30年ぶりにDAWを始めてみた「昔と今の機材紹介」
1980年後半の一般人(初心者)が使っていたMIDI/MTR機材
そんな訳で30年ぶりにMTRを再開しました。大掃除のときに1987年頃に使っていたMIDI/MTR機材の写真が発掘されたので載せておきます。
中央のキーボード
AKAI professional X7000
こちらのブログに詳しく書かれていました。https://kblovers.jp/gakki/488-akai-x7000/
1986年発売のサンプリングができるキーボード。ファミコンのディスクシステムでちょっと有名になったQuickDiscに書き込む方式でした。
https://www.vintagesynthshop.com/Quick-Disk-Akai-S612-S700-X3700-X7000-bbaaaajSa.aspより
キーボード弾けないオレにはだいぶ高い買い物で20万弱しましたわ~。
キーボードの上に乗ってる黒い2つの箱の左がドラムマシンで
KAWAI R50e
だと思われます。たぶん。この機種についてはhttp://lgril.blog59.fc2.com/blog-entry-97.htmlさんが詳しいです。
右側の黒い箱がシーケンサーで
YAMAHA QX5
ヤマハは楽器に限らず公式ホームページのサポート体制がとても良いんですが、まさかの30年以上前の製品もちゃんと公式ホームページ載ってました!まさに神対応!!!
https://jp.yamaha.com/products/music_production/music_sequencers/qx5/index.html
こんな企業他にありますかね?ちょっとヤマハを好きになったわぁ。しかも製品写真だけでなく、紙媒体をスキャンしてPDF化したマニュアルまであったりしました。すごすぎます。
で、このシーケンサーをメインコントローラーとして打ち込みをやってました。今みたくパソコンからの操作ではなく、全てこのQX5のボタンをポチポチ押しながらMIDIのステップ入力してました。
上の写真をもう一度
写真身右。80年代の若者が愛用してた「カラーボックス」横置きの上に1Uラックの機材が2つあって、おぼろげな記憶と写真を元にググった結果・・・
上のが今で言う空間系エフェクタで
YAMAHA SPX90
これもYAMAHAの公式サイトに載ってました!すごすぎ。しかも写真のファイル形式がWEBPだったので、割と最近更新されたものと思われます。
https://www.yamaha.com/ja/about/innovation/collection/detail/8006/
その下にあるのがMIDI音源
YAMAHA TX-81Z
https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/tx81z/specs.html
DX7で一世風靡したFM音源のMIDI音源でした。
そしてキーボードが乗ってる当時の若者(略)にあるのがカセットテープ式MTR
YAMAHA CMXII
これの写真は公式サイトになかったのでヤフオクページから写真を引用。
余談ですが1987年のグッドデザイン賞をとったようですこれ。当時、MIDIの自動演奏はドラムとキーボードパートで、ギター・ベース・ボーカルは自分で演っていたので、これは相当使いました。ピンポンとかパンチインパンチアウトとかMTRの基礎を学んだ。DAWの世界でピンポンてのは無くなってましたが・・・。で、カセットテープなので、何度も撮り直すと音が悪くなるんですよね。ピンポンのしまくりも確かそうだった。なので、未だにDAWでループ録音してると「あんまりやると音悪くる?」っていらぬ心配しちゃいます(*´ω`*)
ってことで1987年頃のオレの機材写真が発掘されたのでついでに載せてみました。
あれから33年経ってMTRに戻ってきたらDAWだった
写真は1985年
あ、今思い出した。1982年か83年頃、NECのPC-8801で音楽を演奏するソフトがあったんですよ。MIDI機能はないけど88単体で音を鳴らすソフトがあった。名前は覚えてない。よく途中でハングしたのは覚えてます。おそらくPC-8801とか6001とかでしょぼいながらも音楽を鳴らせたのは世界初くらいだったと思われます。当時はまだYMOみたいな世界でしたからね。一般人がコンピュータ(マイコン)で音を出せた一番最初の頃に立ち会ってたわけですオレ。
1984年~1995頃まで音楽をやってて、その後は公私ともども釣りメインの人生に。25年のブランクがあるわけですね。その間に、Appleマッキントッシュ・Windows95~が普及しMTRの世界はDTMというパラダイムシフトがあったようですが、そのへんはぽっかりブランクなので全くしりません。
今から10年くらい前にもちょっとだけDAWを齧ったことがあります。ちょうど初音ミクの初期版がでたころ。DAWソフト(Sonarだったかな?)とオーディオインターフェース付きのギター用エフェクタ・ドラム音源を買いました。が、すぐに飽きちゃった。でもドラム音源のリアルさにめっちゃびっくりしたことは覚えてます。
そして2020年春。まさかのパンデミック!バンド活動も自由に釣りに行くこともできないという非常事態発生。幸か不幸か仕事はなにも変わらず毎日通常出勤だったけど、バンド・釣りという2つの大きな趣味を奪われてしまったわけですね。ということでDAWを再開してみました。
その前に・・・DAWは面倒そうなのでMTRでもいいんでね?ってことでこれを衝動買い。
奥田民生のファンでもあるので、ついつい買っちゃいました。が、ドラムをどうやって録音するのかという問題が発生。ドラムパートだけパソコンで作って、PCのラインアウトからこのMTRに録音するか?ってちょっと思ったけど、そもそもPC側でドラムパートだけMIDIで作るっても、それはつまりDAWの作業なわけです。EZDRUMMER2という音源はスタンドアロンでも動くっぽいので、そのアプリでドラムパートだけ作るか?っても思ったけど、結局DAWでやるのがどー考えてもベストです。ってことでせっかくMTR買ったけどお蔵入り。ま、ファンからの課金ということで。
ってことで結局のところはDAWを買いました。ネットで調べるとCubaseというのが人気っぽいので、それがバンドルされてるスタインバーグ社のUR22Cをamazonでポチりました。
コレ買ったの5月6日。その後、在宅勤務やら自宅待機で一気に品薄になったようです。いいタイミングで買えましたわ。
てっきりスタインバーグ社ってあの(ヘッドレスベースの)スタインバーガー社かと思ったら違うんですね。
で、買ったあとに気づいた。スタインバーグ社はYAMAHAの子会社だった!!!! だったらマニュアル・サポートは完璧ですね。←これとっても大事!
