30年ぶりくらいにバンド活動を再開しようとしてる同年代のオトナの皆様へアドバイス

偉そうなタイトルですいません💦
青春~青年時代にバンドブームを経験した50代の同世代の皆様で、ちょっくらバンド活動というか楽器演奏(ギター・ベース)を再開してみようかな?って思ってるひとへ向けて書いています。オレ自身は95年くらいまで楽器やっててバス釣り始めたのと同時に辞めて2018年ごろに復活しました。20年くらいのブランクを経てちょいと再開したわけです。なので、今から再開しようと思ってるみなさんよりちょっとだけ先輩。ただし腕は下手なので演奏面の話では無いです🤣
周辺機材について「中華製の安物に釣られるな!」
です。例えばチューナーやらワイヤレス機器やらの周辺機器は昔は日本メーカーのものが多かったけど今は中華製の格安品がたくさんあります。

amazonなんかで買おうとするともう大変。え?こんな安いの?っていうのがてんこ盛り。なんだけど安価に釣られてついついポチってしまうけど、結局銭失いになりがりです。一番の問題は耐久性が無いこと。USB充電式だったらだいたい充電まわりから壊れます。オレもけっこう痛い目にあった。
なので、せっかく大人になったので、それなりのメーカーのそれなりに高いヤツのほうが長い目でみればコスパ良いです。
YouTubeみるとチューナーの比較動画とかたくさんあって機能・性能を比べるのは便利だけど耐久性まで言及してることはあんまりないですからね。それはECサイトのレビューも同様。なので安物に釣られないようにしましょう!

なおamazonは楽器に限らず中華闇市っぽくなってるのでサウンドハウスとかの専門店のほうがハズレは少ないと思います。amazonでなくYODOBASHIで買うほうが安心、みたいな感じ。
スマホで操作するエフェクターは要注意

マルチエフェクターの音作りをスマホやタブレットでやるタイプがあります。使い慣れたスマホのきれいなUIで操作できるので一見、すごくいい感じに思えるし、オレもしばらく愛用してた。けど、メーカーによってはユーザーID作らされたりする。しばらく使ってないとアプリがログアウトされちゃってパスワードわからなくて・・・なんて馬鹿らしい罠にハマッたりするんで、けっこう面倒です。スタジオリハや本番当日にアプリにログインできず操作できねーなんてこともなくはない(地下で携帯圏外とかありがち)。もちろん実機で調整もできたりするけど、普段スマホでやってるんでなかなか難しい。
歌本は要らない俺達にはU-FRETがある
コードだけ載ってる歌本ってありましたよね。明星の付録とかもあった気がする。今は歌本は不要です。https://www.ufret.jp/というサイトでコードは見れます。

昔の歌から最新の歌までラインナップがすごい!難点はスマホでみると広告まみれでわけわからんくなることです。PCでの閲覧がおすすめ。
YouTubeに無限の先生がいるしバンドスコアもある
言わずもがなですがYouTubeはすごいです。ギター講師やプロプレイヤーのかたがレッスン動画いっぱいあげてます。弾いてみた動画もけっこう役に立つし音楽理論とかも学べる。
バンドスコアの動画もあります。FIRE TAB JAPAN ファイヤ タブ ジャパンというチャンネルにはお世話になっています。バンドでやるようなメジャーどころの曲なら結構揃ってます。

他にも「曲名 ギター」とか「曲名 ベース」で探すとそれぞれのプレイ動画+タブ譜を表示してる動画も多くてすんごく良い世の中です。
YouTubeは楽器演奏に革命起こしてると思うけど、一方で世の中にはこんな上手い人がこんなにいっぱいいるんだ!って凹むことも多々ありますね🤣
耳コピの大革命!市販の音源をマルチトラックに分割してくれるMoises
この20年間くらいでもっとも衝撃を受けたアプリ・サービスがこれMoises。

これは超絶神アプリ。耳コピするときに原盤をこのアプリに読ませると、なんと!楽器を分離してマルチトラックに別けてくれるっていうすごいやつ。apple musicでボーカルだけ無くす機能があるけど、あれの全楽器版みたいな。

分離してしまえばDAW/MTRみたいにそれぞれミックスできるので、ドラム・ベースだけとか、なんならベースだけとかもできる。ベースってあんまり聞こえないからまじで便利。フレーズだけでなく、細かいグリサンドとかの表現なんかもはっきりわかるんでめっちゃいいんですよこれ。
更にAIが曲の構成を認識してくれる。イントロだけリピードとかも簡単。

コードも歌詞も起こしてくれる。歌詞は日本語だとまだまだ改善の余地ありだけど日々進化してる感じ。

テンポも変えられる。これと区間リピート併用してギター・ソロだけ死ぬほどリピート練習とかも簡単にできる。

あんまり使う機会無いけどキーも変えられる。

まさに耳コピ界の大革命ですこれ。
2024年のApp Store Awardsを受賞したほど。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2024/12/apple-honors-2024-app-store-award-winners/

