2006年12月16日(土)内房勝山のカワハギ&船アオリ
『14時間釣りっぱなし』
勝山のカワハギ&船アオリ。13時間乗りっぱなしフィッシング。今更ながらやっぱしカワハギは面白いっすね。
カワハギの部
そんな訳で皆に遅れること12ヶ月で「カワハギ地獄DVD」を見たわけです。今更ながら。引退したカワハギ釣りの反省として。水中での彼らは可愛くもあり憎たらしくもあり。で、あれを見ちゃったら、もー「アタリを取ろう」なんて無理に思えるし、中途半端なフッキングじゃ乗らないようにも思えた(オレが使っている竿では)。
で、ちょうど良いタイミングでtonoから電話があって、急遽土曜日に行くことに。
今年は各地でイナダフィーバーが起こってるようですが、この日はちょうど我々が行った勝山あたりがフィーバー中。それに伴い、メインの大きめな船が全部イナダで出船。
不人気なカワハギ船は、別の船宿から応援に来た感じで、正直遊漁船としては、ショボイ船でした。ほぼ漁船みたいで、トモに乗ったら板状の座席が無い。キャンプで使うようなプラのイスを用意して貰ったけど、今度はロッド(のグリップ側)を置くところが無い。「竿やすめ」を挿す穴も無い。ナイナイづくし!
基本的にスタンディングなのでイス無しは良いんだけど、なによりエサつけの時竿を置けないのが辛かった。その後事件も・・・。
と、文句ばっかり書いてますが、この船宿は「サービス業」でした。接客がちゃんとしてて、とても良い感じ。今回はハードウエア的にちょっと残念だったけど、ソフトウエアは最高でした。
で、釣りの話。
朝、急激に風が吹き出して大荒れ。船のステイもままならずな感じで、常に船が動いてラインが斜めになりまくりですげー釣りづらかった。けど、初っ端から連ちゃんモード。けど、ワッペン。
tonoもゲ○吐きそうになってた。オレも結構やばかったけど、すぐに風が収まってウネリも次第に消えた。
風光明媚なところで、水もかなりキレイで釣りしてて気持ち良い!
カワハギ地獄見たせいか、釣れるは釣れるけど、ノンキー地獄!釣っても釣ってもリリース。
こんな景色なので、根周りが8割くらい。酷いときはアタリ云々より、いかに根掛かりを回避するかに気を取られたり。
んでね、ロッド置くところ無いので、移動中もロッドを持ってる訳です。ロッドを脇に挟んでシンカーを持ってたら、突然ラインのテンションが無くなってあれ?って思ったら・・・
orz
釣り竿でもっともやっていけない事。真下にラインを引っ張る事。つまり移動中それをやってたオレのミスですけど、まさか、この安竿のソリッド部分の途中で折れるとは夢にも思わなかった!あービックリ!
ってことで、今まで予備でバスロッドを使うとき、HL-CX601MFB-Sっつー、パラボリックアクションのオールソリッドを使ってた(あえてカワハギ竿とは正反対のアクション)んだけど、DVD見て気が変わって、テキサス・ツネ用の601MFBを予備で積んでた。本当はジグロッドの511MHRBを使いたかったけど、ガイドが1個外れちゃっているのでとりあえず601MFBで。
カワハギ地獄を見る限り、専用竿のティップに出るアタリは「○○○○が○○を○○○○で、○を○○時」(DVDネタバレ防止で伏せ字)だけのように思えたので、あえてこの竿でチャレンジした訳です。ついでにフッキングもこれくらいのアクション・長さ+高速巻きあわせが必要だなと感じた次第。本当はストローク的に6.7ftくらいの長さ+リールは7:1のZILLIONがあってもいいけど、とりあえずこのセットで。
で、さすがにこの竿だと針折れ(ダイワD-MAXスピードの場合)・ラインブレイクが心配なんだけど、幸い、小型ばっかりだったので結果オーライ。じゃっかん乗せづらい感じもあったけど、ほぼモンダイナシでした。
仕掛けはいつも通り、飾り無しの超シンプル。全体的に8m~20mのポイントで、水が超キレイなので、15mくらいまではボトムの模様が見えるくらい。時たま5mくらいの「サイトできそう」なシャローもやったりだったので、オレの「地味リグ」でもハンデは感じ無かったけど、時たま30m位に行くと、途端に不安に(笑)。
事実、最後の方は深めをやっててあんまり釣れなかったりしたので、ちょっとは派手仕掛け(派手オモリ)も必要かな~って感じでした。
オレが乗った右舷は4人で、前の2人はレッドチューンだったけど、たぶん3~4枚。オレ、完全バスタックルで24枚でロッドヘッドでもちろん天狗。けど、殆どワッペン。そんな感じでした。
いやいやマジでやっぱりカワハギは面白い。けど、竿が折れたのは神様が
1.本当に引退しろ
2.ちゃんとしたカワハギ竿を買え
さて、どっち?
