YAMAHAのサイトが神すぎる。なんと30年前の商品までサポートしてる!!!
先日アップル社のサポート体制が素晴らしいって話をしました。
アップル社のサポートが素晴らし過ぎて感動した REDPEPPERS
そして昨日調べごとをしてて気づいてしまったのです。ヤマハ(音楽のほう)のホームページが神すぎる対応をしてることに。
タイトルにも書いたけど、なんと!なんとですよ、30年以上前にヤマハが製造してた製品が公式ホームページに載っているんです。信じられます?
https://jp.yamaha.com/products/music_production/music_sequencers/qx5/index.html#product-tabs
例えば↑この商品。オレが19歳とかの頃に使っていたシーケンサーです。オレ今、39歳、、違うわ、もうじき52歳なので33年前の商品ですよ。サンジューサンネンマエ。信じられます?
昔オレが使ってた機材を調べてて、他のメーカー、KAWAIとかAKAIとかのメーカーの機材は個人ホームページとかフリマサイトでちょいちょい見かけることはできました。名機と呼ばれるやつだと海外でも人気なので英語版Wikiにあったりもしました。でも、ヤマハ製品に関してはまさかの本家公式サイトに情報が載っているんです。33年前のが!!すごくないです?
もちろん33年前なんてホームページ(WEB)どことかインターネットすらなかった時代です。だから、33年前に作ったwebページをそのまま残してる訳では当然なくて近年追加・メンテしたってことです。何度もいうけどすごくないです?その企業姿勢。
ヤマハ社のホームページがとても良いことは前から知ってた
実は10数年前にヤマハのモデム・ルーター使ってたことがありました。ルーターってあのネットにつなぐ機器のルーターです。今ではヤマハのルーター?ってピンと来ないけどISDNの時代は存在しました。って、ここまで書いてからググったら2017年までは製造・販売してましたしヤマハネットワーク製品というサイトを見ると現役の会社でした(汗)
で、その昔、ヤマハのルーター使ってて落雷で故障したことがあって、その時、本家ホームページを見たら、ホームページ内でのサポート体制が半端なく良かったんですよ。普通の企業ではありえないくらい、めっちゃ詳細な情報も載ってたし、サイト全体のナビゲーション機能も感動するレベルで丁寧な作り込みをしてました。オレもその頃からホームページ作成の仕事はしてたので、その作り込みというか完成度の高さに感動したと同時に自分もこういう作りをしようと思ったほどの衝撃を受けましたわ。
ちょっと話逸れますが、こういう調べごとするときって「おしゃれなデザイン優先のホームページ」なんてクソなんですよね。製品情報とかの「イメージ優先」な箇所はOKだけど、調べごとするときに無駄なデザインなど不要。以下に素早く問題解決できるかが重要です。その頃のヤマハルーターのサポートページは、言葉悪いけど「ちょっとダサい画面」でした。でも、サポートページに「おしゃれ」は全く不要。オレ今まで国内外数万くらいのホームページ見てきたけど、未だにあのときの衝撃は忘れられません。
再び楽器活動を始めたらYAMAHA製品が多くて、やっぱりサポートがすごく良い
5月からDAWという一人録音の趣味を再開しました。で、そのときに買ったデバイスが「スタインバーグ」っていう会社の製品でした。それにオマケで着いてくるアプリがCubaseっていうDAW。後にドイツの会社であることが分かったのですが、なんとこのスタインバーグ社はYAMAHAの子会社でした!
それはつまりホームページのサポートが良いってことでもあります。製品にはマニュアルがついてこなかったけどちゃんとサイト上にWEB版・PDF版のマニュアルがあります。しかもhttps://steinberg.help/っていう独自ドメインまでとってるっていう力の入れよう。ぶっちゃけ文字だけの情報で、図がないのでちょっとわかりづらいけど、ネットで気軽に見れるだけでも素晴らしいです。他のメーカーは概ねPDFへのリンク貼ってるだけですからね。
33年前の製品情報を載せるっていう企業姿勢
そんなこんなでYAMAHAはすごいです。だって33年前の商品の製品情報を載せてるメーカーって他にありますかね?オレが知る限りパナソニックもけっこう古いやつの情報を載せてます。が、さすがに33年前は無いと思う。
ちなみにwebの製品情報を廃盤になったあとでも「残す」のは簡単です。よっぽど凝った製品情報ページでも無い限り、サーバー側のディスク容量もたいして使わない。自前サーバーに動画アップしてれば別だけど、写真と文章程度じゃ微々たるものです。何十年分の製品のアーカイブとなると、それぞれのページへのナビゲーション・検索機能がちょっと手間がかかりますけどね。例えば釣具メーカーは大手二社でも廃盤になったらもう見れないですよね。残してくれればユーザーも喜ぶと思うんですけどね。
んで、さっきも書いたけどヤマハのすごいところは「残してる」んでなくweb以前の製品を「新たにUPしてること」。これに尽きます。
例えばこの製品。ティーンエイジャーだったオレが使っていたTX81Zとい音源モジュール。
https://jp.yamaha.com/products/music_production/synthesizers/tx81z/specs.html
ちょっと専門的な話だけどコレの製品写真ってWEBPフォーマットなんですよ。JPEGとかPNGでなくWEBP。WEBPはまだ日本でそんなに広くは使われてません(iOSが非対応)。使われ始めたのもこの2~3年くらいだと思われます。ってことで、このTX81Zのページ作られたのも似たような頃だと勝手に想像しています。日々、古い製品をUPしてるんでしょうね。しかも30年以上前の製品にも関わらず異常に画質が良い。たぶんカタログ用に撮影したときのポジフィルムがまだ残ってて、それをデータ化したものと想像できます。30年以上前の製品にたいしてこのお金と時間のかけ方に感動。
しかもですよ、ただ単に製品概要を載せてるだけでもすごいのに、マニュアルまで載ってるんです(全部の製品でない)。神メーカーじゃないですか?
↑これはTX81ZのPDFマニュアル。
32年前はパソコンでドキュメントを作ってた時代じゃないです。DTP(デスクトップパグリッシング)の誕生が1985年だから、それよりちょっと前。まだまだワープロの時代。このマニュアルがどうやって作られたのかは謎ですが、それでもPDFファイルなんて存在すらなかった時代。なので、この時代のPDFマニュアルはすべてヤマハの中の人(あるいわ下請けの会社が)
・紙のマニュアルを全ページ手動でスキャンしてPDF化
してるってことです。何度でも書きますが33年前の製品のですよ(あげく英語版もある)。それをやっても直接利益は生まれませんよね。むしろ大赤字だと思います。
けど、こうやってユーザーのためにお金・時間かけてwebのサポートページを充実させるっていう企業姿勢とか理念的なものに感動を覚えます。
楽器の世界は古いものが好まれることも多いです。木製の楽器だけでなく、この手のデジタル製品でも名機と呼ばれるのは今でも世界規模で人気のようです。なので、たとえば海外のひとがオークションでそれを手に入れたけど、使い方がわからない・・・どーしようってググってみたら、製造元であるヤマハの公式サイトに33年前の製品の英語マニュアルがあった・・・なんて体験したら一発でヤマハのファンになりますよね。みなさんもこれを読んでヤマハ好きになってません?オレは好きになりましたわ~。キーボード類はKORG製品好きだったけど、今度からヤマハも視野に入れてみようかなー、次にバスボート買うときはヤマハエンジンにしよう←って思っています(・ω・)ノ
カテゴリ:バンド・音楽