「今更ですが」ガーミンライブスコープを使ってみた衝撃!

2020-09-16   

 

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2年くらい前に登場しバス釣りの世界を完全に変えたガーミンのライブスコープ。今更オレがここでライブスコープとはなにか?を書くのは遅いです。YouTubeに動画いっぱいありますからね。仕事上オレの周りには導入してる人がいっぱいいます。とはいえ、世の中のバス釣り人の99%の人は実際に見たことも無いと思われるので、今更だけどブログに書いてみます。

今までライブスコープ付きのボートのバックシートで釣りをしたことは何度もありますが、やっぱり自分で使ってみないとわからないことは多いです。ってことで今回、ライブスコープ一式を借りることができたので榛名湖のレンタルボート(ハンドコン)につけて実際に試してみました&ミスターガーミン佐々君のボートで野尻湖でも体験してきたので長文書いてみます。

ガーミンライブスコープを榛名湖のハンドコンで使ってみた準備編

ネットで他の人の釣りのブログやら動画を見ないので間違っているかもしれませんが、たぶんハンドコンにライブスコープをつけてブログに書くのは日本初?

プロショップケイズ(オレの会社のグループ店)にライブスコープがついてるデモ艇があるんだそうです。ライブスコープシステムは最低でも40万円くらいするらしいので、まー買えません・・・。なので、ケイズに無理をゆってバスボートについてるセットを外してもらって、一式レンタルしました。

レンタルボートに積むには覚悟が必要な装備群

ケイズから大きいダンボールが届いて開梱してびっくり!凄い!ごっつい!

魚探本体がガーミンエコマップの9インチくらいの(たぶんエコマッププラス95sv)。さすがに7インチの魚探ユーザーのオレからすると「だいぶデカくて重い」って印象でした。

そしてライブスコープを使うためのブラックボックスと呼ばれる心臓部のGLS10と振動子LVS32。写真撮ってないので公式のやつを引用↓

このGLS10もごっつくて重いです。サイズが245 x 149 x 65 mmで重さが1.96kg。普通はバスボートに固定されるものなので、レンタルボートだとこれを積むスペースも必要になります。

そしてバスボートに設置された状態のをそのまま外してもらったので、ケーブル類がめっちゃ長かったです。そしてケーブル類もだいぶ太かった。

正直最初「これを榛名湖のレンタルボートに積むのはだいぶ辛いぜ~」って思いました。そもそもバスボートに設置するための道具なので当たり前なんですけどね。で、ケーブル類もだいぶごっついけど、それは「丈夫なつくり」ですからね。ある意味安心です。そもそもレンタルボートに積むことは想定されてないですからね。

LVS32振動子にエレキ用ブラケットがついてたのでハンドコンのモーター部に取り付けました。

ハンドコンはボートの後ろにつけるのでLVS32の向きが逆になっちゃいます。これはどーしたもんか?とミスターガーミン佐々君にHELP求めたら・・・・驚愕の答えが・・


http://static.garmin.com/pumac/Panoptix_Livescope_Install_JA.pdf
より引用

↑こんな感じでLVS32は手でカチャカチャと向きを変えられるんですね。なのでハンドコンでも、ボートの後ろを狙うときと前を狙う時で振動子の向きを変えればOKのようです。

バッテリー問題

オレが持っている12Vバッテリーはリチビーの12V60Ahです。普段はこのバッテリーにハンドコンエレキとロランスエリート7Tiを繋いでいます。ライブスコープシステムは電費が悪いんですよね。特にブラックボックスの電力消費が多い。メーカー公称値が1.7~5A。リチビー容量計算機で試算するとエコマッププラス95sv+ライブスコープブラックボックス+ロランス7インチで7時間使える計算に。それに55lbsのエレキ(たぶん50A)なので、たぶん全部フルで使ったら2~3時間しか保たないと予想しました。もちろんエレキの使用状況によりますが。

なので今回榛名湖に行くにあたり同僚を呼んでエレキ用には12Vのボイジャーを借りることにしました。

積み込みが大変!

