UNICORNパニックアタックのラスト3曲「SHE SAID」「眠る」「ツイストで目を覚ませ Twistin in Suits 85」が完成
2020年 夏から始めたユニコーンパニックアタック全曲制覇の野望は10月末に完了しました。
この手のネタをSNSにアップしても驚きの無関心ぶりに驚きですw なんせオレのフォロワーは99.9%釣りの人なので、オレの音楽活動なんかに1mmも興味無いのは承知してますが、それにしてもこの反応の無さにはちょっと笑っちゃう。あげくYouTubeの動画も驚異的な少ない再生回数です!UPして2ヶ月で20回とか(涙)。
世の中にユニコーンファンってこんな少ないんかい!っていうよりもやっぱり「弾いてみた」とか「歌ってみた」ってよっぽど上手じゃないとそりゃ再生もされませんよね。オレも他の人の「歌ってみた」とか絶対に見ませんからね。そんなジレンマを抱えつつも、ま、個人の趣味なのでとりあえず今後も続けます。
ってことで本題です。パニックアタックラスト3曲を一気にUPしました。
SHE SAID
何度も書いてますがユニコーンの最初の2枚のアルバムはいわゆる「80年代シンセ」的なシンセ音がたくさん使われています。キラキラしてるやつ。有名な曲でいうとメイビーブルーのイントロみたいな音。FM音源の音。このパニックアタックもかなり使われてて「SHE SAID」もイントロから「例の音」が鳴っています。で、その「例の音」を再現するのがなかなか難しいんです。VST音源だとなかなかいい塩梅のを探せない。ってことで、いつものように80年代風シンセはKORGのKROSSを鳴らしました。
オーディオインターフェイスUR22CのMIDIアウトからKROSSのMIDIのINに繋いで、KROSSのラインアウトとUR22CのLINEINへシールドでつなぐ。
そしてオーディオトラックとして録音する。なんか昭和っぽいけど、シンセ音はこれが一番確実だ、って今現在は思ってます。
VSTiのSampletank4の中にいい感じの音源があるのかもしれないけど、なんせ探すのが超大変。音の切り替えに数秒掛かるから面倒です。その点、KROSSならハードウエアなので音色切り替えがめっちゃ早くてすぐに探せるわけです。
そんなこんなでSHE SAIDのイントロはKROSSの音をメインとしつつVSTiのシンセ音もちょっと混ぜて鳴らしてます。シンセ音以外のピアノとかストリングス系はVSTi音でOK。この曲、なかなか音数が多いので、それなりに大変でした。
ギターはAメロのクリーン、Bメロの歪んだ音での単音ミュート、サビはパワーコード。それぞれストラト系とレスポールで2本撮り。この曲で初めてレスポールを投入。
その時意外なことを発見。ロックギターでよくあるSus4のフレーズ↓
↑これはSHE SAIDのサビ直前のところ。今までシングルコイルのストラト系+歪み音でちょいちょいこのフレーズを弾いてきたけど、2弦の10・9の音がいまいち不明瞭でした。ZIGGYの曲をコピーしたときもそうでした。確かドント・ストップ・ビリーヴィンのサビ直前のブレイクで入る「チャラララ」っていうSus4のフレーズ、CDの演奏でははっきり聞こえるのに、オレが弾くと2弦の音がクリアに聞こえなかった。で、今回のSHE SAIDでもストラト系だと濁るんです。でも、エフェクタのセッティングは全く同じ(オーディオインターフェイスの前にBOSSのGT-1経由してます)で、レスポールで同じフレーズ弾いたら2弦の音がちゃんと聞こえてびっくりでした。上級ギタリスト的には常識なのかもですが知らなかった! むしろハムバックのほうがパワーあって濁るのかと思ってたけど逆でした。
そんなこんなもありつつ、久々にギターソロも自分で弾きました。繰り返し録音で何十回もとりなおして奇跡の一回を残す感じw 最後にツインリードのところがあって、そこは弾いてて気持ちよかった~
ベースも簡単ではありません。BMP=179はSUGARBOY、シンデレラアカデミーに次ぐ速さ。EBIさんはこれをすべてダウンピッキングで弾いたらしいのでオレも松井常松コピーで鍛えたダウンピッキング筋で頑張りました。フレーズ的にはそんな難しいところはなかったです。でも2回目のBメロの変則リズムにはちょっとてこづった。
どの曲もそうですが、演奏の録音よりもその後のエフェクタがけとミックスに異様に時間取られるんですよね。特にベースは本当に大変。更にこの曲は音数が多いので余計大変。でも、WAVESのVitaminとかL3なんちゃらの使い方をネットで調べつつ
ちょっとつづは使えるようになってきた感じはあります。とりあえずこれらを挿してプリセットを呼び出してみる、的な。
ってことで、音が厚い割には今までの中ではだいぶマシなミックスになったかなーって思ってます。2ヶ月前の「抱けないあの娘」とか今聞いても本当に酷いミックスですからね。ちょっとは成長したか?
