濁り水

2008-01-11   

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ブラックって魚は、本栖湖のようなジンクリアなところから、透明度ほぼ無しのところまで住んでいます。一口にバス釣りっても、まず、水の色からして何通りもあります。何通りどころじゃないけど、とりあえずクリア・マッディーと2つに分けてみます。クリアで魚が見える状態で釣っている時は、そうでない時に比べ、情報量が桁違いに多い訳です。釣れる釣れないは別にしても、サイトしてると、自分が投げるルアーに対する反応がモロに見えるので、オレみたいに、クリアレイクで使うルアーの幅がどんどん狭まるという悪循環になったり・・(あまりにも反応する、しないの差が凄いので)。んでも、ナニゲにサイトフィッシングで釣りっていう括りだととってもレアケースですよね。普通は対象魚は見えない事の方が多く、自分の投げているルアー・仕掛けも見えないのが普通で、それが釣りの面白さでもある訳です。あれこれ想像するという。オレみたいに常に自分のルアーが見えていないとダメなダメ釣り師になりがちです。

で、話を戻して、クリアレイクで学べた事をいくつか挙げてみると

例1:バスって結構遠くからルアーを見つける

河口湖に住んでいた頃、朝イチだーーれも居ないときに、奥の3連ワンドなんかで、高いところからビッグベイトを引いてみると、結構遠くからバスが追ってくるのを何度も見ました。ちょっと具体的に何メートルって解らないけど、余裕で5mくらいの距離はあった。もっとかな?そんなのを見てるから、ビッグベイトを投げるときは、5m間隔で投げればいいやって感じになるわけです。もちろんそれが3インチワームだったらそんな事はないでしょうけどね。

例2:スピードの違い

複数の見えバスをあの手この手で狙ったけど全く駄目駄目な無風ピーカン。やけくそで鬼のような早巻きしたら周りに居たバスが一斉にルアーを追った事が。ここでのキモはあくまでも「追った」だけでバイトまでは行ってないんですよ。つまり「見えて」たから早巻きに反応した事が解った。逆に鬼のように遅く巻くと反応することも多いです。

例3:人の気配

基本的にバスは生き物なので、周りの気配には敏感で、不用意に近づいたら逃げる(でも結構すぐに忘れる)。でも、頻繁に人が来るような場所、桟橋なんかのバスはあんまり逃げない、そして釣れない、いわゆる「天才級」。ここまでの話は普通。でも、たまにむしろ人に寄ってくるときも。晩夏の西湖。頻繁にボイルしまくりの時期。そこでは、オレがサンダルで入水する音に滅茶苦茶バスが寄ってきた。普段は抜き足差し足で歩くけど、あの時ばっかりは、バチャバチャとワザと入って魚の活性上げたほうが釣れた。これももちろん魚が見えるから解った事。

こんな感じで毎日の西湖観察で自分の目で見て学んだことはいくらでもあるんですが、見えない濁り水に住むバスはいったい全体どんな感じなんでしょう?少なくともバイトを感じないと自分のやっていることがアタリかハズレかすら解らない。場所とレンジが合ってたとしても、アタリもカスリも無ければ、それが合っている事すら気づかず「ここ魚居ない?」って思っちゃう。そしてまた移動・・移動の悪循環。

因みに「バス探し」って言葉があるけど、「探せなかった」ってのは言い訳にも聞こえる。場所は探せてるのに、釣り方を探せてないだけの可能性も大な訳で、いやいやバス釣りって難しい。

で、話を戻して、例えば八郎潟の水色で、ブルブル派手に動くクランクベイトは、何メートル離れたバスが気づくんでしょうか?ジャラジャラ鳴るバイブレーションの音に気づいたバスは最大何メートルくらい離れたところから追ってくるんでしょうか?アシ撃ちしててボトムに落ちたジグを気づくのは直径何十センチ圏内のバスなんでしょうか?早巻きした時、視界不良の水の中、どんだけバスは必死になって追うのでしょうか?濁り水でもロボワームのパープルウィニーは何であんなに釣れるんでしょうか?ってか、どんな水でもゲーリーワームがあんなに釣れるのは何でしょう?人の気配に対する反応も、濁り水だと違うんでしょうか?

なんてことをたまに考えるんですが、それが解ればもっと釣れるんですよねきっと。

ダラダラ長文書きましたが、結論をもうしますと、オレに足りないのは想像力というか、水中感度?なんて言ったら良いんだろう?イメージ出来ない?って感じなので、今年は濁り水でも綺麗な水でも釣れるように、そして、ライトリグでも底を取れるように(レベル低!)なりたいと思います。

カテゴリ:釣り

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