バス釣り愛好者にとってのベスト居住地は関東です(-ω☆)
そんわけで4年ほど前にも似たようなエントリーを書きました→『関東は釣り人にとっていい所な気がする』。4年前は「バス釣りの幅の広さでは関東が圧倒」、だけど、西日本に比べてバスが少ない・・・って趣旨でした。
が、この数年で関東もかなり釣れるようになった気がします。一時期は「終わった」と囁かれていたフィールドがけっこう復活してきたり。そんなわけで4年前のエントリーとまーまー内容がかぶるけどもう一度書いてみます。
■日本屈指の広さを誇る霞ヶ浦水系
- 水の色:やや濁り系
- 基本1~2mのシャローの釣り
- 主な狙い目:垂直護岸・水門・杭・テトラ・アシ・沖の地形変化&沈みモノ・ドッグ周り、そして最近増えた沖の一文字堤的なリップラップ・一部ではパッド系カバー
一時期は広大な割には魚が少なくて、バスボート使っても結局オカッパリでもできる水門とかテトラを狙う人が多かったんですが、この数年の間に「昭和の釣り」と揶揄される沖の浚渫が釣れ始めたとか囁かれてます。一時期はキャットフィッシュしか釣れなかったようですが、今はバスも釣れるとのこと。
で、この数年で一気に増えたのがコレ↓
霞ヶ浦・北浦本湖のあちこちにこれが作られました。エビハゼ達の格好の棲家でありバスも大好き!沖側はボートじゃないと厳しいですがインサイドはオカッパリでもよく釣れるようです。取材でもよく見るように。また霞ヶ浦ではインサイドにパッド系カバーが生えてるとことが多くて、それも激アツ(アサザはダメよ)。
オレも去年一昨年けっこうコレで釣りをしました。岩好きにとって最高の構造物です(・ω・)ノ
その年その年で多少のムラはあるようですが、北浦本湖なんかも「え?こんなにバスいたの?」ってくらい釣れることも。
本湖に続く名物HIGETEXZがある北利根~外浪逆浦~常陸川もまーまー安定してバスが釣れるように。オレのお友達サイズもけっこういるし、とってもいい感じです。
ドックは入れなくなったけど、オカッパリもいい感じみたいです。ちょっと前はボートが入れないような小場所がアツかったけど、今は本湖でも釣れるんだそう。
この水系は広大で、これら以外にも無限に杭が並ぶ与田浦、冬の定番でもある沈みテトラ・ゴロタ地獄の横利根川、周辺の水路なんかも人気です。
ライトリグはもちろん、巻物も楽しめる懐の広さをもっています。ベイトフィネスにも最高のフィールド。
マイボートが無くても、新利根川にいけばレンタルで気軽に霞水系の雰囲気を味わえますしね。
新利根川ではカバー撃ちや巻物が楽しめます。
琵琶湖も広いけど、バスが生息する、ってか、バス釣りが成立する面積って、あんがい狭いと思います。けど、あのへんの水域を全部あわせたらとんでもなく広大です。
■日本屈指の長さを誇る利根川
- 水の色:クリア~やや濁り系
- 水深はシャローもあればドン深もあり。
- 主な狙い目:シャローの各種カバー(葉っぱ系・ウッド系各種)・テトラ帯・沖へ伸びる独特の杭群・ブレイク・水中堤防
こちらも大型マイボートが無いとまーまーツライ感じの広大というか長い川です。あちこちにテトラ帯があります。テトラ沖は4~5mあったりします。大水でまーまー地形が変わります。
限界まで上流へ行くと浅く・クリアになったり。岸際のブッシュがバラエティーに富んでてカバー好きにはたまらない感じですが、ナニゲに水深が浅すぎだったり。
沖に伸びる杭群とかも特徴的。基本真ん中が深すぎるんで、ショアラインの釣りがメインな感じですが、霞ヶ浦水系とはまた少し違った感じのフィールドです。ボートで走れる距離で言ったら日本一の長さですよね。
支流にはレンタルボート屋さんもあって、根木名川とか将監川とかで釣りが楽しめるみたいです。
荒川・入間川
- 水の色:ややクリア~濁り系
