ガーミン魚探ブームに乗り遅れた人へ送るガーミン魚探の初歩 その1:シリーズ体系・ネーミングルールを知る
今のブラックバス界における魚探は「ガーミン」のターンですね。日本だとホンデックスが最初で、その後はローランス一色に。でもハミンバードがいい感じの新機能で頭角を表したに思えたけどここに来てガーミンがもっと凄い新技術で一歩リード。国内販路も充実していてプロへの手厚いサポートも急激に増えネットで目にする機会がめっちゃ増えました。オレは2年前にやっとの思いでロランスエリート7Ti(10万ちょっと)を買って「あ~しばらくは魚探買わなくていいやぁ」って思ってたのでガーミンネタはスルーしてたんですが、そんなこと言ってたら完全に時代に取り残されそう。ま、表層しかやらないので自分で買うことは無いと思いますが、SNSでのガーミンネタについていくために勉強してみました。ガーミン魚探は正直商品ラインナップがわかりづらいのです。ってことで自分で調べるついでにこのページを作りました。今までガーミン魚探購入検討した人はすでにわかっていることなのでスルーしてください。オレみたいにガーミン魚探に乗り遅れた人が「どんな機種があってどんな体系になっているのか」を知るためのページです。
ガーミン魚探のラインナップ体系はさっぱりわからない
ガーミン魚探商品ラインナップがわかりづらい3つの理由
- シリーズ名にECHOとかGPSとかMAPとかPLUSの一般名詞を使ってる
- ググっても釣り用じゃない他のガーミン機器がいっぱい上位に来る
- 小売店のページがたくさんでてくるけど、並び順がまちまちだからシリーズの体系づけが全然分からない。公式サイトにも体系表が載ってない
です。個々に説明すると長くなるんで辞めますが、本当にわかりずらいんですよねネットで調べると。てことでこのページでなるべく解りやすく説明します。解りやすい=長文になりがちですがご了承ください。
2019年3月現在のガーミン魚探のシリーズ体系
大カテゴリで3つに分ける
※体系って言葉を連呼してますが、要は会社でいう「組織図」みたいなイメージです。
GPSMAP GPSマップ | クルーザーとか大型バスボート用 ハイエンドシリーズ 約30万円~200万円。 |
echoMAP エコマップ | 小~中型ボート向けのGPSマップ 魚探で4万~37万 |
STRIKER Plus ストライカープラス | 基本的に魚探機能のみ (GPSもあるけどマップ読めない) 4万~9万円 |
※他に漁業プロ向けのAQUAMAPっていうのもあるけどそれはスルー。
大カテゴリから中カテゴリに分けてみる
多機能・高性能・ハイエンド:GPSMAPシリーズ
GPSMAPという大カテゴリの下には上記5つのシリーズが中カテゴリとしてあります。
GPSMAP 84xx | 一番でかくで一番いいやつ。いわゆるフラッグシップ。 10~16インチモニタ。 タッチスクリーン。 拡張性高くガーミンの新技術が全部使える(全オプションがつなげる) |
GPSMAP 74xx | 2番めに凄いやつ(去年までのトップエンドシリーズ) タッチスクリーン。 7~16インチモニタ。 |
GPSMAP 1xxx | あえてタッチスクリーンでなく物理ボタン採用の大画面。 10~22インチモニタ。 ただし1222xvsタッチという体系ルールから逸れたのもあり。 |
GPSMAP 9xx | GPSMAPシリーズにしては小型の9インチ。 タッチスクリーン。 |
GPSMAP 7xx | GPSMAPシリーズ最小の7インチ。 タッチスクリーン。 |
一般的なGPS魚探:echoMAPシリーズ
echoMAP Plus xxCV | 小型ボート向け4インチと6インチモニタ。 ボタン操作。 サイドビュー振動子が使えない。 |
echoMAP Plus xxSV | 小型ボート向け7インチと9インチモニタ。 タッチスクリーン。 サイドビュー振動子が使える。 |
echoMAP Ultra 1xxSV |
2019年3月発表の最新モデル。日本発売は2019年6月頃。 |
ザ・魚探:STRIKER Plusシリーズ
GPS機能自体は内蔵されててクィックドローもOKだけどマップデータを読めないようです。
STRIKER Plus xCV | 小型ボート向け5モニタ。 ボタン操作。 サイドビュー振動子が使えない。 |
STRIKER Plus xSV | 小型ボート向け7インチと9インチモニタ。 タッチスクリーン。 サイドビュー振動子が使える。 |
ここまでのまとめ。ガーミン魚探には以下の3つの大分類がある。ざっくりいうと
- GPSMAP → ロランスでいうHDS。ライブスコープ映像やらSNSなどでよく目にするプロが使っているやつがGPSMAP。
- echoMAP → ロランスでいうElite-Tiな感じのGPS魚探がエコーマップ。品番最後のCV or SVで使える振動子が違う。ライブスコープOK。
- STRIKER Plus → マップ表示機能を省略し「魚探」 に特化してる。その分、比較的安い。 品番最後のCV or SVで使える振動子が違う。
話題になる等深線を自動で作ってくれるクィックドローは全機種が対応。
Panoptix Live Scope System™
「ライブスコープ」をつなげるのはGPSMAPとechoMAPの2シリーズ。
簡易版ライブスコープのライトライブスコープ(LVS12)を使えるのはGPSMAPの最上位8400シリーズと6月に発売されるエコマップウルトラのみとのこと(佐々プロのブログより)
