七色ダムで見た三原直之プロの凄い技!
公私混同ネタシリーズです。先日奈良県七色ダムで開催されたJBトップ50シリーズ第1戦ゲーリーインターナショナルCUPの最終日、オレは予選落ちしちゃったうちの社長と一緒に橋の上から遠目で三原直之プロと山岡計文プロの一騎打ちを観戦していました。
この日は暖かくてシャローをうろつくバスが橋の上からよく見えました。
きっと、三原直之プロもこの手の魚を狙っていたんだと思われます。
写真は望遠レンズで撮っているので近くに見えるけど実際はけっこう遠いところにボートが浮いていて具体的にどんな釣りをしてるかまではわかりません。
が、そんな三原直之プロの動きを遠目で見てたら、ハッ!とする動きをしたのです。
今思えば動画で撮ればよかったけど、そうもいかないのでパラパラ漫画風に再現してみたのが以下の動画↓
ブログねた pic.twitter.com/Buf83AVHkY
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年4月10日
↑これだけ見て、なにが凄い技なのかわかった人は釣りウマですね。ボートでサイトやる人なら解ってくれると思うし、その凄さを理解してもらえると思います。
もしかしたら「そんなの自分も当たり前にやってるわ!」っていう凄腕の人もいると思います。でも、ここまで出来る人、日本に何人くらい居るんだろう?っていうくらい凄いと思います。
なにが凄いかわからない人のために、一般的な人の動きもパラパラ漫画にしてみました↓
ブログねた pic.twitter.com/uUMMGmSMd8
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年4月10日
2つの動画を見比べるとわかりますよね。そうなんです三原直之プロはバスを発見したら視線をバスから極力離さず、ボートだけをくるっと180度回転させていたのです!!!
くどいけどもう一回説明すると・・・
(1)岸と平行にゆっくりボートを進めつつバスを探してた
(2)岸沿いにバスを発見
(3)そのままだとボートは惰性で前に進みすぎちゃう
(4)ボートをクィックに180度回転させた→この時、自分の身体・視線はバスの方をキープし、ボートだけ回転させた
っていうことです。普通は(4)の時、なるべくバスに視線を向けつつも、身体がボートと一緒に回るタイミングが発生するので、一瞬バスが視線から消えちゃうんです。なるべく速くバスに視線を戻す努力はするけど、どうしても一瞬の間ができちゃうわけですね。でも、三原直之プロは身体・視線をバスから離さず器用にボートだけ180度回していたのです((((;゚Д゚)))) すんげーーー。
オレなんて同じことしたらきっとボート上でコケますね(笑)
っていう凄技を目の当たりにし心底驚いた訳です。これはブログネタにしなくては!って思って、念の為御本人に公開の許可を求めつつ、改めて訪ねてみたら・・・
やっぱり、その通りで、バスから視線を外す時間を極力短くするための工夫だそうです。更に
モータガイドのツアーの瞬発性とウィザードのハルの形状による取り回しの良さがサイトに生きてきてます(^^
という返信を貰いました。補足するとミンコタのエレキって初動が遅いんです。全部がそうかはしらないけど、MAXパワーで踏んでも安全を考慮してるのか、最初はゆっくり回るんです。それに対してモーターガイドのツアー(旧機種)っていうエレキはミンコタに比べ踏み出しからよく回るので初速が速いっていう違いがあります。なので三原プロはモーターガイドツアーの瞬発力(踏み出し直後の速さ・パワー)をサイト時の操船に活かしてるようです。
また「ウィザードのハルの形状」については、セミVハルなので他のVがキツいアルミボートよりも旋回性に優れているという意味だと思います。また、他のアルミボート・小型FRPよりも自重が軽いのもあのボートのお気に入りポイントなんだそう。
なんでもクルマに例えるおじさん的に表現すれば、あのボートは旋回性に優れ低回転からトルクがでるダウンサイジングターボエンジン搭載の小型軽量MRスポーツカーっていう感じですかね?笑
サイトやる人はわかると思いますが、バスが泳いでいる時はちょっとでも目を離すと見失うことがあります。
またずーっと湖面~水中を見てると自分の目が(脳が)それに順応した状態になります。その順応した状態で、ちょっとでも水面から目をそらし周り森とか空をみると目が(脳が)リセットされちゃうんですよね。人体の不思議。暗がりにずっと居ると目が順応して目感度が上がるけど、ちょっとでも明かりをみるとそれがリセットされるのと同じような感じで。
なのでサイトしてるときは極力バス・水中から目をそらさないのがベストです。
でもボート操船でターンする必要があるとき、どうしても普通の人だと一瞬背中を向けちゃうタイミングができちゃう。でも、三原プロはまるでサーカスみたく(オレにはそう映った)ボートだけ来るっと素早くターンさせてた、っていう驚きでした! 若者が釣ってくる理由はこういうところにもあるんですよね。オレなら確実に落水してると思うw
PS:今大会も自動エレキとライブスコープが話題になったけど三原プロは前出の通り、昔ながらの手動ならぬ足動エレキ。魚探はオレと同じローランスエリートTiだったけど電源すら入れてませんでした(*´ω`*) 自分の目を使った”リアル”サイトにはやっぱりこの組み合わせってことですかね(・ω・)ノ
カテゴリ:釣り