房総エリアのレンタルボーターの皆さんはすんごい装備で釣りをされています。オレにすると気が遠くなるような装備群・・・。オレが榛名湖に通っているのは「準備が楽だから」というのが大きいです。

なので、フル装備レンタルボーターの皆さんからすれば、なんてことない装備と思いますが、お手軽派のオレからすると、装備・準備がすんごい大変!しかも借り物の50万円近いセットをクルマに積み込んだり降ろしたりっていう緊張感。盗難の恐れもあり下手にクルマに積みっぱなしはできない、っていうプレッシャーなどなども感じました。

ガーミンライブスコープを榛名湖のハンドコンで使ってみた実釣編1(ディープのサスペンドバス狙い)

今回ライブスコープシステムを無理くり借りたのは「榛名湖の夏に湖中央でボイルしてるバス達の行動を知りたい」ってのが一番の目的です。産卵を終えたバス達が7月半ば頃になると湖中央の12~14mの表層で釣れるようになります。ワカサギをボイルするバスです。無風時の朝6時~8時まではよくボイルしててよく釣れます。が、8時を過ぎるとボイルがなくなる。

その8時以降、バス達はどこへ行くのか?

  1. ボトムに沈んで静かに暮す?
  2. 横に移動して5~6mのウィードエリアに移動する?
  3. ボイルをしないだけで、少し深めにサスペンドしてて、ワカサギを追ってる?

これが長年の謎でした。おそらく3だとは思ってますが100%の自信は無い。そんな中、登場したのがライブスコープでした。これさえあれば、長年の謎が解明できるのでは?ってずっと思ってた訳で、ついにその日がやってきました。

で、結果・・・・

100%そうだとは言い切れないけど、たぶん「上から4~6mくらいに常にサスペンドしてフィーディングしてる」です。上図のように。13mラインの上から2~6mにワカサギの群れが居て、20m先の6mにバスっぽいのが写ってます。榛名湖にはライギョ・和洋ナマズ・ハスとかのフィッシュイーターは居ません。ワカサギを襲うフィッシュイーターは99%ラージマウスバスです。1%はコイ。上のような映像を何度も見たので、表層近くにいるワカサギの下にバスが着いててたまにフィーディングしてる、というのが正解なんだと思われます。

で、なぜワカサギが湖中央の表層に居るのか?というのはワカサギの餌のプランクトンがその層にあるから。ってことで、結局ワカサギパターンを追うにはプランクトンの行動が鍵となるんですけど、そのへんは以下のサイトに詳しく書かれてます。

Club Crest
http://www.maroon.dti.ne.jp/clubcrest/wakasagi/harunako.html

また、この時期(真夏の水温MAX期)の榛名湖は表層から5~6mくらいにサーモクラインがあるそうです。魚達がそれより上に浮いてるのも納得できますね。

ハンドコン+ライブスコープはとってもわかりやすい

榛名湖の話はおいといてライブスコープの話に戻ります。普通はフットコンかクルクルシステムにつけるライブスコープですが、ハンドコンにつけた場合、どうなるか?

答えは「すごく解りやすい」でした。なぜならハンドル~エレキヘッドを結んだ直線上の15℃が画面に映るからです。視覚的に一発でわかる。

これがフットだとヘッドがどこを向いてるかはちょっと分かりづらいですよね。プロならともかく一般人だとなんとなくはわかっても確実ではない。エレキヘッドの矢印マークは案外テキトーですし。なので初体験のオレにはハンドコンは凄いわかりやすかったです。朝イチは無風だったので、ハンドルをぐるぐる回してワカサギの群れとバスっぽい映像を探す→見つかる→エレキハンドルの方向、映ってる距離にキャスト!っていう流れです。

ボイルが無い時はこの方法で釣れる確率が劇的にUPします!

でも釣れなかったっす(*´ω`*)

釣れなかったけど神出鬼没なボイルをじっと待つよりは遥かに効率UPです!

釣れなかったけども、この変なところにサスペンドしてるバスをライブスコープで狙い撃つ方法は既に若手トーナメンターの間では普通に実戦投入されています。2019年JBマスターズ野尻湖戦では水中島のボイルしそうフィッシュをライブスコープで狙った阿部選手が優勝。2020年JB山中湖で三連勝してる佐々選手もディープのサスペンドバスをライブスコープで探してカットテールで食わせる技を使用。河口湖でも藤田京弥選手が夏以降尋常じゃないウエイトを出しまくっています。

もはやこれなしでは戦えない時代です。

ゆってもオレは戦う人でないので、とりあえず「ボイルしてない時は上から5~6mのところに浮いてる」ってのがわかっただけで収穫ありです!

