i字系誕生の話し

2020-01-28   

i字系誕生の話し

秦拓馬☆俺達。チャンネルⅰ字系の極意を語る!【バスフィッシング大学】

去年の11月のある日、SNSのメッセンジャーで「秦さんのYouTubeでトガシさんのこと話題にしてますよ」ってメッセージが複数来た。え?なにと思ったらこの動画。

という動画で加藤誠司さんがi字系黎明期の話をされてて、 その中でオレの名前が出てきたのです。びっくりした!

その後、秦拓馬さんとこんなやりとも。

https://twitter.com/hatatakuma/status/1193949020227399680

ってこで、動画に出るのは苦手なので、その時のトーク内容の補足も含めi字系生みの親として誕生秘話から現在までのi字系のことを書いてみます。だいぶ長文ですよ。

i字系以前のオレの釣り

そもそも「オレ」って誰だよ、っていう人のためにざっくり書くと「オレ」は1995年にバス釣りを始めて当時は山中湖がホームレイクでした。そこで学んだのがスラッゴー+オフセットノーシンカーの釣りです、その後~中略~2001年から2007年の春まで河口湖に住んでて朝・夕だけほぼ毎日西湖で釣りしてました。当時は釣り業界No2の釣りバカと呼ばれてましたw

山梨県にある富士五湖の一つである西湖は水がとてもクリアで見えバスはいっぱいいるけど素人のオレにはなかなか釣ることができない難しい湖でした。

難しいながらも、なんとか口を使わせることができる釣りは「ROBOWORMボディーシャッド」のノーシンカーの表層の釣りでした。表層の釣りと言ってもi字系の釣りではなく、普通にスラッゴーみたくトィッチする「ソフトジャークベイト」の釣りでした。

バス釣り始めた当時はゲーリー4インチグラグのノーシンカー表層引きいわゆる「ピロピロ」ばっかりやっていたし、基本的に「ノーシンカー」の釣りが大好きだった訳です。

西湖のバスはとても賢く、唯一釣れるのが表層系の釣り。ここまでが2002年までの話です。

2004年3月に発見したバスの群れ

山梨県の西湖はブラックバスが魚種認定されています。冬季は禁漁で3月1日からブラックバス釣りが解禁になります。あ、今はワームの使用禁止ですがこの頃はワームOKの時代です。

2004年3月15日に事件は起こった・・・・

西湖の溶岩帯エリアを覗きに行ったら、何十匹ものデッカイバスが見えたのです。

当時のオレの釣りから引用

なんと!バスの絨毯?イチニーサンシー・・・何匹いるんだ?見渡す限りバス(笑)。

もうね、クルマのタックルを全部降ろして考え得る事を全部試したけど、まーーーったく無反応。スイムベイトをこんなに無視されたもの初めて。角度的にプラグは引けないのでワームのみだけど、とりあえずやれることは全部やった。1インチ~8インチまでノーシンカーからテキサスまで、表層からボトムまで横引にフォールにロングステイに、スローにクイックにシェイクにスイミングにバンプに岩陰に潜むヤツにボケーっとしてるヤツに。しかーし、まーーーったく無反応。

しっかしこの人達、みんなサスペンドしてて、しかも全員向いている方向がバラバラ。ボトムにはコイも。
https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=162より

めっちゃたくさんのデッカイバスたちが浮いてました。クルマに積んでるタックルを総動員しても完全無視!その後も何度もその場所に通ったけど、それらの見えバスを釣る手がかりすら掴めないまま4月に突入。4月まで季節が進むとバスのモードも変わるので、それくらいになったらジャークベイトでなんとか騙せました。

でも、そのモードじゃなくて、3月のボケーっとサスペンドしてる大量のバス達をなんとか釣りたい!

