飲食店で激増してるタブレットでオーダーする「セルフオーダーシステム」
食の保守派なので、概ね外食はチェーン店ですw 去年くらいから急激に増えたのがタブレットでオーダーするやつ。
ちなみに今から30年ちょっと前、JB品川駅近くの小さい居酒屋で、端末オーダーシステムを見たことあります。もちろん当時はタブレットはなく、昔の電卓みたいなやつで数字でオーダーする仕組みでした。あれは恐らく品川駅の海側にあった超王手SIerが実験的に導入していたものと思われます。その頃「あー近い将来、日本の飲食店はこんな感じでオーダーするようになるのかもねぇ」って思ってたけど、実現するのに30年掛かったようです。
技術的にはそんな難しいことじゃないから30年掛けてタブレットの登場とかコストの折り合いがついたのでしょうね。
んで、あのタブレットオーダーシステムですが、これを書くにあたってググってみたら「セルフオーダーシステム」って呼ぶみたいで、たくさんの業者HPが見つかりました。最大手らしのが「メニウくん」ってやつ。あーー、これ見たことあるわ!っていう人も多いと思われます。
ここのホームページを見ていくと「フリーレイアウト」が売りのようです。が、実際に使ってみると、このフリーレイアウトが仇になっている気がします。なんせ、画面構成がぐちゃぐちゃで分かりづらい。あげくデザイン全体が20年前のwebみたい。とにかく狭い画面にあれもこれもツッコミ過ぎ。
更に。先日行った某チェーン店のは、写真が小さすぎ。
結局、紙のメニュー見てタブレットでオーダーしました。
まだまだ発展途上だから「これ、すげーー、見やすい!使いやすい!」っていうのはまだ見たことないです。
さらに、使われているタブレットが安価なやつが多いので、色味・解像度が良くないし、タッチのレスポンスもイマイチで余計使いにくくしてる。
などなどいろいろ不満は多いタブレットオーダーシステムですが、今日行った店のはなかなか良かったです。
この店の場合、従来の紙のメニューに番号が振ってあって、タブレットにはその番号を入れるだけっていう仕組み。
麺の量とか、タレの種類などのオプションも簡単に画面で選べる方式。
会計時にボタンを押すわけでなく、これも通常通りテーブルに置かれた伝票をレジに持っていく方式。
セルフオーダーシステムと従来型のハイブリッド式です。
今までいろんな店のタブレットオーダーを使ったけど、ここのが一番シンプルでわかりやすく使いやすかった。
店側としては、紙のメニューを作成・印刷・管理費用を削減できるってのが、セルフオーダーシステム導入のメリットの一つだと思うけど、今のやつの大半は使いにくくて、なにげに客離れしてる恐れもあり。
でも、逆に超使いやすいのができれば、ホールスタッフも減らせるし、紙メニューつくらなくてもいいし最高ですよね。
今のセルフオーダーシステムは15年くらい前のweb界の「ホームページ」時代だと思います。個人が無料HPスペースで、ホームページビルダーとかで「個人ホームページ」を作っていた時代。どこにメニューがあって、どこをクリックすれば、どうなるのかバラバラだった時代。
今はブログ時代になって、どこのブログ見ても概ねデザインとか画面構成は同じになって見やすくて使いやすくなっています。webサイトにしても、画面上部にグローバルメニューがあって、画面左にカテゴリメニューがあって、っていう構成は概ね一緒。個性はなくなったけど使いやすくはなってる。
それと同じく、セルフオーダーシステムももっともっと導入が進んで洗練されていけば、もっともっと見やすく・使いやすくなるはずなので、この先に期待したいですね(-ω☆)
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