3つのセンサー

2008-08-21   

 昨日寝過ぎで寝れないので2回目の更新。今度はちゃんと釣りの話題です。

バス釣りは基本的に、自分が動く釣りです。釣れる魚を探して自分から動く。だから、他の釣りに比べて「時合」っていうか、釣れるタイミングが解りづらいですよね。船団で釣ってるとよくわかることもあるけど。

自分が動く以外でも、バス自身も当然泳ぎ回っているのもあるし、ルアー釣りなので、そこに居たとしても、エサ釣りよりは「喰うor喰わない」の差が出やすい。ちょっと考えただけでもいっぱい思い浮かぶと思いますが、とにかくバス釣りは「タイミング」がわかりにくいと感じます。連発したけど、果たして、タイミングが良かったのか、場所がよかったのか、ルアー・動き・色・スピードが合っていたのか、それとも全て合っていたのかは、クリアレイクで魚が丸見えでも無い限り解らない。色んな要素がありすぎて「タイミングで釣れた」と断言しにくい事が殆どでしょう。

あ、ここでいうタイミングって「朝夕は釣れる」っていう広い意味でなく、もっと狭いスパンの話です。30分のうちの数分とかそういう細かい話です。

20080821030856_1.jpg

で、ここから本題ですが、夏休みの雷魚釣りで思ったこと。恐らくこの魚はバスより神経質です。見た目は怖いけど、意外にシャイ?ってか繊細。特に気象変化に対してバスよりも敏感だと感じます。それは、もしかしたら雷魚の性質じゃなくて「フロッグのみで狙う」が影響してるのかもしれません。バス釣りでも、トップオンリーで釣るとなると、腕よりも大事なのは気象条件が良いか悪いかだと思います。トップオンリーの人じゃないんでアレですが、きっとそうでしょう。って、それを言ったらオシマイなので、とりあえず、バスより神経質だという前提で書きます。

釣行2日目は夕方までずっと雨。16時頃ようやくあがって釣り開始。オレは一人でみんなと違う池へ。その池は数年前に良く釣れたんだけど、近年まるで釣れず。でも、なんとなく来てみたらビックリ。小魚の波紋が凄い。

減水しててたぶん水深は深くて60cmくらい。雨上がりの湖面?沼面?僕イケ・・。ま、ともかく水面に波紋たくさんあって、気配ムンムンだったんすよ。で、一投目から雷魚のアタック!

この時、雨が上がって、雲の厚さがマダラっていうの?雲の動きが速いのも手伝って、頻繁に光量と気温(蒸し暑さ)が細かく変わる訳です。特に、気温(蒸し暑さ)は20秒間隔くらいで変わる感じ。人間のオレでも気づくんだから、1/1000℃の水温変化を感じるらしい魚はもっと感じるんでしょうね。水深も激浅なので特に。で、その蒸し暑くなった瞬間にフィーディングが起こるんです。ここでキャストしちゃうとオレがプレッシャーを掛けちゃうので、投げずに様子見てみると、確実に気温とかちょっとした風に変化が出たときにフィーディングが始まる。バス釣りしてても、こんな経験は何度もしてるけど、これほどまでにハッキリしたのは初めて見た!バス釣りと違って、ずっと一箇所で観察してるので、ハッキリ解る訳です。

今年の夏のハチロウで、バズベイトやリビットで釣っているときも一緒。オレの釣りにも書いてますがその時の「空気」でバスはもちろん雷魚の反応がまるで変わる。雷魚が釣れる時はバスが滅茶苦茶高活性って感じ。逆に雷魚の気配が全く無いとき、すくなくともトップでバスを釣るのは難しい、って感じでした。

で、翌日は全員でこの池で釣り。朝は気配が殆ど無し。10時くらいに雲が薄くなって急に暖かくなった。その直後、対岸に居たしょうさんらにヒット!オレにもアタック!ボイルも発生。大減水ゆえ、魚は水深のあるピンスポットに閉じこめられているような状態なので、もともとそこに居たはず。やっぱりちょっとした気象変化で一気にフィーディングに入ることを実感。

そんな経験をこれ以外にも何度もした訳で、目と耳と肌のセンサーをMAXにして、じっくりと感じで聞いて見てると色々な事がわかるんだなー、って思った(ただし腕が伴わず釣果は・・・・)今年の夏休み雷魚ツアー。相手は野生動物。我々の想像を遙かに超えた各種センサーを持っているはず。たかが魚、されど魚、釣りは一生辞められませんねぇ。

カテゴリ:釣り

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