西湖漁協がバスの漁業権を返上、削減に転換

2018-09-11   

 

西湖漁協がバスの漁業権を返上、削減に転換

衝撃的なニュースを目にしました。

「ブラックバス削減に転換 ~西湖漁協が方針~ クニマス保護へ漁業権返上」

っていうタイトルの新聞のコピーがフェイスブックに載ってました。2023年の免許更新のときにブラックバスを漁業権魚種から外し、クニマス保護のためにバスを削減するんだそうです。クニマス保護のためにバスを削減ってのはポカーン( ゚д゚)って感じですが、ま、地元漁協がそう決めたのなら仕方ないです。

2005年ごろは毎日毎日西湖で釣りをしてた俺です。未だに「俺の釣り」の場所別記事数では西湖が432回とダントツで多いですw そりゃ毎日釣りしてましたからね。そんな俺なのでこの件には黙ってられません。また、ネット記事だけ読んで現場を知らずに憶測であーだこーだ書かれるのアレなので、久しぶりに真面目にブログ書きます(*´ω`*)

漁業権ってなに?

って、関東以外の人たち、最近バスを始めた人たちには「バスの漁業権ってなに?」って感じだと思うんですが、現在日本の湖でブラックバスが公的に認められている湖は山梨県富士五湖の「河口湖・西湖・山中湖」と神奈川県「芦ノ湖」の4つしかありません(管釣りを除く)。

これら4つの湖を管理する漁協の第五種共同漁業権ってのに「おおくちばす」が入っています。

第五種共同漁業権にバスが入っているから、釣りをするときには遊漁券が必要。そして漁協にはバスの増殖義務が課せられています。

富士五湖界隈で言われる「放流」「ペレット」バス

西湖漁協がバスの漁業権を返上、削減に転換
↑ペレットで育ったホーリューバス(ワーム使えた時代の写真ですよ)

よく河口湖の釣り人が口にする「ホーリュー」っていうのは、ペレットで養殖されたバスの事です。前出の4湖はバスの増殖義務があるので、養殖されたバスを湖に放流しています。西湖に関しては近年放流を辞めて産卵場所の保護とかをしてるそうです。


以上を踏まえ、富士五湖に20年近く関わってきた俺が思うことを書いてみます(*´ω`*)

ペレットバスは定着しない

そんな感じで河口湖・山中湖には毎年たくさんのペレットバスが放流されてきたけど、正直あのバス達は生き延びません。死んでしまいます。恐らく99%くらい死んでるのではないでしょうか。もし、ペレットバスの生存率がもっと高くて、産卵~成長が上手くいってるなら、河口湖はバスだらけになっているはずですからね。山中湖だってもう20年近く放流してるのに、バスは絶滅したとまで言われています。

たまに河口湖の大会で「これって、放流の生き残りか?」っていう色艶の大きいバスを見るので、全部が全部死んでるとは思えないけど、99.9%くらい死んでると俺は思います。

河口湖には20cm未満の小バスがたくさん居ますが、あれらはペレットバスの子孫とはちょっと思えない。側面の模様が全然違います。

西湖も同じ。俺が毎日通っていた10年ちょっと前は西湖にもペレットバスが放流されてましたが、1ヶ月ほどで姿を消しました。西湖もまた小バスがめっちゃ多いフィールドですがペレットバスの子孫でないでしょう。また西湖はクリアなのでスポーニング中のバスをたくさん見れますが、ペレットバスがベッドに乗っているのを見たことありません(河口湖や管釣りではある)。

山梨県はリリ禁である&富士五湖でもっとも健康的なのは精進湖という皮肉

富士五湖のひとつに精進湖というのがあります。ヘラ釣りが盛んな湖ですがバスも居ます。そしてよく釣れるんです。もちろん、精進湖はバスの漁業権をもっていないので放流はしていません。なのにバスがよく釣れるという・・・。結局、人間がバスの量をコントロールするのは不可能だよね?っていうのを痛感します。

今までの話と繋がってくる大事なこと → 山梨県内水面漁場管理委員会指示で公共用水面でのブラックバス・ブルーギルのリリースが禁止されてること。ただし漁業権をもつ西湖・河口湖・山中湖は例外でリリースOKです。

