"世界のトシナミキ"
1998年07月12日(日)北浦
2匹 天気:晴れ 水温:26~21度度前後 手段:ボート
遂にこの日が来たぞ。世界の並木さんとの釣りだ!
それは一体どーゆーことかというと、SuperFishingSiteXでタックルインプレッションの新コーナーができるんだけど、そこのインタビュアーというか、なんというか...ともかく、俺が書く事になったんだけど、そのコーナーの第1回目としてダイワのマグフォースVのインプレをすることになって、ゲストに並木さんを迎えるっていう設定なのだ。
っちゅーことで、この模様はSFS-Xに掲載するので、ここであんまり詳しくは書けないので、サラっといきましょう。
■激アレの北浦
朝、集合場所の潮来マリーナへ行ってみると....兎ピョンピョン&激風の大荒れの北浦。ガーーーん。中止?
しかし、世界の並木は違う。これくらいの波は「ヘ」みたいなものらしい。お隣霞ヶ浦のマスター戦は中止になったし(アルミボートが多しね)、潮来マリーナでも船を出す人はいなかったくらいの激荒れだったけど、並木さんにとっては、さざ波?実際、米国のトーナメントではこの3倍くらい荒れてても試合は開催されると言う....う~~スゲー。
で、セッティングの最中、いろんな人の話を聞いてみるが口を揃えて「全然釣れなくなった」と言う。水温上昇のせいか、農薬のせいか不明だけども、ホント、ぱったり釣れなくなったとのこと。ここ5日間ずーっと北浦で撮影をしている並木さんも「一番悪いとき来ましたね~」と。激アレ&激シブの最低の状況だが...そんなことより並木さんと釣り出来ることがなにより嬉しいぞ。
話は逸れるがここでJBマスター戦2日目が中止との連絡をもらう。ってことで、野本プロが3位確定だ。いやぁ嬉しいぞ。俺の最初の師匠だからね。ほっほっほ。
■風裏を求め
なんとか釣りが出来るレベルの風裏を求めランガンし、たどり着いたのは常陸利根川。
アシとヘラ台があるポイントで船を止めて撮影タイムだ。この前のザ・フィッシングで放映されてたが、並木さんのキャストはエラくかっこ良い。まさにマグフォースVなシチュエーションでヘラ台の下にスピッキングでスパスパ決まる。更に、フリッピングもさすがだ。んで、ラバジのフリッピングではなんと!スキッピングもしてる!軽くソフトにフリッピングしているんだけど、ラバジはパンパンパンパン~とスキップしてアシの奥まで入っていく。スゲーびっくり。
そして更に驚いたのはネガカリ外しテクニック。ネガカリというか、ヘラ台の棒にラインが「くるん」と巻き付いたら、普通の人はボートを寄せて外すけど、並木さんはほとんどロッドで外すのだ。複雑に絡んでもロッド操作だけで外す驚異のテクニック!キャストもびっくりだけど、コレにもびっくりしたぞ。本当に。
■2本ゲット
んで、釣りの話。そんなスーパーテクニックに見とれつつも、ヘラ台沖のブレイクに常吉をキャストし、ボトムに堅いナニかを発見した俺は一点シェイクをしていたら、コツっとバイト。あんまり引かなかったのでギルかと思ったたが、35cmくらいのバス。ほっほっほ。
撮影も一段落し、再びアシ際を流す。並木さんはクランクやラバジなどをテンポ良く投げている。俺はラバジと常吉でクイやアシ際を狙う。そこで俺の携帯に電話。JIMIちゃんからだ。片手が塞がってしまったので、ロッド1本分ラインを出して、岸際のクイを撃っていたらヒット!またまた携帯フィッシュだ(笑)。JIMIちゃんに「ゴメン、携帯フィッシュだ」と伝え電話を切り、抜き上げてみたら、なんとも可愛いマメさん。キープせずリリースしてやった。
撮影中もファンの方が次々訪れ、並木さんは落ちついて釣りが出来ない(笑)でも、並木さんはファンにスーパー優しい。感動もの。途中なんども湖上サイン会が開かれ、その優しさにポロリ。
■今日の桂川
午後からは別件の撮影が入っていたので2時前にマリーナへ戻る。相変わらずの激荒れの北浦だが、並木さんの操船テクニックと優秀なボート&エンジンのおかげで、殆ど波を被ることなく無事帰還。さすが本物は違うね。
因みに取材艇は北浦シャワーを死ぬほど浴びたそうだぞ。
で、走っている最中に携帯がブルブル鳴っていたけど、出るわけにもいかず、マリーナに入ってからディスプレーを見たら桂川さんからの電話だった。とりあえずコールバックしようと思ってたら、マリーナに何故か桂川さんが居た(笑)Pro4仲間の飯田プロと一緒に。何故だ?不思議だ。
JB戦が中止になってボートをここのマリーナに置きに来たらしいのだが.....何故、並木艇がマリーナに入ってきたときに、ちょうど出迎えるように立って手を振っていたのだろう?不思議だ....
■バズ爆発
別件の撮影で3時間ほど中断し、18時前に再度湖上へ出る。波は収まらないものの、風は若干止んでいた。午前中回ったポイントを中心にウルトラハイテンポでラン&ガン。米国仕込みの本当のラン&ガンは凄いぞ!3キャストで移動だもん。前に加藤誠司さんに乗せてもらった時もそうだったが、米国でトーナメントやってる人は本当にテンポが速い。
そんで、いい感じに日が暮れてきた頃、リリパエリアへ入る。ここは一昨日47cmを筆頭に40アップを5~6本取ったというポイント。ただし、今日午前中に来たときは風波が強く今一つだった。しかし、夕方になり活性が上がったのか、並木さんのゲーリーバスにバスが狂ったようにバイトしてくる。スゲー、うわ~カッコ良い~。と、ここまで書いておいてアレだけど....これ以上書くとSFS-Xに書くことが無くなるので辞めときます。
■おつかれ様
撮影後、ファミレスで夕飯を食べながら、インタビューをする。マグフォースVのすばらしさを語ってもらう。この時点は既に夜の12時になりファミレスも閉店なので、高速のサービスエリアに場所を移しインタビューの続きを行う。
朝の6時から深夜までずーっと動きっぱなしの並木さん。あの細い体なのにものすごくタフだ。激アレのその体力も凄いが、なにより撮影中の周囲への心配りも凄い!なんか、これぞ真のバスプロって感じ。いやぁカッコよかった本当に。
かっこいいといえば、今回のカメラマンの島田さん(鈴木アグリ似)もカッコよかった。その激荒れの中、併走するボートに這い蹲ってずぶぬれになりながらも撮影したり、無理な体勢で走行中の撮影したり。なんかプロっぽくてカッコよかったな。
こんな素晴らしい経験をさせてもらったSFS-Xの今野さん、ダイワの担当者様、それに並木さんに感謝でヒデキ感激、リンゴとっはーちみつだ。
いつも以上にまとまりの無いボロボロの文章でした。すみません。色々書きたいのですが、SFS-Xとカブってもいけないのです。ご勘弁ください。
本日の釣果:2本本日の仕掛け:ロボストレート4.5インチのヘビ常
本日のオマケ:事前情報通りスーパー激シブでした。それよりも大荒れでマトモに釣りができませんでした。