2004年秋。SHINGOさんと釣りしてビックリして、オレの表層熱が高まる

その後、季節は進み産卵~夏に。その頃はひたすらスワンプクローラーのネコリグばっかりやってました。そして秋に。秋は基本難しいけど雨降ったりすると横に動くルアーがよく釣れます。当時はスイムベイトブームだったのもあって、ブロディーソードテールをよく投げてました。なので秋は表層付近を横に泳ぐルアーが強いのはなんとなく解ってたんですが、2004年10月4日に衝撃的な釣りを目の当たりにすることに・・・

この日もいつも通り夕方西湖へ行ったらバスプロSHINGOさんと遭遇。

https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=299

↑ここにはSHINGOさんの具体的な釣り方は書いていません。でももう時効だから書きますw

SHINGOさんはセンコー2インチの「表層早巻き」でめっちゃ好反応を得てたのです。オレもデスアダーの表層引きをしていたけど、スピードは普通~ゆっくり。一方、早巻きをしてるSHINGOさんだけにチェイス多発。衝撃でした。そして同時にやっぱり西湖のバスは表層が好きなんだな~と改めて実感することに。

ちなみに10月4日の西湖といえば、もうだいぶ秋が深まりそう簡単には釣れ無い時期です。ワームを沈めたりしたら完全ノーバイトだったり。なのに表層にはバンバンでるという衝撃。

そしてSHINGOさんにあった翌日、今度はセンドウ兄弟と一緒に釣り。この日は一日雨模様で普段賢い西湖バスも我を忘れて高活性。ブロディーソードテール(スイムベイト)やフラッシュトリックスの表層引き、ジャーキーJのピクピクに好反応。スイムベイトを追ってくるけど食わないやつにはデスアダー4インチノーシンカーの表層引きでフォロー。ちなみにチャートカラーを使うのはローライトだからです。

このときのブログにこう書いてます。

この日は3人バラバラな事をしてるんだけど、意見というかキーワードはだいたい同じだった。おおよその傾向として「横の動き・表層・まっすぐ泳ぐ・小さい・スロー」が概ね良くて「ワッキーNG・縦の釣りNG・光モノNG・派手に動くのNG・速いのもNG」ってな感じだった。
https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=300より

デスアダー4インチをノーシンカーで表層付近をゆっくり引くこれです、後のI字の真髄へつながるキーワード。まだこの時期はi字系の真髄までは解ってなかったんですけどね。しかも秋の高活性バスを釣っただけなので、i字のキモはまだ解っていない時期です。

なお、センドウ兄弟は類稀なセンスを持つ人達で、たしか2001年くらいには「DEPSのラドスケールは動かさずにまっすぐ棒引きが釣れる」って言ってた気がします。

2005年3月デスアダー4インチノーシンカーが他と違うことを発見

翌年2005年は3月1日の解禁日から西湖通いが始まります。

なお3月の西湖は雪が残ってることもあるし水温は3~4℃。

普通に考えて富士五湖の3月頭はほぼ冬です。プロとかガイドを除き普通の人に釣れ始めるのがだいたい4月下旬。いかに3月頭にバスを釣るのが難しいか←これ大事。

2004年に見つけたバスがごっそり溜まるスポットへ通う毎日の中で、風が吹く直前などの気象変化のタイミングがあれば、2~3日に一回はミドストなどでなんとか釣ることができました。

でも、風がないときが一番バスが浮いてくるんです。そこらじゅうがバスだらけになるほど、ボケーっとサスペンドしてる。この状態のバスをなんとか釣りたく試行錯誤の毎日。そして、ついにヒントを得たのがノーシンカーワームの表層引きです。まさか水温3℃で表層までバスが出てくるとは思ってもなかったですからね。気づくのに時間がかかったわけです。

2005年3月18日にノリーズのレディーフィッシュのソフトジャークベイトの釣りでついにキャッチ!

いろんなワーム、ルアーを投げつつも、一昨日買ったレディーフィッシュを風が止まった瞬間NSで投げてみた。ら、3回くらいバスが湧いてきた。1回はバイトしたけど乗らず。次のキャストはちょっとだけレンジを下げて引いた。ら、またいっぱい下から湧いてきた。けど、みんな途中でUターン。食わないなーと諦めた瞬間、1匹がパクっと。食った(涙)
https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=365より引用