ガーミンライブスコープを榛名湖のハンドコンで使ってみた実釣編2(6mのボトムのつり)

この日、お昼前からは5~6mの釣りにシフト。ここでも驚愕の事実が判明しました。

それは・・・・

バスがいっぱい居た

具体的には榛名観光ボート沖の6~8mをライブスコープ使ってウロウロしてたんですが、思いのほかバスがいっぱい居たんです。

この時点でガーミン画面をスマホに映す技を知らなかった(野尻湖編で出てきます)ので、自分で操船・キャスト~リトリーブしてるガーミン画面をスマホで動画撮影するのは無理でした。なので、動画は撮れてないんですが、まー予想以上にバスがいっぱいいました。下の写真は6.6mで上から2~4mにワカサギの群れ、そしてその下5mにバスが2匹映ってる図。

このエリアで、ワカサギが居る方向にスコーンをキャスト。すると自分のスコーンリグが着水~フォールしてる様子が画面に映し出されます。で、ボトム付近をゆっくりタダ巻きしてると、映ってるバスが追ってきたり、ボトムからバスがオレのスコーンに向けて猛ダッシュしてくるシーンを何度も目撃できて、そのたびに興奮度MAX!!!!

でも、釣れないww

明らかにワームにダッシュしてくるけど、手元に「コン!」っていうのが一切ないw

それはそれで衝撃でしたわ~。こんなにバスがいて、こんなにチェイスしてくるのに食わないっていう事実・・・・(それは後の野尻湖でもっと凄いことに)

スコーンを使ったのは単に好きなこともあるけど「画面に映しやすい」ていう理由もありました。この時、もっと「食わせ寄り」のリグとしてリアル系ワーム(OSPマイラーミノー)のジグヘッドも投入したのですが、なかなか画面に映すことができなかったです。なのでスコーンを多用しました。知り合いが近くに浮いていたので、スピナーベイトを投げてもらうとそれははっきり映ってました。

結局、すごいバスはいっぱい居て、チェイスも多いけどノーバイトでした(´・ω・`)

ま、普通に表層の釣りとかサイトの釣りしてても「追っては来るけど食わない」ってことは普通にあるわけです。むしろ一発で食うことのほうが圧倒的に少ない。見える範囲なら、追わせてからバスの顔色見ながら小技使って口を使わせるわけですよねサイトの場合。なので、水中でも同じく「追ってくるけど食わない」ことはたくさん起こっているようです。画面を通して実際のサイトのように小技を使って食わせまでできるのはキョウヤ君とかのスーパー若手トーナメンターだけができる技なのかもしれません。

榛名湖でライブスコープを使ったその他の感想

そんな感じで13mと6mのフラットエリアで使ったら「もうこれ無しでは釣りができない」って感じでした。ライブスコープ恐るべし!

 

ただし、5mより浅いウイードエリアの釣りだと、いろいろごちゃごちゃ映っちゃって分かりづらかったです。もしそこにバスが居れば明るい光となって映るのかもですが、ちょっと分かりづらい。だた、沖側からウィードエッジの釣りをするには最高でした。雑すぎる絵で恐縮ですが↓

ウイードエッジのラインが複雑に入り組んでるところってよくバスが集まってますよね。で、できるだけウィードを不自然に揺らしたりルアーを引っ掛けたりしないで上手くアプローチしたいわけですが、そんなときもライブスコープはめっちゃ有利でした。ウィードの切れ目がどの方向の何メートル先にあるかが一目瞭然だからです。

「18m先」って言われてもなかなか実際に18m先にキャストするのは困難・・・・って最初は思ってましたが、向きさえ合っていれば、自分のルアーが沈んでいくところが画面に映るので心配は無いです。ただ、風が強い時はエレキヘッドが風上を向いてるので、対象物が正面(15℃以内)にないとまーまー厄介なのも事実です。

ウイードエッジと同じ理由でブレイクの釣りにもヨサゲ。榛名湖には明確なブレイクはあんまり無いけど、深い方にボートを停めて浅い側にライブスコープ向けると「何m先がカケアガリ」ってのが一目瞭然です。ハチロウの浚渫で使ってみたい!!!

