早春の知られざるジャークベイトパターン(-ω☆)
常に現役の釣り人でありたいので「昔話」は極力避けたいんですが・・・・未だに釣りに行ってないっていうダラけっぷりなので、昔のネタをほじくり返します(´・ω・`)
その昔、西湖に毎日通っていた頃の話です。
3月1日にバス釣りが解禁になって、ある越冬場所に行くと毎年決まってでっかいバス達がポケーっと浮いてました。水温は3~4度しかないんでほぼ仮死状態?とにかくやる気なくポケーっと日光浴してます。
それらを無理やり釣るために試行錯誤しまくった末に確立したのが今で言うI字系の釣りでした。デスアダー4インチノーシンカーの表層引きです。
で、その頃はまだワカサギとバスのポジションはリンクしてません。
3月も中旬を過ぎると朝夕のマズメ時にワカサギが浮いてきます。時間にして15分くらいだけ。キャストで届かない距離でそれは起こります。水深で20mくらいかな?
4月に入るとそのワカサギ達が徐々に岸によってきます。ひと潮ごとに岸に寄ってくる感じ。
そして日向ぼっこしてるバス達と大接近するタイミングがあるんです。4月も中旬を過ぎると日向ボッコバス達が消えるんで、まーなかなかそのジャストなタイミングに当たるのは難しいです。それこそ毎日通わないと遭遇できないくらい。
運良く、そのタイミングに当たるとめちゃ面白い釣りができるんです。
・バスの群れとワカサギの群れが出会う日
・朝夕マズメの僅か15分くらいの時合い
っていう極めてレアなタイミングですが、それにあたると、普段はプチプチと波紋をだしてるだけのワカサギの群れの様子が一変します。もろにナニモノカに襲われてる感じのザワつきに。波紋を見ればすぐに解ります。
そして、この釣りの最大のポイントは・・・
ディープの表層で起こる((((;゚Д゚))))
これに尽きます。水深は10m~20mくらい?急深な地形なのでボトムの水深は関係なく水面から1~2mのあいだで食ってくるんです。バス釣りのセオリーからして早春にディープの表層で釣れるなんてあんまり聞かないですよね。でも、現実そのレンジでフィーディングが起こるんです。
投げるルアーはジャークベイト。
当時はワンテンとOSP阿修羅がメインでした。67のMHロッド ナイロン20lbsのタックルでザワザワしてるワカサギの波紋を直撃。20mくらい沖なので、スピニング 小型ミノーだとなかなか正確にキャストできなくて、ベストはMH+ワンテンでした。マズメの薄暗いタイミングなので、ルアーの大きさは関係なし、ってかむしろアピール重視でデカイのが良かったです。今ならルドラを投げていることでしょう。
着水したら思いっきりジャーク。これでもか!ってくらい派手に。遠投+ナイロンなんで、中途半端じゃ駄目で力いっぱいジャークしてルアーの存在をバスたちに知らせると、2~3回のジャーク後にズドン!と重くなる(-ω☆)
いやぁぁ今思出しても最高にエキサイティングだったなー(-ω☆) 良い時は連発して釣れるんです。キビアダーが半分サイトの「静」の釣りだとすると、こちらはブラインドの「動」の釣り。どちらも超エキサイティング!
上の写真は夜釣りっぽいのもありますが、マズメ時です。カメラのフラッシュが必要になるくらいの僅かなタイミングでしか釣れません。なので、レンタルボート営業時間では釣れないんで陸っぱりの専売特許みたいな釣りでした。
ワカサギ自体もよくスレ掛かりします。
桧原湖・野尻湖なんかでは夏~秋にスモールの沖ボイルの釣りは普通に行われててますが、水温一桁の早春の西湖で、しかもラージを沖の表層で釣るってのは、まーまーレアだと思われます。当時、周りにいっても誰も信じてくれませんでしたからね(-ω☆)
なお、この釣りが効かなくなる頃はワカサギがシャローに接岸し、普通の釣りで釣れるようになります。そのタイミングではバイブレーションの激速巻きが効いてあれもめちゃエキサイティングなんです。機会があればいつか書こうと思います(・ω・)ノ
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