その後もほぼ毎日通って色々なワームを試す毎日。そして、このワームは他のワームとなにかが違う?って思い始めたのがデスアダー4インチノーシンカーでした。

この頃、ノーシンカーで投げていたのはノリーズレディーフィッシュ・ロボボディーシャッド・メガバスハゼドン・DEPSデスアダー(白やチャート)など。それにオフセットフックの#1/0や#1にフロロ3ポンドのセッティング。このセッティングでデスアダーをやると「スーパースローフォール」なんです。ちなみにこの時代のデスアダー4インチの白とチャートは中に気泡が多く含まれている素材で、他のカラーより高浮力でした。なので着水後にタバコに点火しようとして放置してるとき→ほぼ水面近くで漂っているときや超ゆっくり落ちてるときに食べるとかがあったわけです。

その後も、ほぼ毎日通うわけですが、この釣りが成立する条件は「完全無風」であること。早春なので強風の日も多くて苦戦の日々。

遂に食わせ方を発見!i字系誕生の記念日は2005年3月29日。

そんな中、遂に見つけてしまったんです。2005年の3月29日に!i字系のキモを、というかこのサスペンドしてるバス達をやっつける方法が!

https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=374

↑この頃の記事は写真が表示されないのが多いです。残念。なんせREDPEPPERSやってから今年で24年。その間、何度もサーバー引っ越ししたしい自分のPCも変わりました。なので、復旧が難しい。でもPCには写真残ってました↓

遂に発見したのです。釣り方を。それまでは表層引きつつもチェイスがあったらスローフォールで食わしてたけど、違ったのです。チェイスがあってもスピードを変えず、そのまま一定速で引くとバスが水面を割ることに気づいたのです。それを発見したら今までの反応が嘘のように連発!その日は気温が高かったし3月も末なので、条件が良かったこともあったけど、それでも今までの無反応状態からいきなり連続バイトでした。

当時はあまりにも凄い大発明!って自分で思ってたので文中でキモは隠してましたw

○○が○○した!←トップシークレット(笑)

↑これは、今だから書くけど「水面が爆発した!」です。3月の激寒西湖でまさか水面が爆発するとは、当時は全く思ってなかったし、周りでもそんな釣りをしてた人は富士五湖には居なかったはず。その何年かあとにメディアでワカサギパターンが語れるようになって周知のものとなったと思いますが、2005年時点ではそんな話はオレは聞いたことなかったです。

世紀の大発見!って鼻の穴広げて翌日は嫁を連れていきました。そしてちゃんと釣った。釣り方さえわかれば誰でも釣れる釣りだと確信!

ちなみにこの日初めてキビアダーという文字を世界に向けて発信しましたw

さすが黄色いチビアダー、略してキビアダー。

2005年4月はキビアダーのi字引きで楽しい毎日

4月といはいえ、山上湖の早春なので、普通にガイド凍る日もあって、ムラはあれど、良い日並に当たればキビアダーのi字引きは確実に釣れてくれました。

この当時は、河口湖に来るいろんなプロと頻繁に釣りをしていました。そしてオレがキビアダーi字引きで釣ってる場所に案内して、プロには自分の得意・好きな釣りをしてもらう。だけど、誰も釣れないんです。当時のオレの釣りにも

かれこれ延べ8人の俺より圧倒的にうまいプロとここで釣りをしてるんですが、オレの釣りを完全再現したヨメ以外は誰も釣って無いんですよ。これってやっぱりチビアダーの威力だと思うんですけどね。凄すぎ。俺以外は使わないでください(笑)

って書いています。それくらい凄い釣りでした。

バス業界の生き字引とオレは思っているBasslogの稲葉さんにもこの釣りを見せたことがあります。あの稲葉さんですら衝撃をうけたそうです。

昨年はキビアダーの威力を生で見せていただいたが、誰もが驚くぐらいの衝撃シーンを目の当たりにした。
http://inaba.air-nifty.com/basslog/2006/03/index.htmlより引用

この釣りの一回目のピークは3月~4月中旬です。それ以降は他の釣りでも釣れるようになるんです。2005年一回目のピークでここで終了。

デスアダー4インチの何がi字系に向いてるのか→I字系のキモ

前出の通り最初の頃はいろんな小魚シェイプのワームを使っていました。でも、i字引きに圧倒的に向いてるのはDEPSデスアダーでした。クリアウォーターなのでワームの泳ぎとバスの反応が丸見えなので、いろいろアクションや引き方を試せたわけです。結果、デスアダーが他と違うのは

