"チビアダーでナイスフィッシュな朝の西湖と12キロパターンの河口湖とミノー炸裂な夕飯CUP第3戦"
2007年04月11日(水)西湖・河口湖
14匹 天気:晴れ曇り小雨 水温:8月10日℃手段:岸・ナイトロ・岸
恒例?今年3回目の西湖->河口湖->西湖。水温はまだ低いけど水中はすっかり春ですね。
朝イチの西湖
この前の日曜日の夕方、ワカサギが産卵行動的な動きをしていた。なので、そろそろ、その釣りも終わっちゃうかもしれないので、どーしても一発釣ってみたい「沖の浮上ワカサギに着く表層ミノーパターン『朝夕10分だけよ』スペシャル」を狙って早めに家を出たのですが、またまた日の出がちょっとだけ早くなってて、朝の10分を逃しちゃった模様で表層ワカサギが居ない。
居ないと感じつつ、ワンテンを投げるも、なんだか虚しいなぁ。
岸近くの見えバスもそんなに多くない。すっかりこの場所の早春釣りも終わりかもねかもねそうかもね。残念。この後、もう一発フィーバーするタイミングがあるんだけど、毎日通わないと当たらないでしょう。
そんな訳で、今日もまた魚は沈み気味で無理矢理浮上させて釣るわけですが、どーしても魚がスロー。浮上速度が遅くて、ワームと睨めっこになっちゃう事が多くて、3回ほどチャンスはあったけど、結局釣れず。こりゃハマるな、悪い方に。
移動しようかと思うと、良い感じで沸いてくるけど、やっぱり見切られたりなんだりしつつも、1回だけ猛スピードで沸いてきてパクっと食べて反転してくれてヒット。
さっきからチラホラ見えるバス達より2周りくらい小さいのが喰ったんだけど、引きの強さとスピードがハイシーズンを思わせるそれで、ドラグ鳴りまくり。で、てっきり35cmくらいと思っていたけど上げてみたら意外に大きかった。
ってことで、さっき周りにいた4~5匹の群れは何センチメートルあったんだろう?
日が高くなると、数匹の群れがちょっと深いところを横切っていくのを何度か見たけど、やっぱり今日は食べないデイみたいで、一瞥するものの、口を開けてくれない。
たまに3~4匹で睨めっこになって、こりゃ普通喰うべ。って時でも食べないので、今日はダメなんでしょう。ダチョウ倶楽部の「どうぞ、どうぞ、どうぞ、どうぞ」を彷彿させる行動なんだけど、竜ちゃん訳が居ないのね・・・。
このままここでやったら、このまま釣れずにハマりそうなので、移動。
朝二の西湖
見えバスを探すもイマイチ。風が無くて良い感じなんだけどねぇ。ってか、むしろこれくらい季節が進むと、そろそろ風あった方が釣れるのかもしんない。
ワンド中央は、最近よく見る黒い鳥がたくさんダイブした痕跡あり。この鳥に関しては、山木さんから興味深い事を聞いたので、後ほど書きます。
通称ワカ岩へ行ってみる。今日も10匹くらいの真っ黒な40クラスの群れが着いていた。3投目、水面を泳がせていたキビアダーが猛スピードで横へ50cmズレた。ズレタのが見えるって事は、つまり、バスの口に入りきってないって事なのね・・。
半分だけ見えててズレた。そんで、ロッドにズドンと衝撃が来るほどラインの出が足りなくてすっぽ抜け!
先週、山木さんが、何度もこの乗らないバイトに悩まされてて、針がどーの、タックルバランスがどーの、言ってた訳ですが、そのバイトをオレも初体験!
