"冬の亀山"
2007年12月11日(火)亀山ダム
0匹 天気:晴れ~曇り 水温:12℃手段:レンタル船
そんな訳でBass or Dieな気分なのでバス釣りに行ってきました。結果釣れなかったけどやっぱりし、バス釣りは面白い。
メタルジグ
なかなか平日に釣りに行ってくれる人が居ない訳ですが、今回は居ました。アメリカのトーナメントに参戦してる人。「本場既知」さん(仮名)としておきます。いやぁ我ながらナイスネーミングだ(笑)。彼の家を経由することを考えて行き先は亀山ダムになんとなく決定。ディープでメタルジグをしようってことになった。だから前日いっぱい買ったんだけど・・・。
さすがにオレがエレキを踏むのは遠慮し前を任せる。んで「じゃ朝はシャロークランクやりますか」って、、おい、そんなの用意してません。ボート屋でてすぐのシャローをクランクで流し始める。騙された・・・。
ま、いいか、嫌いじゃないし。ってことで、軽めのメタルジグ用に用意してきたPEのスピニングタックルにチビアダーノーシンカーを結んでいつもの癖でI字形表層流し。んで、その2投目!
岸に投げ50cmくらい引いたところで「パチャ」っと出やがった(驚)。波紋と音的に子バスっぽいけど、もしかしてニジマス?以前は放流されてたらしいけど、今もしてるのか?謎でありますが。
この日は他のボート屋のminiトーナメントが行われてて、ライブウエル積んだボートが沖のチャネル絡みっぽいとこに数艇浮いてました。いきなりシャロー流しで表層に出てビックリしてはしゃいじゃったので、みんなこっち見てるし(恥)。
ちなみにそのトーナメンターさんが釣っているのを見たので、あーゆー釣りで釣れるんだナーって思った。
さくっとシャローを流した後、ちょっと移動して岬周辺の立木周りへ。ボトムの水深は8mくらい。ここでいよいよメタルジグ投入。しっかし、オレの魚探107のみだから、リザーバーだと厳しい。せめて200は欲しい。と、言い訳ですけど、リザーバーは慣れないので魚探の見方がよくワカリマセン。横に伸びた枝とかが紛らわしい。
メタルを数投してたら、本場さんがいきなりシャロー撃ち・・・。もうディープ飽きたのカヨ!。いや、オレも別に嫌いではないのでおつきあいいたします。
そんなこんなでひたすらシャローというか岸際流しの展開に。朝は天気が良くそれほど寒くは無いので、午後には釣れそうな予感!
一応、何カ所かあった沖へ張り出し気味なディープフラットもチョロチョロやったけど、なにも起こらずやっぱりシャローへ。
2箇所ほど鯉の居るドシャローがあって、期待したけど駄目。目視できるベイトは皆無。魚探にも映らない。かなり厳しい展開に!
ダムサイト方面
昼頃にはダムサイト方面へ下る。メインレイクにはトーナメントの人たちがプチ船団。亀山って凄い人気ですね。冬の平日なのに。釣ってるシーンをここでも見た。
で、我々は相変わらず浅めの釣り。朝に一発出ちゃったせいで、疑いなく投げるわけですが、あれ以降何も無し。
地名全然解らないんですけど、鳥居があるとこのボート屋さんの横の川へ。この時はポカポカで無風。更に沖でフィッシュイーターなバードがダイビングしてた。本日初なベイトフィッシュの(間接的な)気配!
で、そっちに行ってみた。ボトム地形が複雑でハンプ的に。ベイトもチラホラ。この日初のディープでの「良い感じ」でアイキャンフィーリット。本場さんはスパイダージグやディープクランクで、オレはライトリグで結構じっくりやったけどなにも起こらず。
ここで、船首交代。橋脚下の僅かなリップラップを狙う。そろそろ水温上がり気味で釣れちゃうんでね?何も起こらず。そのまま、岬を回って風が当たってない潮目の内側へ。西湖だとよく釣れそうな地形。でも、底質がイマイチかなー。つづいて沖の小さい島に。昔、ワールド戦の時、今江さんが何度も入っていたので、個人的に釣りしてみたかった(笑)。
島横のブッシュにクランクを通した本場さんにワンバイトあったらしい!
ま、ここで普通の人相手なら「本当にバイトだったの~~~」って疑いを掛けるわけですが、さすがに今回は信じよう。船首兼乱用でフォローキャストさせずにグルっと一周して、反対側からオレが先に投げたけど釣れず(笑)
沖の船団は一列に綺麗に並んでた。そしてまた釣ってるシーンを見た。さすがに、ノコノコとそこに入るわけにはイカン。でも、通りかかるとき魚探を凝視。メインチャネルのブレイクに並んでいる模様。そーですか、ってことで、対岸のチャネルを目指す。んが、こっちはブレイクが緩かった。あげく、本流から逸れちゃっている。で、20mラインの上から2mにベイトの群れが映ったけど、これはチョット・・・。岸にアオサギが居た。これまた本日2度目の間接的ベイトフィッシュの気配。けど、なにも起こらず。
ここで近所の川に一人で浮いているテンチョから電話。お互いの異常なしを確認(笑)
曇天の午後
ここらへんで再び船首交代。このままシャローをダダ流ししても望み薄か?午後にシャローを期待したけど、13時頃から曇ってきた。残念。これ以上気温があがるとは思えず。
っても、まぁ、撃っているだけでも楽しいんですけどね。きっと出ればデカイだろうし。2箇所ほど鯉が居るスーパーシャローを発見。きっとナニカがあるはず。スゲー期待する。でも駄目。悔しいので鯉の鼻っ面にテキサスリグを入れてみた。んが・・・
逃げない。
シンカーを当てたら何とかかったるそうにゆっくり逃げた。どんだけ~。どんだけ寒いんですかあなた達。それを見た瞬間一気に集中力が無くなった。
ダメダコリャ。
そのままボート屋へ戻る感じで上流部へ。広くなっている部分に差し掛かったとき雨が!そんで、そのタイミングでワカサギが浮き出した。チャーンス?!
