榛名湖・八郎潟でのオレ流「夏スコーン・秋スコーン」

2010-11-01   

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GoogleADワーズは基本「加齢臭」の広告しかでませんw。最近だとグルーポンとマイティーベイトだったか。いつも同じじゃねぇ。ってことで勉強がてらYahoo!広告を申し込んでみました。ってことでまたまた広告が増えましたウザくてすみません。そんなわけで釣り場でよく聞かれるし、検索ワードもちょろちょとあったので、オレ流の八郎・榛名湖スコーン(夏・秋編)について書いてみました。

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■ロッド

俺の場合はテムジンスタリオンなので6.8フィートのファスト~レギュラーテーパー気味なMH(ミディアムヘビー)パワーがメインです。6フィートクラスだとフッキングのストロークが取りづらいのでせめて6.6は欲しいところ。ルアー全体で27g(約1オンス)あるので、ミディアム以下だとちょっと投げづらいし、フックがゴッツイんでMHクラスのパワーは必要です。Mくらいでも慣れれば問題ないと思います。ちなみに引き抵抗はほとんどないです。

■リール

ルアーは重いけど巻き抵抗がないんで基本的にベイトリールならなんでもOKです。が、ギア比7くらいのスーパーハイギアがフッキングからランディングまでは非常に有効です。

■ライン

フロロカーボンの14か16lbsがベストです。12でもOKですが、16とかに比べると若干伸び感があるのと、掛かったあと主導権をバスに与えないためにも16lbsが安心です。新品の12lbsは強いけど劣化のことも考慮して太目。さらに慣れないとランディング時にバレやすいんで太いほうが絶対に良いです。透明度4mくらいの榛名湖で16lbsで普通に釣れるんでご安心を。

■ジグ

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ワームにあわせてロングシャックのフックがついてるフットボールタイプを使います。具体的には

(1)DEPSハイパーフットボール(シリコン版)
(2)TIEMCOキャリラバHD
(3)HIDEUP スコーンジグ

の3つがよく出回っています。元祖ロングシャンクジグの(1)はカラーが豊富でチャートもあるんで素敵です。(2)はフックポイントの鋭さとワームキーパーの出来が最高に優秀です。(3)は5~6インチにいい感じですが、4インチだとちょっとフックがでかいです。

いずれも基本は1/2ozを使います。2mから8mまで1/2ozです。3/8ozでもOKですが、あんまり重さをあれこれ変えずに、どれかひとつに絞ったほうが感覚を掴みやすいです。

(1)(2)は若干スカートを間引いて使っています。市販のままだとちょっとラバーが多くて泳がせてる時にワームに「ベタ~」って張り付いてる感じになるんで、間引いたり、ちょっとカットしたりしてます。(3)はスカート量が最初からべストです。

番外編で(4)NEXTONEのネオジグも今年はよく使いました。フックが短いけどワイドゲイプなのでワンナップ4インチとかゲーリージャンボグラブにぴったりでした。でも、これはメーカーもろとも廃盤なので入手困難です。

■ワーム

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(1)HIDEUPスタッガーオリジナル4インチか5インチ
(2)SAWAMURAワンナップシャッド4インチ

基本的には(1)の4インチを使っています。ただしスタッガーは似たようなカラーが多くて俺の好きな「白」が無いんです。なので、白を投げたいときは(2)の出番。どちらもよく釣れます。動きはたぶん(2)のほうが大きいので濁り水に良いかも。

■セットすると約1oz

  • ハイパーフットボール(シリコン)1/2ozが約17グラム
  • キャリラバHD1/2ozで約15グラム
  • スタッガー4インチ 10g
  • スタッガー5インチ 15g
  • ワンナップシャッド4インチ 7g
  • ワンナップシャッド5インチ 13g
    ※いずれもカラー・塩の量で誤差あり

ってことで、ハイパー1/2oz+スタッガー4インチで27gもあり何気に約1ozあります。なので、これをフルキャストすることを考えるとMHクラスのロッドが必要なのがわかります。

■基本動作

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夏・秋スコーンの基本動作は「ボトムでの低くて長いリフト&フォール」です。つまり本当の「スコーン」じゃないんですよねスミマセン。俺がスコーンって書いているんで、「俺の釣り」読んでいる人たちは中層ただ巻きだと思っている方がほとんどのようです。
昔は「スコーンリグ」って書かずにわざと「スコーリング」って書いてたんですがw
それは、ともかく便宜上スコーンって書いてますが、本当はリフト&フォールです。
※春スコーンは正真正銘の中層ただ巻きスコーンです。


(1)とにかくフルキャスト!