※ライブスコープ振動子別売りです。本体買っても振動子は別に買う必要あります。
ガーミン魚探のネーミングルール
まずは全機種を表にしてみます。右列の機種名をじっくり見てみてください。
GPSMAP | 8400シリーズ | 8410xsv |
8412xsv | ||
8416xsv | ||
8417 | ||
8422 | ||
8424 | ||
7400シリーズ | 7407xsv | |
7408xsv | ||
7410xsv | ||
7412xsv | ||
7416xsv | ||
1x22シリーズ | 1022xsv | |
1222xsv | ||
1222xsv Touch | ||
数字3ケタ | 722xs | |
922xs | ||
echoMAP | Ultra1xxシリーズ | 102sv |
122sv | ||
Plusシリーズ | 45cv | |
65cv | ||
75sv | ||
95sv | ||
STRIKER PLUS | 数字一桁シリーズ | 5cv |
7sv | ||
9sv |
法則性があってないような機種名ですよね。
GPSMAPシリーズのネーミングルール
8400シリーズ
84+画面サイズ2桁+xsvの有無
例↓
8416xsvはGPSMAP8400シリーズの16インチ魚探モデル
7400シリーズ
74+画面サイズ2桁+xsv
例↓
7407xsvはGPSMAP7400シリーズの7インチモデル
1x22シリーズ
画面サイズ2桁+ 22xsv +(1機種だけTouch)
例↓
1222xsvはGPSMAP(ボタン操作モデルの)12インチ
数字3ケタシリーズ
画面サイズ1桁+xs
例↓
722xsはGPSMAPの7インチモデル。
GPSMAPにはXSV・XSというサフィックスが付きます。きっと何かの頭文字だと思いますが、知っている人HELP! なお、8417・8422・8424はサフィックス無しで、これらは魚探機能がついてないモデルです。
echoMAPシリーズのネーミングルール
ウルトラシリーズ
画面サイズ2桁+sv
例↓
122svはエコマップウルトラの12インチモデル。
プラスシリーズ
画面サイズ1桁+5+sv or cv
例↓
65cvは6インチのCV(サイドビュー不可)モデル。
echoMAPシリーズのネーミングルール
画面サイズ1桁+sv or cv
例↓
7svは7インチのSV(サイドビュー可能)モデル。
という感じで、不可解なガーミン魚探GPS魚探のシリーズ体系・ネーミングルールを解りやすく?書いてみました。
一見複雑ですが、もう一回まとめると・・・
GPSMAP→めっちゃ高いけどなんでも対応するやつ。SNSにトッププロが載せてるやつはたいていコレ。ケツにつく7412とか8416は数字が大きいほど偉くで画面がデカい。バス釣り用は最後にxvsがつく。ライブスコープもちろんOK。
echoMAP→我々普通アングラーでもちょっと無理すれば買えそうな・・気がするやつ。数字は大きいほど偉い・高い・画面でかい。ライブスコープOK(振動子高いけど対応はしてる)。今年はウルトラっていう目玉がリリースされる(高いけど)。なお、エコーマップじゃなくてエコマップって呼ぶみたい。
STRIKER→魚探。
っていう感じで覚えれば、SNSやブログでガーミン製品みてもなんとなくついていけると思います(*´ω`*)
これにて「第1回ガーミン魚探ブームに乗り遅れた人へ送るガーミン魚探の初歩」を終わります。詳しい人達へ→間違いがあれば教えてくださいね。
2019年3月17日追記:ガーミン魚探の歴史とサフィックス
wikiでList of Garmin productsというページを発見。以下に歴代のガーミンGPS魚探が一覧でてます。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Garmin_products#Chartplotters_and_Sonar
そして謎だったechoMapにサフィックス(後ろにつく英字)の謎が解けました。
The letters after the two-digit model number are for the type of sonar:
- s = Traditional HD-ID sonar
- dv = DownVü
- cv = ClearVü
- sv = SideVü
現行モデルはCVとSVのみですがCVはクリアビュー、SVはサイドビュー対応という意味でした。
GPSMAPシリーズの後ろにつくXVSですが、ネットの海を彷徨っていると2015年くらいにGPSMAP XSシリーズというのが出てて、その後にGPSMAX XSVっていう上位シリーズが出たようです。このページではGPSMAP8400シリーズって表現していますが、海外だとGPSMAP XSシリーズ・XSVシリーズって表現してるケースがよくありました。
例:Garmin GPSMAP XS & XSV Initial Review
ここには旧XSシリーズに対する新しいXSVシリーズの違い・良さが書かれてたので、そーゆーことなんでしょう。でも、XSにしてもXSVにしても何の頭文字なんだろうか?気になって寝れません。
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