いつまで経ってもなんかい言っても新しい事を受け容れない超頑固な同僚が「ジャッカルのホームページ見れないんですよ～」って言ってきた。

いつもの調子で「どーせIEでみてるんでしょ？」って冗談交じりにいうオレ。

説明しよう「IE」とはウィンドウズに始めからインストールされている「インターネットをみるあれ」のことである。

で、このブログでも何度か愚痴ってますがIEというのは「インターネットの発展を妨げる」とても厄介なソフトなんです。WEB製作者側からすると、本気で世の中から消えて欲しいくらいのレベル。新しいバージョンの10とか11はまだマシ。けど、それらはWindows7とか8でしか動きません。いろいろな事情でまだまだWindowsXPが現役で稼働してるので、IEもバージョン8とかがまだ生息してるわけです。

で、このIE8は本当にクソソフトなんです。マイクロソフトがまだ「オラオラっ～IT世界はオレのものだぜ～」ってブイブイ言わせていた時代の遺産なので、業界標準ルールを破りまくりな「オレサマ仕様」。

そんなマイクロソフトが我が世の春を謳歌していたころ、GoogleのChromeとかモジラのFireFoxなど「業界ルールに則った真面目なブラウザ」が登場したわけです。あれから10年くらい経ったんですかね？　世界的にみればIEのシェアはどんどん下がり、ChromeがIEより高いシェアになってます。ちなみに日本はまだまだIEが高シェア。

そんなダメダメな古いIEなのでGoogle社はそうそうにサポートを切ってます。そして、今や殆どのホームページの裏方に使われているjQueryってのがメジャーバージョンアップでIE8のサポートを打ち切ります。オレが運営してる某サイトもIE8はサポートしていません。製作者側にとってIE8でも「ちゃんと見れる」ようにするには莫大な時間と費用がかかるんです。

が、サポートしていないとはいえ、本当のところは「表示が崩れるかもしれないけど一応見れる」とか「最新機能は使えないけど、一応使える」レベルに留めるわけです。

そしていよいよここからが本題。

冒頭のジャッカルのホームページ、厳密に言うと、ネロ・トランポのページをIE8で開くと・・・・

凄い！完全にバッサリ切り捨ててる！これはなかなか勇気のいることなんですよ。特にメーカーさんにとってはね。お客さんが見るページだから。潜在客向けのページで「古いブラウザはシラネ」って切り捨てるのは難しい。

ジャッカルくらいの人気メーカーがこういうことを先にやってくれると、他のサイトでも追従できるんで、とても有り難いわけです。日本二大総合メーカーのSさんも、けっこう重いjQueryを使ってくれているんで、有り難い。一方のDさん・・・・昭和か？って、それはともかく、ジャッカルさんのこの決断に拍手をおくりたいです。

今度小野さんに会ったら最大限の賛辞を呈したいと思います。いつも文句ばっかり言ってるんでｗ