ピンを狙う釣りでなく、線で探る釣りなので、とにかく狙った水深に平行(要・魚探)にフルキャストします。

(2)微妙なテンションを掛けたフリーフォール

着水したらクラッチを入れて、ほんのり軽くスプールに親指を乗せて落とします。この時、心の中でカウントダウンするのをお忘れなく。俺の心のなかのカウントでは1/2ozに4インチで一秒で約1m沈みます。

なんども同じ水深に投げていると「心のなかのカウントダウン」も正確になってきます。この時、7秒でボトムにつくはずなのに4秒でスプールの回転が止まったら(サミングしてる親指でそれを感じる)バスのバイトです。フォール中のバイトは大体糸が止まるだけです。何か硬いものに「カッ」「コン」って触れるのはだいたいが鯉・へら・ボラの背中です。

っても、フォール中のバイトはそんなに多くはないです。

(3)最大のチャンスがココ!

親指で指で感じるスプールの回転が心のカウントダウンと同じくらいに止まったらそれは着底の合図。ティップからでてるラインがふんわり垂れ下がりますね。そして、この時が一番のバイトチャンス!!!

たぶん、ボトムから1~2mくらい浮いてる周囲のバスたちも落ちていくスコーンを追っていくんでしょね(クリアレイクのケース)。着底した瞬間に「ハグ」もしくは「ハグハグ」って食べます。その時に手元に「プン」だったり「ププン」っていうバイトが伝わります。
なので、着底一発目は特に注意しましょう。

余談:一発目のフォールはカーブフォールさせるよりもフリーフォールさせたほうが明らかに良いケースが何度かありました。特に真夏。

(4)高さ50cm長さ1.5mくらいのつもりでリフト&フォール

残念ながら何事も無く一発目のフォールが終わったら(4)の動作に入ります。
余分なスラックを巻きとってからロッドを3時から11時くらいに振り上げます。そんでジグが落ちていくのにあわせてロッドを戻しつつも、リールを巻いて常にラインを張らず緩めずの状態をキープします。
この動作はワンキャスト中数回(飛距離に比例)行ないますが、あくまでもそのリズムは一定にしてください。淡々と同じリズムで繰り返すのが重要です。

(5)やっぱり着底の直前~直後がチャンス

(3)と一緒で着底したときがチャンス!リフトで追わせて着底で口を使わせるイメージですね。この時も(3)と同じバイトが手元に伝わります。ちなみにボトムでポーズすることはありません。スーーーー ットン スーーーー ットンくらいです。

そんで(3)(5)ともにバスの元気がいい時?なのかもっと浮いてる時なのかディープの世界なので真相は不明ですが、明らかに「着底直前にバイトしてくる」時もすくなくありません。入れ食いに近いペースで釣れる時ほどその傾向は高いです。そしてこのバイトを感じてフッキングしてズドンとロッドが曲がった時がこの釣りのアドレナリンMAX時!しかも連発するから病みつき間違いなし・・・で、俺はこればっかりやっちゃうわけです。で、そのバイトは「コン」とか「ココン」と来ることは滅多になく、ワームの重みが「フッ」と無くなる感じです。いわゆる「ウエイトレスフィール」って言われるやつですね。あたかも凄いテクニックのような言われ方をしますが、実際はそんなに難しくなくて、(4)で書いた「ラインを張らず緩めず同じリズムで淡々」とリフト&フォールさせていればすぐに分かります。なれないと難しいのはフォール中の微妙なテンション掛けかな?
そーいった意味も含めて先に書いた「あれこれ重さを変えずに一つの組み合わせで続ける」のが重要になってきます。同じリグで同じことを続けていれば、ボトムに付くはずのタイミングなのに「あれ?底に付かないぞ?」ってのもわかるし、微妙なテンションを掛けていると突然「スっ」っとジグの重みが無くなるのが簡単に分かるわけです。

(5)の後半

で、同じリズムでリフト&フォールを数回繰り返してて、6回目に食った!っていう記憶はあんまりありません。八郎の場合はあるけど、クリアレイクだと勝負は最初の3回目くらいかな?なので、ま、後半は適当にやってください(笑)。何度もリフト&フォールするよりは、違うところに投げ直して(3)のバイトを期待したほうがよっぽど釣れます。

(6)ここがラストチャンス

そして、ナニゲにチャンスなのが最後のピックアップ時。ボトムから斜め上に上がっていく直後に突然ロッドがひったくられるバイト(この時は向こう合わせでヒット)。そして、とんでもない中層で突然ひったくられることもあります。なので、一応ピックアップ時は心の準備をしておきましょう。向こう合わせほど掛かりが浅くてバレやすかったりするんで。とはいえここで食うのはそうそうないです。クランクベイトやスピナーベイトのような軌道が変わる瞬間のバイトってのはあんまり経験ないです。