で、釣りの話に戻して。話が前後するけど・・・
船長が「今、1時35分です。2時で上がりますから」ってアナウンス。
素晴らしい!突然「これで上がりますから」って言われるよりも、30分前に宣言してくれる方が100倍嬉しい。
んが、その5分後「じゃこれで上がりましょう」ってアナウンス。笑った。
船アオリイカの部
プラス5000円で夕方船ってのに乗れる。アオリイカ狙いで。もちろんそっちにも乗った。
14時出船予定だったのに、イナダフィーバーの影響で船の片付けに時間がかかってる。またしても、イナダにヤラレタ(笑)
そんな訳で、午前中イナダ船だった大きくてファシリティーがちゃんとしてる船で夕方の部スタート。こっちも片舷3人づつと、ちょっとサミシイ。時期的には数はでないけど、釣れれば「キロ前後」って事みたい。
オレもtonoも不眠不休なので、かなり眠い。頻繁にチョイ移動を繰り返すので、チョイ寝しまくり。
釣りの方は船長が超細かく棚をアナウンスするので、こまめに合わせてしゃくって沈めてしゃくって沈めてしゃくって沈めての繰り返し。
暗くなった頃、ミヨシの人にキロフィッシュ?ファットイカ?ヒット。
その一時間後くらいにtonoにタイニーイカヒット。
そのちょっと後にオレにもタイニーイカヒット。
中オモリ明菜+リーダー3m経由のエギングなので、正直かなり難しいです。けど、真っ暗な中、手に伝わる感触だけに集中してると、なるほど、何となくそれっぽい感触がたまーに有るような無いような。
ボトムは取らず完全中層なので、きっとナニカが触ってるんでしょう。なんとなくベイトの群れにラインが当たっているだけな感じなんだけど、もしかしたらイカが触れてるのかな?
そもそも、普通のエギングを知らないのがダメ。たぶん昼間にサイト経験あれば、あれこれ想像できると思うんだけどね。
で、その「なんか触れている感」が多いときに2杯目のタイニーイカヒット。
まるせ丸でこれをやっているとき、エキスパートの皆さんは、すんげーバイトを感じてたり釣ったりしてるので、あれくらいのレベルに達すればかなり楽しい釣りなんでしょうけど、あのレベルまで行くのにどんだけの回数こなす必要があるんでしょうか?
下船後検量したら2つで240gでした。イカもカワハギもマメかよ!
思い出フォトズ
初めてゲストで釣ったウマヅラ。
縁起悪い一荷・・・
岩場だから?藻場だから?殆どが茶色系。縦縞系。
朝イチはどーなることかと思ったけど日中はべた凪。そして気温が上がって暑かった。
そーいえば、この辺って2年前の忘年釣行会で来たとこでした。
イカとキーパーカワハギはお裾分け。フック飲みとエア抜き失敗の小さいカワハギはキープしてて、それを美味しく頂きました。ってか、船にエアレーターが無くて血抜き不完全だったので刺身は断念でし。
何度も書くけど、本当に船の設備がイマイチだったけど、それ以外は本当にいい船宿でしたよ。釣りの最中、仲乗りさんがコーヒーとか味噌汁とか出してくれるのは最高でした。