メルセデス・ベンツCクラスカブリオレに乗ってみた
「車好きともあろうもの、一度はCクラスを所有すべし」ってある人が昔言ってた。また、ある自動車業界のひとは「クルマはベンツ」と言い切ります。
ってことで買えないので沖縄旅行のときに借りてみましたベンツCクラス。
ベンツって今はとんでもない数の派生種がありますが基本的にざっくり乗用車タイプには「A/B/C/E/S」っていうシリーズがあります。AとBは小型。Eは大型高級車、Sは最上位クラス。そしてど真ん中がCクラス。BMWの3シリーズとかAUDI A4のサイズ。今はもしかしたらA/Bクラスのが売れてるかもだけど、「世界一の歴史をもつ自動車メーカーの最重要モデルがCクラス」なのではないかと思われます。なので、クルマ好きなら一度は買うべし、みたいな。
今回借りたのはC180カブリオレスポーツっていうやつでした。MYいくつなのかは謎ですが、古くても2~3年前くらいのやつ。
9速ATの後輪駆動。4気筒1595ccターボエンジン。最高出力156ps・最大トルク25.5kg・m/4000。
なかなかかっこいいデザインです。
C-180カブリオレの第一印象
ドイツ車らしい重いドア。2ドアだから余計重いのか。それを開けて目に飛び込んでくるのが赤いおしゃれな革シート。
そしていろんな電動ブツが動きます。
走り出した瞬間「あ~高級車」って感じw 振動の少なさ、静かさとかからくる高級感ですね。ラグジュアリーっていうんですかね?
メーター中央に大きめのカラー液晶が。
TVとかでよく見たけど、ここのフォントデザインはちょっとダサいです。あと3Dっぽいグラフィックも今となってはちょっと古臭く感じます。
って、そんなことはクルマそのものには関係ないんですが、運転中よく目にする部分なので俺はこだわります。
市街地を普通にゆっくり走ってると、本当に静かでスムーズ。そして全体的に「軽い」です。操作するもののすべて軽い。安っぽいってわけじゃなくて「軽快」。AUDI A3とか前に乗ってたA4に近い印象。
一部、道がガタガタのところがあって、そこはさすがにけっこう揺れたけど、他のクルマならもっと酷かったはず。
幹線道路に出てからはモードをスポーツ+に切り替え。
低めのギアになって、アクセルレスポンスがいい塩梅にリニアになってきます。多少、エンジン音も聞こえるように。ちょっとした上りの山道でもスイスイ登っていきます。ぶっちゃけ、こんな高価なのに150馬力かよ、っていう思いはあるけど、数値以上に軽やかにスピードアップします。
低速域ではゆったり快適な足回りだけど、ちょっとスピード上げるとさすがドイツ車っていう感じに脚も落ち着いてきてぜんぜんフワフワ感とか怖い感がでてこないのはサスガです。高速は走ってないので不明です。
モード切替でダンパーの硬さとかも変わるのかな?って思ったけど、俺には違いがわからずでした。エアサスじゃないとそういうのは無いのかしら?
普通のATなのでストップ&ゴーも極めてスムーズでした。ちなみに9速までは入らず。
時間にして数時間のみでしたが「軽快で運転が楽な良いクルマ」て感じでした。AUDI A4っぽく長距離運転がすごく楽ちんなクルマ。ちょっと退屈なときはスポーツ+にすれば運転も楽しい。
還暦過ぎたらこういう落ちついたクルマが欲しくなるんだろうな~って感じ。
インフォテインメントシステムは優秀
日本のカロッツエリア・パナソニックのカーナビが優秀すぎるので、ドイツ車純正のカーナビはどこのメーカーもあんまりよくないです。
が、このCクラスに付いてるのはなかなか優秀でした。
モニタ自体もかなり高精細。マップはもちろんベクターデータ。ただしタッチパネル式ではないのがちょっと残念。
操作は↓これで行います。
マウスとダイヤルみたいなので操作。ボタンを押した感触とかもさすが高級車って感じでした。
バックモニタ映像もめっちゃキレイ!感動するレベル。
モード切替なども全部ここで行います。
今どきはデミオでもこの方式が採用されていますが、ユーザーインターフェースなどはさすが「ベンツ」って感じでよく練られていました。
なお、このインフォテインメントシステム、ハードウェアスペックはかなり高いようです。地図の尺度を変えるのがチョッパヤ過ぎて操作が追いつきませんでしたw
ブログねた pic.twitter.com/7ykhBOrhto
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年1月25日
VWAUDIグループ車とベンツの操作方法における2つの違い
レンタカー屋でこれに乗って一番最初に躓いたのがこれ。
電動シートの操作ボタンがドアパネル上にある
今まで乗ったの全部シート下横にあったけどベンツはドアパネル上にありました。ただしランバーサポートだけはシート下でした。
シフトレバーがワイパーの棒w
昔乗ってたマツダのクルマで左のコラムシフトはあったけど、ベンツは右のコラムシフトなんですよね!
普通の輸入車だとワイパーの棒がシフトレバー!これはさすがに2回ほど間違えましたw
それ以外は同じで特に困ったことはなかったです。
サイドミラーが湾曲してた!
VWAUDI系はサイドミラーが小さいし、ほぼ平面です(ちょっと曲がっているけど意味なしレベル)。
だけどベンツのはちゃんと曲がっていました。
↑外側が凸状になっています。これはめっちゃ羨ましい機能。
運転支援システム
ベンツの運転支援システムはかなり先を行ってます。が、その手の機能は日進月歩なので、今どきの最新版じゃなかったです。
車線はみ出し警告はハンドルに振動でくるけどステアリング操作まではしてくれず。ACCとかも使ってみたかったけど、やる場面がなかった。残念!
C180カブリオレのソフトトップ開閉動画
C180カブリオレを開けたり閉めたりしてみた pic.twitter.com/NkBQbq7fFv
— HIRO★TOGA (@redpeppers) 2019年1月20日
さすが高級車!
乗り込んでシートベルトを締めると、もう1段階「ぎゅ」ってしれくれたり、シートポジションメモリのリストアだったりステアリング位置決めも電動式で、それも連動して調整されたり。使ってないけど、シートクーラー・シートヒーターもついてそうだし、さすが高級車て感じでした。新車価格700万クラスなので、やっぱり凄いんですね。それを言ったらE・Sクラスはもっと凄いんでしょうけど、エンジン排気量で言ったらデミオと同じですからね(*´ω`*)
Cクラスのここがダメ!
ずばり、左足狭いです。めっちゃ狭い。
↑左がCクラス・右がデミオ。
普段は右の感じでスカスカな感じで乗ってるのでA4の悪夢再び・・・っていうくらい狭かった。
特につま先が異様に狭くて半日乗っててギブアップって感じでした。裸足なら良いかもw
A4の場合、足の長さでは気にならんようですが、C180はたぶん関係なしに狭いと思います。また、俺、一般的成人男性の中では脚が細い方です。大きい身体で膝下が太い人は更に辛いかもしれません。
いるかわからないけど、もしも購入検討されてる方は半日くらいの試乗をおススメします。人によっては全く気にならないと思いますが。
あ、あとワイパーがゴリゴリしてた。ドイツ車あるあるだけど特に酷かった。600万のクルマでこれはちょっと悲しい。
そんな訳で左足が狭い事以外、とっても快適で軽快ないい車でしたCクラス。ゆってもこれも高速道路走ってナンボだと思うのでいつかは高速道路も乗ってみたいです(-ω☆)キラリ
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