  1. 浮力が絶妙
  2. 全身のリブによる水絡み
  3. 蛇行せずロールせず真っ直ぐ泳がせられる
  4. ピリピリ震える極細ピンテール

でした。 i字系のキモを先に書くと

  1. 表層近くを
  2. 限りなくゆっくり
  3. 蛇行・キリモミさせず
  4. ロールもさせず
  5. まーーーーすぐ泳がせること

なのdeath。表層をゆっくり泳がせるには、塩がいっぱい入っているワームではダメ(重いと沈んでしまう)。当時のデスアダーのチャート・ホワイトは他のカラーよりも浮力が高かったのも相まって#1/0オフセットつけても絶妙な浮力でした。そして、ボディー全体にリブがあるので、ゆっくり引き易い。リブがないワームはスルっと手前に来ちゃう感じがあります。

デスアダーは正面から見ると上下左右対象のカタチをしてるのと、水平セットしたとき横に平べったくなるので、蛇行・キリモミ・ロールがかなり少なかった。とはいえ完全じゃないです。真っ直ぐ泳がせるのはそれなりに難しいんです。フックの刺し方はもちろん、ラインアイとラインの結び目のズレ、フロロラインの巻きグセ一つで、デスアダーの泳ぎが不安定になってしまう。でも、当時出ていた他のワームに比べたら圧倒的に真っ直ぐ泳がせられる率が高かったのがデスアダー4インチでした。

そして、最後のピリピリ震える極細ピンテールこそが「釣れる」理由だとオレは思っています。あれから15年経ちi字系を謳うワームが多数発売されたけど、すべてのワームで「チェイス」はいっぱいあります。だけど最終的にバスが口を開くかどうかは別の話。オレの経験で「バイトまで至るか否か」の瀬戸際で最後にバスの背中を押すのはチビアダー特有の「ピンテール」だと思っています。「絶妙に漂う比重とピンテール」これがデスアダー4インチのキモだと未だに思っています。


↑これは2005年当時に撮影したもの。当時DEPS社はチャートのキビアダーをあんまり作ってなかったようで手に入れるのがめっちゃ大変でした。後に「REDPPEEPRSの」て触れ込みでヤフオクにプレミア価格で出品されてたこともあったと聞きました(笑)。ホワイトは割と買えたので、黄色いマッキーで自塗してたこともありました。今は定期的に生産されてるっぽいので普通に買えます!

2005年9月オオツカムシ(ジャッカル製)でもi字系が効くことを発見

それまではi字系の釣りにはデスアダーが最高のワームだと確信してました。が、当時もう一つけっこう釣れるワームがあったのです。それがプロショップオオツカから売られていた「オオツカムシ」というワーム。当時はまだプロショップオオツカ社員じゃないので、宣伝じゃないですよw

このワームはジャッカル製でした。初代のジャッカルクロステールシャッドと同じ素材で作られてた。クロステールシャッドはオフセット2番にセットすると、超絶漂いフォールが可能なんで、けっこう愛用してました。オオツカムシも同じ高浮力素材なのとボディーシェイプ的にi字引きしやすいワームでした。そして2005年は箱根の山木さんチームとしょっちゅう「夕飯CUP」というご飯を賭けた数釣り勝負を西湖でしてました。

一回負けるとトンデモない出費になるので超必死!ま、山木さんとオレはほぼ無敵でしたが! で、この勝負は数釣り勝負なので小バスも釣る必要があって4インチデスアダーだとちょっと大きすぎ。なので小バスも狙うときはオオツカムシが大活躍でした ←これが後にジャッカルのiシャッド発売に繋がるっていう伏線です。

2005年9月Basser誌の取材でジャッカルの小野さんが西湖に来たのでi字の釣り方をすべて伝授

2005年10月のある日、ジャッカルの小野俊郎さんから連絡があって「今度Basserの取材で西湖でオカッパリするから案内して」と。小野さんにはだいぶ前から良くしてもらってるので二つ返事でOK!したかったけど、取材日はオレがアメリカ出張とバッティング。なので、詳細のポイント図とデスアダーのセッティング方法から使い方を超詳細に図と文章で伝えました。