パースペクティブモードだったら、霞水系とかの浅めで沈みものが多いところで無敵ですよねこれ。いやぁ本当に「神魚探」ですわコレ。

あと細かい話ですが、ライブスコープ用振動子でも普通の2D魚探画面も表示できました↓

これ、2D魚探用の振動子を別に付けてるわけでなく、LVS32だけです。画面分割したら普通に2D魚探も表示できました。そして水温センサーもついてるようです。

ササ君にきいてみた

そんな感じでライブスコープ初体験を終え、帰りにミスターガーミン佐々プロに電話できいてみました。

Q1:スコーンはよく映ったけどジグヘッドは映らなかった

A:そんなことは無いはず。ダウンショットだとシンカー・ワーム・スイベルの3つがちゃんと映る。ただ確かに正面から見たときの面積が小さいのは映りにくいかも。スモラバはよく映る。

との回答でした。後に野尻湖でジグヘッドやったらよく映ったので、気のせいだったのかな?その時は風が強かったので角度があってなかった?(PEラインで風に引っ張られた?)

Q2:めっちゃ魚追ってくるけど食わなかった

A2:そういうもんです(笑)本当に食わせるならカットテールとかがおすすめです。

との回答でした。やっぱり「追ってくるだけの魚」はどこのフィールドでもいっぱいいるそうです。

榛名湖でも絶対にライブスコープはあったほうが有利

ってことで自分自身でライブスコープを使うのは初体験の一日でした。バスの居場所が丸わかり過ぎて凄い。食うか食わないかは別として・・・。想像以上にバスはいっぱいいた。釣れなかったけど・・・。

幸いオレは表層の釣りが99.9%の変人なので、これが無いと絶対に無理ってわけじゃないけど、ルアーを沈める釣り人ならこれは絶対にあったほうが良いです。釣りの効率が65535倍UPします。釣れるかは別として。

直接魚を探すのみならず、ミドスト・ボトスト・スコーン・マキモノとかの中層の釣りでも、じぶんのルアーの泳層が画面で丸見えなのもめっちゃ良いです。

安い買い物ではないので、そうそう買えるものではないんですが、これがあれば確実に釣りが変わるのは間違いないです!

なお、本来10月末まで借りる予定でしたが、一回使ってすぐにケイズに返しました。理由は2つあって「高額な借り物を保管・運用するのが怖い」「ライブスコープ依存症になっちゃう」でした。これを普通に買えるくらいの収入になったら購入を検討します!が、、一生無理です(涙)

てことで、購入を検討されてる霞水系アングラーの皆様、ケイズ佐原店(ボート部)の秋月に相談してみてください。デモ艇でライブスコープを体験できますよ!

ガーミンライブスコープを野尻湖のディープで使ってみた

榛名湖で初体験の3日後の金曜日、今度は野尻湖で体験しました。ミスターガーミン佐々プロのボートに乗せてもらいました。

さすがミスターガーミン!ハイエンドのGPSMAPが4台!

ライブスコープシステムが2系統ついてて、一つはエレキ、もう一つはボートの後ろに左側を映すように固定されてます。トップ50プロはこのセッティングしてる人が少なくないです。

コンソール側のモニタにボート後ろについてるLVS32の映像を表示してもらっています。なので、オレがバックシートからボートの左に投げると、コンソールのモニタにすべて映し出されます。

ガーミンの神スマホアプリ「アクティブキャプテンのHelm」

ガーミン魚探にはアクティブキャプテンというスマホアプリがあって、それと魚探をつなぐとマップのやり取りやらスクショが撮れるようなことはなんとなく知ってました。が、このアプリはライブスコープの動画も撮れるらしいのです。ってことで湖上でアクティブキャプテンをアイフォンにインストール。Helmというのを起動。佐々くんの魚探のパスワードを入力すると・・・・

↓これ。凄い。

↑これ、静止画ですが、もうこの画面で既に動画で表示されます。すごすぎ。で、コンソール側の魚探を選択すると自分のアイフォンにライブスコープ画面が映って、ワンタッチで動画撮れます。すごすぎ。6分の動画を30倍速にしたのが以下。

 

動画下に雲のように映ってるのがワカサギ。その上のほうで白く光って動き回っているのがスモールマウス達。凄いたくさん居るのが解りますよね。ちなみに榛名湖のラージはワカサギの下に居たけど、スモールは上にいました。動画をよく見てると、雲状のワカサギにスモールが突っ込んでワカサギの群れが乱れるのがよく解ります。いままで2D魚探でも荒れた群れの映像を見ることは多々あったけど動画で見るとほんとによく解りますね。感動レベル。で、30倍動画をよくよく見てると画面左でたまに上から白いものが落ちてきます。それがオレが落としてるルアーです。このときは確かFLTトランザムを落としてた。

