ダイワ タトウーラSV TWのインプレ
というわけで今年の春からダイワのSVTWSリールを4台導入(ジリオン1台・タトゥーラ3台)し何日か使ってみてのファーストインプレッションです。
検索エンジンで直にここに来た人のために著者について簡単に説明すると
・バス歴22年くらい
・今までベイトリールはダイワのみ(主にマグフォースV・Z世代を使用)
・ホームレイクの八郎潟でほぼベイトタックルのみ使用。
・現時点で釣ったバス総数1万匹超え
です。関東人の割にはベイトタックルをよく使う方だと思います(*´ω`*)
過去30台近くのダイワベイトリールを使ってきて、今年になってSVTWS機を導入。その素晴らしさに感動しまくっている今日このごろ。
SVTWS機の素晴らしさは「トラブル無し」なこと。これに尽きます。どんな振り方してもトラブルがほぼ無い。そしてタトゥーラSVTWは安いし見た目もしょぼくないしガッチリ感もあります(以前のダイワリールに比べて)。大遠投には向かないかもだけど、普通に釣りをするぶんにはこれ以上なにを望むん?っていうくらいよくできています。もうぶっちゃけ過去のマグフォース系には戻れないです(*´ω`*)
そんな素晴らしいSVTWSですが、一番凄いのは「ピンポイントのショートキャストがめっちゃ決まる」です。このページではその部分について書きます。
ピンポイントのショートキャストがズバズバ決まるタトゥーラSVTW
最近の「オレの釣り」では何度も「キャストが決まったから釣れた」と書いています。これはどういうことかというと・・・
上図の赤いX印をショートキャストで狙うとき、今までのダイワのマグフォースVだとキャスト終盤でスプールのラインが膨らむんですよね。
マグフォースVはスプールの回転が弱いとブレーキが効かないのでキャスト後半はサミングする必要がある。サミングする必要があるというよりも、もう身体が勝手にサミングしてる。もはや頭で考えてサミングなどしませんよね。身体が(指が)勝手にサミングする癖になっている訳です。
上図でいうと黄色の矢印の終点より手前くらいでサミングしてるはず。頭で考えて、こうやって文章で説明するのが困難だけど、身体が勝手にサミングしてたわけですよ今までは。
で、結果赤いX印よりもほんの少し手前にルアーが落ちちゃうw
あと20cm、あと10cmあっちに落としたいけどその僅かが決まらない・・・・
っていうのをよく経験しました。マグフォースV時代は。恐らくサミングしなかったらばっちりX印まで飛ぶけど、指が勝手にルアーを失速させてた。
だったら、最初からX印よりも10~20cmあっちに飛ばすつもりでキャストすればいい。って頭で解っててももはや長年の癖でそれができないw
サミング我慢してX印どんぴちゃに落としたとしても手元のラインは膨らみまくってバックラ寸前に・・・
ここまでをまとめると
マグフォースVはキャスト終盤でサミングする必要があった、故にあとちょっとの飛距離で泣くことに
で、ここからがSVTWSのお話です。勘の良い皆様はお気づきでしょう。そうなんです。SVTWSだとキャスト終盤にスプールのラインが膨らまないんです。だからサミングする必要がないんですよ。それに気づくのに2日間くらい掛かりましたw それほどキャスト終盤のサミングっていうのはもう身体に染み付いてた。だけど、キャストしてスプールとラインを観察してて気づいた。「全然ライン膨らまい!」。てことで、キャスト終盤のサミングを意識的に我慢して(最初は怖かったけど)みたら、もうそっからはピンポイントにキャストがバンバン決まりまくるんですよ(-ω☆)
☓までルアーが飛んでったときにピタっとスプールを止めればOKなんです。これはなにげに画期的。
しかもキャストスピードが速くても遅くてもぜんぜんラインが膨らまないのも凄い点。マグフォースVでスピードが遅いキャストするとブレーキが効かずにラインが膨らみまくるけどSVだとそれも無いんです。動体視力が落ちたシニアにもバッチリですよ!