アレじゃ乗りません。群れで争って喰うときはあんな食べ方をすることが多いです。結局、ここのバス達をやっつけることは出来ず、いい加減スレちゃった。
ちょっと移動。
日曜日にOBAさんが粘ってて釣れなかった所へ行ってみる。あの時は釣れなかったみたいだけど、場所的には最強に良いとこなので、気になった。時期的に少し早いと思ってオレはパスしてたけど、日曜日はワカサギがいっぱい居たので試しに覗きに行ってみた。
そしたらデカ鯉3匹とまぁまぁブラックが3匹居た。かなり油断してる顔でポケーっと。
ちゅーことで、4歩ほど下がってキビアダーを泳がせたり・沈めたり。そしたら別の3匹が沸いてきた。次のキャストでは7匹くらい沸いてきてみんなでワームを取り囲む。ダチョウ倶楽部どうぞどうぞどうぞ状態になって竜ちゃんが飛び出してパクっ。
竜ちゃんありがとう(涙)。で、これとのヤリトリ中、更にバスが沸いてきて凄いことになってた。い、い、いっぱい居る・・・。
試しに岬へ行ってみる。と、こっちは何も居ない。岬を越えて夏に良く釣れるあたりを見て回ったけど、生命反応ゼロ。ワンド出口付近にゴッソリ居るけど、岬までは居ない。なるほど。
で、さっきの群れの場所でムシ落としをしてみたら、3匹沸いてきて睨めっこ。見切られて3匹が帰ろうとした瞬間、更に下から違うのが猛スピードで沸いてきてパクっ。
これまた、結構深いところで掛けているので、喰った瞬間は小さく見えるけど、上げてみると意外にデカイ。どーりで引くわけだ。
別角度。クロスケでカッコイイ!これぞ西湖バス。
もう一度ワカ岩のブラックを狙うもダメ。いつかやっつけてやる!
ここで山木さんから電話があり河口湖へ。
桜。河口湖はほぼ満開。上の写真は河口湖~西湖に行く途中の木。五分咲きくらい。西湖へ上がると、北岸は二分咲きくらいで南岸はまだつぼみだったりです。去年は4月18日あたりがこれくらいでした。
なんだか西湖で釣りをしてると、魚を釣ることが手段で目的はバスの季節的な動きを追うことに思えてきました。追うというか、去年のこの時期はこーだったから、今年はどーとか、こーとか、色々考えるのが楽しくなっているなーって感じ。もちろん釣れた方が嬉しいけど、西湖の場合は魚の位置が目視できるので、別に釣れなくても、行動パターンを見てる方が面白いなーなんて思いつつ河口湖へ向かう。
12キロパターンを見た!
そんな訳で今日は西湖LOWボートを予定していたんですが、まだこの時期だと、ボートよりオカッパリの方が圧倒的に釣れる(オレの場合)ので、朝イチだけオカッパリしてボートに乗ろうって思っていた。けど、一人でLOWボートは怖いのよね。暴風吹いたら泣きたくなるし。周りに人居ないし。怖い。ってか、単純にレンタルボートセットをクルマに持っていくのが面倒だったんだけど。そんな訳で、LOWボへ次回に見送りで、河口湖の大会の前日プラに出る山木さんに乗っけてもらった。
ボートの修理を終え、10時頃出船。ちょうどOBさんが近くに浮いていた。
最初に向かったのは、先週12キロ釣ったエリアの一つ。んで、釣り方を全部教えてくれた!太っ腹!
