"浅井 香住"
1998年12月22日(火)霞ケ浦
2匹 天気:晴れ気温 モモヒキ2枚水温6~7度 手段:
「明日有給取ったんですが、俺の足にエントリーしたいっす。」わーいわーい。釣りだー。
寒いし釣れない12月下旬になって連発して釣りに行ける俺は幸せなのか?不幸なの?
■その前に
Tacoさんとは初めての釣行。同じ湖上に浮いたことはなんどかあるけど一緒に行くのははじめて。彼はボート釣りがメインで普段は山中湖とかいってるから霞の岸釣りはあんまり知らないというが、先日、平日の霞で良い思いをしたらしく釣れる気マンマンの様子。
俺は一昨日の北浦同様あんまり釣れる気しない。そんで何よりもっとも苦手とする霞オカッパリだしなぁ。
ところで、俺の釣りグランプリに立候補してくれたTacoさんだが、運転がアラ、、、いや、上手い。俺の周りでは一番の飛ばし屋さん。車に乗せてもらった最初の10分くらいはスゲー恐かった(笑)。
赤信号んときのブレーキを踏むタイミングが結構遅いタイプでドキドキもん。でも、慣れれば凄く快適なドライブだ。
■今日はスプリットの日!
って事であっという間に霞へ着く。最初は土浦近辺の小さな川の河口でスタート。
俺的には今日はスプリットショットリグの日と決めていた。家を出る前にBASSERの小山さんの記事を読んだから。とはいえ、水深が浅いんでとりあえずBS5(ボディーシャッド5インチ)のノーシンカーをリグって水門周りを攻めてみた。
が、しかし、まだ薄暗いのでラインが見えなくてナニやっているか解らん。挙げ句、ラインを巻き換えてきたばっかりなのに、やたらトラブル。なぜ?
明るくなって周りを見渡す。コンクリートの斜め護岸を発見し、そこを重点的にスプリットで攻める。と、「コ」っとアタリが一回。BS5を見てみるとフックポイントの1cm後ろに歯形。あー惜しいー。
ってことでワームをアライブシャッドに変えてると、ヘラのおっちゃんが来て「この場所譲ってくれない?」だって。あっちゃー。せっかくバイトあったのになぅ。挙げ句「俺の釣り論」を永遠と語られる破目に。
ところで、ここでライントラブルの原因発覚!ガイドが凍ってた(笑)。どーりでトラブル訳だよな。
スプリットはネガカリが酷く、オモリを軽くすると底が取れないし、ああ。ってことで開始20分後には常で壁撃ちに変更する俺。
■食うまで待つ
水門のへこみで1バイトあった気がするがイマイチだなぁ。ってことで川筋を常りながら歩く。途中1本だけポツリとあったクイを発見しネチネチ攻める。本当にネチネチ、ネチネチネチネチ・・・・。「くえくえくえくえくえ」ネチネチ。よく雑誌とか目にする「常吉でネチネチ攻める」っていうアレを更にネチネチ度アップさせ攻める。攻めるって似合わないな(笑)。ただ単にステイさせているだけなんだけど。
で、待望のバイト。「タタン!」乗らない(涙)。まるでギルのようなバイト。この時期ギルって活動してるの?それとも子バスかな?どっちにしても悔しいー。
対岸にいたTacoさんが水温を計ってみるとなんと6度!ヒエーーー。この前の山中湖より冷たいじゃん。
■わーい
最初のポイントで2時間も粘っちゃって、慌てて移動する。次は小さいドック。
一通り撃ったけど魚っ気全くナシ。バスはおろか小魚もボラもなんも居ない。生命体といえば、のんきにプカプカしてるカモだけ。
なるべくスローを心がけ、ハナクソ大のガンダマの常吉とか、ノーシンカーとかいろいろ試すが、やっぱり底を取らない釣りは性に合わないことが判明。
で、結局いつもの常吉セットを用意する。
「しっかし生命感ないよなー」などと思いつつ、ズルビキして石積み先端のゴロタに差し掛かった瞬間「コココ!」乗った~~。うれしー。
11月のぺんぺん取材んときと一昨日と2回連続石積みの先端でバイトあったんだけど、乗せられなかったという悔しい思い出があるんだけど、3度目の正直!わーいわーい。
俺の目測で32cm、Tacoさんに計ってもらったら36cmだった(笑)相変わらず俺の目測はいいかげんだ。
■浅いシンペイ
西浦あたりをズーッと周ってみるが、バイトのバも無いし相変わらず生物といえば、のんきで可愛いカモだけ。
霞は北浦にくらべて岸沿いの水深が浅いから、どーも釣れる気がしないのだ。だって底が見えるんだもん。ただ、ドック周りのストラクチャーは豊富でキャストするのは楽しいんだけど・・・魚が。
あと、冬の平日とあって、貸し切り状態の霞なんだけど、貸してくれるのは場所だけであってバスまでは貸してくれない様子。
というわけで書くことが無いので、写真でお楽しみ下さい(笑)。メール版俺の釣りを読んでいる方もホームページをどおぞ。
やっと釣れたーーー。 因みにこのバス、抜き上げの時、失敗して金網に頭をゴン。ゴメンヨ。 | |
桜川の河口で。 俺の足ってバス臭いのか?八郎んときと同じシチュエーションだ。 でも、八郎んときみたいに爆釣してる訳じゃないので、ただたんに人に媚びを売る猫だねこれ。キミ、猫としてのプライドはないのかい? | |
柏崎にて。 オダが沈んでいるであろうクイへキャストしたらヒット。ワーム300#2ならフックが曲がるとこだが、さすがラバジのフックは強くてランディング成功。 オダを釣ったら元の場所にリリースするのがマナーらしいけど、岸釣りだから、、ゴメンヨ。 |
■うおわーーー
そんなこんなで夕方に。9時に一匹釣って以来バイトは一度もなし。
昼飯も食わず昼寝もせず釣りつづけたのに、霞は冷たいぞ。
Tacoさんがどこからか「川が良いらしい」という情報をゲットしたので川を探す。しかし、日暮れは近い。んで、偶然通りかかったドックに車を止めてラストチャンスに賭ける。Tacoさんは「ツレソウ」と言う。確かに、俺もそう思う。水が良いぞここは。泡も残らないしね。そんで、いたる所にデッドヘラとかデッドコイが居る。しかも割とウエットな感じの。
今日はありとあらゆる所を撃ったけど、結局釣れたのは石積み先端。ってことで腰を据えてじっくり常る。かなり大きな岩が沈んでいる感触あり。高低差40cmくらいの。
そこを丹念に攻めて遂にヒット!うれしすぎる。狙って釣れた価値ある一匹(どきどき)
トーナメンターなTacoさんは随分くやしそうだぞ。ほっほっほ。
結局2匹で終わった霞だけど、一昨日のラッキーフィッシュとは違って今日の2匹は狙って釣れた2匹。ノリオさん風に言えば「俺の魚」、ハルヒコさんが言うところの「ワテの魚」ってとこだ。うれしー。
追伸:今回俺の釣り初エントリーのTacoさん、前述した通り運転がうまい上に、道は詳しいし、一度通った農道は完璧に覚えているし、車のカギを2個持ってて一個かしてくれるという最高のサービスマンだった。一気に高得点獲得か!
本日の釣果:2本 36cm33cm本日の仕掛け:ハートランドZ601MFB+TDX105HV+ノリオ12lb+ナス3号常吉+リーパーブルーサンダー×2
本日のダメ野郎:Tacoさん。ここも読んでみよう