゃない方の美容師Tさんにメッセを送りました。
ってことで帰宅後慌てて準備して久里浜へ。
いつもは防寒バッチリのカワハギ釣りだけど今日は最高気温が28度予報なので短パン・Tシャツ!たまにはこういう軽装もいいもんですね。
ってことで久里浜出船だったけど30分ほど走って到着したのは千葉県w いわゆる竹岡沖。水深は15~20m。
カワハギ用リールは(1)軽いけども巻取りが遅いアルファス、(2)巻き取り速いけどデカくて思いT-3の2セット使っているけど、15~20mなのでアルファスでもぜんぜんOKでした。
最初から最後までずーーーっと中層をやってみた
今回は結果的に最初の一投からラストまで永遠と宙の釣りをしてみました。宙ってもボトムから1m前後まで。T-3で2巻きくらいがメインで、たまにちょっと上げたり下げたり。
中層の釣りはハマったら他を寄せ付けないほど釣れるタイミングがあることはあるけど、安定度ではボトムの釣りに負けると思います。一日中ずーーっと宙が圧倒的に効くことはレアですよね。
んで、カワハギ釣りをやるバス釣りの人は99%が負けず嫌いw 絶対に数釣り勝負を挑まれます(*´ω`*) 隣同士で釣りするんで、勝負好きの人にはたまらない魅力があるんですよねこの釣り。
そういう理由があって、俺的には「今日はひたすら宙の釣りをやりきる!」とかテーマをもって釣りをしようとしても同行者がそれを許さない空気があるわけです(笑)。
いくらマイゲーム!ってがんばってテーマに沿った釣りをしてても、他の釣りをしてる隣人に圧倒的に釣り負けて途中で心が折れることもよくある話し。
だけども、今回はベーシックなボトムの釣りをやっている人達と宙ばっかりやっているオレに釣れてくるカワハギの数、バイトの数はずーーーと同じようなペースでした。どっちかが圧倒することなく、平和におなじくらいチャンスがあった。なので周りには我関せずでひたすら宙の釣りをやりきれた。最初から最後までやり通したのは初めてでいい経験になりましたわ(*´ω`*)
宙の釣りはバス釣りの表層サイトに似てる
宙の釣りはバス釣りの表層ピクピクのサイトに似てるって言われても同意してくれる人は皆無だと思うけどw
中層やっていると
(1)カワハギが近くに寄ってきたのが手に伝わってくる→ピクピクしてるとバスが下から湧いてくる
(2)カワハギがアサリをチューチュー吸いまくるのが手に伝わる→バスがワームの近くまで来てじーっと見つめる
(3)カワハギが鉤の部分まで食べた時「ツ」ってバイト感じたり、ハリごと丸呑みしたときに「スコ」っとウエイトレスフィールになるときがある・・でも、その時フッキングできない → バスが口開ける直前まで寄るけど見切ってUターンする
(4)カワハギが1つのアサリを全部食べた。でもアサリはあと2つ残ってるんで、あと2回のチャンスがある → 食う直前でワームを見切ってUターンした直後、アクションを変えるとまた食いに来る。けど、それはMAXで3回くらいしか効かない。故に3回勝負。
っていう魚との一対一の勝負みたいなところが凄く似てるとオレは思っています。それが、ボトムの釣りだとラインテンションが抜けるタイミングがあって、知らぬ間にエサを取られてるときが多々あります。だけど宙の釣りは、常にラインテンション掛かってるからそれが無い。S/N比がMAXに高い訳です。
(5)ティップや手元に伝わる微妙な変化が全て魚の反応→表層サイトは魚の動きが全て目視できる
っていう点も一緒。
あぁなんて楽しい宙の釣り(*´ω`*)
今回のテーマその2:ハゲ針に慣れる
チュー感じで宙の釣り!っていうテーマで釣りをしてて、最初の数流しはいつもどおりダイワのスピードっていう丸セイゴタイプのフックでやってたけど乗らないバイトが多かったので、今回は伝統的なカワハギフックである「ハゲ針」を使い続けました。
宙の釣りにはハゲ針が効く
って教わったけど、未だにその効果を実感できてなかった。ここ数年はけっこう使ってたけど、どーしても途中でスピードに戻してた。でも今回はひたすらハゲ針を使って、それなりに満足いくフッキング率だったので、もう苦手意識は完全に無くなりました。今回の一番の収穫はこれです。
ただ、手持ちのハゲ針バリエーションがとても少なかって、伸ばされる事故が多発。それが反省点。
もっといっぱい買わなくては!
一日の流れ
って感じでいつもと違う構成で書いてみましたが、一日の流れをざっと書くと
7時半出船で30分ほど東へ走って竹岡沖15~20mへ到着。周りには久比里はもちろん千葉県勝山港のカワハギ船も来てて今時期の有望カワハギポイントみたいでした。結果的に丸一日このエリアで釣りをすることに。
このエリアにしては水が激濁り。9月の竹岡沖は初体験なので、この時期はいつもこんな水色なのかもしれないけど、八郎・霞ヶ浦くらいの水色でした。
一回だけ高さのある根がかりする場所に入ったけど(ここでウミガメが釣れた)、それ以外はあんまり根がかり・ハードボトムは無かったようです。 ”ようです”っていうのはオレはボトム取ってないから。
終日、流れはほぼ無くてダラ~ンって感じ。アタリのほうもダラ~ンって感じで、大きな盛り上がりも無ければ沈黙も無くてずーーーと同じ感じのペースでした。
前日はトップが40数枚。この日もトップは60枚くらいとよく釣れています。ワッペンより一回り大きいくらいの小型が多かったです。
オレは5~6回フッキング時のフック伸ばされでミス!他にもまーまーでかいのを船べりで2枚逃しました(´・ω・`) 全部フックが伸びるミス。
やっと7回目の正直でやっとキャッチできたのがこれ。
釣れた数は32枚。同行したみなさんも同じくらい釣ってました。
トップが60枚くらいってのは納得できます。変なテーマを設定せず、ひたすら数釣りに走ったらオレでもあと10数枚は釣れたかな?w
ちょっと今回、アサリがグダグダだったのもあって・・・(´・ω・`)60点くらい。ま、船宿提供のアサリに文句あるなら自分で剥けって話ですけどね(*´ω`*)
水温が高いので外道のオンパレードかと思ったけどそうでもなかったです。特にオレは中層だったので、ほぼほぼ釣れず。
ただサバフグはめっちゃ多くて集寄ギラギラ付けてる人はサバフグの猛攻に遭ってました。オレは何も付けてないので、周りの1/10くらいしかサバフグ釣れずでした。
↓同行のTさんのギラギラテープ。
ポンチで穴開けた訳ではなくフグに食われた穴です!