ってか、釣り方云々よりも、キモは、その時のバスの性格(?)の読みにありました。いや、マジで。釣り方自体は、正直簡単で誰にでもできます。たぶん、殆どの人はその釣り方に気づかないだけで、実際に見たら「な~んだ」って思うことでしょう。本人も「こんなテキトウな釣り」って何度も言ってたし。けれども、詳しく書くことは出来ないけど、やっぱり、バスの性格を読めない人じゃないと釣れないと思います。
ネストの釣りはやる人が多いから、人それぞれ、色々なやり方があるんでしょけど、この時期のサイトは、もの凄いキモがあるんだなーって思いました。それに気づいているのは恐らく2~3人って所なんでしょうね。
話を聞いて、ヘーって頷きつつも、イマイチ、ピンと来てないオレの心を読んだのか?1回実演してくれた。そしたらすぐにバスが反応した!!!スゲーっ。もちろん前日プラなので、喰われないように慌ててピックアップしてたけど、一撃!。スゲー。
同じような状況のバスが他にも数匹居て、大きいのは2キロクラス(50アップ)。あれらも、釣れちゃうんだって!ってか、日曜日は実際に釣った訳で・・・。
ちょいと移動し、違う風景のエリアへ。そこでも、スーパービッグを発見。上から見るとフットボール体型。2500gくらいはあるという。で、「いくら何でも、あれは釣れないですよね?」って言ったら、釣れるという。マジデ~~~。さっき見た日曜日の12キロパターンは、オレにとっては未経験のバスの状態だから、素直にスゲーって感動した。けど、今見た状態のバスは西湖でもよく見るそれ。そして、あの手のやつはオレには絶対に釣れない。間違っても釣れないしマグレも100%無い。だから「いくら何でも、あれは釣れないですよね?」って敢えて言ったわけです。んが、「一発で釣れるって」って言う。それでも半信半疑なオレの顔見て「じゃ投げてみようか?」って言って、テキトウに投げてテキトウにゴニョゴニョしてたら、マジで喰いに来た!。もちろんそれも、すぐにピックアップして釣ってはいないけど、あのままやったら釣れたでしょう。神に見えた。スポーニング絡みの時も、この人、日本一だな、って思ったけど、それ以外でも神レベルだなーと思った次第です。
いやぁ、さすがに50アップが目の前に食べに来てるわけで、正直、一投くらいしたかったです(笑)。たぶん、このタイミング逃したら、2007年、オレに50アップは釣れないでしょうからね。でも、さすがに本番前日に釣るのはアレなので、ここはグッと我慢。
ほんの1時間ほどで本当の前日プラは終了。かなり満足の行く内容だったみたい。
ってことで、あとはロイヤルワンド行って、JBIIの為に放流君を釣る練習を。んが、放流君ったら、数が少ない上に、かなり天才級。簡単に釣れない。冗談でなく、山木さんならペレット放流より、緑色のキロアップの方が簡単に釣れる状況。こんな人を相手にするんだから、他の選手は大変です。
「お友達いっぱいいるよ」って言う。前に言って覗いたらオレのお友達がいっぱい(嬉)。一応、というか、当然、入漁券は買っているので、1匹くらい釣りたいな、ってことで、お友達を1匹ゲッツ。
で、ここにも、丸々太ったデカイのが1匹居た。何回目かのアプローチでそれも山木さんのルアーを遅いに来た。それも当然、釣ってないけど、あまりにも凄い状況にビックリの連発です。マジで放流君の方が難しい!
オレもかなりしつこく狙ったけど、結局釣れず。
ってことで、プラは完璧らしく「明日は10キロ」宣言し、お昼前に終了~。エレキで桟橋に向かいながら数キャスト。そしたら、最後の一投でまたしても山木さんのルアーをバスが襲った。このスポットは明日使わないんでしょう。これは普通にフッキング!
「なんだ~小さいなぁ」ってアナタ、そのサイズ、普通なら跳ね上がる程嬉しいサイズと思うんですけど・・・。これが小さく見えるとは・・・。
あまりにも素晴らしい体験をしたので、オレの釣りじゃなくて他人の釣りなのに、ついつい長文書いちゃった訳ですが、いや、マジで、ルアーがどーだ、カラーがどうだ、なんて些細なことで(って、もちろんそれが重要である事も承知ですけど)、釣りの本質的なモノを垣間見た気がした貴重な時間でした。
夕飯CUP第3戦
そんな訳で昼にはプラ終了で、飯喰ったり本部行ったり釣具屋行ったりなんだりで時間を潰し、16時に2人で西湖へ。ワカサギ接岸も始まった事だし、ちょっと次のステップの釣りを試すもNG。ってことで、オレが朝イチ行った場所へ。けど、やっぱり状況は朝と変わらず、バスの動きがとてもスロー。どうしても睨めっこになっちゃって釣れない。同じ事を山木さんも言っていたので、このままだとマグレの1匹を釣った方が勝ちになりそげ。ってことで、朝2行ったところへ移動。
で、現場に着いてビックリ。山木さんが狙っていたワカ岩に先行者が立っていた。動揺とショックを隠しきれない様子。チャーンス!