 

そのトランザムに2匹のバスが寄ってくるシーンがこちら↓

↑この映像は等倍速です。そのままのスピード。トランザムめがけて左右から2匹のバスが寄ってくるのが映ってます。完全にルアーのとこまで来たので「手元にコン!」っていうバイトを期待するわけですが、手元には何も来ず・・・笑。ってのが何度も。デスアダー4インチを泳がせてるときも何度も凄いスピードで追ってきて「手元にコン!」を期待するも何も起こらない・・・・ってのが何度もw

多くのライブスコーパーが口を揃えて「追ってはくるけど食わない」っていうのを身を以て体験しました(涙)

なお、こんな感じでワカサギの群れに突っ込みまくっているときは、やっぱり2D魚探では↓こんな風に映ります。経験上この映りのときは釣れるってわかってても実際に動画でみるとああーやっぱりそうなのね~って感じです。

やっぱり静止画と動画では説得力に雲泥の差がありますね!

 

実際のところ鼻先ライブスコープサイトは難しい

そんな感じで自分のルアーも魚もきっちり映るもんで、ついついバスの鼻先にルアーを持っていく感じのライブスコープサイトを散々試したけど1匹も口を使わせることはできませんでした。が、ライブスコープをちょい見つつも普通にダウンショットで釣りをしてる佐々君はいっぱい釣ってました!

それはつまり、ワームを鼻先にもっていくようなサイトではなく、自分のボートからみてどの方向の何メートル先に「群れ」が居るかを確認し、そちらへ投げる。あとは、細かくは見ないで普通にダウンショットの釣りをする。っていう感じのようです。

とはいえそれだけでも普通の2D魚探よりは遥かに高効率ですからね。今までは2D魚探で自分の真下しか狙えなかったのに、今は360℃・数十メートル先までシューティングが可能になったわけです。しかも動画で。ライブスコープは本当に革命です。

最もこれをハイレベルで使いこなせれば、鼻先サイトも可能なんでしょう。けどそれには多くの練習時間とかセンス、食わせるテクも必要ですね。 オレにはできないな~

プロは当然フットコンでも自在に操れる

ライブスコープは基本的にフットコンのエレキヘッドに振動子付けます。エレキの向いてる方向の15℃を映してる。釣りしてるときは概ね風とか流れがあってそれにエレキは向いている。なので、必ずしも魚がいる方向とエレキのヘッドは一致しません。あげく最近では自動ステイ機能のエレキが多いので、余計ややこしい。

なので俺ら素人はボートをステイさせつつも、ヘッドをあっちゃこっちゃに向けて魚の居場所を探し・・・っていう操作が難しいように思うけど、当たり前だけどプロなら当然、そんなことは朝飯前なんだそうです。基本は風上に向けつつも、ちょいちょいヘッドを回して魚の居場所を確認しながら釣りをするそうです。

ライブスコープクルクルシステム

とはいえ、今はライブスコープを付けられる富裕層はエレキもほぼ100%自動アンカー付きエレキです。なので、ライブスコープクルクルシステムを付けてる人も多いです。

↓この写真は藤田京弥くんのボート。

エレキヘッドにもLVS32が付いてるけどこれは予備で、今は緑で囲ったクルクルシステムのほうのLVS32を使っているそうです。藤田君くらい大会で稼げるならこれくらいの設備投資は当然ですね。

余談:マスターズ戦での使われ方

ちなみに。佐々くんと釣りをした翌日はJBマスターズ戦でした。オレが釣りをしたのと同じエリアはご覧のように大船団↓

で、殆どのボートがエレキ踏んでいません。マスターズでも自動エレキが過半数。で、興味深いのはこの時は写真の左からの強風でした。なのでみんなボートが左向いてる。そして、みなさんキャストしてるのは殆どがボートの後ろ。多くのボートがライブスコープ積んでいるはずだけど、釣りをしてる最中はあんまり使ってないのがよく解ります。たまにヘッドをクルクル回して群れの方向の確認はしてるとは思うけど、オレが試したように常に自分のルアーを画面に映して、、っていう使い方はしてないようです。それが正しい使い方なのかもですね。