冠水植物のある浅いところでワカサギがピチャピチャと跳ね出した。オレは見てないけど、ボイルっぽいのもあった模様。船中の活性も上がり我先でキャスト!!
オレはもちろんチビアダーNS、で本場さんはさすがです。えーっと名前出てこないけど、米国製のチンケに見えるミノー。ヘドンのタイガーみたいな・・・・。えーーっと・・・
そう、レッドフィン。それを投げて表層引き。ウネウネしてて良い感じ。使いどころはK-0ミノー。動きはK-0と違って、ボディー全体がウネウネする感じで、引き波も良い感じ。へーそのチンケに見えるミノーってそうやって使うんだ。一つ利口になった。
そんで、小雨が降ったり止んだりしてて、降った直後にワカサギが浮いてきて、止んだら沈んでを何度か繰り返し。ワカサギはムシのハッチと勘違いしてるのか?ちなみにサイズは5cmくらいでかなり小さかったです。
で、そのワンドの奥にオレが今年の夏にキス釣りの帰りにオカッパリで寄ったクリークがあった。あの時はバスもギルもいっぱい居た。季節が真逆だけど、中央部は結構深いっぽいし、護岸側には30cmシャローが広がっていた。本日2回あったバイトはどちらも30cmくらいのシャローなので、もしかして?と思ってちょっと入ってみた。シャロー側は駄目だったけど、なんの気なしに対岸のスティープな小さい岬にミノー投げたら着水と同時にギラン!ってバイト!
バイトってか、ルアーの30cm横に出たんだけど(涙)。なんか、妙に銀色っぽい魚体でもしかしてまたニジマス?って思わないでもないけど、バスかなぁ?
これがオレの本日2回目の魚とのコンタクトでした。
クリークを出て再びワカサギピョンピョン場の周りを狙うもやっぱし駄目。バスさんは近くに居ないのか?
もうこの辺で不眠の限界。集中力もナッシング。後ろでしばし気を失う。
ラスト40分はディープで!
20分ほど寝たか?気分一新。オレが寝ている間もひたすら1ozテキサスでスーパーシャローをフリップしていた本場さん。ねぇラストはディープをやろうよ。ってことで、ボート屋前のディープへ。先行者1名。この人、朝も居た人かな?そこは段々畑跡らしい。その人が推定8mくらいに浮いていた。我々はもうちょっと岸よりへ。気合いを入れて超フィネスにリグに直してアイラブシャッドをセット。6mボトムに怪しげなポツポツ。で、その2投目!
プン!とバイト!
んが、それっきり。ピックアップして見たらアイラブシャッドの尻尾から1cmに歯形。どんだけ~。ってか、またマスだったり?どんどん疑心暗鬼に。いや、バスだ。バスだってことにしておこう。
そのワンバイトで気合いが500%アップだけど、殺気出過ぎか?その後は駄目。今年1本もスピニングで釣ってないらしい、自称ツネキチ大嫌いな本場さんも、スピンで常を5投くらいしてたけど、6投目はスパイダージグに。つーか、ボート動かすなってば!オレのシンカー0.9gなのっ(笑)
そんなこんなでラスト5分はシャローへ。結局なにも起こらず終了~
本場さんは今年初のノーフィッシュらしく、ボートを桟橋につけてオレが片付けしてる間も10投くらいしてた。オレより諦めの悪い人は、名字が一緒のおーばさーさんに次ぐ2人目だ。
目探・耳探
そんな訳でシャロー8,ディープ2くらいの割合でやったけどノーフィッシュ。でも、やっぱしバスは面白いです。釣る以前にバスの居場所探しがまず大変。大変だけどそこが一番面白い。結局NOT FOUNDだったけども、目と耳と膚の感覚を研ぎ澄まして一歩でも近づこうとする過程がなにより楽しい。広い湖だと「耳」で探すのは難しいけど、亀山みたいな急峻な地形だと風の影響が少ないので、良い感じです。「耳」で探すのは僅かな「ピチャ」っていう音とか、魚を食う鳥の鳴き声とか、流れ込みの音とか、近くのボートのフィッシュアラームの音とか(笑)。波が無いべた凪の時は「目」から得る情報はもの凄いいっぱい。ベイトの波紋、ダイブする鳥、潮目、湖流、水の善し悪し等々。「膚」は正直厚着し過ぎでよく解りませんでしたけど、ともかく色んな感覚を駆使して少しでも魚に近づきたい訳ですが、これがまた難しい!でも楽しい。更に、リザーバー経験が殆ど無いオレなので、タックルやルアー的にもアレコレと必要なものが出てくる訳で、この遊びは本当に終わりが見えないって感じです。
そんな訳で翌日大会結果を見てみたら、さすがにみなさん釣ってますね。お見事です。人が多いのは嫌いだけど、こういうカタチでは勉強になりますね。
そうそう、ダムサイト付近で、ずいぶん聞き覚えのある甲高い声が聞こえてきて、きっとあの人だろうな、と思っていたんですよ。たしか亀山でガイドしてたハズ。って事で翌日ブログ探したらやっぱりそうでした。さすがにこちらも釣ってます。これも「耳で探す」の一例(笑)
http://kgs.cocolog-nifty.com/today/2007/12/post_696b.html