釣具メーカー広報担当に提言シリーズ「メディアキット配布希望」
SNSの発達で瀕死状態の釣具メーカーホームページが少なくないです。新製品を出したらとりあえずSNSとYouTubeに載せるけど自社サイトの製品情報は後回し・・・もしくは放置・・・っていうメーカーがここ数年でだいぶ増えました。
小売店からするととても困った状態です。過去にも書いたけどメーカーHPを一番活用してるのは小売店です。メーカーからしたら直接の客は小売店のハズなのにぃぃぃ。ま、それはともかく、今回の件はちょっと違う話です。
近年SNS等でよく見かける「小売店のイベント告知ポスター」的なもの。プロスタッフが全国の店を回って一日店長とかやるやつの告知ポスターですね。
最近目にしたのは上州屋さんの↓これ。
上州屋さんとキャスティングさんのこの手のポスターはプロが作ってるはずです。プロに外注してるのか本社・本部の広告・デザイン系担当部門さんが作ってるのかは解らないけど各店舗のスタッフの手作りでは絶対に無い!だってみんなちゃんとデザインされているから。プロの作りです。どうみても。
ポスター作りにはちゃんとしたデータがいっぱい必要
上のFOLLLOWのポスターではFOLLOWのロゴマークが使われています。緑バックの誠の下に竜巻マークが使われているので、これは明らかにイラレデータが使われています。右上に載ってるフォロースティックの写真はHPからダウンロードされたもので間違いありません。あの写真は背景透明のPNGなのでこのような使い方が可能です(ちなみにオレが撮影・キリトリしました。ここクリックで表示)。
真ん中にある五十嵐くんの写真はおそらく本人から送ってもらったものと思われます。
ロゴマークは五十嵐くんに送ってもらったか、それかホームページのロゴデータをダウンロードしたものと思われます。ここのロゴマークはSVGファイルなのでそのままイラストレータのベクターとして使えます。ここクリックで表示
そんな訳でFollowの場合、(手前味噌ですが)ポスター作成に使えるデータが最初から揃っています。
だけど、普通はそうはいきません。
ポスター一枚作るのに、まずはIllustratorで使える形式のロゴマークをメーカーさんに送ってもらわないといけない(ロゴマークは重要な知財だから相手によっては凄い大変)。製品写真を載せるにしても多くのメーカーは解像度が足りないから自分で撮る必要がある。もしくはメーカーさんにお願いして高解像度版をもらう。更にプロスタッフを呼ぶ場合、メインでその人の写真を大きく使うから、その写真も必要・・・・。
などなど(まともな)ポスターを作るにはそれ用のちゃんとしたネタ(データ)が必要なわけです。
だったら最初からメーカーが用意してくれればいいんでね?
ってことで、メーカー側にしてもイベントのたびに小売店のポスター制作担当者とデータの受け渡しが必要だと思うけど、どーせなら「メディアセンター」的なページをメーカーHP内に設けたらどうですかね?
ちょっと比べるのは気が引けますがクルマメーカーはそのへんはさすがにちゃんとしています。
以下はポルシェのホームページ例。newsroomっていう報道関係者・ブロガー、オンラインコミュニティ向けのサイトがあります。
https://newsroom.porsche.com/en.html
昨日~今日にかけてクルマ関係のSNSやニュースではカイエンクーペの「S」が発表されたってのをよく目にします。
今日付けの「スマートニュース」↓にも載ってたし
ツイッターのTLでも何度も見ました。
で、これの元ネタは先程のポルシェ公式newsroomからの情報ってことです。
高解像度の画像をダウンロードできるのはもちろん、各種PDF資料・スペックシート・動画すべてが用意されている訳です。
いたれりつくせり。あとは世界中のメディアや個人ブロガー、SNS投稿マンが勝手に宣伝してくれる仕組みです。
さすがに釣具メーカーにここまでやってくださいとは言わないけど、先に書いたポスターなど用に
・メーカーロゴマークの背景透明PNGもしくはイラレデータ
・商品ロゴマークの背景透明PNGもしくはイラレデータ
・高解像度な商品写真
・所属プロの宣材写真をいっぱい
を用意してほしいです。もちろんロゴマークの使用ルールは厳密にしてもらって構いません。
公式でちゃんとしたデータを配ったら、低解像度のロゴマークを無理やり使われて背景の境界線がギザギザだったり、ど素人さんが縦横比や色を勝手に変えたりなんていう悲惨な事故も起こらないと思います(*´ω`*)
ま、こんなの夢物語だとしってて書いていますが・・・
そこまでしなくてもせめて製品情報ページだけでもちゃんと更新してくださいよぉぉぉぉぉぉ。SNSなんてその時一瞬で終わりですよ。使い捨て情報ですよ。
webこそがメーカーの生存をしる手がかりです。年単位で放置してるメーカーがザラにあるけど、そんなんだったらサイト自体閉じてください切実に。
カテゴリ:釣り