オレのデスアダー愛シリーズその2:I字系の釣りをやらなくなった理由
上記エントリーで書いていた
ただし近年は本当のi字系の釣りはほぼやっていません。同じデスアダー4インチノーシンカーの釣りでも、I字でなく、普通にアクションを加える昔からある「ソフトジャークベイト」の使い方がメインです。状況によってはi字引きもするけど、ほぼチョンチョン動かして釣りしています。この件についてはi字系と関係ないので別の記事としてブログに書きます。
の続きです。以下のようにこの10年ちかく「オレの釣り」では白系と黄色いデスアダーのノーシンカーで釣ってる写真がいっぱいアップされています。
オレのデスアダー愛シリーズその1:15の県で釣った REDPEPPERS
ここ10年以上デスアダーばっかり投げているオレですが、近年はi字の釣りはほとんどしていません。なぜか?
狭義のi字の釣りは、うじゃうじゃ居るバスをサイトで狙っていた
それは狭義のi字の釣りを発見した釣り場に理由があります。あの頃、場所は必死に隠していたけどもう時効だから明かしますが、i字系で釣っていた西湖の場所は↓ここです。
ズームアウトしてもらうと全体の位置関係が解りますが、西湖南岸に続く溶岩帯の東の端。砂浜のワンドに変わるところの境界部です。この地特有の西風をブロックする位置ですね。地名でいう青木ヶ原。ここのスロープの前に3月1日の解禁から4月中頃まで大きいブラックバスがごっそり溜まるんです。日が昇ると沈むけど日の出~レンタルボート店がオープンするまでの朝マズメと風のない夕方だけはいっぱいバスが見えたんです(今は知らない)。
ドン深地形で岸から10m先で7mくらいあったかな?そんな急深部の中層に40アップが多い時で10数匹ボケーッとサスペンドしてました。外気温氷点下~ヒトケタ。水温3~4℃にも関わらずです。
そして最大のキモとなるのが以下の図。
赤く囲ったあたりがバスが溜まるところ。そして釣座はガードレールのところ。かなり足場高いのがおわかりかと思います。クリアレイクで無風時にこの高い角度から見ていたので、モロ見えな訳ですね。どんくらい見えるかと言うとクリアなニジマス管理釣り場くらい。目の前にうじゃうじゃバスが居る状態でサイトで狙ってたわけです。バスが見えなくてもキビチビアダーをi字引きすると下から湧いてくることもよくありました。
無風時限定の釣りなので、足場が高くてもラインが風に引っ張られるようなことも無いわけです。
そんな状況なのでワームの違いやアクションの違いでどんだけバスの反応が変わるのかが文字通り「目の当たり」にできた感じです。それが無かったら、あの釣りへたどり着くことは無かったでしょう。
慣れてくると、バスが追ってくる時の位置・角度・スピード・表情で食うわ食わないかが解るようになります。後に「釣りビジョン」などの動画でクリアの表層の釣りのシーン見てても「あ~このチェイスは食わないやつ」「これは絶対食うわ」ってのが画面を通してもほぼ判別できるようになりました←自慢。
そんなシチュエーヨンで釣りすることが無くなった&釣りが遅くてサイトじゃないとツライ
という訳でオレが狭義のi字の釣りをしてた頃は高い足場からの「完全サイト」でした。そして狙っているバスは水温3℃~4℃で超低活性。釣り上げたら完全に体が硬直する季節。あげくデッドスローでルアーを揺らさないように引くのがキモなので神経を使う釣りでもあります。
みなさんも考えてみてください。そんなシチュエーションで釣りすることって滅多にないですよね?
まず気温氷点下の水温3~4℃でオカッパリすることが滅多に無いと思います。今のオレには完全に無いです。
そして足場が高いところから、うじゃうじゃいるバスをサイトすることも、そうそう多くないでしょう。これも今のオレには皆無のシチュエーションです。
更に。ボートで釣りをする時は視点が低いです。上図のガードレールのところは高いところで6mくらいあるかな?ボート釣りだとせいぜいハイデッキでも2mくらい。雲泥の差。榛名湖だと座って釣りするから余計視点が低いわけですね。そんな低い視点から、うじゃうじゃバスが見えるシチュエーヨンはそうそうありません。
狭義のi字の釣りは何度も書いたように「表層近くを・限りなくゆっくり・蛇行・キリモミさせず・ロールもさせず・まーーーーすぐ泳がせること」です。そのうちの「限りなくゆっくり」がサイトじゃないと出来ないんです。じれったくてやってられない。
よっぽど魚影が濃い釣り場とか、確実にバスが複数湧いてくるウィードパッチや沈んでるカバーとかを知ってるなら別ですが、基本的に釣りがスロー過ぎて無理なんです。
そこまでしなくても普通に表層で釣れる
そんな訳で、超低活性のバスを表層まで浮かせて釣るのが狭義のi字系の釣りだったので、今はそんな状況で釣りすることは無いです。そして、なにより普通の季節、一般的に4月~11月くらいの普通のバスを釣るには、あそこまでスローに神経質にリトリーブしなくてもOKな訳です。
例えば榛名湖・琵琶湖のウィードエリアでデスアダーを投げるときは、普通にトィッチで魚を寄せて食わせます。明らかに魚が居そうなパッチ部分ではi字引きというか、表層をまっすぐ棒引きすることももちろんあります。秋になればワームが水面から飛び出るくらいの高速巻きすることも。その日その時でいろいろなアクションを試してる感じです。
そして基本はサイトで釣るわけでは無いです。普通のシーズンの普通のバスは食うときは一発で食います。狭義のi字のスローリトーブのときはサイトしつつ浮かせてバスの位置・泳ぎ・顔色見ながらラインの角度とかスピードとか色々気を配るけど、あれは極特殊な条件です。普通のバスは普通にデスアダーを表層で引いたりトィッチすれば釣れます。
先にも書いたように琵琶湖北湖のロクマルクラスともなると、普通の相手ではなく「かなり手強い相手」なので加藤さんのYouTubeのような狭義の究極のi字引きが効果を発揮するのだと思います。
という訳でオレの「デスアダー愛シリーズその2:I字系の釣りをやらなくなった理由」このポストが良かったと思ったらぜひチャンネル登録・・・←これを言いたいだけ(・ω・)ノ
次回はもうちょっと具体的なデスアダーノーシンカーの釣り方を書きたいですが、本一冊かけるくらいのネタがあるんでどーやってまとめればよいのやら?
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カテゴリ:釣り