"桧原湖スモールのアイスフィッシング"
2019年02月22日(金)桧原湖
5匹 天気:曇り~晴れ 気温:0~7℃手段:岸
たぶん日本でバスの穴釣りできるのは桧原湖だけ
そんな訳でバス釣り始めて24年めの2019年。23年間で全国各地に釣りに行って青森・秋田・宮城・福島・茨城・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・山梨・長野・滋賀・兵庫・奈良・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知・福岡でブラックバスを釣りました。あとアメリカ・韓国・中国も。実家のある山形は釣りしたことあるけどノーフィッシュw
釣り方というかルアーのジャンルも一般的なやつはほぼ釣った。トータル1万1千匹ちょい。一日に3桁釣ったことあるしロクマルも釣った。オカッパリからバスボートまで経験した。仕事でもバス釣りに関わっている。おおよその経験はしてきたオレですが一つだけ経験したことのないのが「氷上穴釣り」。っていうか全国のバスアングラーでバスの穴釣り経験者は0.1%以下ですよね。
ってことでヒバラ神、高梨くんの案内で初体験してみました!バスの穴釣りできることろはたぶんここだけではないかと思われます。できるところは他にあるかもだけど、ちゃんと狙って釣れるというか釣りとして成り立っているのはここだけじゃないでしょうか。
桧原湖の穴釣りで準備するもの
- バス釣り道具
- 完璧な防寒ウエア
- 穴を開けるためのドリル
- 穴の薄氷を掬うためのアミ
上記に加え高梨くんに事前に用意するように言われたのは
- 防寒長靴
- 移動用と釣り用、2つの手袋
でした。その2つはオレ、準備してなくて・・・。何故その2つが必要なのかは以下本文で。
移動はまさかのスノーモービル!
ってことで集合場所のメグロさんに行って準備を済ませ、湖畔にいってびっくり!なんと移動はこれ↓
スノーモービル!これに2人乗りでポイントまで行くわけです。で、写真のシートにある黄色いのが穴あけ用ドリル。ロッドの横にあるのが氷すくいおたまです。
これに乗ってポイントまでGoooo!
はい、そうです。バイクの二人乗りみたく、手を外にだす必要があるんで手がめっちゃ冷たい。釣り用の指出しタイプの手袋では死んじゃう寒さ。ここで「移動用の手袋」が必要なります。5本指を覆って風を通さないタイプ必須です。
手動穴あけ作業が思いのほか重労働でおっさんは辛いw
ポイントについたら穴を開けます。氷の厚さは60~70cmくらいかなー。
氷上釣りのブログネタ動画3 pic.twitter.com/80qAHeIcwf
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年2月22日
この作業がめっちゃ辛い! ひ弱なオレは2個めで断念w ゼロから新規で穴を開けることもあるけど、過去の中古穴を使うことも可能。それでもまーまーの重労働でした。運動不足おじさんには無理w
で、穴って5~6個だけ開けるのかと思ってたけど、高梨流は違う!ワンエリアで30個くらい!!もちろん闇雲に開けるのではなくて、ちゃんと水中のハンプ・張り出し・岬などのストラクチャー(地形変化の意味)部分に穴を開けてました。ボート釣りでも、水中尾根にたいしてボートポジションを変えてアプローチするのと同じで、キャスト出来ないぶんを穴の数で補うわけです。高梨くんは山立てしつつも、スマホ画面をちょいちょい見ながら穴あけしてました。あとできいたらガーミンのアプリで、ボート用GPS魚探で作った等深線マップをスマホに落として見れるんだそう。なんてハイテク!
そんな訳で適当に桧原湖行って適当に穴開けても、そう簡単に釣れるわけじゃないですからね!ヒバラ神ガイドだから釣れるわけです。
なお、あまりにも穴あけが辛かったので、帰宅後に電動ドリルについてちょっとググったけど、マキタとかリョービのよくある電動ドリルのトルクが凄いやつ(4万円くらい)にダイワの手動ドリルをアダプター経由でつなぐようです。そして、それらは基本ワカサギの穴釣り向けなので、20個くらいでバッテリーが無くなるんだそう。この日、高梨くんはたぶん60個くらい開けていたので、そうなると予備バッテリーを何個も持っていく必要があって、それはそれで大変ですわね。
開始早々連発!
9時過ぎにスタートし6個くらい穴を開けてスタート。開始そうそう高梨くんにヒット!
すごーーーい!
釣り方はワンシャクリ、ちょいポーズ。ロッドをしゃくってジギングラップを横に飛ばしてから、下に落ちるまでポーズ。こんだけのフル防寒でベイトタックル、そしてラインを真下に落とす釣りなので、オレの身体はカワハギ釣りモードに(笑)。一回叩いてゼロテンでしばらくまって、当たらなかったらリール半回転させちょっとレンジ上げて・・・って、まるでカワハギ釣りじゃん!笑 ゼロテンってもルアーは浮かせたままですが。
などなど、どーしても頭の中がカワハギ釣りと混同してるけど、ポーズ中にちょっと違和感があって(ジグの重みが軽くなった)、ん??なんか掠った?って思ってもう一回シャクってポーズ中にクっとバイト!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
2019年初バス! 長いことその年の初バスは水郷エリアでのシャッド。加齢によってオカッパリ引退してからは春の琵琶湖で初バスってのがこの10年のルーティンだったけど、2019年はまさかのスモール、そして穴釣り!
