春のウィードエリアでバイブレーションのスローロールをするにはロッドがすんごく大事
オレの榛名湖最高サイズは早春のTDプロズバイブによるものです。
5月半ばの榛名湖でもTDプロズとTN70のスローロールでハメた経験あり。
という風に琵琶湖だけじゃなくて関東の湖でもバイブレーションがハマるときはあります。
最近釣ってないけど(*´ω`*)
でですね、この釣り、春先のまだ生え揃ってないウィード新芽や枯れウィードに軽く当てたり擦ったりしながらバイブレーションを巻くんです。そう、あの引っ掛かり易いバイブレーションをウィードエリアで巻くのってかなり難しい。
ウィードの生え具合・枯れ具合、そしてウィードの種類、狙う水深でもだいぶ変わるので一概にどーのこーのいうのは難しいけど、とにかく
ウィードに食われずキレイに良いレンジを巻き続けられるか
が、この釣りのキモです。
バイブレーションが飛びすぎる故の弊害
オレは基本ジャッカルTN70で1m以下のときTDプロズバイブ107Sを使ってます。どちらもめっちゃ飛ぶ。遠投する気なくても勝手にめちゃ飛ぶ。
そうすると・・・
着水が0、ピックアップが100とすると、0~35くらいまでの間、手元にプルプルが伝わってこないんですよ。ラインが出過ぎててバイブレーションの振動がロッドまで伝わってこない。
え?巻き始めからブルブル手元に伝わってくるぜ!っていう人はこの記事は無関係なのでブラウザ閉じてください(*´ω`*)
特にグラスロッドとかスーパーローギアリールでバイブレーションを使うとそれが顕著です。PEラインを使うことでほぼほぼ解決できるのは体験済みだけどボートに詰めるタックル数制限がある小型ボートだと「バイブレーションのためだけにグラスロッド+PE」てのは現実的じゃない。
で、着水から最初の3割が「なにやっているかよく解らない」状態なので、その間にウィードに刺さったりフックが枯れウィード塊を拾ったりすると、そのワンキャストが無駄になる。もっと酷いのは着底した瞬間にウィードに食われちゃうやつw
だったら、遠投しないでちょい投げで探ればいいやん?って感じだけど、それはちょっと譲れないw 前段で書いた「良いレンジを巻き続けられるか」がキモなのでちょい投げではダメなんです(*´ω`*) ※岸と平行に同じ水深を横に引くことが多いから。
また、バイブレーションって経験上「着水~フォール~ボトム~立ち上がり時」に食ってくることは少ないです(無くはないけど)。同じく「ボートっぺりの軌道変化でよく食う」印象も薄い。圧倒的に「巻いてる途中、なにかに掠った時・あたって抜けた直後」に釣れるイメージ。
だから、できるだけ一定のレンジを長く巻きたい。だけど、遠くに投げすぎると前半部分でなにやっているか分からなくてウィードの餌食になっちゃう。っていうジレンマが。
なお、ウィードの場所で巻く時「ウィードを躱す」という動作がキモになるけど、榛名湖のウィードは全国的にもかなり特殊なヤワなやつが生えてて「ロッドやリーリングで躱す・外す」という行為が難しいです。硬めのヒルムシロ系も少しあるけど、1m未満は金魚藻、メインはニラみたいな細長いやつが多い。どっちもベリーソフトでかなり厄介。
レジットデザイン・ワイルドサイド73ML
そんな感じで去年の3月~4月の榛名湖でもけっこうTN70巻いたけど、腐れウィードを躱せなくてどーにもこーにも釣りにならず悔しい思いしてたんですよ。で、4月4日に榛名湖で釣りをして2日後に今後は琵琶湖で釣り。
オレのTN70の釣りはtruth平村さんに教わったのがベースです。その平村先生のボートに積んであったのが、当時プロトモデルだったワイルドサイド73MLっていうロッド。そのタックルをレンタルしTN70を巻く機会があったんですよ(-ω☆)
ぶっちゃ言うとですね、ロッドを渡された時に「え?嘘でしょ?これでバイブ?3/8スピナーベイトとかライトテキサスロッドじゃないの?」ていう印象。しかも琵琶湖で使うにしては細い。パッと見はいがいと華奢なんです。大丈夫なのこれ((((;゚Д゚))))
そしてTN70をキャストして巻いてみてビックリ!
巻き始めからブルブルが確実に手に伝わってくる!
しかもあの時風に押されながら流してた。押されながらバイブレーションを巻くときってリールのギヤ比と巻くスピードにも依るけど、ブルブルが更に判りづらくなる状況。にもかかわらずめっちゃ明確にブルブルが伝わってきた(-ω☆)
3投めくらいでウィードに絡んだ感じがあってその直後にヒット。
普段グラスロッドメインでTN巻いてた近年なので、掛かった後の曲がり・戻し感にちょっと戸惑ったけどなんとか1匹キャッチ(*´ω`*)
オレがグラスロッドを使う理由って「掛かった後の安心」です。だけど、ウィード絡みのバイブレーションってそもそも難しいので「掛ける前の感度」のほうが100倍大事なんだなーって目からウロコでした。
ウィードのバイブレーションにおいて日本トップクラスの経験をもつ平村さんが作ったロッドだから、そりゃもうよく釣れるロッドなのは間違い無い訳です。
去年の8月に琵琶湖行ったときは同じロッドでディープクランクをやりました。久々に大きい魚釣ったけど、まったく不安も問題もなくオラオラモードで寄せられるくらいのパワーでした。最初に感じた「華奢」ていうのは杞憂でした。そりゃそうですよね琵琶湖で作られたロッドですもん。
なお、当然の事ながら3~4mクランクを巻いてる時も常にカリカリの感度でものすごく使いやすかったですよ。
関連リンク:73MLは何故硬いクランクロッドなのか? | LEGIT DESIGN Co.,Ltd
河口湖でも活躍したらしい
なんだかワイルドサイドの宣伝記事の様相ですけどw そーゆー訳じゃなくてこの記事を書いた動機はこう
- この前の河口湖のJBマスターズ戦初日にレジットデザインの鬼さんが1本釣ってきた
- その魚を撮影しながら「さすがロッドが良いと釣れますね~」ってオレが冗談で言った。
メーカーの人が魚を釣ってくるといつもネタでオレはそう言います「ロッドが良いから」「ルアーが良いから」っていうネタで。 - もちろん大会中なので、その選手がどのロッド・ルアーを使っているかは知りません。だから冗談でそういうだけ
- 大会後に鬼さんのフェイスブックみたら、ワイルドサイド73ML+TDプロズバイブで値千金の1匹を釣ったという報告が!
- 榛名湖シーズンインを直前に控え「今年も春のTN70にチャレンジしたいけどロッドどーすっかなー」っていタイミングだった
あー73MLって去年オレが使わせてもらったロッドかーっていう流れです。
てことで榛名湖のバイブレーション用に1本欲しいところですが、問題は長さ。7.3フィートあるんですこれ。基本イスに座っての榛名湖なので73はさすがに無理です(´・ω・`) てことで今年はPEで巻いてみるかなー。PEで巻いたら巻いたでこれまた異次元の感覚なんですよね~。
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