- 基本ドン深系
- 主な狙い目:シャローの各種カバー(葉っぱ系・ウッド系各種)・テトラ・ブレイク
写真は荒川。小貝川はオカッパリで一回いっただけなんでよくワカリマセンが、一時はけっこう話題になってましたね。荒川・入間川もマイボートがあれば楽しめます。基本ドン深で主な狙い目はショアラインのカバー・テトラ・杭・ファーストブレイクとかでしょうか。都心から比較的近いのが魅力です。
■カバー天国のマッディウォーター牛久沼・印旛沼
※写真は八郎潟です
牛久沼は春先の豚バスが有名ですね!人工的な八郎潟のそれとは違い、牛久沼のショアラインというかアシ・ガマ原は自然な感じで残っています。
日本有数のマッディーシャローのカバー天国! あんまり行ったことも釣ったこと無いんで多くは語れませんw
印旛沼もココ数年でよく釣れるようになったみたいですね!大会結果見てると、思わず行きたくなっちゃう感じです。更に今月号のバサー誌では手賀沼の記事も。
千葉の沼系もアツくなってきました!
■房総2大リザーバーその1 亀山ダム
- 水の色:基本濁り系
- リザーバーの割にけっこう浅い
- 主な狙い目:オーバーハング・立木・倒木的な岸沿いのゴチャゴチャ・ちょいあるフラット・沖の地形変化・バックウォーター・垂直岩盤系も少し
関東一番人気ですかね?アクアラインで都心からのアクセスが良くて魚も多い。エレキオンリースタイルで手軽に楽しめる。富士五湖がワーム禁止になってコッチ方面に人が流れた印象があります。
全国的にも、この周年濁った水のリザーバーって珍しいと思います。魚は多いけど人も多いのでプレッシャーは高め。けど、超クリアではないんで、けっこうルアーで騙せやすい。けど、やっぱり簡単ではない。故に、ここで育った人は釣りが滅茶苦茶上手いです。なによりキャストがメチャウマ!
ロクマルがポロッとでたり50アップが釣れるのも人気の秘訣でしょうか。あと厳冬期にボートで釣りができる、ってか釣れる貴重なフィールドでもあります。
■房総2大リザーバーその2 高滝湖
- 水の色:基本濁り系
- 亀山よりもっと浅い。巨大な野池+バックウォーター。
- 主な狙い目:キイロい船の近くw
写真の人のボートだけ異様に釣れたりしますw 一日船中80本とか、まーまーあり得ないw
ここもエレキのみなので、比較的手軽に楽しめますね。
■マウンテンリザーバー 津久井湖・相模湖・神流湖
- 水の色:比較的クリア
- 急峻なよくあるタイプのマウンテンリザーバー
- 主な狙い目:オーバーハング・岸沿いカバー・インレットとかバックウォーター攻め・岩盤系
典型的な日本のリザーバー。釣れないレッテルが貼られていたのは一昔前の話。最近は小型ならけっこう数も釣れるそうです!東京からめちゃ近いのもグッド。
神流湖は、まーまードSレイクですかね・・・。でも釣る人には釣れます!
■天然の山上湖 富士五湖・芦ノ湖・榛名湖
全国的にもバス釣りができる天然湖って意外に少ない事実。日本で数少ないバスが認められている富士三湖+芦ノ湖。
- 水の色:クリア、本栖湖は凄くクリア
- 水深:最深部10数メートルの山中湖・河口湖、数十メートルの西湖・本栖湖
- 狙い所:ウィード・ディープフラット・岬なんかの地形変化。そして全国的にも超レアな溶岩帯。ワカサギパターンも楽しい。
そして河口湖・芦ノ湖はもう完全にビッグバスレイクと化しています。ロクマルがでてもあんまりニュースにもならないくらいの。この前も河口湖で単日一人で50アップ22本っていうのが噂になってましたw 琵琶湖でも聞きませんよそんなの。
程よい広さで地形変化も豊富な河口湖。小バスとか放流魚のイメージは昭和かっ。今はとんでもないビッグバスレイクです。
西湖。バスはたくさんいます!ワーム禁止となった今はちょっと厳しいっすけどねー。春~巣の時期は狙い目!
