そんな訳で昨日の木崎湖では初GPSを堪能しましたが、本来なんでGPSを買ったかというと八郎の浚渫マップを作るのが目的。

はじめに

漠然と「LOWRANCEはPCとの連携が出来る」ってことくらいしか知識が無いわけです。果たしてマップなんて作れるのか？！作れるかどうかすら知りません。けど、インターネット時代だからなんとかなるでしょう！基本的にこういう事を始めるとき、オレは全部自力でやります。コンピュータ関係で飯食ってますが、今まで人に教わったことはありません。自分で勉強してきました。だから、今回も人に頼らず自力でやれるところまでやったろと思います。そして、その過程をオレメモ、いわゆる備忘録として、ここに記していきます。

そんな訳で「LOWRANCE GPSと戯れる話１」

↓これが昨日木崎湖で釣りをしたときの航跡の一部。機種はLOWRANCE LMS-520cです。

 

この航跡を本体に挿しているSDカードに書き込んだ。デフォルトでは書き込みしない設定な事に途中で気づき、メニューを勘で操作して記録開始。途中電源ケーブル踏んじゃってGPS電源がOFFに。再起動後、書き込み開始を忘れたので、かなり途切れ途切れで記録しちゃう。んが、SDカード118MB分の容量では丸一日記録するのは不可能でした。ただし、記録密度的なパラメーターがあったので、それを疎にするとか、最近激安な大容量SDカードを買えばOKでしょう。

PCにGPSデータを読ませる

家に帰ってSDカードをPCに読ませた。sonarっていうフォルダがあって、その中にChart 9_4_07[0].slgというファイルがある。事前にインストールしてあったLOWRANCE社製のログビュアーのアイコンがでてるので、ファイルをダブルクリックで起動してみた。

Sonar Log Viewer　http://www.lowrance.com/Downloads/SLV/sonar_viewer.asp

 

これはまぁまぁ凄い！ってかインパクトが凄い。実際に魚探画面みたいにスクロールするんですよ！で、マウスオーバーするとその地点の時刻・経度・緯度・深さなんかが出てくる。つまりこのデータを使えば、自作の浚渫マップが作れちゃうのでは？って期待する！

このソフトにはCSV書き出し機能があるので試してみた。んが・・・ここでトラブル発生。たぶんファイルがデカ過ぎでしょう。書き出しが出来ない。試しにLOWRANCE社提供のサンプルデータを書き出したら正常に出来た。CSVファイルを開いてみた。

UpperLimit
LowerLimit
DepthValid
Depth
WaterTempValid
WaterTemp
Temp2Valid
Temp2
Temp3Valid
Temp3
WaterSpeedValid
WaterSpeed
PositionValid
PositionX
PositionY
SurfaceDepth
SurfaceValid
TopOfBottomDepth
TopOfBottomValid
ColumnIs50kHz
TimeValid
TimeOffset[ms]
SpeedTrackValid
Speed
Track
AltitudeValid
Altitude

以上のカラム名をもつCSVファイルだ。Depth,PositionX,PositionYあたりが怪しいってかそれっぽい。んでも、経度緯度が見慣れたアレでなく、-13145743 3941287なんていう数字だ。こりゃ難しそう。

SLGファイルって何？

このGPSが書き出すSLGっていう拡張子のファイルを探ってみた。無理矢理開いたけど中身はバイナリなので意味無し。ググってみた。

Open the Lowrance Sonar LogData (*.SLG) file

ってな感じのが、いくつか見つかる。が、ことごとく"SLG2TXT utility fromLowrance Customer Service"って書いている。”ホニャララ2TXT”っていうのは大抵バイナリをテキストファイルに変換するユーティリティーなんだけど、ロランス社のサイトどこ探しても、 SLG2TXTは配布されていない。ここで座礁か！

んが、考えてみれば、前出のlogviewでテキストに書き出せたじゃん！ってことで、きっとSLG2TXTは現在不要なんでしょう。

http://field.hypermart.net/　に3DFieldっていうソフトがあって以下のような画像をGPSデータから作れるらしい。

読み込み可能なデータ一覧に

- *.CSV files from SonarViewer (Lowrance Electronics,Inc);
- *.SLG Lowrance

って書いてる。ワクワクしてインストールし実行、ロランス社のサンプルデータを読ませた。んが、

まったくアプリ操作の意味が解らないし、頻繁に落ちるので却下。他にも似たような海外製のアプリを試してみたら、OpenFileで”GPX”っていう拡張子を何度か見た。GPXを調べたら

http://en.wikipedia.org/wiki/GPX

素晴らしい！GPSの汎用フォーマット的なXMLデータだった。そーいえば、ロランスのダウンロードコーナーにもそんな名前のがあったな、、と思ってみたら

GPX to USR Geocaching Utility　http://www.lowrance.com/Downloads/gpxtousr/default.asp

ってのがあった。USRって何ダベ？って調べるとhttp://www.gpsbabel.org/htmldoc-1.3.2/fmt_lowranceusr.htmlロランスの独自フォーマットだ。

これじゃなくて、SLGをGPXにしてくれるユーティリティーがあれば完璧じゃん。GPXだったらカシミールとかGoogleMapにも読ませられるみたいだし。SLGGPXでググったらゲームとかアニメ系の日本語の情報がいっぱい出てくる。

検索ワードを変え、しばらく探して遂にスゲーサイトを発見！

これだよこれ！

http://www.outdoorcontours.com/　3DFishing Maps

モロどんぴしゃじゃんこれ。SLGファイルを読み込んでこんな図を作成できるらしい。

このページからSLGファイルを送ってみたhttp://www.outdoorcontours.com/file transfer page.htmサイトの構成がイマイチでよく解りませんが、メールアドレス宛にサンプルを送ってくれたりするわけ？ともかくアップロードしてみた。まだ返信は無し。

今日はここまで！果たしてマップ作成出来る日は来るのか？そこまでやらんでも、SLGをGPXに変換できたら、GoogleMapに読ませてあんなことやこんな事も出来るんでね？と、ワクワク感アップです。また時間ができたら調査します。