まとめ
SVTWはラインの膨らみを抑える軽いサミングが不要。故にピンポイントキャストがめっちゃ容易に可能
ってことで、けっして大げさではなくてSVTWSのおかげでキャストがドンピシャで決まって釣れたというのは本当です。まさかリールのブレーキシステムが直接釣果UPに影響を及ぼすなんて自分でも驚き。
タトウーラSVTWのダメな点
そんな感じでショートキャストでは感動的なほどの使い勝手なタトゥーラSVTWだけど一つだけ気になる点が。それは・・・・
「キャスト直後のラインが一直線になりやすい」
これはタトゥーラSVTWにPEラインを巻いてフロッグをやってる時に痛感しました。
今までの通常のリールだとキャストしてルアーが着水し、ラインも水にペタっと落ちたときって概ね以下のような感じになっていた。
あくまでもイメージですよw
でもSVTWSでサイドハンドで強めにキャストしラインが水に浮くと・・・・
こんな感じ↓
ほぼほぼ直線状にラインが水に浮くんです。
※これは個人差もあると思いますが、オレの場合はこうなりました。
着水直後にラインが直線でテンションが掛かっているのでフロッグが良い所に着水しても一番美味しいであろう最初の数回の首振りがうまく出来ない・・・っていう致命的な症状に・・・・。
これについては某フロッグ&SVTWの大先輩に訪ねたところ、着水直前にロッドを少し上げるとかの工夫をすればよいとのアドバイスを頂きました。
確かにキャストを少し弱めにするとか、ほんの少し斜め上方向にロッドを振ると良い塩梅にラインに曲がりができるように。でも、割りと遠目からオーバーハングにズバっと入れるときなんかは思いっきりサイドで振り切るので、けっこう慣れが必要だなーっていうのが今時点の感想です。
前段で書いた「キャスト終盤のラインの膨らみがないからサミング不要」っていうメリットがここに来てデメリットになっている感じですね。
見出しで「タトウーラSVTWのダメな点」って書いたけど、ダメな点というよりも従来と違うので注意すべき点って感じですかね。もちろんこれはルアーによってはメリットになります。例えばバズベイト。着水直後にテンション掛かっているのですぐにペラが水を噛んでくれます。
なおPEラインでも全く問題なく使えます。3号~5号を使ったけどトラブル皆無。
もう一つの懸念材料
まだその時期になっていないので、その釣りはSVTWで未経験ですが「フロッグの直線になる」のを見て思ったのは・・・・
ディープの釣りでも不利になるかも?
という懸念です。夏以降のディープの釣りでフットボールジグやスコーンジグを6~8mで使うことが多々ありますが、あの釣りは「ファーストフォールは極力垂直に落とす」のが最大のキモだと思っています。カーブフォールさせずに真っ直ぐ下に落とすのがキモ。クリアレイクだと半分以上はファーストフォールでバイトがあるから。
で、SVTWSは常に強めのブレーキが掛かっている感じなので、もしかしたらマグフォース系に比べフリーフォールさせにくいのではないか?って今の時点で心配しています。杞憂であることを願いますけどね!もしそれに心の引っ掛かりができたら素直にマグフォースV/Zを使うことにします(*´ω`*)
でも総合的には本当に良いリールですよ(-ω☆)
ってことで後半は自分なりのマイナスポイントと懸念材料も上げてみたけど、それ以外については本当に良いリールです。今4台あるけど恐らくあと数台買うことになると思われます。それくらい感動的に良いリール。タトゥーラでローギアがあれば最高なんですけどねぇぇぇ。4.8くらいの。
そんな訳でみなさんもお一ついかがですか?下にアフィ張っておきます(*´ω`*) いや、お近くの釣具店でもいいんですけども。マグフォースV/Zユーザーのみなさんは最初はちょっと戸惑うかもですが、その使い勝手に驚くと思いますよ!ただしオレのように後戻りできなくなってもシ~ラね(*´ω`*)
あ、あと個人的なメリットとして
(1)軽くモモッタ
(2)奥の方にピョン吉が出来た
(3)モモリ解消のために捨てキャストした
(4)ピョン吉が摩擦で切れた
(5)ライン巻き替え(´・ω・`)
ってのが12lbsくらいだとたまに起こってたけど、それが全く無くなったのでライン代の節約にもなっています(*´ω`*)
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