"『Teamぺんぺん草クラシック'97"
1997年12月21日(日)北浦
7匹
モーニングコールで7時に起床。すっごく目覚めがいいぞ。夕食よりは相当まともな朝飯を食べて、8時に宿を出る。
本当は決勝は海釣りだったんだけど、意外にバスが釣れたので急遽決勝もバス釣りをすることにした。決勝は海釣りにあわせて
●決勝21日*予選で1cm以上取った人がエントリー可(植村対策)魚種は問わず3匹の合計体長で競うエサ釣り可その他は予選のルールに準ずる(植村対策)っていうルールだったのだが、特に変更することなく、このルールを適用することにした。
前日と同じ場所じゃ芸がないということで、今日は常陸利根川から攻めることにした。でも、増水してて足場が悪いため、とりあえず外浪逆浦へ行ってみた。めぼしいポイントがないので大きめの水門で第1ラウンドスタート。決勝ということでみんな真剣だ。オレも勿論真剣。でも釣れない。なにより実績がないポイントなんでイマイチ信じられない。そろそろ移動しようか?って時に横にいた佐武選手にヒット!「あれーちゃんとバス居るんだ」などと感心した直後、水面を割って出てきたのは....
ん?なに?トラギズ?ギンポ?ん?ハッハッハ、ハゼじゃん。全員大爆笑。サスガはスーパー佐武だ。常吉で、3インチのワームでハゼを釣る男。今日は「魚種を問わない」ルールなのでハゼとはいえしっかりポイントに入った。しかも18cmのランカーハゼ(笑)コレを見てイソメを買いに行きたかった衝動を抑えつつ大移動。
ちょっと寂れたドックで第2ラウンドスタート。とりあえず、お約束のスロープを攻めようと思ったが、植村選手に先を越されてしまった。でも、なんとなく植村選手の後にスロープを打ったらコツッ!ウリヤーっと32cmながら本日の初バスをゲット!ヌハハハハ。
全員同じリグ同じワームを使うTeamぺんぺん草にとって、自分がチェックした後、別のメンバーに釣られるというのは、もっとも屈辱的なのだ。ひっひっひ。「植村の後は釣れる」ジンクスが誕生。因みに今年の春は「冨樫の後は釣れる」とよく佐武に言われていただけに、植村さんの悔しさはよく解る。
とりあえず1本取ったけど、あまりにも水が悪いのでまたまた移動。次のドックでもイマイチバスの気配がないので、一気に北浦本湖まで大移動。
この渋い時期に新しいポイントを開拓するのはバカらしいことに気づき、結局昨日と同じポイントで第2ラウンド開始。昨日、まさかのノーバイトだった「トガゾノ」へ今度は常吉で挑戦。佐武と植村選手も付いてきて狭いポイントを3人で攻める。でも、やっぱりここはトガゾノだ。ヒット!ヒット!ヒット!オレだけ3連続ヒット!(でも1本バラした)うははっはは最高に気分がいいぞ!「トガゾノはオレにしか釣れない」と十分に威張ってみた。はっはっは。
佐武が昨日3本取ったポイントは不発に終わり、今日はオレの一人勝ち状態が続く。気分いいぞ。
昼食を挟み、午後からは北浦の東岸を回ってみることに。でも、東岸は釣り禁止のエリアが多くて困ってしまった。やっと見つけた釣り可能なドックへ到着すれば、どこかで見たことがある車とボート。あらら、NBC山中湖会長の岩崎さんではないか。どうやら自分のボートを売りにだして、今日が納艇の日みたい。世間話をしつつ、ここでもオレだけ1本ゲット!この時点で松井さんが1本、オレが4本、他のみんなは0本。いやーなんて気分がいいんだ今日は。佐武がボーズなんて滅多にないぞ。はっはっは。
再び西岸へ戻り、昨日と同じコースを南下しつつ探ってみた。昨日1投目で釣れた極秘ピンポイントには別のグループが入っているので、しばらく空くのをまつ。ちょっと空いたので、すかさずキャストし2投目でまたまたゲット!その直後、佐武のロッドも弓なりに。先に入っていたグループはさぞかしビックリしただろう。これがぺんぺん草なのさ、はっはっは。感じ悪い?
このポイントでは佐武がもう1本追加して、ちょっと焦る。
第4ラウンドはオレがお気に入りのポイントだ。時刻も15時をすぎたので、気合いを入れて攻める。ボトムが堅くて石が点在する最高の場所で粘ってみた。珍しく常吉をロングキャストしてズルビキして石に引っかけてシェイクするパターンだ。20分程粘って待望のアタリ、かなり遠くでヒットしたので追いアワセをくれてやる。40近いナイスなファイト!堤防の上でのヒットで抜き上げできないので、弱らせてから堤防のしたまで歩いていく。あと3mでラインディングできるってとこで、「キリキリキリキリキリキリキリキリキリキリ」うわー、北浦名物捨て糸に巻かれてしまった....あの手この手を尽くしたけど、ガッチリ引っかかってビクともしなくなりラインを切るハメに....ショック大。
愕然としつつ、後ろを振り返れば佐武のロッドが曲がっているではないか。あーぁ、遂に佐武もリミット達成した。これで、優勝は佐武に決まったのか?
16時に再び第3ラウンドと同じポイントに移動し、最終ラウンドスタート。もう、こうなったら最後の望みを賭け「トガゾノ」に直行。半日ほど休めて置いたからまた釣れるだろうと思ったが.....バイトなし。
今年の最後をラインブレイクで終わるのは絶対に避けたい。どーしても、あと1本釣りた~い。近くの水門に植村選手がいたので様子を聞いたけど、全然ダメとのこと。でも、朝の「植村の後は釣れる」法則があるので「植村さん、そこの水門のヘチやった?」と聞くと「うん、2回通したよ」との事。「じゃー釣れるかもね」などと冗談半分に投げたら「コツン」っと鋭いアタリ!ダブルクラッチをくれてやると、ものスゴイひき!ゴンゴンゴ~ン、走る走る。もー滅茶苦茶嬉しい!泣けるほど嬉しい!と浮かれてていたが、マジでヒキが強くてちょっと焦る(笑)。日はもう沈んでいるので本当にコレが今年最後のバスだ。嬉しい!
慎重にランディングしたそのバスは39cmでヒレがピンと張ってて腹はパンパン。最高のコンディションのバスだった。これでやめればいいものの、なんかまだ釣れる気がして、もう一度、同じとこにキャストしたら、またアタリ!でも、フッキングミス(涙)。「植村さ~ん、また当たったよ!まだ魚居るよココ!」っつーことで、場所を入れ替わってみた。そしたら、またまた「植村の後は釣れる」ジンクスがあたって、またまたオレにヒット!今度も38cmのナイスフィッシュ!「うわーーーーごめん、また釣れちゃったー」もう、最高に感じが悪いぞオレ。植村さんゴメン。たまにはこーゆー日もあるのさ。
終わってみればオレが7本、佐武が確か4本、松井さん2本、他のみんなは....オレには書けない。と、とても気持ちのいい最高の釣り納めとなった。
で、Teamぺんぺん草クラシック'98のウィナーは、初日に45cmのキッカーを取った佐武に決定。オレは3cm差で惜しくも2位。くやしー、数と平均サイズではオレの方が上だけど、45cmを取られたのが大きかった。まぁ勝敗はともかく、サイズもヒキもよく魚がキレイで人も少ない最高の2日間だっ。あーまた行きてー。