1匹釣れたら連発の可能性があるとのことで、同じ穴にジギングラップをもう一度投入。2回ほどシャクってポーズしてたらティップがプンってなって!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
っていう一部始終を動画で撮られてましたので御覧ください。
氷上釣りのブログネタ動画1 pic.twitter.com/hfMcIQ8qVd
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年2月22日
スマホだとキツイかもですが大画面だとティップへのバイトまでわかります。まさかの2キャスト連続ヒット!もう帰ってもいいくらいですw
高梨くんはひたすら各地に穴を開けてくれてます。食わせの釣りじゃないので、一つの穴で粘らず、穴のランガンをします。だから穴はたくさんあったほうが良いんですね。「そこはバス釣りですから」っていう高梨くんの言葉に納得です。
この日は朝のうちは雲が多めで午後からはずっと晴れ。その狭間の10時過ぎで太陽が出たり消えたりの繰り返し。この釣りは太陽がでてるほうが良いらしく、日差しの強弱で時合が来たり来なかったりするよう。
そして日差しが強めになった10時11分3本目!
これは2回ほど掠って乗らず。徐々にルアーのレンジを上げて追わせて3回目で食わせました。カワハギの宙の釣りとまったく同じ!
かなり広範囲に穴あけをしてくれてるんでワンキャスト、いやワンフォールごとに穴を変えるランガン。雪上をずっと歩くので運動不足ダメ人間の初老にはけっこう辛かった・・・
朝2連発したあたりに戻って、朝2連発穴に入れてみたら・・・キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
隣の穴と2mも離れてないのに、釣れるのは決まってこの穴。ちなみに冬にラージを釣ったとき、身体が硬直して曲がりっぱなしになったりするけど、桧原湖スモールはそれは無かったです。でも、いつもよりちょっと皮膚と身体が硬かったかな?ヒレも全部ピンピンに立ってました。
で、リリースするとき、穴に潜っていく姿がとても可愛らしいんです(*´ω`*)
リリースシーンが妙に可愛い( ω ) pic.twitter.com/teppEL72Mz
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年2月22日
こんな素晴らしい環境で釣りできる幸せ!
って思ってたら、なんともまぁ見たくない物体が・・・
まさかバスの人はビール飲まないだろうから、ぬくぬくテント内で釣りしてる人の仕業と思われますが・・・。これ以外にもペットボトルが捨てられてて悲しくなりました(´・ω・`)
ほぼ釣りをせず穴あけしてくれてた高梨くんも、ようやく釣りを再開しグッドサイズをヒット!
以上が午前中の出来事。9時に始めて3時間でオレ4本、8割がた穴あけしてた高梨くんもさすがの2本キャッチ。ヘタなハイシーズンより釣れる?!
午後は別のエリアを探索
午後はちょっとエリア変更。先程のエリアよりも深い場所。
「さっきより深いのでサイズは落ちます」っていう高梨くんの宣言どおり!
Hello!My frirend!
そしてまさかの同時ヒット!高梨ガイド恐るべし。
ここでは高梨くんがもう1本追加、オレも2回食い上げ系バイトあったけど乗せそこね。
そして、エリア変われば雪質も変わります。このエリアは氷の上の雪が深い。そして天気よかったので溶け気味。そうなると、けっこうな深さで靴がズボっと埋まっちゃう。
オレはコロンビアの防水トレッキングシューズでした。くるぶしのちょい上くらいまでしかないタイプ。で、冒頭で書いた「防寒の長靴が必要」っていうのは、このような雪質のときがあるからなんだそう。今回はまだセーフだったけど、状況によっては長靴じゃないと浸水することもあるそうです。ゆってもなかなか普通のバス釣り人、普通の長靴は持ってても防寒長靴はあんまり持ってないんで注意が必要です。
午後からはスッキリ晴れて、時合が来るか!って期待したけどその後はノー反応でした。4時間で5本キャッチっていうと聞こえがいいけど午後の部はノーバイト(*´ω`*)
ちょっとだけスノーモービルを運転させてもらいました。キャタピラ式FR!原付きくらいのスピード感でめっちゃ楽しかったです。
バイト遠のいたのでジギングラップ7cmのアクションを撮ってみました。
氷上釣りのブログネタ動画2 pic.twitter.com/9xHj08Xgmw
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年2月22日
やっぱりこのルアーが最高に釣れるんだそう。ラパラすげー。
高梨くん指定はベイトロッドM~MH。長さは短いほうが良い。ラインは8lbsフロロ。PEは凍っちゃう危険があるのでおすすめしないそうです。
ちなみにオレのロッドはテムジンクロスファイヤ64M(パンテラ)です。64でも穴から出すとき角度的に見づらかったので身長にもよるけど5.8か6.0くらいの長さのほうが良いかもです。ディープのハイテンポの釣りなので適度なハイギアが適してると思われます。速すぎるのは均等に巻き上げるよう注意しないとバレそう(トレブル1本なので)。ただしさすがにハイシーズンほどのスモールの泳ぎスピードは無かったです。
この日はだいぶ暖かかったようで気温は0~4℃くらい。普通の冬の釣りの防寒ウエアでOKでした。念の為カイロは貼りまくり。不凍スプレー吹いた効果もあったのか、ガイドやレベルワインダが凍ることも無かったです。
ぜひ一度体験してみては?
ってことで初体験なので長文になっちゃいましたが、なかなか体験できないバスの穴釣り、興味のあるかたは高梨ガイドまで!
アイスフィッシングガイドについて! 高梨ガイドサービス 桧原湖 バス釣り
とはいえ、この釣り、天候が悪いと中止させるを得ないので、なかなか本格的にガイドとして営業するのは困難だそうです。事実オレも釣行予定日を2回延期し3度めの正直で実現しました。なので休みを自分でコントロールできるひとおススメです。
釣りの動作自体はそんな難しくないです。ルアー沈めると釣れ無いオレでも5匹釣れたくらい簡単です(*´ω`*) ヒバラ神の的確な穴あけと時合の読みにお任せすればOK!
いあぁいい体験させてもらったわ~