キヤノン Satera LBP252で印刷がすぐに止まる問題は紙の反りが原因だった
スーパーニッチソリューションシリーズ、今回はキャノンのレーザープリンタ「Statera LBP252」で発生する「連続して印刷すると15枚くらいで止まってしまう問題」の解決です。
そんな問題を抱えているひとがどれくらいいるのか謎ですがニッチソリューションシリーズなので気しておきます。
うちの店ではキャノンのLBPを5台くらい使ってます。多くはキャノンLBPシリーズで一番安いクラスのLBP6300・6240などの6xxx系でこれらのプリンタでは起きない問題。
で、今回の問題が発生するのはLBP252。
おそらくLBP2xxxシリーズや3xx、4xxシリーズでも同じ問題が発生すると思われます。
その問題とは「連続してたくさん印刷すると20数枚で印刷が止まる」です。なぜLBP252で発生するかというと排紙トレイに「紙が溜まったよセンサー」がついてるから。
↓下図の赤矢印あたりに印刷を終えた枚数をカウントするというか、排紙の高さを測るセンサーがついてるようです。
で、たぶん正常であれば100枚くらい貯まれそうなトレイですが、最近20数枚で止まっちゃうんです。止まる原因は印刷された紙のカール(反り)でした。
↓こんな感じ。反りすぎ!
LBPは高温のドラムに紙が触れるのでこうなるようです。ただLBP252の場合、連続して印刷しても最初の数枚は問題ないんです。10枚くらいから急激にカールする。
その様子がこちらの動画。
ブログねた1 pic.twitter.com/VkKZxIwEkt
— HiroToga (@redpeppers) November 25, 2020
ツイッター動画の制限で途中からの動画ですが原盤動画だと9枚目から反りだして25枚目で停止。ディスプレイに「排紙トレイから紙を取り除いてください」って表示されます。
この問題が発生してから数ヶ月、一回止まったら排紙トレイから紙を取り除いて再実行みたいな面倒なことをずっとしてました。
最初は「なんだよこのプリンタ、25枚しか印刷できねーのかよ!安い6240よりダメじゃん」って思い込んでました。
この作業では毎日毎日大量に印刷するんで、わざわざ後付けの「500枚ペーパーフィーダ PF-44」も買ってるのに20数枚で止まっちゃうw
でも、よくよく見たら、印刷されたあとの紙がカールし過ぎててセンサーに引っかかってただけでした。
ペーパーレス化進めて30年のオレなので、個人的には滅多に印刷なんかしません。けど、これは郵便局へ出す伝票なのでやむを得ない。滅多に印刷しないオレだけど「え?レーザープリンタってこんなに紙反ったっけ?」ってことで、別のメーカーの紙に変えてみることに。
そしたら!
作戦成功。まったくカールせず!
ブログねた2 pic.twitter.com/UE45137qhJ
— HiroToga (@redpeppers) November 25, 2020
途中停止することなく最後まで一気に印刷できました!
↑素晴らしい!たぶん用紙反りがなければLBP252は100枚くらい連続で印刷できそうです。疑ってゴメン。
原因は紙でした。
ってことで、この異常に反る紙のメーカーをディスる目的ではないので伏せ字にしますが某有名工具系通販サイト「なんちゃらタロウ」のA4紙でした。
そして今回購入したまったく反らない優秀なA4紙はアスクルの「マルチペーパースーパーホワイト」でした。
レーザープリンタで紙が反っちゃうのは紙に含まれる水分が原因なんだそうです。なので、製造ロットとか保管状況・季節によって変わる可能性もあります。
なので、レーザープリンタによる紙の反りにお困りの方、またはキャノンのLBPで連続して印刷できない(反りによる排紙トレイ満タン)場合は違う紙業者をトライすると解決するかもしれません(・ω・)ノ
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