若手バスプロが強い理由とYouTuber発信のルアーが売れる理由
2019-2020霞ヶ浦オカッパリでビッグベイトブーム到来
今年の冬、霞ヶ浦方面のオカッパリでビッグベイトの釣りが静かなブームだったようです。
うちの店のお客さんが晩秋~冬に毎週オカッパリに通ってて、DRTのタイニークラッシュでめっちゃ釣ってました。ヒットシーンの動画を毎回撮影しうちの店の店長に送ってくれてて、それを毎回オレも見てました。「え?こんな寒いのに、そんな場所で釣れるのか?!!」ってめっちゃ驚きの連続でした。”そんな場所”というのは枯れアシの横にタイニークラッシュ通して釣ってるんですね。あんな極寒でもシャローカバーでエサを待っている個体がいっぱいいることに驚きでした。
で、ご存知のとおりタイニークラッシュは現在の日本で一番買えないルアーだと思われます。なので、その代替としてDEPSサイレントキラー145が脚光を浴び、それで釣ってる人も続出なんだそう。
※オレは知ってるプロ以外のブログ・YouTube・インスタは一切見ないんで、このあたりの事情はオレよりも皆さんのほうが詳しいと思います。
今まで冬のオカッパリといえばシャッドがメインだっと思うけど、まさかのビッグベイト!驚きを隠せません。
流動性知能と結晶性知能
ちょっと話し変わりますが、先日コロナ関係のネット記事をパラパラみてて高齢者の行動についての記事中に面白い記述がありました。
人の知能に関する理論には、「流動性知能(新しい場面に適応する能力・推論力・思考力・記憶力・計算力・集中力などの能力)」と「結晶性知能(日常で習慣化したもの・専門的知識・趣味など過去の経験によって培われた能力)」とに分けて考えるものがあり、人は加齢と共にこの流動性知能が低下し、結晶性知能が向上する傾向にあることがわかっている。
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/npn/entertainment/npn-200002164より引用
流動性知能: 新しい場面に適応する能力・推論力・思考力・記憶力・計算力・集中力などの能力
結晶性知能:日常で習慣化したもの・専門的知識・趣味など過去の経験によって培われた能力
加齢とともに流動性知能が低下するんだそう。これ、自分も含め歳とった人は痛いほど解ると思います。コロナ的には高齢者ほど「今までウィルスに負けなかったからオレは大丈夫だ」って思うらしいのです(オレも心当たりあります)。
若手バスプロが強い理由
ってここまで書けば表題の件わかりますよね。もちろん身体的に若者が優れている(動体視力が良いとか身のこなしが軽いとか)のはあるけど、なによりも「新しい場面に適応する能力・推論力・思考力・記憶力・計算力・集中力などの能力」が圧倒的に高いから若いプロは強いのではないかと思います。トーナメントに限らず若い人のほうが今のブラックバスをよく釣る傾向があると思う。
そんなこんなを思っていた矢先、藤田京弥くんのSNSで衝撃的な報告が・・・
JBマスターズ霞ヶ浦戦のメインパターンのひとつが、サイレントキラー145(京弥チューン)を使ったカバー打ち!
— 藤田京弥 (@mr_0402) March 16, 2020
初日は終了間際に2バイトあり、ガッツリ食ってきた1本をキャッチ
めちゃめちゃ痺れました
丸見えバイト最高!
RV-C73H×スティーズSV TW XH×
レッドスプール16ポンドで使用しましたpic.twitter.com/yMgAceyG3f
まじかよ!まさかのサイレントキラー!!!
これですよこれ。新しい場面に適応する能力。
先日のマスターズ、戦前に「カバー周りのビッグベイトの釣りだれかやるのかな?」って密かに期待してました。でも、オカッパリからやるのとボートからではアプローチ方法というか角度・トレースコースが違うので、誰もやらないかも?って勝手に思っていました。大会後のお立ち台インタビューでも麻生石積のシャッドかカバーのテキサスリグ系がほとんど。あとは北利根のブレイク下をライトリグ、みたいな釣り方が9割くらいだったと思います。
ビッグベイトの釣りは誰もしてなかったのかー、って思ってたけど、藤田京弥くんがやっていてちゃんとウエイインもしていたという事実が大会後判明たわけです。
藤田京弥半端ないって!←ルアマガのパクリ
YouTuber発信のルアーが売れる理由
そんなこんなを踏まえ表題の「YouTuber発信のルアーが売れる理由」に続きます。
バス釣り初心~中級者の人がルアーを買う時って「今、どんなルアーが釣れているか」を一番知りたいですよね。あとは釣れる場所。
釣れる場所と釣れるルアー
この2つが一番知りたいし、ルアーを買う時の参考にする。ってなった時、やっぱりYouTubeなんですよね。動画だと場所が一目瞭然。釣ったルアーもごまかしは効かない。100%リアルな世界。
ユーザーニーズにばっちり答えてくれるのがYouTuber。その場合、出演者の肩書など不要ですよね。ユーザーが通っているのと同じ釣り場でバンバン釣る映像をみせられたら、たとえ出演者が初心者でも関係なくルアーは売れますよね。いやむしろ、初心者が釣ってるほうが余計売れるかもしれません。
一方、トーナメンターの人たちは場所・ルアーはあんまり公開しません。その気持は痛いほどわかります。オレもブログにルアーは出すけど場所は絶対に秘密主義ですからね。でも、それではモノは売れないしファンもつかないと思うんですよね。
大会後のSNSを見ても「駄目でした、次はがんばります」的なのが9割。トーナメンターはたとえ1匹でも釣れたらもっと情報を公開すべきだと・・思うけど、やっぱり競技者なのでライバルが居る以上、それは出来ないっていうジレンマ・・・。京弥くん以外でもビッグベイトで釣った選手がいるかもしれないけど、少なくともオレの目には入ってこない。
そんな感じでせっかくSNS・ブログという仕組みがあるのにトーナメンター発信のモノはぜんぜん売れない。
一方YouTuber・インスタグラマー発信の商品は瞬間的・局地的だけど飛ぶように売れるっていう時代になりました。良し悪しは別としてそういう時代になっちゃった。
そんな中でもちゃんと釣れたルアーを公開する藤田京弥くんはエライ(・ω・)ノ
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