そんな感じで30枚釣れたし天気良かったし苦手なハゲ針も克服できたし、良い一日でした(-ω☆)
珍事その1
このメンツで久里浜行ったときの恒例行事。それは久里浜駅前の松屋で朝飯食べること。てことで、船宿から駅方面へ歩いてたら、歩道に1000円札が落ちてた!人生50年近く生きててお札拾ったのは初めてですわ。実は前日、リラックマの一番くじを2回だけ引いたらA賞あたったんですよ!A賞ってまーまーレアなので「なんかすげーラッキー!」って思ってたけど、まさか翌日に人生初の1000円を拾うとは((((;゚Д゚))))
珍事その2
朝の早い段階で中層をゴニョゴニョしてたらスパっと吸い込まれる系のバイト。フッキングしたらズドっと止まってゴンゴン!めっちゃ引く!水深が浅いので途中でくたばること無く7mくらいまで上げても猛烈に下へ下へ引くわけですよ。これはまさかの30cmオーバー?
琵琶湖や八郎の外道で鍛えた咄嗟のクラッチ切り技を駆使してなんとかあとちょっとまで巻いたけど、それでもよく引く!船長に網を用意してもらって・・・・
現れたのは・・・え?青物? 水が濁ってるんで魚体は不明瞭ながらも光ってるw
ん?イナダ?網入れ直前に見えた魚体は・・・鯖?違う・・・アジ!(-ω☆) しかもでかい!
アジ自体はポピュラーな魚だけど、カワハギ釣りの外道で釣れるのはかなりレアだと思います。けっこうな回数行ったけど釣ったことは無いし周りで釣れてるの見たことも皆無。時期的な問題かもだけど。
で、アジって口が弱いので掛かってもバレ易いんです。特にほぼクッション性ゼロのカワハギタックルだから余計バレやすい。けど、今回のは唇ではなく鼻の穴近くの硬いとこに刺さってました(*´ω`*)
もう何年もカワハギ釣りにクーラーボックス持ってってない(家への魚持ち帰り禁止令がでてる)けど、アジなら持って帰るぞ~(-ω☆)
珍事その3 まさかのウミガメがヒット
となりで釣りをしてたTさんが何度か根がかりをしたポイントで事件は起こった。
一回目は根がかり?って思いつつ引っ張ったらグーーーーっと上がってきて途中でフック折れ。2回めも同じ感じで根がかったので引っ張ってみたら上がってくる・・・。普通にリールを巻けてた。でも、なんか動いてる?ん?
そのままリールを巻き続けて底から現れたのは茶色い物体。よく霞に沈んでる土嚢的なやつ?
って思ったら・・・・
まさかのウミガメ((((;゚Д゚))))
TVと水族館でしか見たこと無いやつ。しかもかなりデカイ。これ、アサリを食べた訳ではなくメインシンカーを咥えただけの状態でここまで上がってきました。ググってみたら大きいやつの体重で150キロとか200キロとかあるようですが・・・。いくら水中でもカワハギタックルで抵抗してる亀を上げることは無理なので、亀が自らこっちに向かって泳いできたんでしょうね。
一回水面に顔出して・・・
再び水中へ。そのまま船の下に向かってって無事に仕掛けはキレイに外れました。けっしてフックや仕掛けを亀に残してないんでご安心ください(*´ω`*)
帰りにこれをFBにアップしたら、すぐに宮本ヒデさんから着電。ヒデさんをもってしてもカワハギ釣りでウミガメを釣ったなんて聞いたこと無いそうです。
東京湾に普通に居るんですね~
亀釣れたポイントはけっこう根がかりしたり高さのある物体があったので、もしかしたら龍宮城だったのかもw
異魚種の交換システム
今回の同行メンバーはみんな海なし県民なので、食べることも海釣りの魅力の一つです。行きの車内でも「アジ食べたい」っていう話で盛り上がってて「アジ釣り船の人と下船後、交換してもらう」っていう作戦で盛り上がっていました。そして見事に交渉成立。カワハギとアジの交換会。
アジは100匹とか釣れるみたいなので、これはWin-Winの関係()ですね。どっかの船宿は船宿が仲介役で交換するシステムが確立されてるらしいけど、それがもっと広がると良いですね。
オレもおこぼれいただきました。真ん中がオレ釣ったやつ。上下のはいただいたやつ。
次回への課題 for オレ
- ダイワのスピードサルカン仕掛けが底をついた・・・・サイアク
- ハヤブサ社のハリスどめはキツくて無理だった
- 太軸のハゲ針を増やす