オレの鳥 2025年5月下旬 群馬県の山でコルリに大接近の奇跡

5月中旬になると平地では新緑がボーボーに生えちゃって野鳥撮影には向かない季節になります。産卵期なので鳥自体はいっぱいいるけど葉っぱのせいで探せないし撮影もできない。ってことでそんな時期になったら標高1400mオーバーの山に行きます。
オレの場合バードウォッチングでなく写真がメインなので、山ならどこでもいい訳でなくて、なるべく自分の目線と同じ高さに鳥がいるようなポイントで探す感じに。ってことで、去年同時期にいい感じにキビタキとコルリを撮れたとこへ同じようなタイミングで行ってみた。
オレの鳥『2024年5月21日群馬県の山でキビタキ・コルリを撮れた』 REDPEPPERS
5月13日 クルマでゆっくりまわって探鳥するも失敗
2025年は案外寒い日々です。朝6頃現場に到着するも標高が高いので気温は当然一桁。小鳥たちの声もびっくりするくらい少ない。一箇所キビタキが鳴いてる木があったけど、この標高も葉っぱが青々茂ってる木だったので探せず。しばらくクルマの窓全開でデッドスロー走行で小鳥の声を探すもぜんぜん駄目!
新規ポイント開拓でウロウロしてたら、やっとなんらかの小鳥を発見。恐らくキビタキのメス。遊歩道の僅かな水たまりに何度か降りてきてた。写真は撮れず。

そしてさえずりはしてないけどすぐ近くにキビタキのオスも居た。

が、遠すぎ~
そして、標高1400mにもガビチョウはいるんですね。三羽くらいで争い?してた。

遠くの道にホオジロ

ガビチョウもホオジロもうちの近所に普通にいるんで、山に来た意味・・🤣
クルマで通るたんびにミソサザイが鳴いてるスポットがあるのは気づいていた。けど、そこは沢から離れてるんで、撮影は無理だろうとスルーしてた。でも、あまりにも撮れ高がしょぼいのでダメ元で寄ってみた。そしたら、まさかの目線の高さでミソサザイが鳴いていた。


人工物の上でキセキレイが囀っていた

ピンボケだけどヤマガラ

去年の感じだと朝イチは案外低活性だけど、8時くらいになってちょっと暖かくなるとそこらじゅうで囀るイメージ。気温に関連してるのか、エサの活動にリンクしてるのかはわからないけど、8時~10時がピーク?
で、8時になっても活性があがった感じはなかったので、ちょっと標高を1000mまで下げてみた。が、たいした収穫もなくこの日は完敗。

5月20日 オレの鳥史上、もっとも野鳥に近づけた!しかもコルリ
13日があまりにも貧果だったので翌週もリベンジ。
この日はクルマで回るのでなく普通に散歩しながら探鳥してみた。とりあえず撮りたいのはコルリとコサメビタキの二種。
まずはキビタキ。囀りじゃないけど、地鳴きっぽいのがたまに聞こえてきて飛び立ったときに発見できた。

散歩してると100mに一羽くらい囀りしてる感じ。キビタキは個体数が多い。


写真的にいいかどうか別として数は多くて良い!キビタキナイス!


湖の湖岸を徒歩で一周。道路から林を見下ろす感じのストレッチがあって、そういうところは鳥と近い目線の高さになるんで撮りやすい。鳥だけに。


笹薮にシジュウカラ

遠くの木で盛大に囀ってるのがいた。あんまり聞き慣れぬメロディー。周波数的に20cmクラスの鳥。なんだろ?

アカハラでした

標高たかいんでまだ桜てきなのが咲いてます

とはいえ緑もけっこうあって鳥の背景としてはいい感じ。

奥にアカゲラ

この時、キバシリっぽいのを一瞬みたんだけど撮れず・・・
空抜けにヒガラ

絶妙な場所にキビタキ

高さはバッチリで枝被りも無くて良いんだけど・・・背景が湖面で白い。惜しい!なかなか理想の場所には止まってくれない😆


コガラがいいところに止まってくれてるけどオシリ

オシリ

道路から見下ろす感じのストレッチが終了し、湖岸を歩く感じに。
カワセミが止まってそうだけどいません

ウグイ

シャローに小魚の群れ。ワカサギ?と思ったけどなんか違う

いわゆるハヤ?小魚警察が怖いので特定は避けます🤣

Quoi

虫くわえて道路を横断してたキセキレイ

おしり

で、湖を一周しあと100mでクルマに戻る、ってタイミングで同じく鳥を狙っているかたに話かけられる。とてもいい人で小一時間お話を聞けた。ちなみにこの山、4~5回来たけど鳥のひとは初めてかもしれない。登山客はたくさんいるけど。
お話してたのが9時ごろ。気温がかなり上がってきていろんな鳥の合唱が始まってた。
センダイムシクイも今年はじめて聞いたよチョンチョンビー