が、さすがにジャッカルの小野さんなのでライバルメーカーのデスアダーはちょっと使いづらい・・・。ということでオオツカムシでも釣れることを告げました。

そして取材。確かBasser誌のキャノンボールというオカッパリトーナメント企画で、河口湖と西湖の2箇所でバスを釣らないとダメなルール。小野さんは西湖で完璧な展開で終えることに成功。でも、河口湖でミスって総合2位になっちゃったんですよね。残念ながら。ここでは伏せ字で書いてます↓

https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=577

そして、この時のI字の釣りがあまりにも強烈で、後日「あの釣り用のワームを作ろうと思う」って小野さんから連絡が来ました。そう、アイシャッドのアイデアが生まれたのがこの日なんです。秦拓馬さんの動画で加藤さんが「うち(の会社)が一番最初にコンタクトしたのは小野がトガシさんと」というクダリの部分のことですね。

2006年は河口湖最後の年

2006年も3月1日の解禁からほぼ毎日西湖に通いました。この年は風が強かったり寒かったりでなかなか思うように釣りができずでした。それでも夕飯CUPは開催されるので必死に釣りをしてました笑

そしてオレの超貴重なキビアダーをオレのバッグから奪って容赦なく釣る、箱根のおじさんw

春の時点で6月に埼玉へ引っ越しすることが決まっていたので、春の西湖通いもこれで最後!ってことで毎日毎日通いましたわ。

なお、この頃にはオフセットフックだけでなくマス針もけっこう試してました。

いかに真っ直ぐ泳がせるかが肝なのでフックセット方法もかなりシビア。そういう試行錯誤も面白いんですけどね。

余談ですが2006年春にオオツカムシで西湖初の50アップ釣りました。ただこれはi字引きでなく、そこから派生したi字落としでの釣果です。i字落としも状況によっては効くんですがこれ以上長文になってもあれなので割愛。

i字系というネーミングが広がるには3年かかった

というわけで2005年春にデスアダーを極力真っ直ぐ表層を引くと釣れるという釣り方を発見したわけです。あまりにも強烈な釣りだったので、なんか名前をつけたい。当時はS字形ルアーが流行ってたので、それをもじって「i字系」にしよう。当時、よくセンドウ弟くんと連絡とりあってたんだけど、電話で「あの釣りのことをi字系っていうことにするわ」って話したのを今でも鮮明に覚えています。

2020年1月30日補足センドウ兄の証言

2005年の6月の時点でUNITOROに「S字の次に来るのは、I字だと思いますが、たぶん流行りませんね。」って自分で自虐的に書いていますw

当時から一部の人には「オレの釣り」はよく読んでもらってたけどSNSといえばミクシーしかない時代。雑誌社のライターさん達もオレがこの釣りで釣ってるのは知ってたけど、どこの馬の骨ともわからん素人の新しい釣りを取材に来てくれるわけもなく、i字系は長いこと日の目を見ずでしたw 

2007年ジャッカルからiシャッドが遂に発売!

そんな日陰生活のi字系でしたが2007年に大きな動きが。そうですジャカルからi字引き用ワームとしてアイシャッドがリリースされたのです!

2007年3月28日に最終プロト?製品版的なの?が完成したというので、小野さんに西湖に呼び出しを食らいました

https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=775

ただこのときはバスの浮上がいまいちで、浮かせてからちょっと沈ませて食わせる感じに。リアルi字引きで釣ったわけじゃない1匹(*´ω`*) でも、アイシャッドで釣ったのは間違いなし。発売された時の広告に使われたのが以下の写真。

そして、この後にアイシャッドが発売されジャッカル社の宣伝動画でも使われることがあったのですが、正直、使い方違ってました。i字引きでなく、普通にノーシンカーの表層トィッチの動画。いやいや、それは違う!それだとi字引き全否定です!ってことで小野さんに電話したことも。

当時それについて詳細は以下に書いてます

https://www.redpeppers.jp/unitoro/index.php?mode=permlink&uid=699

そんな感じでやっぱり新しい釣りはなかなか伝えるのが難しいと痛感。そんな中、ちゃんと理解して動画にしてくれたのは加藤誠司さんでした。今はなきジャッカルスタイルというサイトの「ジャッカルTV12月号加藤誠司in四国・リザーバー」という動画でオレが思う完璧なi字の釣りを加藤さんがやってました。加藤さんとI字の釣りについて直接話したことはないけど、さすがとしか言いよう無いです。

