サンズアンプ BASS DRIVER DI V2
ベースの音に悩む日々
楽器を再開して3年くらい経ちました。ギター・ベース・キーボードを広く浅くやってますが、去年のDAWによるユニコーンの録音してたら、どんどんベースが楽しくなってきました。
で、ベースって家で弾くよりもバンドでやったほうが全然楽しいんでベース担当のユニコーンバンド(一時的なやつ)を作りました。楽器再開後、バンドでベースを弾いたのは主にBOOWYのコピーバンドでした。
BOOWYの場合、鬼のダウンピッキングによるルート8分弾きがメインなので3・4弦の0~7フレットくらいで8割くらいカバーできます。なので、BOOWYを弾いてるときはそんなにベース音について悩むことは無かったです。ただし、バンド演奏中に「ここのアクセントは大きい(太い音)で一発決めたい!」ってテンションが上がって、普段は3弦5フレットで鳴らしてたD音を4弦10フレットで鳴らしても・・・あれ?案外音が小さいというか音圧が低い!なんてことはちょいちょいありました。が、たいした問題ではなかったです。
その後ユニコーンのベースをやりだしたら事態は変わります。けっこう1~2弦を使うフレーズが出てきます。そのとき、どーしても1~4弦の音のバランスがいまいちだなーって感じることが多々あります。家でヘッドフォンで本物に合わせて弾いてるときはそれほど感じないけどいざスタジオでドラムと一緒に弾くと音抜けのバランスがいまいち。ドラムともそうだけど、1~2弦の高い音はギターとも干渉してよく聞こえない。例えば2弦2フレットのEは滅多に使いません。音が細くて嫌。遠くてもわざわざ3弦7フレットまで移動して押さえる感じです。同じく2弦の5~7フレットあたりも3弦を使う感じ。
これと同じような現象はDAWを使っているときも発生しますが、話を単純化するために、ここではあくまでもスタジオで大音量で鳴らすときの話です。
自宅でヘッドフォンで弾いてるときってBOSSのGT-1(ギター用マルチ)経由です。GT-1のコンプレッサーとクリーンアンプシミュレーターを通して、オーディオIF経由でPC~ヘッドホンで演奏しています。このときはそこそこいいバランスで聞こえます。なので、何度かGT-1をスタジオに持っていって鳴らしました。
結果、宿敵アンペグSVT-450だとイマイチでした。
オレが行くスタジオ・ライブハウスはこのSVT-450とSVT-3Proのシェアが98%くらいです。どこ行ってもコレ。ギターにおけるJC-120みたいな存在。でSVT-3Proの場合、直結でもそれなりに好みの音・バランスで出せるけどSVT-450はなかなか希望の音が出せない。
あげくGT-1経由で大きな音を出すと、なんか「音が遅い」。ボリューム上げれば上げるほどなんか遅い違和感を感じました。後にその手の本で勉強したらマルチ+ベース・アンプはそういうことが起こることもある、というのを知りました。DAWでいうレイテンシーみたいなのをごく僅かだけど感じてあんまり気持ちよくない。
それ以前からEBSのマルチコンプも使ってたけどそれでもなかなか解消せず。
ってことで、ドツボにハマってそんなことをツイートしたら、知り合いのプロのかたに「一度スタジオに遊びに来て」とお誘いを受ける事態に((((;゚Д゚))))
そのプロのかたとはベースじゃなくてバスの方で古くからの知り合いです。釣り場では頻繁にお会いしてたけど、楽器の世界でのお話となると、あまりのレベルの差に会話ができるのか不安でいっぱいでしたが、思い切って訪ねてみました!
プロのすごい機材
ベースプレイヤーのプロでありながらレコーディング・エンジニアでもあってマイスタジオをお持ちです。すごすぎ。
そして、こんなことがなければ一生弾くことはなかったであろう高級プロ用ベースも触らしてもらいました。
全く知らなかったけどサドウスキーというかいうメーカーらしいです。
とはいえ個人的には70年代のフェンダーJBに興味津々でした。
フレットレスベースや5弦・6弦ベースも初めて弾けた!