ドラム音源はEZDRUMMER2。
写真はamazonのですが、メーカー直のダウンロードで買いました。仕事柄、ウェブサイトからのダウンロード購入とか英語サイトとかは全く問題ないのですが、そんなオレでもちょっと謎なところはあったので、これ、普通の人(PCに疎い人、英語エレルギーの人)にはかなり敷居が高いなーって思った。音楽は得意だけどPC/ITには疎い、っていう人はおそらくインストールの時点で挫けそう。不正コピー防止策がすごい厳重なのが複雑化してる理由です。
一通りのDAW環境が揃った!
という感じでUR22CとEZDRUMMER2を買ってとりあえずのDAW環境は整いました。↑写真のMIDIキーボードはバンドで使ってたやつです。ついでにパソコンのモニタを上げるスタンドも買いました。
最初に載せた30年前の機材は50万円くらいしたので、3万円くらいで揃うのだからオトナの趣味としては安いもんだ・・・・とこのときは思ってました・・・・。
コンパクトなキーボードを購入
上の写真にある比較的小さいMIDIキーボードとKORG KROSS2はもともと所有してました。簡単なフレーズ・白玉コードなんかはPCのステップ入力でなく、楽器の方のキーボードでリアルタイム入力したほうが楽です。ベロシティーもそれっぽくつくし。ズレはオンタイズ機能で補正。でも、さすがに楽器のほうのキーボードを机に乗せると、マウスもPCのほうのキーボードも使いづらい!ってことでちっちゃいキーボードを購入。AKAI MPK miniです。
これ、ツマミもいっぱいついててさぞかし作業効率あがるかと期待したけど、ぜんぜん使いこなせませんw ツマミが一切役になってない(今の所)。あとドラムの打ち込みに便利かなーって思ってたパッドも、なんかベロシティーの感じがいまいち(強弱つけづらい)ので、今のところ全く使えてません・・・。ないよりマシだけど、無くてもいいかなーって今は思ってます。
ヘッドホンを追加購入
それまでは2000円のヘッドフォンだったのですが、どうやらDAWやる人は2万円くらいのを使ってるらしいので、買ってみました。
以下に詳しく書いてます。
ヘッドホン買ったら世界が変わった REDPEPPERS
ヘッドフォンを何時間もしてるとまーまー辛いです。そして打ち込みのときとかはヘッドフォン不要でね?スピーカーがほしい・・・・てことでモニタスピーカーも買うことに・・・・調べると「最低でも1本3万円クラス」ってことなのでYAMAHAのHS5を購入。公私ともども実店舗で買い物することはめったにないけど、この頃はコロナからのDAWブームなのかどこも品切れ状態。ってことで、楽器屋まで行って買いました。重かった!
なんやかんやでやっぱりお金がかかるもんですね~
でも、もうさすがに買うものは無い。って思ってたんですが、問題が発生。DAWは半角数字入力が多いんですよね。オレのPCキーボードはテンキー無しなのですごいストレス。ってことでテンキーを買いました。
という感じで、もう一式揃いました。もう買うものは無いはず!あ、本当の事言うとCubase付属の音源(HALION SONIC SE3)がしょぼいしUIが使いにくいので、もっといい音源は欲しいです。
Cubaseもプロ版ならマシなのかもですがエントリー版はちょっとイマイチです。フリーのVST音源とかもいれてはいるけど、どれもいまいち。
なので、現状はiOS版のKORGモジュールとKROG実機(KROSS2)を鳴らしてオーディオトラックで撮ってます。
これはこれで面倒だしレイテンシー問題もあるので全部アプリで完結すればいいんですけどねぇ。
ってことで新コーナー「オレの演り」第一回は機材紹介でした(・ω・)ノ
カテゴリ:機材・ソフト