というわけでアイシャッドの発売によって「i字系」という文字がようやく雑誌や釣りビジョンで使われるようになったのが2007年。でも、当時はまだまだ使い方や投げるべきシチュエーションが釣り人に浸透せずでしたね。なんせ、今までのルアーフィッシングを全否定ですからね。ルアーを動かしちゃダメって・・・ねぇ。

なお、後述しますが、オレ自身はこの頃からi字系の釣りはほとんどしてません。

PS:チビアダーとアイシャッド、パット見はよく似てるので、当時はなんやかんや言われましたが、正面から見たカタチはぜんぜん違います。アイシャッドは水平セット用にボートみたいなカタチしてますし、下半分に塩がはいっているなどi字引きに特化された設計です。チビアダーはオレが勝手にチビアダーを水平セットのi字引きで使っただけで、当時はミドストでよく使われてたワームです。

2009年に今江さんが、2010年にはアメリカでi字という言葉を使った

そんなこんなでアイシャッド登場から2年が経過した2009年。今度はジャカルからセイラミノーが発売。それに伴いi字系の浸透も徐々に高まった頃、ついに!

10数年ルアーニュースを愛読してました。今江さんのルアーニュースクラブは欠かさず読んでた。そして、2009年2月27日号で、あの今江克隆さんが「i字系」という言葉を誌面で使ったのです。オレはもうガッツポーズしましねw 遂にI字系が日本を制覇したと(笑)

そして翌2010年にジャッカルがアメリカのフィッシングショーであるiCASTに出展しセイラミノーとアイシャッドを展示。そのときにアメリカの道具オタクに大人気のタックルツアー.comに取り上げられ、そのときの見出しが

Jackall unveils new hard and soft lures with "I-Motion" Technology

http://www.tackletour.com/reviewicast10jackall.html

これでI字は世界制覇したなと(笑)

やっぱり勘違いされる・・・

そんな感じで主にジャッカルさんのおかげで数年かけて一般化されてきたI字系ですが、浸透しだしたころは誤解されまくりでしたね。

ソルト方面からは「そんな釣り、シーバスでは常識。ワンダーなんか昔からある」とか。いや、ワンダーはオレも昔から知ってるしシーバスがよく釣れるのも体験済みですが、ワンダーはゆっくり首振って泳ぎますよね。それはi字系じゃないです。
バスの世界でもゲーリーグラブのピロピロ引きとか、スライダーバスグラブのノーシンカー表層引きはオレがバス釣り始める前からあったはず。これらはi字に近いけどテールが激しく動くって時点でちょっとI字とは違います。あとスピードも違う。
スラッゴーやバスアサシンなんかのソフトジャークベイトとも全然違う、というか正反対の動き。

オレが思う本当のI字は何度も書くけど「表層近くを・限りなくゆっくり・蛇行・キリモミさせず・ロールもさせず・まーーーーすぐ泳がせること」です。言葉だけ聞いて「そんなの昔からあった」って言われるのはとても残念でしたは当時。今は慣れたけど。

2010年~2018年のI字系

という感じでI字の起源から今までの流れを超長文で書きました。オレは2006年に埼玉へ引っ越してからも全国各地でチビアダーを投げまくっているのはご存知かと思います。ただし近年は本当のi字系の釣りはほぼやっていません。同じデスアダー4インチノーシンカーの釣りでも、I字でなく、普通にアクションを加える昔からある「ソフトジャークベイト」の使い方がメインです。状況によってはi字引きもするけど、ほぼチョンチョン動かして釣りしています。この件についてはi字系と関係ないので別の記事としてブログに書きます。

で、世の中にはi字系を謳う製品が世の中にたくさん出回りました。ソルトの世界でもi字系という文字をみるように。そして、i字系の定義もどんどん拡大されてきました。シンキングプロップ系はI字系だとオレも思うけど、え?それがI字なの??っていう製品も増えてきました。でも、それについてとやかく云うつもりはありません。やっとみんな気づいたな、10年おせーよ、って超上から目線で見守ってます(笑)