YouTubeなんかで、たまに6弦ベースでとんでもない速弾きしてるのあります。それベースである必要あんのかい?ってツッコミたくなるやつ。とんでもなく上手だなーって思ってたけど、実際に6弦ベースを触ってみたら、なんというかテンションが案外弱いんですよね。すごく軽い力で楽に押さえられる。4弦ベースの4弦とかのテンション感でなく、ギターの5~6弦に近い感じ。なので、自分で弾けるかつったらもちろんあんなの弾けないけど、これくらいの押さえやすさなのね~って感じました。
で、フェンダーJB達もめっちゃ弾きやすい。ネックが細いのもあるけど、ちゃんと調整されてるとこんなに弾きやすいのかーって思いました。
もちろんサドウスキーもすごく弾きやすい。全部の弦・全部のフレットと弦の高さが完璧に揃っているような印象。
後半は自分のPBも持ち込んで、プロのチェックを受けたけど楽器自体は大きな問題はないようで一安心です。4弦の音量がちょっと大きいかな?って自分では思ってたけど、よくよくチェックしたら案外4弦は小さい音でした。たぶん、スタジオでドラムと一緒になると力んじゃってるんだろうなーって感じでした。
DAWの実践を見せてもらったりもして、すばらしいひとときを過ごせました~
サンズアンプを買ってみたらだいぶ良い
amazonアンリミテッド契約してるので、ベースマガジンのバックナンバーやら各種書籍を読みまくって勉強。するとよく話題にでてくるのが「サンズアンプのベースドライバー」というプリアンプ。YouTubeにもたくさんアップされてて興味津々。ってことでポチってみました。
現行型のMIDが独立してついてるやつです。
家の環境ではとてもいい感じ!でも果たしてSVT-450につないだら・・・・っていう不安を抱えつつギターさんと2人で個人練へ。
が、しかし、個人連で入ったスタジオのアンプヘッドはSVT-3Proでしたw が、アンプ側をフラットにしてINPUT挿ししてみてざっくり弾いたらだいぶいい感じです。すべての弦の音が太くなっている印象。コンプは通してないのでダイナミクスも思い通りです。1~2弦もかなり太いというか存在感があるので、今まで滅多に押さえなかった2弦2フレットのEとかも積極的に使える印象。
なによりすばらしいのはアナログのツマミなこと。その場でサクッと微調整できるのは今更ながらすごい便利。これがマルチだとすごい手間ですからね。
このときはドラムが居なかった(ドラムの音源をスマホで鳴らして弾いた)こととSVT-450じゃなかったので、完全に問題解決したわけでないけど「だいぶいい手応え」を感じました。
ASHDOWNアンプで好感触
最近バンド練習で使ってるスタジオのベースアンプはAshdownというメーカーのです。427スモールブロックっていうやつみたい
https://rittor-music.jp/products/2011/12/3320
先日のバンド練習では、このアンプにリターン刺ししてみました。そしたらたいぶいい感じに! ミドルをちょい上げすることで抜けが良くなりました。ドラム鳴ってても抜ける感じ。コンプ無しなので、不自然な感じも皆無。
ただし、このスタジオは異様に広くて40畳くらいあるんで、一般的な広さ+SVT-450だとどーなるかちょっと不安ではありますが、たぶんいい感じの音・バランス・抜けが期待できます!
そういえば、今思うとGT-1使っていた時、内蔵コンプを掛けてたんです。ただし極々薄く。マルチコンプのときもMAXで時計9時くらい。なんだけど、スタジオの爆音状態だと自分の音があんまり聞こえないからついついピッキングが強くなるんですよね~。そうすると弱めに掛けてるとはいえコンプが効いて余計音が小さくなってた、、、、と想像します。
でも、それほど音量あげくなくても抜けが良いとちゃんと自分の耳にも聞こえるんで、ピッキングで力むことはなくなる・・・・と良いんですけど、やっぱりスタジオでやると楽しくてついつい力はいっちゃうんですよね~
あげくライブだともっと力んじゃう。いつもよりも右人差し指の爪がめっちゃ削れたりします。いつでも同じ力加減で弾けるようじゃないとダメですよね。
というわけでまだ肝心のSVT-450+人間のドラムという環境では弾いてませんが、たぶんサンズアンプでいい塩梅のバランス・抜けは調整できる、、、と思って期待しております!
買ってよかったサンズアンプ。
カテゴリ:バンド