というわけで精進湖はリリ禁なんです。それがどういうことかというと「表立ってバス釣りをしてるとは言えない空気」な訳ですね。実際にバス釣りを楽しんでいる人は多いです。でも、例えば精進湖で「バス釣り大会をします!」って大声では言えない空気なんです。ネットでそんなこと書いたら炎上しかねません。

更に、リリース禁止のフィールドだとメディア取材が行われないんですよね。なし崩し的にいつの間にか琵琶湖はどこの雑誌にも載るようになってますが、基本的にリリ禁の場所では釣り大会・メディア取材は行われません。

そんなこんなで・・・いよいよ本題です

西湖のバス漁業権がなくなったら、もっと釣れるようになる気がする

2023年にバスの免許更新を行わない、それはイコールで西湖がリリース禁止になります(山梨県内水面漁場管理委員会指示が変わらない限り)。そうすると、まずはメディア取材はなくなります。ネスト叩かれが減りますね。そしてバス釣り大会も表立ってはできなくなると思われます。更にリリ禁となれば、釣り人の減少もあると思います。

ブラックバスの天敵は小池百合子でも駆除おじさんでもなく我々「釣り人」だと俺は思っています。釣り人が減れば減るほどバスにとっては住みよい環境になると思います。

前に書いたように漁協の増殖がうまく行ってるとはちょっと思えないです。ワカサギを入れることによって餌が増えてるのはあると思いますが、直接的な増殖が成功してるとは思えない。

だったら、別に漁業権なくなっても問題は無いし、メディア取材・大会がなくなったら、かなりバスは増えると想像します。

リリ禁だけど・・・。

リリ禁違反を推奨してるわけではありませんw

西湖漁協はバスを駆除するのか?

クニマス保護のためにバスを「削減」するって新聞に書かれてました。「バスを駆除する」とは書いてなかった。どっちにしてもたかがニンゲンが西湖くらい大きい湖の魚の量をコントロールできるとはとても思えないです。今までさんざんそんな例は見てきましたからね。

もし漁協がバス駆除をするっていうなら、どーぞ頑張ってくださいっていうしかないです。どーせ無理だし。

バスがクニマスを食う?

ちなみに、ネットでは「クニマスとバスは泳層が全然違うから、バスがクニマスを食うわけない」的な意見を見ました。が、西湖のバスってヒメマスを食べるんだそうです。毎年春になるど湖の沖合にヒメマス釣りのボートがずらりと並びます。水深何十メートルボトムの宙層にヒメマスは居るらしいんです。で、ヒメマスがかかるとブラックバスに仕掛けごと持って行かれる事件がけっこうあるそうです。早春の水温一桁のとき、ブラックバスが水深50mボトムの宙層に浮いてヒメマス食ってるってことです。西湖でのクニマス再発見のきっかけが「ヒメマス獲ってみたらクニマスが混じってた」のであれば、バスがクニマスを食うこともあるんではないかと俺は思っています。

我々バスアングラーは西湖漁協にあんまり貢献してない

俺が西湖に通っていた頃はワーム使用OKでした。それでも西湖が人気フィールドかというとそうでもなかったです。平日なんてボートが数艇でてるだけ。陸っぱりしてても貸し切りってのがほとんどでした、って俺が人気場所に行かないのもあるけど。当時、春になると漁協事務所へ行って年券を毎年買ってたけど、その当時から「バスよりも他の魚種の人のほうが入漁券を多く買っている」って言われました。今はワーム禁止なので、更にバス釣り人は少ないはず。データみないとなんとも言えないけど、バス収入よりもヒメマス収入のほうがだいぶ多いはずです。レンタルボートにしても、当時はバスよりもヘラ・ヒメマス・ワカサギのほうが圧倒的に多かったです。なので、漁協が「扱いが面倒なブラックの収入なんて要らねーわ」って判断してもやむを得ず、、、ですかねぇ。これは西湖に限らずですけどね。


そんなわけでいろいろごちゃごちゃ書いたけど「漁業権なくなっても大して影響ないんでね?リリ禁だけど」っていうのを言いたかったポストでした(*´ω`*)

 

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