2017年JBトップ50第2戦が開催される「弥栄ダム」についての予習
「いい加減釣りのネタ書いてください」とツッコミを入れられたので従いますw
なんかネタないかなー。バス道具の新製品情報とかオレが書いても意味ねーし。うーん。ってことで、このブログに書くべきかどうかちょっと悩んだけど今年JBトップ50第2戦の開催が予定されている弥栄ダムについて書いてみます。
っても、オレは14年前の2003年に一回行っただけ。記憶はかなりアヤフヤ。ぱっと思いつくのは
- 地元の人がいい人だった
- アフター5に野池行ったらバスがいっぱい釣れた
- マツダ・トリビュート最初の遠征で帰りにスピード違反で捕まった
- クロメマトイに初めてまとわり付かれた
- 初めてジョイフル(ファミレス)に行った
これくらい。肝心の弥栄ダムの事はあんまり記憶にないので、写真フォルダを漁って出てきた写真をアップしつつ、NBCNEWSの当時の文章やチャプターのデータを参考にしながら書いてきます
トーナメント会場としての弥栄ダム
広島県と山口県の県境にあります。小瀬川と大根川を堰き止めたダム。読み方は「やさかダム」。
サイズは割りと小さくて下の河口湖との比較を見てもらうとおおよそのイメージがつくと思います。
画像はNBCNEWSより
トーナメンレイクとして見た時、一番の特徴は「エレキ専用」であること。この10年くらいエレキ戦が無かったので、これはめっちゃ大きなトピックです。
なおJBトップ50シリーズは原則、地元チャプターのルールに従います。弥栄湖の場合はチャプター広島が開催されているので、エリア・ボートなどのルールはチャプター広島ローカルルールに則ります。
小規模リザーバーとはいえ、エレキ限定となると釣り人にはけっこうな広さの湖になりますね。
もう一つのトピックは「トップ50開催が3回目」なこと。過去に開催されのは2003年ワールドシリーズ(5月)・2007年JBトップ50シリーズ(11月)のみ。
2007年の大会に参加した52名中、2017年もトップ50に参戦してるのは25名。つまり半分の選手にとって初めての会場になるわけです。この10年ずっと会場がほぼ固定化されていたので、これは本当にレアだし興味深いです(-ω☆) 更に2007年は晩秋の開催だったので情報・経験の差がかなり小さい大会になります。
弥栄ダムのバス
2003年大会の優勝ウエイトは12,071g(3,880g 4,405g 3,786g)でした。
近年同時期のチャプター戦での3匹のウィニングウエイトは4キロ半ば。2014年には4780gというハイスコアも出ています。2003年の大会でも確かビッグフィッシュ賞は2キロオーバー。
2003年頃はめっちゃ数が釣れプリプラでは3桁釣果の声もあったほど。さすがに今はそこまでの数釣りは難しいと思うけど、季節的にもキーパー集めに苦しむような会場ではないはずです。
「小型の数が釣れるし50クラスの大きなのも居る」というザ・西日本のリザーバーという印象。
弥栄ダムの景色
2003年に行った時は連日取材艇を出しました。その時に撮った写真を並べつつ、薄い記憶を辿ってみます。
2003年に行ったときの水はややクリア。池原・七色ほどのクリアではなく亀山ダムよりややクリアなくらいだったかなー。Googleマップみれば一目瞭然。そもそも海のすぐ近くで標高も高くないんです。
だから、山深い急峻な地形でもなく、水もそれなりに濁っています。
バングは草あり大岩あり赤土あり。立木もちょっとあったかな。
スタート会場から北へずーーっとエレキでとろとろ進むと小瀬川の上流へ向かう感じなって、この川の上流部は水がクリアでした。
会場を出て左に向かうと美和エリアと呼ばれる大根川筋へ。こちらは小瀬川とは明らかに水色が違っててかなり濁ってました(オレが行ったときは。常時そうなのかは知りません)
2003年は取材艇があったから良かったけど、もし今年それが無いとなると地上からの撮影はかなり困難。ま、リザーバー戦の多くはそうなんですけどね。道路から撮影するスポットが殆ど無い。今年はあるといいなぁ取材艇。
2017年第2戦はどんな感じになるんでしょう?