話を戻すと・・・・

この日、群れの方向を確認しつつも普通にディープの釣りをしてた佐々君は10匹以上釣ってました。一方、オレは自分のワームをバスの鼻先に近づける方法をずっとやっててノーバイトでした!ま、オレの場合それ以前の問題なんですけど(*´ω`*)

2019年マスターズ野尻湖ウイニングパターンである水中島のトップの釣りでライブスコープを使ってみた

2019年のマスターズ野尻湖は俺行ってないので詳細は不明ながら、阿部選手が水中島に浮き「ライブスコープ使ってボイルする前の魚を狙った」という衝撃的な釣りが明らかになりました。たぶん公式にその使い方が公になったのはあの大会が初。その前から入鹿池のローカル戦でもそのメソッドを使ってたようですが、広く知れ渡ったのはマスターズ戦だったと思います。

その水中島パターンもライブスコープを使って体験しました。

※ボイルうちの釣りで忙しかったので写真はありません。

野尻湖知っている人ならしってる「水中島」というポイントがあります。その名の通りの水中ハンプ。夏~秋はその島の周りにバスが着いてて、ボイル~ナブラが起こります。ボイルが起こる場所は神出鬼没。島の風上側のエッジだったり、島の上だったりと、ある程度パターン化されてそうだけど、実際にはどこで起こるかわからないので、ボイル始まったらエレキで追う必要があります。実際は貸し切りは少なく、他のボートとの兼ね合いで自由には動けないことが多いんですけどね。

で、そんな神出鬼没のボイルですが、ライブスコープがあればボイルする前のバスの群れがどこにいるか丸裸で解るわけです。

この日も、佐々君がシートに座ってリモコンでエレキについてるLVS32をクルクル回して「今、あっちの25m先に群れが居ます!」って逐一報告してくれます。バスが上ずってくると「そろそろボイル始まりますよ!」ってゆってくれる。

っても、それを釣ることができるかどうかはまた別問題で、結局釣れませんでしたが・・・・(涙)

釣れなかったけど今まで見えなかったのが画面を通して丸わかりなわけですよ。これは本当に革命ですね。

ライブスコープ体験まとめ

そんな訳で今更ですがライブスコープ初体験し長文で語ってみました。今はなんでもYouTubeの時代なので、こんな長文需要ないかもですが!

真下を見るだけだった2D魚探時代から横が見えるサイドイメージ的なのが出たときも衝撃だったけど、ライブスコープはあれを遥かに上回る衝撃的なデバイスです。もちろん値段も衝撃的。トッププロが組んでいるシステム一式(画面4枚・ライブスコープ2セットとか)は普通に新車買えるくらいの値段らしいです。とはいえ値段のことをあれこれ言うのはナンセンスなのでやめておきます。

「そんな釣りやって何が面白いの?」って声も多いですが、正直オレは「めっちゃ面白い」と思いました。だって全キャストが捨てキャストじゃなくて釣れるかも?っていう期待で投げれますからね。確実にバスが居る方に投げれる。で、実際自分のルアーにバスが寄ってくるのが見える。これが面白くないわけが無い。常にドキドキ。

とはえい、オレの場合季節・場所問わず99%が表層の釣りなので、今すぐ欲しくてたまらん!ってわけではないです。

一方で、ライブスコープじゃなくてもガーミン魚探にはとても魅力を感じています。よく桧原湖の高梨くんのボートに乗せてもらうけど、コンソールにガーミンとロランスが並んでて2台共同じとこ映してます。その時の映像を見るとオレは圧倒的にガーミンの映像のほうが釣れそうに見えるんです。昔のホンデックスみたいに。もうロランス使って10年以上経つけど未だにロランスの魚探映像には慣れない。ガーミン・ハミンのほうが好きなんです。スマホ連携とか楽しい機能もあるし、なによりUIも優秀だし操作スピードもストレス皆無。なので、ちょっと貯金して安いガーミンは買いたいです。ライブスコープシステムはプラス25万くらいなので、2度めの給付金でもでたら買いますかね!

オレのことはともかく、これは本当に革新です。買えるなら買ったほうが良いですよ(・ω・)ノ

協力

プロショップケイズボート

ミスターガーミン佐々一真プロ

藤田京弥プロ

 

カテゴリ:釣り

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