"こんなところでご対面"
2003年05月28日(水)西湖
16匹 天気:濃霧 手段:岸
昨日
>おそらく子育て真っ最中の時期なので西湖へは行ってません。6月中旬以降西湖通い再開予定です。
なんて書きながら舌の根が乾かないうちにキレイな西湖フィッシュを釣りたくて行ってきました。
■パクペェ達人現る
夜明けとともにシャローフラットのA級エリアへ行ってみる。最近ちょっと冷え込んじゃっているけど、トップは無理としてもワンナップシャッドなんかで楽しめないもんかと。まだ早いかな。
平日だけあって幸い先行者のクルマなし。スピンとベイト2本もって水辺へ向かう。と、思いも寄らぬ先行者。しかもいっぱい。中学生風。え?歩いてきたの?どーやら、中央林間じゃなくて林間学校とかその手のイベントみたい。よくよく見たらウヨウヨ居た。でも、あれだね、全部で何名いるか知らないけど、10名くらいはバスタックルもってた。まだまだバス釣りの未来も明るいのかもしんない。オレも小学校とかの遠足なんかで水辺に行くチャンスがあれば、釣り竿持っていったもんな。と、ややノスタルジックな気分になったんはいいけど、釣れないよ!
風下なのでこの時期特有の花粉が水面を覆っているし。ベイトっ気もないし。やる気満々の見えバスが居たのでMC4のノーシンカーを落とす。と、「パクッ」「ペェ」。早えーよ。吐くのが。もう一回。「パクッ」「ペェ!」ハエー!都合3回もバイトして3回とも一瞬で吐き出した。おまえは釣られる気があるのかないのか。結局釣れず。他の見えバスも眼中にないっぽいし、中学生が更に20人くらいこっちに来るので移動。
■こ、これは・・・ひょっとして・・
マイウォーターへ。去年よりだいぶ水位が高いので長靴でマイウォーターロックストレッチAを覗く。いやー静かでいいな。25cm級が数匹見える。もちろん釣れず。完璧無風なのでブレイクまで見えるんだけど、ちょい深めにやや大きいのがチラホラ見える。シャローの岩陰にも頭だけ見えるヤツが居る。しかぁし、なんか怪しいぞこいつら。アレっぽい。
クリープフライジグヘッドをブレイクに落とすとあっけなく釣れた。こ、この魚体は・・・。ま、まさか・・・。いや、そんな事はないはずだ。ぜぇぜぇ。ハァハァ。リリースする。指につくニオイまでアレと一緒だ。ひょっとして・・。
ノムシュンからもらったプロトワームを使ってみる。フェザーテールって言って、グラブとシャッドテールの中間っぽいワーム。ジグヘッドにセットし沖へ投げてみる。フォールさせボトムについた瞬間「コ!」。来たぜ~。上がってきたそいつは・・・ムム、や、やっぱり。かなりアレっぽい。
で、このワーム、ジグヘッドのただ巻きが素晴らしい。テールがブルブルするのはもちろんだけど、ボディー全体がゆっくり大きくロールする。針先がメトロノームのように揺れるのがはっきり見える。縦シェイクのミドスト要らず。遠くの岩陰にいる見えバスにキャストしただ巻きしてると、横から別のバスが凄い勢いで追ってきてパク!OH!釣れるなぁこのワーム。気に入った。もったいなので明日の野尻湖まで取っておこう。っていうか、このバスはアレじゃないぞ。
40アップのネストがある。触りたくないけどちょっとキャストしてみると狂ったように反応しちゃう。で掛けちゃった。でも、すぐにバラし。先へ進むとまたネスト。こっちは全く無視系。でも、周りにいるバスは執拗に追い払っていた。しばし、この2匹のバスを観察する。沖側の深いとこにグッドコンディションが時々現れる。アレ釣りたいなぁ。けど、難しい。
しかし、さっきから釣れてくる、例のヤツ。見つけて投げれば一発で食ってくる。顔つき・色・体型・模様・バイトの仕方・食ったあとの反転具合・引き・そしてニオイが全てアレとそっくりなのだ・・・。4本目を釣ったところで確信する。その後も、見つけれられれば100発100中で釣れる。
■証言を得る
そして待ちに待った漁券見回りの漁協おっチャンがやってきた。
おっちゃん「券みせてください」
オレ「ハイハイ」。(毎回会うおっチャン、いい加減顔覚えてね)
オレ「放流入りましたよね?」
おっちゃん:首を縦に振る
オレ「養殖ですよね?」
おっちゃん:首を縦に振る。
オレ「どこで入れたんですか?」
おっちゃん:「ここで。釣れますか?」
オレ「養殖ならいくらでも・・・」
思わず苦笑。つーことで、さっきからもったいぶって書いてたのは、そーゆーことです。養殖バスが放流されたってことです。しかも、人気のメジャーエリアに入れればいいのに、よりによって、マイナーなマイウォーターに。シューター(?)雨ドイみたいな滑り台で、道路の上からやったそうです。そりゃー釣れるわなぁ。って、こんな事って全国で富士五湖だけだよね。一目見て放流だの養殖だの解っちゃうってのは。妙なもんです。
■遂にネイティブゲッツ
足下にはヨシノボリがいっぱい見える。で、よ~く見ると、波打ち際にはエビがいっぱいいる。バス達もこれらを食っている。バスがボトムでスパスパ食っているシーンを見るけど、補食される側が見えない。つまり、あれはエビを食っているハズ(ヨシノボリなら見える)。
エビってことはリーパーだ。1gジグヘッドにリーパーPWをセットし、スパスパやっているバスにキャスト。じーっと待っているとラインが沖へ。やった。遂にネイティブヒッ~ト。放流とはバイトの仕方が全然違う。もちろん引きも数倍強い。あ~たのし!結構太っててナイスコンディションでした。
8時を過ぎ風が出てきて水中が見えなくなる。バイトも遠のいたので、最後にマイウォーターロッキーショートスティープポイント(なんじゃソレ)へ。波たってて見にくいけど、岬に3匹ほどいる。色的に放流っぽいけど、もしかしたらネイティブかも。淡い期待でジグヘッドを沈める。なんの疑いもなくバスが逆立ちした。放流君だった。ここにも固まっているようで、10投で5匹ゲット。最後に、ベイトを追うネイティブに口を使わせることができたんだけど・・・バレちゃった。
サーバーがトラブっているとの連絡を受け9時に終了。
ってことで、思わぬ場所で放流君とご対面しちゃいました。魚種認定している以上、バスを放流する義務があるとはいえ、あんまりしないで欲しいなぁ。あくまでもB級・静かな西湖、あくまで釣れない・難しい西湖であって欲しいと自己チューなオレでした。でも、じゅうぶん楽しんだのは事実。
1匹目。ちょっと怪しいと思った。
2匹目。完璧養殖魚だけど、去年の居残りかな?とも思った。
色と体型と傷。これで100%確信した。
これは小さいけどネイティブ
正真正銘西湖バス。