"本物"
1998年09月07日(月)琵琶湖
4匹 天気:曇のち晴れ気温:-水温:- 手段:
今日と明日は、バックラッシュギャルズというコーナーの取材。俺はもう関係ないんだけど、無理矢理同行させてもらった。今日は徹底的にビッグバスしか狙わないぞ!ビッグっても40アップだけどな。目の前のマメに惑わされることなく40アップのみ狙うで。
事前情報では激シブらしいけど、明け方雨降ったりして結構いい感じだぞ。
■目指せ40アップ
スタッフMは琵琶湖にしょっちゅう来るのでポイントには結構詳しい。
最初に入った大溝漁港近辺はみんなノーフィッシュ。地図をみながら南下する。んで次は南小松の取水塔近辺へ行ってみる。ウェーディングマンがちらほら居るのでいいポイントなのかもしれない。波打ち際にはベイトもいっぱいいて、いい感じだ。
しかしまぁ、今回はアレだ、ウエストバッグを忘れたのが痛い。岸釣りの釣果と歩く距離は比例すると思っているけど、タックルボックスが邪魔で歩けないのだ。あーぁー。
ちゅーことで取水塔の前にタックルを置いて一個所で粘る。はじめはお約束のトップ。自作の琵琶湖スペシャルを投げまくるが反応無し。
周りではポツポツ釣れている。ウエーディングでは結構良いサイズ、岸釣りではマメクラスが上がっている。やっぱりナイスサイズは沖なのか?
とりあえず、強気に出てハードルアーばっかり投げつづける。
■どうやって釣るの?左がそのポイント図で、たぶんこーなっている。取水塔近辺でおそらく3m前後、藻面は水面下ギリギリでなく、1mくらいかもしれない。
岸際~ウィードまでの間にも魚は居るけど、周りの様子からしてサイズは30cm前後っぽい。そしてウェーディングしてウィード狙っている人は一回り大きい。んで、週末、JB戦に参加した人に状況を聞いてみると、「ひょろっと生えたウィード、ゲーリージャンボグラブ、テキサスのスイミング、ビッグワーム、ウィードのアウトサイドエッジ」って答えが返ってきた。
っちゅーことで、狙うのはやっぱりウィードエリアなわけだ。ただし距離的にスピニングのライトリグでは届かない。3ポンドライン+1/6ozジグヘッドでも届くかもしれないけど、藻に巻かれたらランディング不可能だ。
ってことで必然的にベイトタックルを選びヘビキャロでウィードベッドまでキャストしたい。そして、ウィードの上に居るであろうバスを狙うにはリーダーは長めが良いだろう。ちゅーわけで、ロングリーダーのキャロをリグって投げてみた.....が、飛ばない(笑)6フィートロッドの限界だ。ウィードまで届かない。トホホ。リーダーを短めにしたら届くかもしれないが、きっとワームが藻の中に埋もれることだろう。
これではイカンのでロングリーダーヘビ常をリグる。でも、やっぱり、シンカーがウィードに潜ってしまう。んーーーーー困ったぞ。
次は1/2ozのテキサスにゲーリー8インチだ。これはよく飛んで取水塔を軽く超える。これならひょっとしてウィードアウトサイドエッジまでとどくかもしれない。気合いを入れてロングキャストをつづけスイミングで狙う。でも、釣れないんだよな。
くっそー、じゃ今度は取水塔の足狙い。3/8ozラバジを取水塔へ投げる、投げる、投げる、シーン。もうらめらぬふい(もう駄目だ眠い)っちゅー訳で、やるべき事はやったし、40アップは居ない様だし(勝手に判断(笑))車で寝る。
以上でノーフィッシュだった言い訳を終わります(笑)
次は近江舞子へ行ったみたいだけど、ずーっと寝てた。で、昼飯に豪華ゲスト登場。スタッフMが村上晴彦氏へ電話して一緒に飯を食うことに。
村上さんへさっきのポイントについて聞いてみたら、取水塔周りはあまり良くない。その左右の方がボトム変化があって良いとの事。ガーン。そして、俺ががんばって狙っていたアウトサイドエッジは遥か沖とのこと。ダブルでガーン。
飯の後、リブレへ行ってカミさんの紹介で服部さんに挨拶。「コムロに似てますね」と言われる。
村上さんも、友達と一緒にBBtimesを見ている時に俺の写真を見て「この人、あんたに似とるな」と友達に言われたことがあるらしい。
俺は一体何者なんじゃ?確かに顎の骨格あたりは似ていると思う(笑)
午後は村上さんも同行することになった。本家の常吉を生で見れるぞ。フフフ。
村上さんの案内で某ポイントへ行ってみる。そこは、南小松と同じような感じだが、ウィードエリアがちょっと岸に近い感じだ。
で、2投目で釣っている村上晴彦。スゲーカッコイイ。しかも30アップだ。側に行ってみると、3/8ozラバジで釣っている。あれ?俺と同じリグじゃん。違いはリトリーブだ。どーやら藻面を結構速いテンポでスイミングさせているみたい。ナルホドーーーこーゆー手があったのか。さっそくマネしてみる。
ちょっと真剣に足を使って探ってみる。小さい流れ込みの河口部から沖へキャストし、ウィードに当てながらラバジを泳がしていると、クククっと重み、ウィード?いや、バスっぽいぞ!ワーイワーイ、釣れた。40には及ばないけど35cmクラス。やっと釣れた。本日の1匹目。ありがとう村上さん。
同じ釣り方で30cmをもう1本追加。30cmとはいえ、体高モリモリの琵琶湖バスだ嬉しいな。
次になんとか漁港と何とか川河口へ行ってみるがNG。(あ、別にポイント名を隠している訳じゃなく忘れただけだからね。)そして最後に近江舞子の河口部へ。
さすがに有名人だけあって、どこいっても目立つ村上さん。みんなニコニコして彼の事を見守っている感じだ。
で、ここで遂に本家常吉リグ登場。おいおい本物だよ。もちろん、常吉フックに常吉ワームに自ら開発した常吉用ハートランドZ。そしてまたまた1投目からゲット。さすが地元だよかなわんな。
俺も本家に負けじと横でニセモノ常吉を投げる。しかし釣れねー。周りでポツポツ釣っているけどツレネー。日が暮れた頃、やーーっとマメさん1匹釣って終了。
今日は数こそでなかったものの、すごく充実した一日だった。いつもは「デカイの釣るぞ」と意気込んでも目の前の子バスの誘惑に負ける俺だけど、今日の午前中は徹底的に狙いつづけることが出来た。そして、自力では解決できなかった沖のウィード攻めも、村上さんの釣りを見て解決できた。40アップはでなかったもののすごく満足のいく一日であった。
またにはこーゆーのも良いね。(たまにはね)
本日の釣果:4本 35cm,30cm,15cm,25cm本日の仕掛け:ポートビララバージグ3/8oz+ゲーリージャンボグラブ*2、TDミノー、ニセモノ常吉
本日のオマケ:ウェーダーあれば結構釣れるでしょう。あと村上さんの常ロッドはウルトラスーパー軽い。びっくりするくらい軽い。純正常吉派にはお勧めのロッドだと思う。因みに村上さんとの写真を載せようと思ったけど、いろいろ面倒なことがあるらしく断念。