ってことで完成版↓ ただ、音が完成してから当て振り動画撮影するのに一ヶ月くらい間ができたので、当て振りが全然当たって無くてボロボロなのがダサいですw
眠る
パニックアタックの中で最も音数が少ない「眠る」。ドラムパターンもとてもシンプルで打ち込みに要した時間は過去最短でした。が、意外な落とし穴がっ。それはイントロ。バンドスコアの西川さんの解説に「この曲はイントロがすべて」って書かれてたけど、まさにそのイントロが強烈でした。譜面通りにドラムを入力し、いざベースを録音しようと思ったら、なんかタイミングが違う・・・・え?って思ってスコアを何度も見直したけど間違いはなかった。でも、全然出だしのタイミングが合わない。ってことで本物の音源をCubaseに読ませた結果が以下
上の白い線が譜面通りに打ち込みしたタイミング。下の波形が西川さんが叩いてるスネア。そうなんです、2発目からめっちゃ前乗りなんです。これがザ・生演奏ですね。本家のタイミングにMIDIデータをずらしたらいい塩梅になり、ベースもスムーズに入れました。
この曲はAとFmaj9のコードを白玉で弾くギターA、カッティングのギターBがあります。
ギターBのカッティングがなかなか曲者でした。ハネてるリズムが微妙に難しい、というかだいぶ難しい。そしてギター音もとても独特。ちょっとこもった感じ。
ちなみに本家はギターAを奥田さんがエレアコで、ギターBを手島さんがフェンダーストラトで弾いたそうです。
なのでギターBはストラトタイプで弾いたけど、なんか音色が違う。きれい過ぎる。なのでイコライザで調整したり薄くフェイザーかけたり。なんだり。
ギターAも最初と最後がうわうわウネってます。本人たちは「SD-2000 2台でモジュレーションかけて、チューニングが狂ったような変な演出してます」(バンド・スコアより引用)とのこと。SD-2000ってなんだべ?ってことで、とりあえずCubaseのトレモロとかかけてそれっぽくはしています。
ベースはフレーズ的には難しくないけど、やっぱり跳ねる感じが難しい。バンドスコアの解説によると、EBIさん的にはアルバム3枚中一番の難曲だったそうです。レゲエっぽいリズムを出せなかったと。っていう耳で自分で弾いたフレーズを改めて聴くと、ぜんぜんダメですね。特に「よーびーもーどーす」の跳ねるとこと「静かな場所で」のベースがちょと動くところはだいぶリズムがダメです。でもこれが今のオレの実力です。
んで、この曲は音数が少ないのでミックスは楽だろう・・・・って思ってたけど現実は逆でした。音が少ない故に逆にリバーブとかのエフェクタのかけ方が難しいことを痛感しました。あとギターAの音量バランスもすごい難しかった。
などなど課題を多く残しつつもアップはしました。2020年版。数年後にまたいつかリトライです。
ツイストで目を覚ませ Twistin' in Suits '85
この曲奇しくも奥田さんご本人が最近セルフカバーしてます。
ちょっと絵面があれですがw まさか1985年の曲を2020年にセルフカバーで聴けるとは感動もんです。たぶん全部の楽器を奥田さんが一人でやっていると思うけど、やっぱり本物はめっちゃかっこいい~。間奏の笛も最高ですw
ってことでこの曲のためにアコギも買ったことだし、気合い入れて打ち込みします。ドラムは割とシンプルで良かったですが、間奏の笛パートがなかなかカオス。これ、昔コピーバンドやってたころ、みんなで縦笛の練習したけど、笑っちゃって全然吹けなかった思い出が。
この曲のキモはベースですよね。本家のレコーディングではEBIさんは弾かずにビートルズフリークのスタッフさんが弾いたってのも有名な話です。なので、なかなかのプレッシャー。特にイントロのスライドのところはめっちゃ難しくてDAWで修正しまくりでしたw 時々でてくるフィルイン的フレーズも、あのハネた感じを出すのはだいぶ難しかった。奥田さんの聴くとやっぱり全然かっこいいんですよね~
ギターはアコギのコードスロークとちょっとクランチのコードジャカジャカの2本。マンション住まいなのでアコギは昼間の一発撮り。クランチのほうはレスポールで弾きました。ギターソロは最後のテレレの3連のところに苦戦。
とはいえ、この曲も演奏よりもミックス・音作りのほうに時間が取られたっていう。いやこの曲だけでなく、全曲で演奏することよりも、その後の音作り・ミックスにかける時間のほうが圧倒的に長いんですよね~。それは、今後の課題です。まだまだ始めて3ヶ月だからどんまい。もっと勉強してより良い音を出せるようにします!
ってことで4ヶ月弱でパニックアタックはとりあえず全曲制覇しました。反省点だらけですが。また腕が上がったらいつかリトライします。
さて、次は「BOOM」に戻るかなーっても思うんですが、シンセ音の選択・入力が面倒なのでとりあえず後回し。「服部」に進むか、一気に「スプリングマン」までバイパスするか?それともユニコーン以外をやってみるか?といろいろ考えてるところです。打ち込みだけでなく、人間とやるバンド活動もちょいちょいあるんで、また冬くらいに再開しようと思います(・ω・)ノ
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