Gibson USA / Les Paul Standard 50s Heritage Cherry Sunburst を買ってみた
2020-08-20
今までギターは10本くらい買ってきましたが殆どがストラト系でした。80年代の終わりくらいにオービルのSGを買ったのが唯一のGibson系のギターでした。レスポールだけはなんとなく避けてきたんですよね。
でも、音楽を再開し今はUNICORNのコピーもやってます。今のところ2枚めのアルバム「パニックアタック」をやってるのでテッシーが弾いてるストラト系だけで問題ないんですが、この先「ケダモノの嵐」くらいまで行くと奥田民生がギターを弾いてるパートが激増するので、それにともないレス・ポールっぽい音が欲しくなるんですよねぇ。
ってもDAWでコピー曲を録音してて、ギターの音は案外手抜きです。エフェクタはBOSS GT-1だし、音色もクリーン1色とやや歪み、ちょい歪みの合計3つくらいしか使ってませんし、各曲のどのギターパートをどっちがどのギターで弾いてるのかもよく知りません。「ヒゲとボイン」「スターな男」のイントロはたぶんレス・ポールなんじゃないかっていう低いレベル(笑)
そんな感じだし、今どきのエフェクタはシングルコイルのギターをハムバック風にできたりするし、優秀なアンプシミュレーターで似たような音は出せそうだけど、それでもやっぱりレス・ポールは欲しいわけです。
オービルのSGでいいんでね?って思ったけどチューニングの不安定さとか弦高の不満とか色々あって、思い切ってレス・ポール系を買うことにしました。
が、今までレス・ポールには1mmの興味もなかったので、まじで何も知らない。
現行品のレスポールタイプについてちょっとネットで調べたら
- 現行のギブソンUSAのレス・ポールは23万円くらい
- オービルというブランドは遠の昔に無くなってて、今はエピフォンがギブソン傘下のブランドになってて6万円くらいで買える。グループ内なのでレス・ポールという名称を使える。
- バーニーっていうブランドのは4万くらいで買える
- フジゲン製の島村楽器Historyのレスポールタイプは20万円コース(本物と同じくらい)
- 昔からあるトーカイのは10万ちょっと
- 40万コースのナビゲーター・グラスルーツってのがある
って感じでした。もちろん中古も含めれば無限に出てきますが、あくまでも新品だとこんな感じ。30年前はどこの日本メーカーもレス・ポールタイプをだしてた気がするけど今はだいぶ減ってるようです。
で、本家USAギブソンのレスポールにもいろんな種類があることを知りました。2020年8月現在出回っているのは
- ギブソン カスタムショップのレス・ポール(40万~100万コース)
- ギブソン レス・ポールスペシャルトリビュート(9万円くらい)→ボディ端の縁が無い
- ギブソン レス・ポール クラシック(23万くらい)
- ギブソン レス・ポール スタンダード(23万くらい)
っていう感じでした。カスタムショップのは値段的に異次元なのでスルー。スペシャルトリビュートは見た目がいわゆるレス・ポールとはちょっと似て非なる感じなのでパス。
ってことで、エピフォンかクラシック・スタンダードにするか2日間ほど悩みました。
音の違いはわからないんで、見た目的にはスタンダードの60sバーボンバーストってのが一番スキです。
通販でこれを買っちゃおうかとも思ったけど、さすがに20万円の買い物なので、一回くらい触ってみたい。ってことで隣町の島村楽器へ。そこに在庫が無かったら買わない。果たして、あるのか・・・・
答え:チェリーサンバーストのが1本あった。
チェリーサンバーストも現物は案外悪くないので、結局買っちゃいました。
買う前に店員さんが試奏を勧めてきます。いやぁ、人前で弾くほど上手くないんで・・・(汗)。というか、同じギターが何本もあって、それらを弾き比べる訳でもないので、試奏したところで違いはわかりませんw
さすがにいくらアメリカ産とはいえ20万もする道具に致命的な不具合は無いであろうという考えで、試奏もそこそこに「買います」と伝えました。
さすがに高額品だけあって、出荷前に拭いてくれたり弦を交換してくれたりなんだり。20分ほど待たされてついに茶色いハードケースが自分の手に!
重い!!!!
