エクセルでバーコードを印刷してピッピする方法
ニッチソリューションシリーズ。今回は「膨大な英数字の入力をバーコードリーダーで読ませる@エクセル」です。
あんまりこういうシーンはないかと思いますが・・・・
(1)エクセルで英数字・もしくは数字のみが入ったリストを印刷
(2)その紙のリストを見ながら別のシステムに毎回手入力してる
っていう状況を強いられている人向けです。多くの場合、(2)の別のシステムにCSVインポート機能があったり、少量であれば(1)から(2)へコピペする手もあります。が、環境に依っては、毎回大量の英数字を手入力せざるを得ないこともあります。そんなたかにオススメなのがエクセルの英数字をバーコードにして印刷し別のシステムにはバーコードリーダー(スキャナー)で「ピ」っと一発入力させる方法です。
用意するものはバーコードスキャナー(数千円)とバーコードフォント(無料)
バーコードスキャナーをすでにお持ちの場合はこの項は飛ばしてください。持ってない人は「え?バーコードスキャナーを買うなんて敷居が高そう」って思うかもですがamazonで数千円でいっぱい売られています。日々の手入力の面倒さ・ミスにより時間喪失を思えばすぐに元とれます。
なおバーコードスキャナーは1000円台から数万円のまで色々あります。よく机から落としがちな製品なのであんまり安いのはどうだろう?オレは3000円くらいのこれ↓
を5年くらい使ってて頻繁に床に落としてますがまだ壊れていません。高いやつはバーコードが掠れてたり仕様に沿ってない変なやつでも高確率で読んでくれます。でも、今回紹介する自分で印刷するのに関しては3000円くらいので十分です。
無料のバーコードフォントをダウンロードしてPCにインストール
続いてバーコードフォントのダウンロードです。いろんなところで落とせますが、騙しリンクが多いのでVectorのを載せます↓
上記ページの下の方にある「ダウンロードページへ」→「このソフトを今すぐダウンロード」をクリックしてダウンロード。
BarCode39.lzhっていうファイルがダウンロードされるので圧縮を解凍(LZH解凍できなかったらググってください)
解凍するとBarCode39.ttfっていうファイルができます。それを右クリックして「インストール」。
これで準備OK!
エクセルで英数字をバーコードにする方法
(1)バーコード化したいエクセルファイルを開く
↑サンプルとしてこんなワークシート。
(2)バーコード化したい文字列の前後に半カクアスタリスクをつける
ここだけちょっと面倒。バーコード化する文字の前と後ろに*をつけるルールがあるので空いてるセルに="*"&対象セル&"*"って入れます。下の例だと対象がA1セルなので="*"&A1&"*"
あとはデータの件数ぶん、その式を下にコピーします。
↑B列が*ほげほげ*になりました。これで準備OK。
(3)B列のフォントをバーコードフォントにする
あとはフォント変えるだけです。フォント変更方法はエクセルのバージョンで異なるんですが以下はExcel2010の例。B列を選んだ状態でホームメニューのフォントをクリック。
アルファベット順に並んだフォント名リストのAの次くらいにバーコードのやつがあるはずなのでそれを選択。
結果↓こうなります。
あとはこれを印刷してバーコードスキャナでピッピすればOK!
※バーコードの設定で最後にエンターあったりなかったりするので設定をご確認ください。
たったこれだけで、いともかんたんにバーコード発行&読み込みが可能です。ミスも減るし作業時間も節約で一石二鳥です(・ω・)ノ
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