6月頭のチャプター広島の結果を見ると
- 水温が20度前後
- スポーニング期の終盤
- 小バスの活性が高い
な感じの季節進行のようです。2003年もスポーニングベッドが残っていて、その釣りが得意な選手はかなり時間を掛けて戦っていたのを覚えています。ただ、あのクラスの選手をもってしても簡単に釣れる大きいのは少なくて結果的にネスト狙い組は痛い目にあった感じ。今年もたぶん同じような感じになるのではないかと想像します。ネスト戦で3日間保つほど甘くないはず。
となると、スポーニングから回復した大きいやつが狙い目になって、それはつまり上流部の人気が高まると想像します。
となると・・・・
はい、ここで例のアレが重要なキーとなるわけです。そう「エレキ戦」。
ワールド・トップ50でエレキ戦が盛んだった当時、様々なアイデア・装備が次々と生みだされました。今では当たり前のエレキにつけるキャビテーションプレートとかリアにリモコン式の100lbsクラスのハンドをつけるとかフロントに2機がけとかってみんなあの時代のワールドシリーズから生まれたもの。沢村さんのKTFエレキチューンもその流れ。それが後に全国のエレキ専用レイク継承・昇華され今に至っている・・・(はず)。
あれから10年以上経過した2017年。果たしてどんな「すんごい」スーパーエレキボートが登場するのか今から楽しみです!
が・・・・
当時、すんごいスーパーエレキボートを導入していたお金持ち層の選手の年齢が軒並み高齢化しております。安定してて日々の運用が楽なバスボート戦に慣れた選手が果たして毎日毎日大量のバッテリーを積んだり降ろしたり充電したりが可能なのか?暴れ馬みたいなボートを手懐けられる身体能力があるのか?!が「裏」見どころでもあります。
なお、以前「今のJBトップ50はバスボート戦だから若くて経済的な余裕が無い選手は不利で可哀想だ」という外部からの意見が公表されたことがありました。が、現場を知るものとして言わせてもらうと「エレキ戦が最も経済的、、平たく言えばお金もっているかどうかの差がでる」と思っています。ハイパワーエレキ1台20万コース、バッテリー1個2万くらいを10個+複数の充電器。車中泊じゃ充電もままならず。その他、エレキ用小型ボートそのものも必要だし、魚探システムも小型ボート用に配線しなおしとか必要だし、予備のエレキも必要だしとにかくめっちゃお金がかかります。
もちろんお金に余裕の無い若手は買うのではなく周りのお友達から借りるケースも多いと思うけど、それでも頭下げたり・借りに行ったり返しにいったり・気を遣ったりと、かなりの負担になりますからね。果たして若手選手はベテラン勢並みの装備をしてくるのか、それとも普通の56LBSクラス1機~2機がけで戦うのか、それも案外見どころです。
なお、2003年もけっこう凄いエレキシステムが多かったけど優勝したのは普通に56lbsフロント1機の選手でした(*´ω`*)
誰が勝つのか?
これは全く解りません。地元に近い選手が居るわけでもないし(って、そもそも地元有利ってのはトップ50にはありませんが)。
ネストサイト戦になったら得意な選手有利になるかもだけど、さっき書いたように3日間それだけで戦えるほどのポテンシャル(サイト可能な場所とネストの絶対数)はないと思われます。※追記:総重量戦になったのでベッドの特大クラスを狙う戦略はありかも。
逆に言うと、ここまで選手間の経験値差が少ない大会はめったに無いので「トーナメント総合力」の高い選手が上位になるのでは?ってなると、やっぱりいつものメンツなのかな?(*´ω`*)
個人的なオマケネタ
2003年当時は自営業だったので時間に余裕があったしバス釣り大好き時代だったので大会のアフター5に野池いったり、帰りにまだ有名になる前の芦田川に行ったりしてめっちゃ楽しかった(*´ω`*)
地元の人に野池を案内してもらって「河口湖から来ました」って言ったら河口湖=ダウンショットなのか「じゃあの辺り(カバーが無いオープンな場所)でダウンショットが良いです」って言われたものの、クルマに積んでるのは八郎道具w カバーをテキサス撃ちまくって良いサイズが連発して楽しかった~
↓これは芦田川のバス。ファットイカのノーシンカーを浅場のゴロタでナチュドリする、っていうローカル技を教えてもらいました。
ダムの管理事務所。それまで乗っていた1.5リッターのデミオから3リッターのマツダ・トリビュートになっての初遠征。
デミオに比べあまりにもスイスイ進むので帰りの高速でスピード違反で捕まった(笑) しかも覆面でなく普通の白黒パトカーに(´・ω・`)
当時はメディアの人たちも多かったなぁ。ミツバチみたいなPRESSユニフォーム着てました(*´ω`*)
そんなこんなで6月3日~5日の弥栄ダム戦は近年にない見どころがたくさんです(-ω☆)キラリ
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