2019年ジャッカル発信でi字系ブームが再発

そんなこんなあれから15年経過し、再びi字系がバス界で注目されたのが2019年。震源地はまたしてもジャッカル、そして加藤さんでした。

加藤さんが、琵琶湖北湖の天才巨大バスをアイシャッドで攻略する動画が衝撃をあたえたんだそう。オレも見させてもらったけど、驚異的なデカバスが釣られてました。

あれを見て思ったのは、今使われてる広義のi字じゃなくて、オレがここで書いた狭義のI字系、つまり「不自然な動きを一切しない本当のi字の動き」は西湖の早春の超神経質なビビりバスを攻略できた。それは同時に琵琶湖の狡猾な超ビッグバスにも口を使わせることができるだなーって。ちなみにオレはあんな巨大なのをi字系で釣ったことないですw

そして、2019年の琵琶湖はベイトがワカサギに変わったことによって、I字系の釣りが流行ったようです。単に小さいワームのノーシンカーの釣りのことをI字と呼ばれてる・勘違いされてる気がしないでもないですが、先に書いた「定義が拡大してる」感じですかね。

ちなみにオレも2019年夏の琵琶湖で周りが沈黙する中、デスアダー4インチノーシンカーでいっぱい釣ったけど、あのときも狭義のi字系の釣りはしてません。普通にちょんちょん動かして釣ってた・・・

https://www.redpeppers.jp/orenotsuri.php?number=2133

それはともかく、その後、冒頭に載せた秦拓馬さんのYouTubeで更に注目度アップですね。挙句の果てに今シーズン、アイシャッドの進化バージョンがジャッカルから発売されるんだとか。恐らく狭義のI字系の釣りを本当に理解してる人は日本に50人はいないと思います。その中でも加藤さんは圧倒的に一番理解してるのがYouTubeみて解りました。って、オレが言うのもなんですが・・・・。

ちなみにトップ50クラスでも本当にI字を理解してるのはたぶん2~3人しか居ない、って元トップ50プロのI字の達人に聞きました←ここだけの話し。

本当にI字系生みの親はお前なのか?疑惑

というわけで、I字系誕生から今までのことを書いてきたわけですが、本当に「お前が最初に発明したのか?」という疑惑は残っていると思います(笑)。釣りの世界アルアルネタですね。「オレが起源だ」って言う人が複数居るパターン。それについてはオレもわかりません。ただ、長々書いた来たように、

1.もともとノーシンカーワームの釣りが好きだったこと
2.西湖のバスは表層によく反応すること
3.デスアダーがよく釣れることを知ってたこと

これら3つが一つになって、3月の水温3℃~4℃の世界で表層棒引きを試したら、それまでなにやっても釣れなかったバス達が急激に釣れうようになった、それを誰にも聞かず自力で発見し、2004年に(webという形式とはいえ)世界に向けて発信したことと「アイジケイ」という名前をオレが思いついて(S字のパクリだけど)、世間に最初に発表したという事実は間違いないですし、日時付きですべてこのサイトに残っています。

ちなみに6インチデスアダーノーシンカーのほうはもっと前から使ってて2001年に霞で50アップ釣ったときも「マイブームのデスアダーノーシンカー表層ただ引き。」って書いてる。全然記憶にないけどw

そんな訳でオレ自身オレが考案・開拓者だと思ってるけど、一人だけもしからしたら、この人も同じ釣りをやっていたのかな?って思う人が居ます。バス釣り業界からとっくに引退してるので、名前をだすのもちょっと気が引けますが、野尻湖の池田さんです。そうですジャッカルの活虫の考案者。
池田さんは2002年3月のJBマスターズ河口湖でジャッカル・クロステールシャッドのノーシンカーで優勝してるんです。3月の河口湖でシャロー(桟橋周り)でノーシンカーで釣ってきた。当時は誰もが信じられなかった。でも、近くで連発するのをみてる選手も居たわけです。
その後も池田さんは各地のフィールドでクロステールシャッドのノーシンカーで好成績をだしました。