本体だけで4.5キロくらいなのでハードケースも入れるとめっちゃ重いです。オレのフェンダーPBより重いかも。
ってことで我が家にやってきたレスポール。
同じような値段なら圧倒的にフジゲン製のが道具としての質は良いと思います。なんせ日本製ですからね。個人的にアメリカとイタリアの道具は信用してません。信用できるのは日本・ドイツです。とはいえ、ギターっていうのは「ロゴから音が出る」と揶揄されますw ただの自己満足ですね。このロゴに20万出したようなもんです。
この現行品がいわゆる「ザ・レスポール」の音が出るのかは知りませんw なんせ家でマルチエフェクターにつなぐだけですし。
ただ単に奥田民生が使ってるギターと同じロゴがついたのが欲しかっただけです(*´ω`*)
奥田民生といえば、UNICORN時代に買ったビンテージのレスポール「The 1959 Gibson Les Paul Standard」。
当時800万とかで「ザ・ハッピャク」って呼んでいたような遠い記憶がありますが、そのレスポールは30年経った今では数千万円の価値になってるそう。
「車買える」だったのが「家を買える」価格まで高騰してるようです。先日YouTubeにもアップされてましたね。
氏曰く1959は「籠もっているけど、ギュッギュッだけど、バンドの中で弾くとちょうどよく聞こえてくる」んだそうです。奥が深いですね。
で、話を戻して。レスポール買ったときの付属品載せてみます。まずはケース。中華製かと思ったけどカナダ製でした。赤いモコモコで覆われてます。
ケース中央部が蓋になっててその中に付属品がいっぱい。
工具
日本語版のオーナーズマニュアル。これはギブソン・カスタム・エピフォン共通でした。
ページ最後がユーザー登録カード
ストラップ
クロス
本国のオーナーズマニュアル。
本国の保証書。
「ディティールへのこだわり」というカードが入ってて
中身は製造時のチェックシートでした。
2019年8月8日製造。検査員とパッキング担当者のサインいり。
そして工場で撮影されたと思われるこの個体の生写真もついてました。キーボードが汚い!w
最後にこれ。ナット上の「Standard」って書かれてるところの蓋が入ってました。何に使うんだろ?予備?
というわけでLes Paul Standard 50s Heritage Cherry Sunburstを買ってみた話でした。
ちょっと弾いた感じ、ネック周りはSGに近いのでそんな違和感は無かったです。指板がフラットでチョーキングはしやすい。ストラトにくらべ微妙にショートスケールなのもいい感じ。右手のブリッジミュートもしやすい。音はよくわからんw
猛暑~エアコンの部屋に移動したり、店で弦を張り替えたばっかりってのもあると思うけど、チューンング、特に1弦はめっちゃ狂いまくりでした。チョーキングしただけですぐに狂う。これはオービルSG並に酷い! そもそもそういう仕様なのか、弦交換のテンションが落ち着いたらマシになるのかな? しばらく様子見してダメならペグだけ交換したいです(・ω・)ノ
メモ代わりに本家サイトのスペック表を貼っておきます。
https://gibson.jp/electric/les-paul-standard-2019-alternate-finishesより引用
Les Paul Standard 2019 Alternate Finishes
唯一無二の存在である Les Paul Standardモデルは、世界中の最高のミュージシャン達から、エレクトリック・ギター界における完璧な完成形の決定版的なモデルとして称賛されています。
2019 Les Paul Standardは、お馴染みの非対称スリムテイパー・ネック・プロファイルやウルトラ・モダン・ウェイト・リリーフ・ボディを採用しており、操作性とプレイヤビリティを向上させています。その完璧なルックスは、マホガニー・バックとカーヴド・メイプル・ AAA・フィガード・トップという最強のトーンウッド・コンビネーションにより際立っています。キャリブレーションされたバーストバッカー・プロ・ハムバッカーは、近代的なモダン・トーンや伝統的なクラシック・トーンのどちらの傾向のサウンドもカヴァーします。一方、多彩なトーンのヴァリエーションを可能にする4基のプッシュ・プル・ノブと内蔵の 5ポジションDIPスイッチ により、無限のトーン・ヴァリエーションをお楽しみいただけます。
Les Paul Standard 2019 Alternate Finishes Specifications
Body
Neck
Hardware
Electronics
Miscellaneous
カテゴリ:機材・ソフト