その先輩はよくここに来るそうなので再会の約束をして一旦クルマに戻る。実は先輩とトークしてる間もずっとコルリが囀っていたのだ。オレがクルマを停めているあたりで。去年初めてコルリを撮った場所と同じエリア。
上着脱いだりなんだりし再スタート。いきなり聞こえるキビタキの地鳴き。

日が高くなって森の中にも日差しがさすようになって、暗いオレのレンズでもなんとか低ISOで撮れる感じに。

この個体はけっこう寄れた! けど顔がちょっと光量不足。目の周り真っ黒なので・・

ビヨーン

確かさっきのと同じ個体。移動した先で頬にいい感じに光があたるポジションに。これがこの日のキビタキのベストショットかなー

サンコウチョウに空目?


ついにコルリを発見!
本命のひとつであるコサメビタキはこの日はまったく駄目。もう一つの本命なコルリは囀りは聞こえる。眼の前の木で猛烈な大音量で鳴いてる。だけど、姿を探せない🤣🤣🤣🤣
コルリが目の前で盛大に囀ってるが全然探せず。結局シャッター切れたのは30分以上粘ったあとだった。が、めちゃ近くで撮れたこの前の火曜日 pic.twitter.com/Hdr3NHKpL7
— HiroToga ⁴⁶ (@redpeppers) May 24, 2025
去年はけっこう高い位置だった。が、今年はもっと低いとこで鳴いてる感じ。でもなんだかずっと同じスポットで永遠に鳴いてる感じ。キビタキはちょこちょこ動くので、動いたときが見つけるチャンスだったりする。って、キビタキは割と低めの位置で、しかも横に伸びた木・・・いま「のびたき」で変換したらノビタキになって笑った。
話を戻して、囀りしてるキビタキは比較的見つけやすい。けど、コルリの経験値は無いに等しいので、よくわからんけど、この個体はまじで一箇所から動かない。かれこれ30分くらい同じとこで鳴いてる(気がする)
もう10時過ぎたし、潮時かなー、帰ろうかなーって諦めかけたその時!
コルリが動いたっぽい。道路を挟んだ対岸で囀りを始めた。しばらくは場所がわからんかったけど、幸い今鳴いてる樹木は葉っぱが薄い。ってことでやっと見つけた~コルリ~嬉~
羽に光があたってないので青がでてない。濃紺。

フォトショで補正してこんくらい。

って今回、カメラの設定ミスってて全部JPEG撮りです💦
この場所に数分滞在し、またまた道路を横断して最初に居た方に飛んでいった。一瞬見失った?って思ったけど、オレの目線の高さの対岸のヤブに止まってた!
最初はこんなかんじのヘビーカバー奥でどうにもならず🤣
そして、オレも一歩一歩静かに道路を横断しつつ近づく。カバー奥にいるんで、オレに気づいてない?
ちょこっと移動して背中が見える位置に!
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
あの憧れのコルリがこんな近くに!もう大興奮。バス釣りでいうと50UPをやり取りしてるかんじのアドレナリン。
どんくらい近いかって、500mmレンズの1.6倍クロップなので800mm。トリミングなしでこの距離感。野鳥撮影してるひとならわかってもらえると思う脅威の近さ。

この連写っぷりがオレの興奮度を表してます

一歩一歩ゆっくり近寄って最終的にはこの距離まで

ノートリミングでこのサイズ

100%表示

ここまで寄れたのは野鳥撮影初めて4年で初めて。というかこれが最初で最後な気もする🤣
もしかして餌付けでもされるのかな?って、今日野鳥の撮影のひとを初めてみたくらいなので、そんな人気スポットとは思えない。YouTubeやSNSでもみたことが無い。けど、平日しか知らないので、もしかしたら土日とか野鳥カメラマンがいっぱいいたりするのかな?わからんけども、餌付けでないことを願うけど、それはもうオレがどうこうできる話でもないから気にしないでおこう。
一旦地面に降りて笹薮に消えた。

けど、また木に戻ってきた。
トリミングなしでこのサイズ。やばい😆😆

ちょっと青を強めに加工。

光がもっと当たって青が自然にきれいにでたら100点だったけど、贅沢は言えませんね。
最後に目があった。「満足したか?」って聞かれてるよう。そして、この後飛び立った。

700枚くらい撮ってた🤣

もう大満足~
帰ろう~
クルマで戻りつつも窓をあけっぱにしてキビタキが鳴いてたら止まって撮って


最高のチュン活だった👍
外界に降りたら気温30度超えの夏!
この後、鳥仲間にサンコウチョウのポイントに案内してもらったけど、暗い杉林ゆえに3桁万円の明るいレンズがないと難しいかんじでオレには無理でした💦
証拠写真がギリギリ。初撮影ではあるけども、もうちょっとマシな写真撮れたら新規「オレの鳥」に登録します💦

カテゴリ:野鳥撮影