当時、オレは池田さんと何度か一緒にオカッパリしたことがあるくらいの間柄。でも、トーナメンターなので具体的な釣り方は一切口外しなかったし、オレも聞かなかった。でも、今思うと、当時の池ちゃんはきっと今で言うI字の釣りをしてたんだと思うんですけどねぇ。どうなんでしょうか。いつか本人に会うことがあったら問い詰めたいですw

1月30日追記:加藤さんからQTいただき、やっぱり池ちゃんはi字の釣りをしてたようです。

2020年1月30日補足元祖i字形は1999年に吉田秀雄さんが記事にしていた

冒頭の秦拓馬さん・加藤誠司さんの動画へのアンサー

 

6分7秒くらい:加藤さん「トガシさんが一番進んでいたグループの中に居た。オリジナルは誰か知らない」

Answer:他の人達と釣りすることもあったけど、基本は一人でした。この記事で書いたようにヒントは他の人からももらったけど、狭義のi字系の釣り方そのものは自力で発見しました。何十ものワーム、アプローチを手を変え品を変え試して辿り着いたのが狭義のI字引き。

6分23秒:秦さん「未だにトガシさんは水面のI字でめちゃくちゃ釣るわけですよ」

Answer:これは間違い。未だにデスアダーノーシンカー表層引きで釣ってますが、それはI字ではありません。普通にチョンチョン動かして釣ってるのが8割、残りはI字。

6分23秒:秦さん「20年前」

Answer:15年前。

7分2秒:加藤さん「雑誌に載せるためにI字という言葉が生まれたのではないかな?」

Answer:概ねあってるけど、雑誌に載せる2~3年前からオレのブログでは使ってました。小野さんにはメディアに載せるときは「アイジ系」って使ってくださいと念を押してました。

9分~

棒引きウンヌンはまさにその通りだと思います。近い釣りは昔からあったでしょう。でも、ここで書いてる狭義のI字こそが、オレが西湖で発見したI字の釣りです。それ以降の加藤さんの語りは、まさに極意!!!「水面を壁」とかまさにソレ!オレの言いたいことの120%があの動画で語られてます。狭義のi字について完璧に語られてます。やっぱりプロは凄い。


最後に。チャートとか白を多様するのは、浮力が高いこともあったけど、基本的に西湖で釣りしてたのは朝夕マズメのローライト時なので、たんに見やすい・コース取りが容易・バイトがわかりやすい、ってのが使い始めの動機です。でも、その後15年に渡って使ってきて、白・チャート系は圧倒的に釣れることが解って、ずっと愛用しています。

というわけでUNITORO史上最長文になっちゃいました。最後まで読んでくれた人は何%でしょうか?最後まで読んでくれた方へ感謝。

反論や質問があればどうぞSNSでよろしくおねがいします(・ω・)ノ

 

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カテゴリ:釣り

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ルーテシア用を謳うフロアマットを中国の有名サイトでポチったけどやっぱり失敗だったw

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テレビのリモンの効きが悪くなったので汎用品を買ってみた

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ルノールーテシアの1/43モデルカーを買ってみたら失敗したので2個めを買った

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祝OSP20周年!あの3人は同級生!

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EXCEL VBAのクリップボード 文字化け問題とプリンタ名が頻繁に変わる問題を解決

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ルノー・ルーテシアZEN 10日目のインプレ

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2019年REDPEPPERS人気ページランキング

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2019年末~2020年正月

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BMW公式ツイッターのトンデモツイート(おまけあり)

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20日もサボったので一気に!

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埼玉県で車庫証明を自力で申請してみた。その2

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J:COMを録画するために外付けHDDを買ってみた

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またたびロックンロール ギターアンプ

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画像をWebPにしたらめっちゃ軽量化した

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ソフトバンクグループ恐るべし((((;゚Д゚)))

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「ユニコーン『服部』ザ・インサイド・ストーリー ユニコーンと当時のスタッフ、関係者が明かす名盤誕生の裏側」を読んだ

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通勤用の小さいクルマを買いたい!

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Apple からの領収書です。というフィッシング詐欺メールにご注意を

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元トッププロと榛名湖なう

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第2のシャローアンカー「ミンコタのタロン」

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クラシック前日に佐々プロに同船したら初日トップだった

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今朝の福島健と富士山

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今夜の福島健とファミマのセルフレジ

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