唯一の難点は元歌のMP3ファイルが必要なこと。いまオレは全面サブスク移行してるんで、練習曲のMP3を用意するのが一番大変💦このためにメルカリで中古CD買ってる感じです🤣 単発ならYouTubeからゴニョゴニョ、、、おっと誰か来たようだ・・
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ここまで書いて、気づいた。オレが書いてることはすべてコピーのことでした。オリジナル曲じゃなくて。
って、なんか今は「コピーバンド」って呼ばず「カバーバンド」って呼ぶようです。オレ世代だとカバーってオリジナルとは違うアレンジでやる、、って印象なので、本物を忠実に再現しようとしてるなら「コピーバンド」だと思うけど、今はカバーバンドっていうみたいです。
ギター・ベースメーカーは減っててフェンダーが主流になってる
バンドブームのころはギター・ベースメーカーがめっちゃたくさんあった。けど今は激減してると思う。密かに存在してるのかもだけど目につかない。
プロの皆さんも昔はフェルナンデスとかイバニーズ(今はアイバニーズと呼ぶ)やヤマハと契約して使ってるひとが多かった。今思うと80年代ってフェンダー・ギブソンは古いぜ!って時代でしたよね。JBもPBもストラトもテレキャスもレスポールも70年代ロックの色が強くておしゃれな80年代にはダサい印象があった。ストラトっぽいギターでもSSHでフロイドローズついててEMGピックアップとかなんとかベースならちょっと小型でノブが5個くらいついてるアクティブPUのがかっこいい、みたいな。
でもあれから何周したのかしらないけど、今はなんだかフェンダー一色になってる感じ。しかも昔ながらのオリジナルなタイプ。ストラトはもちろんテレキャスターやジャズマスターなんかも多い。50年代のビンテージものや、それを模した塗装ハゲハゲのレリック加工(ダメージ加工)みたいなのも流行ってるようです。
最近はギターソロがダサいとか要らね!という声もあるらしくギタリスト受難の時代でもあります。そもそも海外チャートのトップ100にロックが入ること自体がほぼないらしいので、そもそもエレキギター自体がオワコンなのかもですね。なんて言ったら身も蓋もない😆
ちなみにフェンダージャパンというのが無くなって、今は
フェンダー社
・USA製
・メキシコ製
・日本製
みたいなラインナップになったようです。そして昔みたくジャパンのが安いってのもなくなりました。
made in Japanのトラディショナルなストラトで10万超え

ちなみにトランプ政権でメキシコに関税かかったらメキシコ製シリーズはどうなるんでしょうね
弦の革命!エリクサーというコーティング弦が超コスパ良い
オレが再開した最初に驚いたのはこれでした。エリクサーという弦がすごすぎる。

それまでは普通にアーニー・ボール使ってたけど、手汗が多いほうなので速攻でサビサビ。だけど、このエリクサーはぜんぜん錆びない。いつまでもツルツル。前回いつ替えたかわからないくらい変わらない。値段は高いけどぜんぜん元取れる。
音質についてネガティブな意見もあるようだけどオレはまったくわからないし、ライブのとき「ギターの音がめっちゃ良い!」ってPAさんや対バンのひとに褒められることが少なくないので、たぶん関係ないです。ちなみに音はよく褒められるけど演奏については一度もないので要練習🤣🤣
ギターアンプなくてもエフェクターで完結する音作り
音を褒められるついでで。昔はBOSSとかのコンパクトエフェクターを数珠つなぎして音作りしてましたよね。それをアンプに入れて鳴らしてた。アンプの音も大きなウエイトを締めてた。あ、因みに昔「コンパクトエフェクター」って言ってたやつ、今はストンプって呼ぶようです。
で、今ももちろんプロの人たちはコンパクトエフェクターが主流のようですが、アマチュアのひとたちはマルチエフェクター派もいます。そして、マルチエフェクターの中に有名どころのギターアンプ、ベースアンプのシミュレータ(モデリング)が入ってるんです。ギターアンプなくてもエフェクターで完結できるわけです。オーディオインターフェース経由でPCのDAWにそのまま録音できるし、マルチエフェクターにヘッドホン刺して良い音で鳴らせます。なので、自宅の練習にギターアンプは不要だしスタジオやライブハウスでもギターアンプ一切使わずPAにライン接続でもありっちゃありなんですよね。
昔はギタリスト・ベーシストの後ろには必ずアンプがあったけど、今はプロのライブでもPA直で送ってイヤモニで聴いて弾いてるスタイルもあるようです。Adoちゃんのライブとかそうだし、同期モノはだいたいそうじゃないですかね。
ってことで、音でよく褒められるのは、ギターアンプに頼らずエフェクタ内で音作りを完結してるからだと勝手に思ってます。
別のアプローチで、ギターアンプもすごい進化してて、アンプにモデリング機能がついてて、あれっぽ音とかそれっぽい音を出すこともできるようだけど、マンション住まいなんで練習は100%ヘッドホンなんでギター・アンプは持ってないのでよくわかりません。
なおメーカーは昔はZOOMとBOSSが強かったけど今はLine6てのが有名みたいだし、中華製もけっこうでてきてるようです。
同年代の活動は盛ん
都内のライブハウスは我々世代のおっさんバンドと地下アイドルのライブで保ってるって誰かが言ってました。バンドブーム世代の人たち、あの頃中高生~大学生くらいだった世代、今の年齢でいう40後半~60前半ですかね?その人達の層はやっぱり分厚いようで、毎週末めっちゃたくさんのオトナのコピーバンドのライブが開催されてます。70~80年代歌謡曲バンドから80~90年代バンドブームのコピーバンドがめっちゃたくさん。
昔はバンドメンバー募集は「バンドやろうぜ!」「Player」なんかに個人情報丸出しで募集かけるかスタジオに個人情報だして張り紙する感じだったけど、今はwebにそういう募集かけるサイトがあります。有名どころはOursounds

ジモティー

地方だとなかなかメンバー集めも大変かもだけど関東圏ならいっぱいあります。みなさんもぜひ!
ってもちろんバンドで人前で披露するだけでなく今はいくらでも披露するメディアはありますしね👍
ってことで、色々書いてきたけど一番みなさんにお伝えしたいのは
・中華製の安物に注意!
・Moisesは神!
・エリクサーも神!
ということです。
さ、練習しよ♪
カテゴリ:バンド・音楽