予報は夕方から雨。実際に曇天でポツっと降ったり。これは先週の土曜と同じ状況。ってことで、まずはミノーを投げることに。ミノーオンリーならベイトタックルを用意したけど、ちょっと弱気でスピニングで望む。ミノーがダメならすぐにワームを投げる作戦。
左右二手に分けれ夕飯CUP第3戦開始。
ローリング系ミノーのただ引きからスタートするも無反応。ビーフリ65のトィッチ&ポーズにチェンジ。そしたら、なんかポーズ中にプっと当たっている気が?気のせい?と思ったけど、ミノーが手前に来ると子バスがじゃれついてるのが見えた。よっし、先週と同じ(嬉)
ポーズ中に喰ってると想定して、次のトィッチを強めにしたら乗るようになって2連発!
予定通り?子バス君。1匹撮影前に逃亡されたけど同サイズ。
ここで遠くにいた山木さんも1匹釣ってたけど、ペース的にオレの方が上回っているぞ。
先週は阿修羅がハマったので、ULのスピニングで無理矢理投げてみる。すると、もう無限バイト!んが、阿修羅の標準装備の太針をこのタックルで貫通させるのはちょっと無理があったようで、ノラネ~、乗ってもバレル。違うミノーに替えると、レンジが変わるせいか、バイト激減。阿修羅に戻すと毎回バイトのジレンマ。この時点でクルマまで50mほど。ここで一旦戻ってベイトタックルにチェンジするか悩む。相変わらず毎回ポーズの度にバイト。けど乗らず。遂にクルマに戻ることを決断。
けど、ただ歩くのはモッタイナイので、キャストしながら戻る。で、要は、レンジが合えば(ちょっと深ければ)釣れるんでしょうってことで、K-Iの小さいヤツを結んでスプリットショットにしてみる。足早に戻りつつ、キャストして、狙い的中で3連発。さすがにミノーをここまでサイズダウンさせると更に小さいバスも釣れるのね。
18時の鐘が鳴る。ラストスパートは、まだ魚を掛けてない新調グラスロッドで。正直これでミノーやるのはツライ(7f)んだけど、滅多に無いチャンスなので投入。
もちろんルアーは阿修羅。ワンキャストワンバイト状態に!っても相手が小さいのでフッキング率はイマイチながらも連続キャッチ。3本針故、あちこちに刺さって、子バスとはいえ、水の抵抗が大きくなるので、ひょっとしてまともなサイズ?って一瞬思うけど、上げるとみんな子バスでした。
18時20分。競技終了間際。光量不足を感じクローム系カラーのビーフリーズに交換。最後に2尾キャッチし試合終了~。
子バスながらも、こんなに連発して反応あるのは、管釣りか8湖くらいな今日この頃なので、滅茶苦茶楽しかったです。ミノーはやっぱり凄い!子バスだけど。
で、山木さんは合計2匹ながら、45くらいの40くらいのだったみたい。で、他に4バラシ5バイトもあったそうで、それはそれで滅茶苦茶楽しかったらしく、2人して大満足した第3戦でした。
RESULT
WON オレ9匹
LOST 山木さん2匹
夕飯は「くるまやラーメン」。デラックスラーメン他。合計2700円だったかな?
民宿へ。
布団メイクは元本職らしく滅茶苦茶几帳面。明日の10キロオーバーに備えてラインの巻き替えもしてた。初めて見る光景。
オレの布団メイクは滅茶苦茶いい加減。全部乗せるだけ!