八郎湖の水質と水質汚濁機構の解析
マイホームレイク八郎潟。あれが無かったらとっくにバス釣り辞めていただろうし、そうなるとオレの人生も全然違う歩みになってただろうなぁって思うと感慨深いです。灌漑だけに(*´ω`*)
そんなわけでこの前は放流量と水位がわかるサイトってのを紹介しました
八郎潟の放流量と水位がリアルタイムでわかるサイト REDPEPPERS
他にも意外なことに40年前は今よりアシガマが少なかったっていうネタも
八郎潟のアシ・ガマ激減!でも脅威の事実を発見! REDPEPPERS
今回は八郎潟の水質改善についての話です。
八郎潟に20年くらい通っている人は知ってると思いますが昔は西部承水路に「水質改善ブクブクポンプ」がありました。が、撤去(´・ω・`)
その後、シャロー側に大きい木枠の水質浄化装置がいくつも設置されました。が、すぐに崩壊しゴミと化してた・・・(´・ω・`)
で、この数年、まわりの田んぼに「八郎潟の水質をキレイに!余水を入れないようにしよう!」だったかのノボリを見けけるようになりました。
そして2016年夏の出来事・・・
6月にシャローを流してたらいきなりアシガマが大規模に倒されてビックり。ヘラ師恐るべし((((;゚Д゚))))
って思ったけど実は県の公共事業でした。
8月に八郎にいったら、その時の工事のが完成してた。
よくわかんないけど水質改善装置なんだそう。
などなど秋田県も八郎の水の悪さは認識してて改善しようとしてるんだなーっていうのはなんとなく知ってました。
で、ここからがこのエントリーの本題です(-ω☆)
湖沼水質保全特別措置法
っていう法律があるんだそう。それまでは工場・事業所からの排出水を規制する「水質汚濁防止法」ってのがあったけど、工場だけでなく生活系・農林水産系から出て来る水にも規制しようってことで湖沼水質保全特別措置法ってのができた。
湖沼の水質の保全を図るため、必要な規制を行う等の特別の措置を講じ、国民の健康で文化的な生活の確保に寄与することを目的としている。(第1条)
湖沼は、水域が閉鎖的であるため、水質汚濁がおこりやすく、水質汚濁が起こってしまうと、元の状態に戻りにくい性質を持っている。水質汚濁防止法では、工場・事業所などからの排出水を規制しているが、これだけでは、湖沼の保全のための効果が十分でなかった。水質汚濁防止法で規制されていない、生活系、農林水産系などの排出水も対策する必要があった。このため、昭和59年に水質汚濁防止法の特別措置として、湖沼水質保全特別措置法を制定し、総合的かつ計画的な水質保全施策の推進を図ることとなった
対象となる湖沼は2006年まで全国で10湖沼あって、そのうち半分が我々に馴染み深いところです。琵琶湖・霞ヶ浦・印旛沼・手賀沼・野尻湖。まさかの野尻湖まで!
んで、2007年に11番目の湖沼として指定されたのが八郎潟(-ω☆)
あーーこの10年で水質改善に向けて動きがあったのは、そういう理由があったのねーって今更ながら知りました(*´ω`*)
八郎湖の水質と水質汚濁機構の解析
っていう論文がネットで見れます。2016年3月発行なのでかなり新しい。
CCライセンスなので直接PDFのリンクを以下に貼っておきます。あ、でも、このブログ、広告貼ってるからビミョーだなw
やっぱり直リンは辞めますw
以下のページを開いて「八郎湖の水質と水質汚濁機構の解析 -八郎湖の水循環と汚濁負荷特性- (678.41KB)」っていうリンクをクリックするとPDFがダウンロードされます。
全10ページ。難しい用語が多くて難解なので何回も読みました。概要をまとめてここに書きたいけど書けませんw でも八郎潟で釣りをする人は絶対に読みべき内容ですよ!全体の水の動きが解ります。季節ごとの水の流れとか、西部最上流のポンプが巨大化した理由とかが解ります。
一つだけ書けることがあります。それは・・・・
八郎潟は1年に10回水が入れ替わっている((((;゚Д゚))))
だそうです。すごくないです?あの水が1年で10回転してる!
にもかかわらず毎年アオコが発生する原因とは?!!!
答えは論文読んで下さいね(-ω☆)
今後は更に水質改善策として、湖のあちこちに浄化装置を設置するような噂も小耳に挟みました。
そんなこんなで、秋田県も色々努力はしてるようです。けど、なかなか人間の思い通りにいかないのが自然だと思うけど(八郎潟が自然かどうかは別として)昔みたいにウィードが生えてるステインウォーターに戻っていろんな魚がたくさんいる豊かな湖に戻って欲しいですわ(*´ω`*)
カテゴリ:釣り