"『常ではじまり常で終わる』"
1997年11月06日(木)北浦
4匹
佐武と秋の北浦へ。薄暗い朝5時過ぎにに現地に到着。事前情報がナニもないのでとりあえず春と同じポイントへ入ってみた。佐武が寝るっつーので、一人で始めることに。「秋は横を広く探れ!」っつーセオリー通りCB200を投げるも速攻でロストでトホホ。北浦と言えばやっぱりスピナベだ、ポートビラスピナーベイトを投げること1時間....「秋はスピナベ、秋は横、秋は広く、秋は...」心の中でつぶやくが..アタリも無し。水面にはベイトがチョロチョロしてるがバスの気配は薄い。
今日の課題のラバジを結んで石積みを狙う。2キャスト1ラインバイトがあって釣りにくい。ラインバイトってラインに出るアタリではなく、北浦名物の水中に沈んである捨てラインが、いい感じでアタってくるのだ。で、遂に本命のバスのアタリ!ヌォア~っと魚体が一瞬見えたけどのらない...くやしー。
石積みはネガカリが多くてやってられないのでちょっと移動。砂底に石がコロコロある所でズルビキやったり自称ホンガリングしたり色々。水門前でやっと1匹ゲットー25cm位の小型ながら1/2ozのブラシガード付きをしっかり食ってきた元気者。ネガカリブレイクしてラインを結んでいる最中の機嫌の悪い佐武に写真を撮ってもらう。
オレが先に釣った時に必ずでる佐武の「移動しよう」の一言でちょっと移動。佐武はラバジを辞めて「いつもの常ロッド」に持ち変えている。オレに先を越されて本気モードに入ったらしくちょっとビビル
佐武は大のお気に入り超ピンポイントポイントでやっと1匹釣った様子。やっと釣ってくれたかほっほっほ。と、余裕をかました10分後2匹目を釣っているではないか。
佐武の「そろそろ常る?ん?」の誘惑にめげずにラバジを撃ちまくったけど、反応はイマイチ。今までの3匹と1バイトは全部水が動いている所だったので「今日は水通しの良いところがパターン」と勝手に決めつけて通称、いや、自称「とがゾノ」(冨樫の花園)に大移動。
2匹釣って余裕の佐武は車で寝る(本日2回目)らしいので、一人でラバジを片手に石積みを撃つけど、オレの眠気もピークでフラフラ。得意の「座り込み釣り」をしていたら貴重なバイトを逃してしまう..座りラバジは難しい。
滅多にやらないテキサスリグを試すも反応は無い。ラバジの縦の動きに反応があるんだから、常でも釣れるだろうっつーことで、ベイトタックルに常を結んだら、ちょいちょいと2本ゲット。佐武が寝ていたので写真は無いけど35cm位のまぁまぁサイズ。あーーーーーーーーーやっぱり常は偉大だ。常吉というか、簡単にワームに浮かせてられるこの仕掛けは本当に偉大だ。昼になり佐武が起きたので次のポイントへ移動。数回キャストした頃眠気はピーク、もうだめだ...車で爆眠。
佐武の「そろそろ起きないと日が暮れるぞ」の声で目を覚ますともう16時で場所もかなり移動していた。そこは岬の先端で水が良い。そんで佐武のバジングにバイトがあったというので、気合いを入れてフルキャストしたら「取り返しのつかないバックラッシュ」に見舞われてトホホだ。
しかたなく、本当に仕方なく、本日初のスピニングタックル+いつもの常セットを手に最後のポイントへ移動。
移動後の最初のキャストで見事にヒット!ニハハハハハ嬉しい超嬉しい。読み通りのポイントで1投目でのゲットは本当に嬉しい。思わず奥田民生の「野バラ」を口ずさむ。抜き上げできないので、石積みを1周してランディング!スポーンかおまえ?ってくらい腹がパンパンの小バスだったけど超ウレしいぞ。コレが本当に本当に今年最後のバス(3回目)かもしれないし。
またまた数でオレにリードされた佐武はより一層マジになった。そんな時のヤツの集中力と釣れっぷりは凄いのだ。ってことでラストのラストで佐武も釣って2人仲良く4本ゲットして17時に終了。
今年初めての秋の北浦は終日快晴無風ベタ凪
広く横を探るのが秋のセオリーらしいが、結局釣れたのは縦の釣り。我々がもっとも得意とするドック内で全然釣れなかったので数こそ出なかったけど、とっても実のある4本だった。
今年、もう釣りに行く予定はないので、今日が最後だろう。っつーことで「北浦の常ではじまり常で終わったオレの釣り97」来年もどうぞよろしく!