芦ノ湖。ここは「岩がデカイ」。富士五湖では不可能に近い「桟橋狙い」が出来るのもポイント。チャプターの写真みてると、魚のコンディションの良さにうっとりです。
榛名湖。小さい山上湖で動力船禁止。ゆえにまったりのんびり楽しめます。数もたくさん釣れる優良フィールド。エレキ使えないのに不満をいう人も少なくないけど、ひとつくらい、こーゆー湖があってもいいと思います。
っていう感じで、平地の濁り水なシャローメインの釣り場・そんな急峻でない濁り水のリザーバー・川・よくあるマウンテンリザーバー・天然の山上湖。これらが東京を中心とする半径100キロ前後にたくさん存在するわけです。渋滞とか無ければたいがいは1.5~2時間くらいで行ける感じです。こんないろんなフィールドがあるのって関東だけなんですよね。本当に恵まれてます。
更に、もうちょっと足を伸ばすと・・・・
■現代の日本一のバスフィールド(勝手に認定)桧原湖
南関東から気軽に行ける距離ではありませんが、オレが住む北関東だとまーまー近いです。オレが思う、現代のNo1バスフィールドです。サイズも数も景色の良さも地元感情的なのも含めてNo1。広いし水上スキーもウエイクボードも居ないし圧倒的なNo1です(-ω☆)
- 水の色:クリア
- 水深:知らない。深いところはかなり深そうだけど、現実的に15mくらいまで?
- 狙い所:シャローのブッシュ周り・オーバーハング・ウィード・ディープフラット。そしてこれまた全国的にもレアな火山噴火による小島・ハンプ群。
■日本一のレンタルボート屋が揃う野尻湖
東京からだと3時間くらいですかね?うちからだと2時間くらい。装備の割にレンタルボートが安くて人気です。
最近行ってないけど、同じく長野にある木崎湖もコンパクトでいい感じの釣り場です。
という感じで、スモールマウスも比較的手軽に楽しめるのも関東のいいところ。
更に・・・・
全国的にもバスの管理釣り場がこんだけたくさんあるのは関東だけ。ってか北関東だけ?
管釣りといえば、トラウト管釣りが異様に多いのも北関東。あと静岡とか山梨にもけっこうあります。バスのシーズンオフに遊んでもらえます。
シーズンオフといえば、海もあり。
世界屈指のシーバスポイントらしい東京湾。
マンメイド撃ちはバス釣りマンのキャストテクニックを有効に使えます。
餌釣りに抵抗がなければ・・・
ヘビーダウンショットのカワハギ釣り。これもシーズンオフの格好の遊び相手。
更にヘビージグヘッドの一つテンヤマダイ。
これらももっとも盛り上がっているのが東京湾とか外房エリア。外房ではアジングもできるし。
西高東低と思われがちなバス釣りですが、ナニゲに関東すげーーー、って全国の釣り場をまーまー見てきたオレは思います。全国に「マウンテンリザーバー」「川」は多いけど、霞水系とか牛久沼みたいな平地の釣り場、天然の山上湖ってあんまり無いんです(ボート釣り公認のバス釣り場では)。
オカッパリだとアレですが、少なくともボートで釣りをする人なら、関東は最高のバス釣りエリアであることは間違いねーっす。近所の野池のオッカパリだけじゃ本当にモッタイナイ。
って八郎ばっかりに行ってるオレが力説しても説得力無し?(・ω・)ノ
カテゴリ:釣り