■フッキング

ボトムでのバイトもフォール中のウエイトレスなバイトも、基本は巻きあわせです。無意識にやっているんで改めて文章で説明しづらいんですが、たぶんバイトを感じた瞬間、スラックを巻きとって3時から11時くらいまでロッドをスィープ気味に曲げつつも更に巻きとっているはずです。決して即合わせとか速くて鋭い合わせ(一般的に電撃アワセと言われる類)は必要ないです。とにかく巻き合わせです。
(3)でのバイトが最も多いのもあって、とにかく早く巻くためにスーパーハイギアがおすすめです。さらに、ウエイトレスフィールのバイトの時はバスがこっちに向かって泳いでくることが多々あるんで、余計スーパーハイギアが有利です。

■やりとり~ランディング

で、全開の巻きあわせをしてるので、フッキングが決まった瞬間はすでにロッドが大きく曲がっています。この釣りは滅多に小バスが釣れないんで、高確率で曲がっているはずです。そっからは、その曲がりをキープすることに専念しましょう。たとえバスがこっちに向かって全速で泳いできてもそれに負けない速さでリールを巻き続けます。

ここでありがちなミスはポンピングをすることです。よく同船者がそれをやってバラします。絵に書いたようにばらします。テンションが緩みがちなポンピングは厳禁です。

ただし、恥ずかしながらこの釣りではポンピングが必要な魚を釣ったことがありません!八郎で50弱は何本も釣ってますが、それより大きいのは釣ったことがありません(笑)
なので、その手の魚のことはシラン。

そして、遠くで掛ければ掛けるほど、タラタラ巻いているとジャンプされがちです。ジャンプをさせるとバレやすくなるんで、バスが浮上する隙を与えないほどゴリ巻きします。やばいと思ったらロッドを思いっきり水に突っ込んで・・・っても角度的に無理なケースも多々ありますが、それよりもゴリ巻きすればジャンプは防げます。

ある程度寄せたらロッドを半分くらい水に差して最後のジャンプを避け、ラインを70cm~1mくらいだした状態でそのままの勢いで一気に低い位置で抜き上げましょう。

多くの同船者はボートっぺりで釣りDVDのような派手なロッドこね回しをして8割型バラしてました。ロッドコネリーは厳禁です。超デカイバスのことは知りません(笑)。50弱ならMH+16lbsでラインが1mくらいなら普通に抜き上げられます。

ランディング時「低い位置」って書いのを補足すると、なんていうか、ラインを短めにしてロッドを高く振り上げないで水面と平行気味にしてすっと抜き上げボートの内側に優しく置く方式が良いと思います。
慣れてくると、ラインをもうちょっと出した状態で自分の正面に向けてバスを抜いてそのままライン空中キャッチする方法があります。これをやるためにも16lbsあったほうがベター。もう一つは、短めで抜きあげて飛んだバスが頂点に達した瞬間クラッチを切ってズリっとラインを出してラインを掴む方法。などなどいろいろありますが、ともかく、ボートっぺりでは一気に上げて、その後はバスをいたわる感じで扱いましょう。

■備考:掛かり方

 

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いわゆる「上顎がっちり」この手の掛かり方はまずバレません。着底直後に食べられる時に多い掛かり方。

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「横顎がっちり?」高活性の時ってか、数が釣れるときに比較的多い掛かり方。口の横の硬いとろこにかかるやつ。これもまずバレません。運悪く、唇の薄皮のとこを貫通する穴が開いてバレやすいけど、それもテンションを一切緩めねければほとんどバレません。

「内側の皮に掛かるやつ」。フォールで食うときに多い丸のみの掛かり方。昔のコンパクトなフットボールではまぁまぁバレやすかったタイプ。

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この写真はネオジグ。ワイドゲイプ&眠りバリなのでまだちょっと深い刺さり。これ以上浅かったりバスが重かったりすると(特に抜き上げの時)バレやすいかも。

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スコーン系のジグはフックが大きいので内側にも深く刺さることが多くてそんなにバレません。

■長げーよ!

というわけで釣り場で俺の釣り読者にお会いすると高確率でスコーンのことを聞かれるので、簡単に・・・・簡単に書くつもりが文章力の無さからまさかの長文になっちゃったわけですが、ともかくスコーンは夏・初秋にはよく釣れます!みなさんもぜひ!

今回は基本編です。次回は八郎編・榛名湖編、機会があれば応用編も・・・・

 

カテゴリ:釣り

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